原作80巻の半分あたりになりますかね。
さて、
ここしばらく、月、水、金、日 と、投稿していましたが、
投稿を1日置きに変更したいと思います。
すこしばかり更新ペースが落ちますが、
どうかご容赦ください。
それでは、ゾウ編始まりです。
どうぞ!
12-300話:”ゾウ”
「おかしいだろ!お前ら!!何だってウチの船よりルフィが乗ってそうなんだよ!!」
バルトロメオの船、『ゴーイングルフィセンパイ号』の上でウソップが激しくツッコミを入れる。
まぁ、少なくとも、ルフィの事が好きな人が乗っている船である事はわかるわね。
船首がルフィでメインマストの台座はメリー?後方にはチョッパーの顔が見える。
もしかして…、探したら全員居たりして?
「そう言って貰えると嬉しいべ~~~!!」
「ホメてねぇよ!!!」
甲板の上にはブルカードが入ったケースが置かれていた。ビブルカードは中で動いている。
「このビブルカードが示す先に~~~! 本物のルフィ先輩ィ~~~~~っ!!!」
「?」
「ぶおォ~!!!ようごそごのぶねにご乗船いただぎ…!重ね重ねありがどうぞんじますだべ―!!!」
「ボス!!まぶしくて顔を見られねェ!!」
「そりゃ左に同じだべ!!」
「全員このノリか…」
ルフィの後ろでウソップが呆れていた。ってかウザイ!!
原作通りバルトロメオの船に乗ってゾウへと向かう。選んだのはルフィだけど…。
なんでこの船選んだの?
まぁ、最初からこの船がどんな船か知ってれば、何てことないですけども…
私はむしろ、偉大なる航路をこの
「ルフィのビブルカードは半分くらいになったな!」
「うん」
”おれは…お前の子分にゃならねェが…念の為こいつは貰っとく”
「ベラミー!」
「おれ達も貰っていくぞ」
「!!」
主だった面々が、ルフィのビブルカードに手を伸ばしては、ちぎっていった。
「では…しばしの別れだ!!」
「いずれまた会おう!我らが主!! ”麦わらのルフィ!!!」
”またなお前ら!!”
「やー!楽しい宴だったなー!!おれ、あいつら好きになった!!」
「バルトロメオ!とにかく『ゾウ』へ急げ!!」
「サンジ達、ちゃんと島についてるかな?」
「ナミがいるから航行は問題ねェが、ビッグ・マムの艦がどうなったかだ!!」
「!?おい、ルフィ」
「ん?」
「どうやらおれ達、懸賞金上がってんぞ?」
「えー!?本当か!?」
「あれま!ご存知ねがったですか!!じゃ、おれの部屋に手配書あるんでどーぞどーぞ」
「「どうぞ!!」」
「おい!トラファルガー!おめェのは捨てたが『5億3千万』に上がってたぞ!」
「ああ…そりゃどうも。額なんかどうでもいい…」
「さ~~~どうぞ!ご覧くださいだべ~~~~~!!!」
「額入り!!?」
「さっきいただいたサインもこちらに!!」
『麦わら』 モンキー・D・ルフィ 懸賞金8億2千万ベリー(原作+3億2千万)
「お!1億上がった!やったーっ!!」
『紅大参謀』 イオリ 懸賞金8億2千万ベリー
「あれ、何で上がってるんだろ?私、ドレスローザで何かしたっけ?」
「「…」」
『海賊狩り』 ロロノア・ゾロ 懸賞金3億8千万ベリー(原作+6千万)
「へへ!!おい、酒あるか!!」
『悪魔の子』 ニコ・ロビン 懸賞金1億5千万ベリー(原作+2千万)
「やだ、上がってるわ!」
『鉄人』 フランキー 懸賞金9千8百万ベリー(原作+4百万)
「もう一声~!!しかも写真がフランキー将軍!!?」
『ゴッド』 ウソップ 懸賞金2億ベリー(原作通り)
「ギャー!!素顔でドエライ額出たーっ!!狙われるー!!でも嬉しい~!!だが写真がいまいち~~~!!」
「おいフザけんな!!何でお前がそんなに上がってんだ!!おれだけ億超えてねェ~~~!!くやしい!!!」
「ぐぉー仲間にも命を狙われたー!!待て!よく見ろナミ達がいるだろ」
「あ!!サンジの手配書が似顔絵じゃなくなった!!」
「チッ!つまらねェ!!!」
『黒足』 サンジ 懸賞金2億3千7百万ベリー(原作+6千万)
『泥棒猫』 ナミ 懸賞金8千9百万ベリー(原作+2千3百万)
「コイツはまた、いつ撮られたんだ!?」
『わたあめ大好き』チョッパー(ペット)懸賞金100ベリー(原作通り)
「かける言葉が見つからねェ!!」
『ソウルキング』 ブルック 懸賞金9千万ベリー(原作+7百万)
「ライブのポスターじゃねェか!!」
「今回の事件に関係して際立った危険度を示した人達以外は全員一律に5千万アップしてたんだべ!!おれたづも5千万アップ。麦わらの一味の皆さんたづは細かくちがうけんども…」
たぶんパンクハザード絡みもあるんだろうなァ…
「だどもちょっとコレ見てけろ?”黒足のサンジ”先輩は額の上がり方も手配書も少しおかしいんだべ…」
「ん…?生け捕りのみ…??」
「…」
~ ~ ~ ~ ~
バルトロメオはローグタウンでルフィを見て、丘から海へと出たと言う…
という事は彼らも東の海出身か?
しかし…
よく無事にドレスローザまで着いたわね!!
私はこの船に航海士が居ないことを知っている…。
でも、知っているのはおかしいので、しばらく黙っておこうと思ったんだけど…
突然空が暗くなり、急に冷たい風が吹いて来た…これはアレね。
原作でのデカイ雹が降る前兆よね!!
そういえば、こんなイベントありましたね。これは悠長に構えてらんないわ!!
「天候がおかしいわ!急に暗くなって冷たい風が吹き出した!!コレは嵐か何かの前兆よ!!」
「「!!?」」
何でそんなに驚いた目で私を見るかな?ルフィ達まで!!?(ロビンは除く)
どう考えたってこの状況は何か起きる前触れだってわかるでしょうが?
「この船の航海士は誰?」
早々に、皆にもこの船の状況を理解してもらう為に、バルトロメオに質問を投げた。
「あ、ウチ航海士いねェんです。おれら元々陸のギャングなんで!」
「ええぇ!!?”新世界”だぞここ!!!」
あ~…雹が降る前にこのくだり…
そして雹が降り出した!!
「は…?大きいわよ!危ない!!」
「”ひょう”だ!!人間の頭程あるぞ!!!」
― ドドドォン!! ドドォン!!! ―
― バキィ!! ―
「うわー!!甲板に穴あいた~!!! ルフィ先輩たづ!早ぐ船内へ!!」
「何言ってんだ!手伝うぞ!!」
「船どっちに動かす!?航海士…いねェんだっけ!!」
「取舵!11時の方向へ!!」
「「!!?」」
「とりあえずこの海域を抜けるわよ!!ゾロ!煩悩砲で上空の雹を砕いて頂戴!!ウソップも鉛星でお願い!!ルフィは風船で船を守って!!」
「「わかった!!」」
「うぉお!!野郎どもイオリ先輩の指示に従え!!”麦わらの一味”がいてくれりゃ千人力だべー!!!」
「しかしお前ら、よく今まで生き残ったな!!」
「うふふ…急に賑やかになったわね!!」
「あれだけ船を選べたのに乗る船間違えたんじゃねェか?」
「イオリ殿が居らねば大変な事になっていたでござる」
「本気かこいつら…」
海の生物に襲われることはなかったので、天候さえ気をつければなんとかなった…
まぁ、むかし航海士もやってましたからね?
ナミの居ない8日間…長かったなぁ…
「霧が深い…前が見えねェ…」
「すがし…イオリ先輩に付けてもらったこの腕バンド…船酔いがとでも軽くなったべ!!」
― んだんだ!! ―
船酔いが酷いというバルトロメオ達の腕に、マジックテープ式のツボ押しバンドを付けてあげた。
乗り物酔いに効くというツボ。油性マジックで場所をわかるようにしてあげたので、今後は自分たちで付けれるだろう。
ガムより格段に効くと名医が言っていたと刷り込んだ事もあり、かなり効いたみたい。
念のため、ツボの位置は絵でも描いてあげたし、消えないように毎日書き直すようにとも言っといた。
「船酔いって…お前らほんとに海賊か?」
ゾロが呆れたように言う。あんたの方向音痴も大概だけどね!!
「ばーちゃんに言われて、いっつもガム噛んでたけんど、こっちのほうがずっと効くべ!!」
「それでこの船、いたる所にガムくっついてんのか!!」
それは、吐き捨て禁止にしてないからだよ!
― ゲラゲラ! ―
ウソップのツッコミにルフィが笑う。
「ボス!!二時の方向に何か見えます!!」
「何かって何だべ!!」
「深い霧の中に…あれは山か…怪物か…」
「山と見間違う怪物がいてたまるか~!!」
バルトロメオ達が言い合ってるけど、山と見間違う怪物なんてこの海にはいくらでもいるわよ?
「しかし…さっきからゆっくり動いてるような…」
「おめー船酔いなんでねぇか?」
「動く山なら行ってみよう!!ぶ!!」
「バカバカ!とにかく今は一刻も早く霧の迷宮から脱出するんだ!!岩礁にぶつかって転覆するぞ」
ルフィが喜んで言うのにウソップが待ったをかける。さらにそれに待ったをかけたのはローだった。
「待てゴッド!」
「ゴッドってお前~!照れる~!”2億の男”照れる~!!」
ウソップ…あんた、後ろでフランキーが睨んでるわよ?
「その金額なら、『大将』クラスがチェック済だろうな!!」
「!!? ― ビク!!! ― 」
喜ぶウソップを後目にローが言う。
その言葉にウソップはショックを受けたらしい。見る見る顔が青くなる…
「見ろ!ビブルカードはアレを指してる」
「おーホントだ!お前の仲間がいるんじゃん!!」
「深い霧と押し返す海流で侵入を阻む島だと聞いてる」
「風は逆風か…。フランキー!風貝を使うわよ!!」
「聞いたかお前ら!!帆をたため!!」
「「了解です!!!」」
「ウソップ顔色が悪いわよ? ガム、貰う?」
「おれ…現実から目を背けてた…」
ウソップはガタガタと震えていた…。
2億はちょっと早かったかもね?
「「!!!え…!!?」」
「ここが『ゾウ』って島!?」
― ええぇぇ!! ―
「いや、おかしいべ!!!」
「コレはマズイ!!逃げるぞ旋回ィ!!!」
「こらこら!勝手に指示を出すな!!」
― ギャア~~~!!! ―
「いや、ココでいいんだ」
「トラ男お前…コレ…!!!”象”じゃねェか~~~!!!」
「だから”ゾウ”って言ってたじゃん?」
「「えェ~~~~~!!?」」
「あぁ!『ゾウ』は巨大な象の背に栄えた土地の名だ!!」
「えええ~~~!!?生きてんのか!?コレ」
「常に動き続け…一定の場所には存在しない…幻の島…」
そうよね。海都も動き続けてるからか、幻の都と言われ始めてる。
「イオリは、この島(?)の事、知ってたの?」
「レイリーさんに聞いてたからね!」
本来であれば、偉大なる航路を一周した後に目指すべき場所である事も。私が”赤い石”を知っているからこそ、教えてくれたこと…
原作知識で知っているけど、聞いたという事実は大事なのです。
まぁね…
”赤い石”を、私がどこで知ったのか…?そっちが気になる所かもだけど…
おそらくレイリーさんは、私の事を誰かの血筋と思っていると思う。
誰かとは、たぶん彼女の事だろう。
だからこそ、私の姓を聞いたのだろうし、”D”についてもそうだろう。
「!!?…と言うことは…ロジャーも…」
「でしょうね。」
「もしかして!!?」
「楽しみね?」
「”陸”じゃねェから”記録指針”じゃ辿り着けねェ…!おれも来るのは初めてだ!!」
― うおぉおおぉ!!! ―
「背を向けてるって事は…”黒足”達はもうだいぶ前に着いてた可能性があるな」
「…」
「私達は遠ざかる象を追いかけていたのね…」
「ああ、上陸の準備をしろ!食料を分けてくれるか?」
「何でおめェに!?」
「麦わら屋に分けてくれるか?」
「食料庫の全てを持ってってくれ!!」
こらこら…!あんた達が餓死するでしょうが!!
「これが『ゾウ』!!海外にはかくも異なる者が存在するのか…!!モモの助は無事でござろうか…!!」
「おい!『ゾウ』には人を嫌う種族が住むとか…」
錦えもんとカン十郎が言ってるけど…あんたら知ってんじゃねぇの?
「ああ『ミンク族』だ。人を寄せつけずその国の歴史は1000年近いと言われている」
「1000年!?象の背中に!?」
「………!!じゃあ…あいつは1000年も生きてる象なのか!!?」