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やっと、錦えもんたちが身分を明かします。
しかし…
ちょっとイラっとするイオリ
どうぞ
「皆には万謝いたす!!!それから、改めてこれを!!!」
錦えもんが上半身の着物を捲り背中の入れ墨を皆に見せる。そこには雷ぞうが拘束されていた場所の壁に刻印されたモノと同じ家紋が描かれていた。ワノ国では、裏切り者として名高い家の家紋でもある。
「!!」
「確かに!!公爵様や旦那、雷ぞうさんと同じ『光月一族』の家紋!!」
「コーズキ…」
「あいつらが知り合いだったとは…」
「ミンク族との衝突を覚悟したぜまったく…」
「仕方ないわね。私達にも言える筈ないし…。イオリはこれも知ってたんでしょ?」
「まぁね!くじらの森の方に、ミンク族とは明らかに違う気配を感じてたからね…」
「そんなもん感じねェぞ?」
「そりゃそうでしょ?私と同じように気配を
「「?」」
「そういや、イオリのは相殺と違うんだっけ?どうやってんだ?」
「言葉で説明するのは難しいわね…。今度修練場でやってみせてあげるわ!!」
「家紋がイヌちゃんやネコちゃんにもあるって言ってた!私達が思うよりずっと深いつながりがあるのね? ところでイオリ!ロビンが”これも”って言ったわよね?他にも何かあるの?」
さすが、ナミは肝心なトコを押さえてくるわね!
「話の流れからすると、そろそろ教えてくれる事になるんじゃないかしら?」
「?」
「しかし、イヌアラシ、ネコマムシ!!おぬしらが生きてここにおったとは驚いたぞ!!!」
「死に損なってな!あの日の言葉を頼りにここで待てば…!!」
「ああ!!必ずいつか、ゆガラ達に会える思うとったぜよ!!」
犬は人につき、猫は家につくと言われている。人とはおでん。家とはコウヅキ家って事になるのかな?
犬と猫はその他にも理性と感情とで評されたりもする。二人に当てはめるならば、理性:イヌアラシ、感情:ネコマムシ。という感じ?
理性と感情で言えば、ワノ国に残るというのが感情で、ゾウに戻るというのが理性かな?
残ると言ったのがネコマムシで、ここに戻ると言ったのがイヌアラシ?それとも逆か?
どちらにしても、相反する性質だという事が二人の仲を複雑にしていると思う。
「おいバケ猫!!今、私が錦えもんと話していたんだ!!」
「あァ!!?ゆガラと話すのは気分が悪いろう思うてな!!わしが変わっちゃっただけぜよ!!」
「待ってくださいお二人共!!せっかく大切な待ち人が来たのに!」
「ゆガラ用済みだ!!消えろ!!」
「そっちがいね!!!」
またもケンカを始めそうな二人…
それを見て、我慢できなくなった者が居た
「ケンカなどよせ!!イヌアラシ!!ネコマムシ!!!」
「!?」
錦えもんの前に進み出たモモの助が叫ぶ!!
「あんなに仲の良かった二人がなぜさっきから!殺し合いのようなケンカをするのでござる!!」
「…それは…!!」
「もう二度と!ケンカする事は許さぬ!!!」
…そうか!!二人はモモの母の事を知ってるんだっけ…!
どおりで驚かないはずだ!!
しかし…”トキトキの実”ねぇ…
あの実が覚醒したらどうなるんだろう?
もしかして、過去に飛ぶのも可能になるんだろうか?
私の
とりあえず、今のところ重要場面での
※幼少期、ルフィのやらかし回避でさんざん使いました。
「父上の事が原因ならなおさらでござる!!!こんな二人を見たら父上は悲しむぞ!!!」
「……!!」
「おでん様…」
「モモ?」
「?」
「父上って…?錦えもんはそこにいるじゃねェか!」
「申し訳ありませんっ!!!」
「モモの助様!!お恥ずかしいぜよ!!確かにその通りちや!!」
「え!!?公爵様!!?」
「旦那が頭を下げるなんて…!!もしかしてあの子は!!」
「モモの助
「「!!?」」
「おぬしらも欺いていた事、陳謝いたす!許してくれ!!そしてイオリ殿…これまで語らずにいてくれたこと、かたじけない!!実は拙者とモモの助様は親子ではござらん!!!」
「「えェ!!?」」
「…」
「ここにおわすはワノ国『久里』が大大名!!『光月おでん』様の跡取り!!!『光月モモの助』様にござる!!!」
「光月家の跡目!!おでん殿のご子息か!!それはお見逸れした!!」
「なんか偉ェのかモモ」
「イオリが言ってたのはこの事ね。彼らが家臣の筆頭ならば相当有力なお殿様かも…」
「…」
「イオリはまた…、何を考え込んでんのよ?」
「ちょっと、計算がね…」
いや、知ってますけども!!
ってかさ!そこまで言っといて、まだ隠し事すんのかい!!
「?」
「つまりはイヌアラシもネコマムシも含め、我らの”主君”でござる!!しかし道中その身分が明らかになれば敵が増すゆえ!!拙者と親子という芝居をうった!!」
「まぁ私から見たらバレバレだったけどね…!どうせなら名も変えた方がよかったんじゃない?」
「それも考えたが、間違えば逆に不自然になる…!おぬしらは信頼しておったが告白の時期を逸した」
「親子じゃなかったのかー!!」
「似てますけどね」
「うそをついて悪かった。せっしゃ実はえらいのだ!!」
「ハイ、えろいですよね!!」
「
「どーでもいい!!」
「どうでもいいとは何だ!!頭が高いでござるぞ!!ルフィ!!」
「知るか!!何でお前が偉かったらおれ達が変わらなきゃいけねェんだバーカ!!」
「モモの助様~~~!!」
「高ェ所もコワくて根性もねェくせに」
「武士にコワイものなどござらん!!無礼者が!!!」
「また始まった…まァ命の恩人であるが…」
「海賊に謙れとはムリでござろう。気が紛れてよいのではないか?」
「ちくしょうおナミ!!ひどい奴だルフィは!!」
「おーよしよし」
例によってモモがナミの胸に顔をうずめる。
「離れんかモモの助様!!このクソガキャア!!!」
「オイ」
「ねぇモモちゃん、お父さんが殿様ならお城に財宝あるわよね」
「やめろォ!!!」
― わー ギャー ギャハハハ… ―
「…!!まだ数ヶ月しか経っちょらんハズぜよ。あガラ達の賑やかさに救われちゅうがやな…」
「”休戦”だネコ!! 我々が引きずっていては…モモの助様を苦しめる」
「主君の為じゃ…!!ゆガラとは言葉は交わせど心は通わせん!!」
「「望む所だ!!!」」
ガシッ!!と二人が手を結ぶ…
「おお!!!奇跡だ!!!」
ミンク族達から歓声があがった。
「”昼の王”と”夜の王”がついに!!!」
「!!」
「すごい!!『光月家』の力…!!!」
「…!!」
「二人の王が仲直りしたァ!!!」
「やった~~~!!!泣けて来る!!」
「「……」」
「おでんって人は、それほどまでに凄い人だったのね?」
「むろんだ!!」
「愚問ちや!!」
「ところで、さっき二人が言ってた事だけど…」
「「!!」」
*--*--*--*--*
そして、錦えもん達を同志の所へと案内する事になった。もちろん私たちもついて行く…
「クジラに上るぜよ!蔓を渡る道順を覚えれば頂上まで行けるきに」
「ここにいるのか雷ぞう!!」
「楽しみだ忍者~!!」
「忍者に会える!!」
「ニンジャ!ニンジャ!!ニンニン!ニンジャ!!」
「ウッ!やはり気分が優れぬ錦えもん」
「下で待っていてもよいですぞモモの助様」
「くじらに近づくほど大きな”声”が聞こえるのでござる」
「体質がおでん様に似ておりますなァ…」
「もう一人似た様な事を言う男がいたな」
「 ― わしもそれを思い出しよったぜよ…」
「…」
「こんなところに入口が ― !!」
「更に隠し扉じゃきに絶対にわからん。階段は長いきに、気ィつけい」
― ウォオォォオ ―
「下から叫び声が聞こえる…!!」
「着いたぜよ!!」
「やっほー!!忍者どこだー!?」
「忍者 忍者」
「来たなネコマムシィ~~~~~!!!」
「忍者!! 忍…」
「おぬし、なぜ拙者を敵に渡さなんだ!!!メシ運びの者達は皆ケガをしておったぞ!!!国は無事と聞き申したが…!!!それは真であろうな!!?もし偽りならばこの雷ぞうキサマを恨むでござるっ!!! カーッ!!!」
「「!!?」」
ルフィが言葉を失ったのも無理はない。赤い歴史の本文に縛られた大きなおっさんが、目と鼻と口から汗を流しながら唸っているのだから…
「「え~~~!!!なんかイメージしてたのと違ァ~~~~~う!!!」」
ガーン!!という効果音が見える…
全員が…ゾロやローまで…目をむいてショックを受けている
「ん!?何やつ!!?カーッ!!!」
「雷ぞう―!!」
「おおっー!!錦えもん!!カン十郎!!モモの助様ァ~~~っ!!よくぞ無事で!!」
「おぬしこそ!!」
「あれは…『光月家』の家紋…!? それに…あの石は…!?見た事もない色…真っ赤な」
「ああ!”歴史の本文”じゃ!!家紋は何百年も前からあるものだ。ゆガラの事は知っている。ニコ・ロビン!!『オハラ』はあの文字を解読したと聞く」
「なぜ赤い色をしてるの?」
「用途が違うのだ あれを読めるのか?」
「ええ…読んでもいい?」
「勿論だ」
「イオリも見るでしょ?」
「うん。あれが『ロード
「ロード?」
「ゆガラ…それをどこで?それに…」
「私は
「なるほどな…」
私とロビンが歴史の本文に向かっている間、男どもは忍者とじゃれあっていたようだ。
「”霧の雷ぞう”只今ァ~!あ、参・上ォ~~~!!!」
張り切った雷ぞうの声と男どもの歓声が聞こえていた。しかし…
ゾロやローの声まで聞こえるとはね。
男子にとって忍者はロボより上位なのかな?
忍者と言えば、サスケ、カムイがあるわよねェ~
ハットリくん、忍空、伊賀のカバ丸、NARUTO、ガッチャマンも有り?
ちょっと次作の候補に入れとこうっと!!
~ ~ ~ ~ ~
ちょっと歴史の本文に集中してたら、二人の王以外の男どもは外へ出て居たようだった。
ロビンの解読が終わった所でネコマムシがみんなを呼びに行ってくれた。解読した文をナミに見せていると、みんなが戻ってきた。
「どお?ナミ、イオリ!!」
「これがそれ(”歴史の本文”)に書いてあったの?」
「これって…あぁ!ここは”偉大なる航路”か!」
「?」
「そうね…確かにこれを元に海図が描ける!何かの場所を特定できそうよ!!」
「『くじらの森』はこれゆえに神聖であり、わしら『侠客団』が守る必要があるがぜよ…!!!」
「皆にも説明しておこう。その赤い石の名は『ロード歴史の本文』!!海の猛者共が探し求める”偉大なる航路”の最終地点!! ― そこへ導く為の石だ!!!」
「「!!?」」
「…!!まさか 最後の島『ラフテル』へ…!!?」
「その通り!!」
「えェ!!?」
「ただし…」
「「『ラフレル』~~~!!?」」
「…」
ぎゃあぁあぁあああ…
「ゴールじゃん!!!”海賊王”じゃん!!!」
「え~~~!?ラフテルの場所書いてあんのかそれ!!」
「待て待て慌てるな!」
「あんた達!最後までちゃんと話聞きなさいよ!…導くための石って言ったでしょ?」
「「!!?」」
「イオリは知ってるの?」
「…とりあえず、最後まで話を聞きましょう!!」
私はイヌアラシを見て話の続きを即した。
「赤い石…”ロード歴史の本文”世界に4つある!!!」
「!!?」
「え~~~!!?『ラフテル』は4つもあんのか!?」
「ねェだろ!話途中だよ!!」
ボケボケのルフィの頭をウソップが平手で引っぱたいてツッコんだ。大事な話なんだからちゃんと聞きなさいよ!!
っとに!!
「確かに、その石にはどこかの”地点”が記されている筈だが『ラフテル』ではない。残る3つの赤い石にも同様にそれぞれの”地点”が記されている…!!その位置を知り…!地図上で4つの点を結んだ時!!その中心に浮かび上がるのだ…!!!数百年…『海賊王』の船員達しか行き着く事の出来なかった”最後の島”『ラフテル』がな!!!」
「……!!!」
「いよいよか…!!!…そこにあんのかな…!!ねェのかな!!!”ひとつなぎの大秘宝”!!!」
「「…」」
「よし!!探しに行くぞ!!じゃあおれ、すぐサンジ連れて来るから!!」
「どこに探しに行くんだよ!!世界広いわ!!」
「ぺコムズと『ホールケーキアイランド』へ向かうなら…!あながち間違うちょらんぜよ!」
「!?」
「4つの”ロード歴史の本文”のうち所在がわからんがは1つだけじゃ」
「!?」
「1つはここに…残り2つはある海賊達に”所有”されちゅう」
「海賊!?」
「今から私たちが相手にする四皇よ!!つまり『ビッグ・マム』と『百獣のカイドウ』!!!」
「!!?」
「そうぜよ!!この二人が赤い石をそれぞれ1個ずつ持っちゅうがじゃ…!!」
「「え~~~~~っ!!!」」
「そうか!!奪えばいいんだな!」
「あァ…急に目の前が真っ暗に…」
「何でだよ!!どうせブッ飛ばすんだからいいじゃねェか!!」
「軽く言うんじゃねェよ!!今までは遠い未来の話だと思うから聞き流してたが…いざ戦うとなりゃ、恐怖でちびるわ!!」
「そうだ!ちびるぞ!!ナメんじゃねェぞ!!」
「別に石を奪う必要なんてないわよ!書き写してもいいだろうし、写真や魚拓みたいに写しを取ったらいいじゃない!!」
「そうするのが普通じゃ!こんなデカイもんを集めて回る奴ァおらん!!」
「そうか!!こっそり潜入して”写し”を集めりゃいいんだ!!そして、誰も知らぬ間にラフテル行って!『海賊王』にお前はなれ!!」
「……」
「!!」
むすっっとしたルフィの顔を見てウソップがキレる…
「何が不服だキサマァ~~~~~!!男らしさって何だ―!!戦争か―!?」
「それより心配なんは、ゆガラの身じゃな。ニコ・ロビン」
「!」
「今、世界中で”空白の100年”に興味あるやガラ等は”写し”を何枚も集めゆうが誰もそれを解読できちょらんのじゃき…!!いざそれを読みたい思うた時…!!世界中の”大物達”がゆガラの身を奪いに来るぜよ」
「!!!ロビンを!?」
「でしょうね…現在”歴史の本文”を読むことが出来ると
あ~!もしかして、襲ってきたらそいつらから写しを奪って集めれば、『歴史の本文』を探して世界を周るよりも効率いいかも?
「そうね。でも構わないわ…私には守ってくれる強い仲間がいるから! フフフ」
「!」
「おいおいお~い!強いって照れるじゃねェか~!!何でもブッ飛ばしてやるぞコノ~~~!!」
「そんなに頼りにされても…!!ホチャー!!ハチャー!!」
「ロビンには、指一本触れさせねェ!!」
「触れたら命とお宝全部絞り取ってやるわ!!」
いやいやいや~と謙遜しているようで、みんなニッコニコだよ…
ルフィ、チョッパー、ウソップ、ナミが叫んでるけど、ナミだけ微妙に違う気が…?
「ゴロニャニャ…!!頼もしいやガラ等ぜよ!!」
「…ところであなた達、なぜそんなに”歴史の本文”に詳しいの?」
「発端を話せば昔…わしらの主君、光月おでん様が…”石”に興味を持っちょっとたのが始まり ― というのも…あァ、これは話して構わんのか!?イヌ」
「…」
イヌアラシがモモの助をチラッと見る。
「…」
「くるしゅうない!この者たちに隠しごとはいらぬ!!何でも話すがよいぞ!もとよりイオリ殿はご存じの事であるゆえな!」
「なーにがくるしゅうないだ!!お前はまた、偉そうにィ~~~!!」
「えらいのだから仕方あるまいっ!!ぶれい者め!!」
「ワノ国光月の家系ゆうがは実は、代々石を切り出し加工する”石工”の一族。今なお高い技術力を持っちゅうがじゃ」
「”石工”!?」
「 ― そうじゃ…800年前の大昔…!!その光月一族の腕で作られた壊せぬ書物… ― それが”歴史の本文”ぜよ!!!」
「!!?」
「えええええ~~~~~っ!!?」
「…」
「世界中に散らばる”歴史の本文”を作った一族!?」
「ロビンが探してるあの石を!?お前が!?」
「せっしゃではござらん!!ず~~~っと昔のご先祖達でござる!!」
「じゃあお前ら何書いてあるか知ってんのか!?」
「 ― それは後世には伝えられておらん!」
「内容は読めばわかる事」
「伝えられていたのは古代文字の読み書き」
「!?」
「 ― しかしそれも…不幸な事にモモの助様に伝承される前に、父上『光月おでん』様の代で途絶えてしまった…」
「……!!」
「途絶えた…って事は…!!モモの助さんの父上は…!!」
「ああ…おでん様は…ワノ…!!ワ…!!」
「フーッ…」
(煮えてなんぼのォ!!おでんに候!!!)
「…!!!ウゥ!!!」
「おい!!もういいぞ!!話したくねェ事までは…」
「おでん様は…!!!処刑され申した!!!ワノ国の”将軍”と海賊『カイドウ』の手によって!!!」
「!!?」
「えぇ!!?」
「…なるほど…ん?」
「カイドウ!!?」
「家臣である我ら全員の命を守り!!最後を遂げられた!!」
「カイドウ…!?」
「『四皇』カイドウの…!!”百獣海賊団”は…!!ワノ国におる!!!」
「!!?」
「あっ!それ新聞に載ってた!!『イチユリ』が
「そういえば、そんな記事もあったわね」
「…!!答えたくなきゃ別にいいが…お前らの親分は何をして処刑されたんだ?お前らが捕まったり狙われてりしてんのと関係があんじゃねェのか?」
「ああ…、察しの通り罪といえば大きな罪…!!」
「!?」
「カイドウは我らから…”情報”を引き出そうとしておる。先代大名、光月おでん様は…『海賊王』ゴール・D・ロジャーと共に最後の島、『ラフテル』に辿り着き!!世界の秘密を知ったお方でござる!!!」
「「えェ~~~!!?」」