経済も、元に戻って貧しい国に?
でもね?
とっても魅力的なモノがございますのよ?
それは綿毛のようなモノ!
どうぞ!
王宮では、ローの腕が斬られて横たわった骸に銃弾が打ち込まれていた。
― ボッカァ…ン!! ―
「え!!?工場が!!!」
「地下から出てきた工場が爆発したぞ!!!」
「何が起きてんだ!!?」
― どよよ!! ―
民衆がどよめく
「んねーねー!ピーカもやられ、工場も吹き飛んだぞドフィ!べへへへへ!!だが、敗者も復活する!!工場も再生する!!ぬか喜んでいろ!!!こっちには”マンシェリー”がいるのだ!!!」
はい!ざんねん!!姫はもう救出済みなんだなァ~!!
― 4段目王宮前「ひまわり畑」 ―
「レベッカ様~~~!!」
「イオリンド~~~!!ご無事れすか―!?あ!!ロビランドもいるれす!!」
「!」
姫を救出したレオ達が戻ってきた。
「はっ!!もしかして隊長!?隊長なんれすね!!」
キュロスを見たレオが驚いたような、感激したような顔で問いかける。
「ああ、姫を救えたんだなレオ!」
「何てりりしいお姿!!銅像にそっくりれす!!」
「いや、逆なんだが…」
「おケガはございませんか?すぐに治してさしあげられますよ!!」
レオの後ろから女の子が進み出てキュロスに話しかけた。彼女がチユチユの実の能力者ね?
「いや、大丈夫だ!!キミがマンシェリー姫だな!まず、キミが無事でよかった。辛かったろう?…能力を使ってくれる気なら、それを必要とする人達は国中にいる!!」
「 ― !!え!? …これがドレスローザ…!?状況はレオ達に色々聞きましたけど…こんなにひどい事になってるなんて…!!!」
「だが、工場の破壊にも成功した様だ…!戦いはもう正念場!!この国をリク王の手に取り戻せるか、再び絶望の国へと転落するか…!あの男がいる限り安心は出来ない!!希望は今…ある海賊達の手に委ねられている…!!」
「ルフィランド、ローランド…」
「あの二人が頼みの綱だ」
「ルフィ…トラ男君」
「ルーシー」
「海賊…?」
「 ― あの王宮の最上階で ― 」
「…」
たった今、そのルフィがベラミーを撃破してドフラミンゴの前に現れたところだ。
私はルフィの閉じ込められていた部屋へと移動した。そこにはベラミーが倒れていた。
「まったく…!」
ベラミーもベラミーならルフィもルフィだ…!!
「頭、陥没してるし…」
手加減が出来ないっていうのも困りもんよね。とりあえず命に別状はなさそうだけど…
バネの特性は全身にあるのかしら? だとしたら…うまく鍛えれば凄い事になるかも?
まぁ、それは後でいいか!!
ベラミーは2段目にでも置いておけばいいかしらね?
さて…
ローがドフラミンゴに腕を切られた時から、私は腕の傷口の周りに冷気を送り続けていた。それはもちろん、傷口を少しでも仮死状態に近づけておく為だ。恐らくローはその異変に気づいて居るだろう…
本来であれば、既に鳥カゴは収縮を始めているタイミングだけど、横に張った輪のお陰で収縮は止まっている。
そろそろドフラミンゴも気づくだろう。そうなれば支点を変えて収縮しようとするはずだ。
そんな事をつらつらと考えていたら、王宮で爆発が起こった。
「王宮から大きな炎が!!!」
原作通り、トレーボルが自爆したようだ。
「ルフィ!!…ドフラミンゴ!!」
「ルフィらんど…!!!」
「大丈夫れしょうか!!?何かぼくらも加勢を!!」
「いや、手は出さない方がよさそうだ…!!」
「ええ、正直足手まといになるわ…!!見て!!ドフラミンゴと同じ『王下七武海』の称号を持つ、トラファルガー・ローでさえあんな姿に!!!」
「!!」
「ローランド!!!」
「ルフィ!!トラ男君をこっちへ!!」
「ロビン!助かる!頼む!!!トラ男はもう充分ミンゴを追い込んだ!!」
ルフィがローをロビンに投げて渡す
「うそ!!腕がっ!! ”スパイダーネット”!!」
ローの腕が切れている事に驚くロビン。まぁそりゃビックリしますよね?
「ニコ・ロビン…!!余計なマネをするな!!そいつはまだ息がある!!退場じゃない!!!」
ドフラミンゴがローに向かって指を構える。
「ドフラミンゴ!!」
キュロスが叫ぶ。
私は剃刀でネットで受け止められたローと腕を持ってロビンの隣に移動した。
「!!?」
「イオリ!!?」
「くっ!!ここへ来て!!?…笑えねェなァ!!くれないっ!!!」
ドフラミンゴが”弾糸”を放つ…
すぐさまルフィがドフラミンゴに蹴りを入れた。
弾糸はキャベンディッシュが対処するところだけど…
「”金の…”!!」
― パァン!! ―
覇気を纏わせた風の渦を弾糸にぶつけて破壊した。
「何だと!!今のはキミが!!?」
庇ってくれようとしたキャベンディッシュが、駆け抜けながら聞いてきた。私は静かにうなずいた。
「…!!キャベツ君!」
ロビンが叫ぶ。
「眠っていたよ…!!まだ決着はつかないのか麦わらァ!!!」
「キャベツ!!イオリと一緒にみんなを安全な場所に連れてってくれ!!」
「!バカいえ!!ここでドフラミンゴに
「みんなを頼んだ!!」
「キャベンディッシュ!!ローの手当をしたいの!!少しの間だけ私を守って頂戴!!」
キャベンディッシュの言葉を無視してルフィが告げる。それにカブせて私も彼に頼み事をした。
「…!!(頼んだ & 守って頂戴 → 信頼 → 人望 → 人気 → 麦わらたちはぼくのファン!!)…くっ!!ファンの頼みか!断れないな!!」
「くれない屋…冷気はお前が?」
「まぁね…!とりあえず治療するわよ!!」
「何とかなるのか!?イオリンド!」
「切り口がぐちゃぐちゃれすよ?」
キュロスとレオが聞いてくる。
「大丈夫よ!『献ポポ』があるからね!!」
「「!!?」」
そのためにずっと冷却してたんだから…
私はちぎれたローの腕の斬られた部分が露出するように服を切り、洗って消毒した後、傷口を合わせて献ポポで表面と骨を接合した。
そして、繋いだ部分に手を当てて、見聞色と透視で腕の組織を見ながら血管や神経を念動力で接合し、そこに生命帰還の力を送り込む。すると細胞が活性化して再生活動を開始する。
そこでまた献ポポを使ってその再生を加速させた。
ダメなら仙豆を使うつもりだったけど、これでなんとかなりそうだ!!
「フゥ…!なんとか腕は繋がったけど…どうかしら?ロー、腕は動きそう?」
「…動…くっ!!」
ローが指、手首、肘関節の順にゆっくりと腕を可動させる…
「まだ…力は入らねぇが、…大丈夫そうだ!」
「す、凄いれす!!献ポポの使い方が見事なのれす!!」
「でもその献ポポ…私のではありませんわ!いったい??」
「あなたの何代か前の『チユチユの実』の能力者のモノだと思うわ!回復アイテムの一つとして、私が生まれた時に貰ったの!!」
実はあんまり減ってないのですよ。仙豆と仙豆から作った回復薬の方が出番が多くてね。
このイベントが終わったら、マンシェリーにも作ってもらおうかしら?
回復薬のかわりに使えそうだし、仙豆よりも手に入りやすいかも?
「まぁ!それは貴重な!!でも、だとすると…献ポポは作って保管しておけば、ずっと使えるモノなのですね?」
「う~ん…」
それはど~なんでしょう?
私は首を傾げて見せた。
以前の能力者の献ポポが、能力者がいなくなった後も使えるという事は、どうやらマンシェリーも知らなかった事らしい。
献ポポの
私が手に入れた綿毛は収納貝に入っていた。要するに劣化しない状態で保存されていたわけで、その辺はなんとも言えないのですよ。
彼らに収納貝をいくつか譲る事は可能だけど…
!!
あれあれ?これって、もしかして……
それをパッケージして、商品化とか出来たりすんじゃね?
なんかドレスローザが
真面目な話、それやるとしたら、管理はきちんとしないとダメじゃんね?医療関係にだけ流れればいいけど、絶対軍事関連に流れそうな気が…。それはそれで、バカ売れしそうだけど、軍部が独占する事も有り得るし、四皇なんかに目をつけられても大変だ。
何か考えないとダメそうね。とりあえず、一旦商品化は断念しとくか……
う~ん…残念!!
「くれない!!もう平気か?」
あらやだ!!ちょっとトリップしちゃってた?
「え、ええ、ありがとう!キャベンディッシュ!」
「礼には及ばない!!しかし、キミが… ところで、すまない!あとで本にサインを貰いたいのだが…、それは可能だろうか?」
「いいわよ?後でね!!」
「ありがたい!それでは後で!!」
「「…」」
おやまぁ、キャベンディッシュもファンですかい?
やっぱりロボットシリーズが?
もしかして…これからあちこちで、サイン求められたりするのかしら?
まぁ、別にいいんだけどね。
「みんなを安全な所へ!!下の段にバルトロメオがいるハズだ!!奴の能力ですぐ下へ!!」
「ロビンせんぱーい!!」
「ロビンさん!!バルトロメオが階段を作ってくれた!!」
「さぁ、行こう!!」
「ローはどうする?私はここで二人の戦いを見てようかと思うんだけど?」
「え!?何を言ってるんだ!」
「お前が残らなくても残るつもりだった!!」
「トラファルガー、お前まで!!?」
「13年間…おれはドフラミンゴを討つ為だけに生きてきた…!!」
「!!」
「やれる事は全てやった!後は…!”麦わら屋”に託すしかない…!!あいつが勝つのなら、おれはここで見届けたい…!!! ― もし負けたなら…」
「負けないわよ!」
「「!!?」」
「ルフィはうちの船長よ!船長の勝利をクルーが疑うわけがないじゃない!ローも同盟を組んだんだからルフィの勝利を信じて頂戴!!それに、あいつは2年間みっちり、伝説のクルーや現四皇の一人に鍛えられたんだからね!?」
「お前にも…だろ?悪かった。疑うつもりはねェんだが!おれがあいつをこの戦いに巻き込んだのは間違いねぇ!!!おれには見届ける義務がある!!」
「トラ男君!!『同盟』の船長の立場は対等の筈よ!!ルフィは、ルフィの意思でここにいる!意思のないケンカはしない人よ!!」
「それでもだ!おれはココに残る!!置いていけ!!!」
「はァ…。説得はムリなようだな。まぁ超新星が二人もいれば、心配する事も無いか。わかった!それじゃ、ぼくは他のみんなを安全な場所へ連れて行こう!!」
おや、以外な展開? ”台風の目”のくだりがなくなっちゃった?
まぁいいが…
ローが国を覆う鳥カゴに目を向ける。
「鳥カゴの事なら心配いらないわ!手は打ってある!!ルフィが焦って勝利を急ぐ事も無いはずよ!」
まぁ、あいつは別の意味で勝負を急ぐ必要はあるかもだけど?
「「?」」
「…あれか? 多分…あれじゃムリだ!!」
ローが、鳥カゴにかかった横線を見上げて言った。
「でしょうね」
「!?」
あれ
いやまぁ…移動でやらかしましたけど……
「楽しみね!ドフラミンゴの驚く顔が目に浮かぶわ!!」
「「!!?」」
よし決めた!!
献ポポは、FSSで独占させてもらいましょう!!