イムの娘(いむのこ)   作:槙 秀人

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麦わらの一味がどんなモノなのか?(私の勝手な思い込み…)

会話の中で、イオリが語ります。


どうぞ







12-306話:何が滅ぼうとも

 <ぺコムズの療養所>

 

「あんたよく生きてたわね!」

「半分は…能力で回避した!ヘッジの野郎、ふざけやがって!!…お前らには、悪かったな!”黒足”は連れてかれた。もう結婚式からは逃れられねェ!!」

 

「それなんだけどよペコマムシ!結婚って誰が決めたんだ!?」

「そりゃ勿論ウチのママとヴィンスモーク家の親父だ!!」

「!!」

 

「サンジ君のお父さん!?それってどういう人なの!?」

 

「闇の世界じゃ有名な男だぞ!なんだお前ら知らねェのか?ヴィンスモーク家は…まァ、簡単に言やァ ”人殺しの一族”だ!!!」

「「え??」」

 

「人殺しの一族ってどういう事!?」

「誤解を招くから『戦争屋』って言いなさいよ!」

「「!!?」」

 

「イオリ!?ブルックも!!」

 

「な~に?…イオリは知ってたの?」

 

「ヴィンスモークって名前は、ブルックだって気づいてたんでしょ?」

「ヨホホ…バレてました?」

 

「『ジェルマ66』って名はナミも聞いたことあるんじゃない?別名を”戦争屋”ってね!」

「何言ってんの!?それは空想上の『悪の軍隊』でしょ!?バカバカしい!!」

「?」

 私のセリフにナミは呆れたように言葉を返した。でも違うんだよね…

 ルフィは疑問顔だけど…

 

「空想上の!なのは、話の中の正義の味方(主人公:ソラ)の方よ!『ジェルマ66』は実在する組織なの!!」

「その通りだ。そしてそのトップにいるのがヴィンスモーク一家。ボスが”黒足”の親父なのさ」

 私が言うとぺコムズがそれに続いた。

 

「え…!!?」

 

「なんか知らねェけど!そんなのはどうでもいい!!」

「! ガオ!!確かにそうだ」

「…」

 

「おれ達が知りてェのはあいつが戻って来るかどうかだ!!結婚するならしても構わねェ!!だけどそれでおれ達が『ビッグ・マム』の子分になるのはイヤだ。だから、そん時はお前らがおれの下につけ!!」

「え~~~~~っ!!!」

 

「ペコムズ!!」

 ペコムズが泡を吹いて倒れた。

 ってかルフィ?あんたまた、私の話聞いてなかったんかい!

 

「あははははは!!ルフィ面白い!!」

「?」

 

「口をつつしめ小僧!テメェら滅ぼすぞ!!恩人とはいえ調子にのるんじゃねェ!!ママは海の皇帝!!『四皇』の一人だぞ!!!」

「うん!」

 ルフィの反応はある意味当然だ。なにせエース(義兄)が新参とはいえ『四皇』に名を連ねてるからね!!

 

「オオ…傷にさわる…」

「お前、目かわいいな!あっはっは!!」

 

「黙れ!!!ウウ… ハァ…ハァ…まァ…いずれにせよ、結婚からは逃げられねェさ…」

「プレゼントの話なら、みんなに伝えたわよ?結婚式の内容にもよるけど、恥をかかせなきゃ問題ないんでしょ?」

 

「…さすがは”大参謀”だな。知ってるんなら話は早えぇ…!一つ、安心させてやろう恩人達よ。お前らウチの傘下に入る事もない…!!ガオ!!」

「それなら心配してないわ。あんたも忘れてんたんだろうけど、ルフィと私は『四皇』の弟妹よ!!だけどウチは『白ひげ連合』の傘下って訳じゃないわ!!」

「!!そ…そうだったガオ…」

 

「それに、今回サンジが巻き込まれたのには麦わらの一味(ウチ)は関係ないんでしょ?」

「?」

 

「そうだ。これは”政略結婚”だ…!!」

「「!?」」

 

「どういう事?」

 

「ママは傘下につく者達と必ず”血縁”を結ぶ。つまりこの結婚はヴィンスモーク家とシャーロット家の血縁を結ぶ為の『儀式』!お前らとの関わりを持つ為じゃねェのさ!」

「!!」

 

「もっとわかりやすく言ってやる。結婚が成立した瞬間…!!”黒足”のサンジはお前らの仲間じゃなくなるって事だ!!」

「!!?」

 

「確かに…本当に(・・・)、政略結婚だとすればその通りね。ビックマムへの人質って事になるのなら、私たちの元に帰ってくる事は出来なくなるわ!」

 

「何だその勝手な話!!!サンジはおれの仲間だ!!!」

「ぐ…!!だがそれ以前にヴィンスモークのせがれだろうが!!おれに当たるな!!!ガオ!!」

 

「そんな結婚サンジは断るに決まってる!!!」

「…ママと凶暴なヴィンスモーク家を目の前に…!?さァ…断って命があるかどうか…」

「何を~~~~~!!?」

 

「落ち着けルフィ!!」

 

「これが落ち着いていられるか!!おい、ペコマムシ!!お前これからどうすんだ…!?」

 

「!? …回復したら戻るさ。おれを殺したつもりだろうベッジのガキ、このままじゃ済まさねェ」

 

「その件に関して言えば、あんたが悪いと思うけどね?」

「何だとぉ!!」

 

「あんたはビッグ・マムの部下なんでしょ?恩人だからって主の命令に背くのはどうかと思うわよ?」

「”黒足”だって勝手な行動取ってるだろうが!!」

 

「だって!私たちは仲間だもの!それぞれ役割を担ってはいるけど、上下関係って訳じゃないわ!!」

「!!?」

 

「だからよペコムズ、戻る時おれも連れてけ!!!」

「!!?」

 

「ルフィ!!」

「イオリ!!ナミ!!おれ一人で行く!!」

「え!?」

「…」

 

「ロビン達が言ってたみてェに、みんなで行ったら戦争ふっかけたみたいになっちまう。今、そんな事やってる場合じゃねェ!!おれ一人で行く!コイツと一緒なら『茶会』に潜り込んで式をぶっ壊せるかもしれねェ!!」

「ふざけんな!おれに敵を誘導しろってのか!?」

 

「わ…面白そう…!!」

 

「キャロット、遊びじゃないんだ」

「あ」

 

「よし、決まりだ!!チョッパー呼んで来る!!早く治れ!!」

「勝手にきめんじゃね…オオ イテテ…!!オイ!!待て麦わらァ」

 ルフィがチョッパーを呼びに行く…。私はルフィの後に続いて外に出た。

 

「ん?ゾロ、いたのか!聞いたか?今の!」

「聞こえた」

 

「サンジの事心配なんだろー!ししし」

「ケるぞてめェ!放っとけっつったろあんなバカ!!」

「まだ言ってるし…」

「うっせー!」

 

「おーい、ルフィ!!イオリ!!ゾロ!! ペコムズどうだ―!?」

「あァ チョッパー!!痛がったり壁に頭ブツけたり怒鳴ったりしてるよ!!すぐ治してくれ!!!」

「え!?それどんな症状だ!?すぐ診る!!」

 

「おおー!ゆガラが”麦わらのルフィ”か!!会いたかったぜよ!!ちょうど今治ったトコじゃきに!」

 原作と違って本当に治ったんだもんね?チョッパーも怒ってないし、よかったわ!!

 

 …あっ、やべ!!避けとかないと…

 

 私は気配を消して、ルフィとゾロからそっと離れた。

 

「デケー!!あれがネコマムシか!!バケ猫じゃんか!! ん?」

 ネコマムシがもの凄い勢いで飛んできた!!

 

「感謝のガルチュー~~~~~!!

 

  ― ドゴォン!! ―

 

「どわー…っ!!!」

 

 私はしっかり避けさせていただきました。

 ってか体当たりじゃん!!?ルフィと一緒にゾロも潰されてるし…

 

 ケガが治った事もあるんだろうけど、原作よりスピードも威力も増してるんじゃないの?

 

「てめェ!!何やってんだ!このバケ猫がぁ!!」

「ぎゃっはっはっはっはっは…!!」

「おぉ!すまんちゃ!!すまんちゃ!!」

 

「このバケ猫!!斬ってやる!!」

「まーまー!!落ち着けってゾロ」

 

 そこへローが到着…

 

「ん? 何の騒ぎだ?」

 

「あ!!トラ男~~~!!そいつら仲間か~~~!?」

 

「そうだ。紹介しにきた。ウチの船員、総勢20人だ!!」

「お見知り置きをォ!!!”麦わら”ァ!!!」

 

「おう!!」

 ハートの海賊団の船員に向けて、ルフィが放ったのはこの一言だけだった…

 

「話があるんだ」

「んん」

 

「えっ!!おれ達との絡み、『おう!!』で終わり!!?」

 ブーイングが聞こえる…

 

「ぞんざいっ!!!」

「おれらぞんざい!!キャプテ―ン!!」

「ただの『同盟』だ!別に仲良くする必要もねェだろ!」

 

 

 全員が揃ったところでローにこれまでの経緯を説明した。

 主に私とウソップが…

 

「”黒足屋”がビッグ・マムの所へ…!?」

「うん」

 

「何がどうなりゃそうなるんだ!!」

「だからよ!!おれが迎えに行ってくるから!ちょっと待っててくれよ!カイドウと戦うの!!」

 

「待つも何も…!おれ達がカイドウに狙われるのは時間の問題だぞ!!しばらく身を隠せるハズだったこの『ゾウ』も奴らに場所が割れちまってる」

「ん~~~」

 ルフィが考えるフリをしている

 

「次はおれ達が狙いだとしても!!また攻め込まれたらこの国はどうなる!!!」

「優しいな~~~~~!!うお~~~!!!」

 

「ガルチュー!!ゆガラら本当に海賊かァー!?」

「!?」

「うおおおおおお…」

「助けてくれた上に気づかいまでありがとう!!」

「……」

 

「あれ?ぺコムズ、ケガしたのか!?ま、いいか」

 

「よーし宴ぜよ!!!酒と肴を!!!」

「何で突然?」

「のったァ!!」

 

 わあぁあぁああああ…

 

 ドンチャン♪ ドンチャン♪ 

 

 わあぁあぁああああ…

 

 まったく…

 

 ルフィもゾロもナミまで盛り上がっちゃってるし…

 まぁ私も人の事言えませんけど…

 

 そんなこんなしてると大人?3人の姿が見えなくなった。

 

 さて、私もそろそろ行きますか!!

 

 

 

 ~ ~ ~ ~ ~

 

 

 

 ~ 翌朝 ~

 

「いや~~~~~…」

「いやいやいや…まだ薄暗い夜明け前か…」

 

「着いたでござる~~~っ!!」

 わっはっはっはっは!!

 

「いかにも!!やっと着いたでござる~!!!」

「いやはや災難でござったが…まあよし!」

 錦えもんとカン十郎がトラに乗ってやっとゾウに上陸を果たした。

 

「もうちょっと待っててくれれば一緒に運んできたのにな…」

 私は登象を果たした錦エモンとカン十郎の後ろから声をかけた。

 

「イオリ殿!!?」

「二人ともおはよう!!」

 

「おはようでござるが…一体何処から?それに一緒にとは?」

 

「これ(と言って、小さくしたサニー号を指さす)と!」

「!!?」

 

「そうでござった!イオリ殿に運んでもらえばよかったのだ!!」

「しかし、ならばわしが絵を描かなんでも…」

 あ、このまま話を進めるとややこしくなりそうね…

 

「ところで、さっき一緒に居たサルのミンクは何?」

 

「ルフィ殿達との登象の際に落ちてきたのでござる」

 やっぱりね。先に行ったのは正解だったわ!!

 

「うむ…われら二人はあのエテに船まで落とされたのだ。その後何度か登象を試みたが何やら洪水のように海水が降ってきてな…!その度に振り出し(甲板)もどされていたのだ!」

「大変だったね?」

 

「いやいや、何のことはござらん」

 

「しかし…この3人は何でココで寝てるんだろう?」

 

「まことに…どうしてでござろう?」

「ずいぶんと気持ちよさそうに寝ているな…」

 

「起こすのも、なんだかかわいそうね。…じゃあみんなのところへ行きましょうか!!案内するわ!!」

 

「ルフィ殿はわれ等の事を心配されておったであろう?悪いことをした!」

「ご苦労だったな”虎三郎”絵に戻れ!」

 

「しかしあのエテ公…結局何も話してくれなんだ…。拙者達はただ”雷ぞう”という武人が居るか?と問うただけなのだが…」

「うむ。何も知らぬの一点張りで…」

「あ~…その事なら道すがら教えるわ」

 

 原作で思ったこと…。

 

 この二人はゾウに何が起こったのか知らずに二人の王と対面したもんだから、反応が麦わらの一味に比べて軽かった気がするのよね…。

 もうちょっと感謝の念を抱いて欲しくて、私は二人にジャックの件を話して聞かせたかったのだ!

 案の定、二人は神妙な顔になった。

 

「では…雷ぞうはここには…」

「居るんだろうね。 私は『光月家』とココの繋がりも知ってるから…」

「「!!?」」

 

「やはり…イオリ殿は全て知っておられたか!!」

「誰にも言ってないわよ?私が何かを知っていると気づいた仲間も居るけど、あなたたちが話すまで、誰にも言うつもりは無いって言ったら納得してくれた。」

 

「船に乗って感じていたが…強い絆で結ばれておるのだな」

「まぁね」

 

  ― カカカン カカカンカカカン カカカン ―

 

「鐘?」

「なんとも騒がしい鐘だな」

「客の来訪を知らせる鐘ではないか?拙者達を歓迎して!!」

「あり得る」

 

「いやいや…さっきの話聞いてた? ジャックの仲間だと思われてるかもよ?」

 

「そういえば、ゾウに住む”人嫌いの者達”とはやはりミンク族だとロー殿が申しておったが…」

「あァ 世間では元よりそんな噂なのか…近年の噂なのか」

 

「ココ以外に住むミンク族の話なんじゃないかしら?喋る動物って事で珍しがられて狩られたんだろうね。人間嫌いにもなるでしょうよ」

「それはひどい話でござるな…」

 

 

「父上ー!!カン十郎~!!イオリ殿~~~!!」

「ん?」

 そうそう、モモの助は女部屋で一緒に寝た日以来、私の事を”殿”付けで呼ぶようになった。

 

 

 ~ その晩の事… ~

 

 ナミとロビンがお風呂に入っている間に、私はモモの助と二人で話をした。その際、私は事情を知っている事も伝えている。最初は疑っていたが、私が『読心』を使える事がわかると観念した。もちろん会話の中でその内容を語る事は無かったし、仲間の誰にも言うつもりはない事も伝えた。

 

「だから、私の前では虚勢を張る必要はないわよ?なんなら泣いてもかまわない。」

「無礼な!!せっしゃ泣いたりなどせぬ!!弱虫ではござらん!!」

 

「虚勢を張る必要は無いって事よ。自分の弱さを見れない者は他者に寄り添う事など出来ないわよ?」

「!!?」

 

 ~ モモの助…あなたは優しい子です。父上のような人の気持ちが分かる立派な武士におなりなさい!! ~

 

 ぶわっ っと涙が溢れ出す… モモの助は声を殺して大粒の涙を流した。

 イオリはモモの助を抱きしめた。その際モモの助はかすれる声でこう言ったのだ…

 

「イオリ殿のニオイ…まるで母上のようでござる…」

 

 その後、風呂から出たナミが目を腫らしたモモの助を見てイオリは怒られたのだった。

 モモの助は弁護しようと口を開きかけたがイオリが止めた。

 それにロビンは気づいたが彼女は何も言わなかった。

 

 それからだろうか?モモの助はよく修練場に来るようになった。原作に比べ、剣の腕も格段に上達している。

 

 

「モモの助っ!!」

「カン十郎!!無事だったんでござるな!!」

 

「おお!!心配をかけたな!!おぬしなぜ一人でいる?」

 

「実はせっしゃ、この国に入ってからずっと心が落ちつかなくて…部屋で一人で寝込んでいたのでござる」

「ほーそれは難儀な」

 

 おっ、ロビンたち起きたみたいね!ルフィ達も走ってる? 二人の王まで… あぁ町に集まるんだっけ…

 

 あ、そうだ!二人のケンカは止めなきゃね!

 

 

  ― わあぁああぁあぁぁ…!! ―

 

 

「やめて下さい旦那!!」

「公爵様落ち着いて―!!」

 

「ん!?あそこで何やら…?」

 

「うわ」

 

「(危ねェ!!間一髪!!!間に合った!!!)」

 麦わらの一味によってワノ国組み3人が取り押さえられた。そこにイオリの姿は無い…

 

「あんた達、悪い事言わないからすぐにサニー号に戻りなさい!!」

 ちなみに、サニー号は海に浮いていませんけどね?

 

「何年振りだバケ猫 また化け物じみたな…」

「そういうゆガラ…死に損なったそうじゃのう」

「!!」

 

「どうする!!」

「誰か止めてくれ~~~」

 

「ゆガラは手を切られたと聞いた。戦力外通告をしてやろうと思っていたが残念だ…」

「フン!!ゆガラも片足を失くした上に意識が戻らんと聞いちょった。そのまま死んでも構わんかったけんどな!王は一人で足りちゅうきにゃあ!!」

 

「おやめ下さいお二人共!!!」

 

「じゃあ今すぐ一人!!あの世へ送ろう!!」

「ゆガラが死にさらせ!!!」

 

 

「イヌとネコ!? それに…」

「コラ」

 

「そこまで!!」

 

「!!?」

 

  ― !!! ―

 

 私は二人の間に入り、イヌアラシの剣とネコアラシの槍を二本の剣で止めた。

 

「なんと!!」

「わしの渾身の一撃を…!!?」

 

「音が…しない!!?」

 

「すげェ…!!」

「あの攻撃の衝撃を完全に吸収してやがる…」

 

「待ち人がすぐそこに来てる!!仲良くしろとは言わないけど、国のトップが醜態を晒すな!!」

 私は二人にだけ聞こえる声で言った。

 

「「!!」」

 

「ケンカをやめェーい!!」

「おいバカ!何叫んでんだ!!!」

 

「ん!?あれは…」

「!!!侍!!?」

 

「みろ、見つかった!!逃げるんだ錦えもん!!殺されるぞ!!」

 

「…心配いらなかったみたいね…」

「え?…ロビン、どういう事?」

 

「おい、放してくれ!!頼む!!」

「何する気だお前まで!!」

 

「カン十郎、モモ!!来るな!!逃げるんだよ早く!!!」

 ウソップが叫ぶ

 

「ネコマムシ、イヌアラシ!!待ってくれ!!こいつら本当に悪気はなくて…」

 

「ゾウの国の者達よ!!!拙者ワノ国、光月家が家臣!!錦えもんと申す者!!!同国武人『雷ぞう』という同志を探しにきた!!この国に来てはおらぬか!!?」

「だから!!そいつがいねェからこの国は滅んだんだよ!!!」

 

  ― ドスン!!ドスン!! ―

 

「!!」

 ネコマムシがとイヌアラシが膝をつく…

 

「…!!!」

 

「お待ちしていた…」

「雷ぞう殿は…ご無事です!!!」

「「!!?」

 麦わらの一味全員が驚愕していた。ルフィは尻餅をつき、ブルックがガクッと膝を折るのが見える…

 

「そうか無事か!…イオリ殿から事情は全て聞いている!!万謝いたす。」

「この通りでござる」

 錦えもんとカン十郎が頭を下げる。その後ろでモモの助も頭を下げていた。

 二人の王はニコリと笑ってそれに応えていた。

 

「……」

 

「おい待て…!おいおい!!雷ぞうは居たのか!!ずっと!!全員知ってたのか!?」

 ウソップが二人の王に詰め寄る。そして集まった全員を見まわすと、みんな誇らしげに微笑んでいた。

 

「…!!」

 

「お前らみんな!!!死ぬトコだったんだぞ!!!千年続いた都市が滅んだんだぞ!!!」

 

「ゆガラ達にも秘密ですまんかった…!!イオリ殿にも気苦労をかけた…」

「「!!?」」

「…」

 

「ワノ国の光月一族と我らは遥か昔より兄弟分…!何が滅ぼうとも敵に”仲間”は売らんぜよ!!!」

 ネコマムシの言葉にルフィは満面の笑みを浮かべていた。

 

 

 

 




私の勝手な思い込み…

ルフィの求めるのは『自由』
そんな彼がつくる組織には上下関係など無いのです。 

ルフィの夢、
『海賊王におれはなる!』
を中心に、それぞれが夢を掲げ、
それぞれが、それぞれの夢を応援している。
それが叶うと信じてる!!

そんな集まりが、麦わらの一味だと思うのです
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