イムの娘(いむのこ)   作:槙 秀人

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またも!?

ユンアがやらかし(・・・・)ます。

さて、今回の被害者は…!!?

どうぞ!!








13-329話:ユンア怒る!

「また強ェあいつに戻った!!ハァ…ハァ…ゴムゴムの…猿王銃!!」

 

  ― ゴッ!!! ―

 

「!!!」

 

 ルフィの攻撃は、ことごとく浮かぶドーナツから伸びる腕によって防がれて、さらに反撃を受ける結果となっていた。

 

  ― ドゴォン!! ボコォン!! ―

 

「お前が検証したのは、おれが冷静でいる限り無敵だという事実だろう?」

 

「…今は…な!!」

「!!?(コイツ…!!何を言ってやがる!!?)」

 

「お前は倒せる敵だ!!!」

 

「…おまえはしぼむ様だが…?」

 

「!! そうか!!ギヤ4の時間切れか!!よしやめた!!」

「!?」

 

「教えてくれてありがとな!!―10分覇気が使えなくなる!!なるべく遠くへ!!!」

 

 だ~か~ら~~~!!

 なんでそういう事を声に出して言っちゃうかな?

 

「期限付きのパワーアップか!それを見過ごすほどおれは甘くはない!!”流れモチ”」

 カタクリが変形してルフィを追う!!

 

  ― ボシュッ!! ―

 

「!!わっ!!」

 

  ひゅるるるる…

 

  口から空気を吐いてルフィのギヤ4が解ける。そのまま着地して駆け出した。

 

「何とか10分!!逃げ切らねぇと!!覇気なしじゃ!絶対あいつに敵わねぇ…!!」

 限界までギヤ4を続けていなかったお陰で、ルフィには余裕があった。

 無論、カタクリが追いつけないほどのスピードは出ない。

 

「ダメだ…!!撒けなかった!!ヤベー!本当にヤベー!!」

「期待外れだ!もう終わりとはな…!!」

 

「え!?」

「?」

 突然止まるルフィにカタクリが困惑する。が…

 

「キャ~~~~~!!!」

「ブリュレか!?」

 すぐさま状況を理解するカタクリ。状況を理解できていないのはブリュレの方だった。

 

「助けて~~~っ!!お兄ちゃ~~~~~ん!!!」

「バカ野郎!!なぜそこに!!!」

 ルフィがブリュレを捕まえて鏡に飛び込む!!

 

「待て”麦わら”ァ!!!」

 カタクリが手を伸ばすが間に合わず鏡を割っただけだった

 

  ― パリィン!! ―

 

「くそ!!ブリュレ!!」

 

 

 

「うはー!!助かった!!どっかの町だ!!ありがとうな枝!!」

「ブリュレだよ!!」

「よし、ここで覇気が戻るのを待っ…」

 

「おいち~の~~~!!」

「「!!?」」

 ルフィの視線の先にはビッグ・マムが居た!!

 

 

 

「一時はどうなる事かと…」

 港の一部が破壊されていたが、ビッグ・マムはテーブルに座って食事をしていた。

 その光景を見ながらアマンダは安堵の溜息を漏らす

 

「よかった…!!ユンアさんのおかげで島が救われた!!」

 

 おにぎりとみそ汁。おかずはからあげ。

 付け合わせのサラダとナポリタンがテーブルに並ぶ。

 

 オーブンの部下達が運んできた食事によって、ビッグ・マムによるナッツ島の破壊活動はとりあえず止まった。

 

「ぺロス兄さん!!何でママをここに?」

「ママが勝手にここに向かっちまったんだ!!仕方ねェだろう!!でもまぁユンアさんのおかげで(ママは少し)落ち着いた!!ケーキ造りも問題なく進行中!!このままカカオ島に向かえばなんとかなりそうだ!!」

 

 

 

「何でビッグ・マムがここにいるんだ?ここ何処だ!?サニー号を追っかけて海にいたんじゃ…」

 

「ん?」

 ぺロスがルフィ達を見つける。が、下手に声に出すわけにはいかない事に思い至る…

 

 今、やっとママが落ち着いたところ…。ここで”麦わら”の名を聞けば、また暴れ出してしまうかもしれない!!

 

 麦わらの一味が合流する場所はわかっている!!この後カカオ島にママを誘導すればそれで良いのだ!!

 ならば、わざわざここで破壊活動を再開させる意味もない!!

 それに…

 ブリュレが一緒に居るのが見えた。鏡があれば逃げられてしまうだろう!!

 今、ママに麦わらの存在を知られるのは得策ではないと判断した。

 

「?」

 

 ぺロスはビッグ・マムが座るテーブルの近くにキャンディウォールを張り、その視界からルフィを隠した。

 

 ルフィはこれ幸いと、ブリュレを連れてその場から離れ、鏡を見つけて別の島へと移動した!!

 

 

「カタクリから逃げて来たのか?まぁどの道、万国から生きて出る事は出来ないがな!ペロリン!!」

 

 

 

  ― サニー号では… ―

 

「異常なし!!」

「こちらも異常なーし!!」

 

「…静か…」

「ありえん程にな…しかしこのまますんなり行きゃあせん…四皇のプライドにかけて…!!」

 

「どの道さっきの直線航路に戻らなきゃ! ― もしケーキを持って来てくれるサンジ君達と会えなかったら、私達はバラバラになるうえに地獄の果てまでずっとビッグ・マムの怒りに晒される事になる…」

 

「そうじゃが…向こうにはユンアさんもおる!その辺は心配ないじゃろう!」

「?」

 

 

 

  ― カカオ島『ショコラタウン』 ―

 

「!!」

「ぎゃああああ~~~~~!!」

 

「え!?今、何が起きた!?」

「ま…まさか旦那様が”毒”を!?」

「聞いてみろ!」

 

「…し…死ぬ程…美味い…!!美味さで死にかけたァ!!!」

「何て幸せそうな顔だ!!!」

 

「 ― この生クリームがサンジさんの『秘策』…!!『甘みの真骨頂』!!わ…私も舐めてみたい」

「香りだけでもそのホイップのとてつもない破壊力を感じるわ…」

 

「完成だ!!究極のクリーム”シムシムホイップ”!!プリンちゃん達はケーキが完成するまでは我慢してくれ」

「こんなクリーム生地にぬられたら…ギャァアア~~~~~!!」

「考えるな!!死ぬぞ―!!」

 

 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 

「ふわっふわのシフォンケーキも焼き上がったよ!!黒足!!」

「抑えろ!!ふわふわしすぎて空を飛びそうだ!!

 

「私も!!サンジさんの生クリームを加えた、甘い甘い最高に滑らかな生チョコレート!!」

「フタを!!滑らかすぎて器から飛び出てしまう!!」

 

「飾り付けのお菓子類も準備完了!!」

「「我々も頑張りました!!」」

 

「18時5分前…全て予定通りだ!!船の準備は?」

「できてます!!」

 

「ケーキは船上で完成させ、ここに向かってるサニー号と合流する!!」

 

「さァ行きましょう!!ビッグ・マムの食い煩いを止めに!!」

 

 

 

「道を空けてみんな!!港にケーキ―を運ぶから!!」

 プリンが先導しながら声を張り上げる!!

 

「おおすごい!!こんな短時間で!?」

 工場から出て来た台座に乗ったケーキを目にして、島の住人達がざわついていた!

 

「もう形ができてる!!それにこのいい香り!!」

 

「完成したらママも満足するに決まってる!!」

「何と幸せな香り!!ここは天国か!?」

 

「さすがはプリン様&シフォン様!!それにユンアさん!!」

 

「急ごう!!」

 

「旦那様!なぜ変装を?」

「照れ屋なんで」

 

「…待て待てプリン!!」

「オーブン兄さん!道を開けて!!」

 

「食いわずらいのママはこの島で迎え撃つと聞いてるぜ!?」

「ケーキは船上で完成させて、海上でママを止めるわ!!この『ショコラタウン』に暴れるママを上陸させるつもり!?ぺロス兄さんと連絡を取れば海上で合流できる!!」

 

「成程、確かにそうだ!了解した妹よ!通れ」

 

「よかった!ありがとうオーブンお兄ちゃん」

 

「だがシフォン」

「?」

 

「お前はここまでだ!!」

 

  ― バシィ!! ―

 

「!!?」

 

 シフォンとオーブンの間に割って入り、オーブンの手を払いのけたのはユンアだった。

 

「ユンア!!」

 

「ユンアさん!!邪魔をしない頂きたい!!」

「邪魔をしてるのはどっち?」

「!!?」

 

「シフォンケーキは冷めるまで完成じゃないの!!彼女が居なくてどうやってケーキを完成させろって言うの?もしもスポンジが萎んでしまったらケーキは失敗!!この国は救えなくなるのよ?」

「「!!?」」

 

「そ…そうなのか?」

 オーブンがプリンに問いかける。

 

「ユンアはシュトロイゼンも認めるデザートのエキスパートよ!!」

 

「だが…反逆者をこのまま行かせるわけにはいかない!!」

 オーブンがシフォンを捕まえ投げ飛ばす!!

 

  ― ドスン!! ―

 

「きゃあ!!」

「シフォン姉さん!!」

 

「うわァ!ひどいオーブン様!!妹君になんて事を!!」

 

「家族であろうと反逆の罪は重い!!」

「…!!」

 

「私…!!最後までケーキ作るからねお兄ちゃん!!!」

 

「兄弟ゲンカや反抗期じゃねェんだシフォン…!!お前は女王を殺そうとした”反逆者”だ!!!」

「反逆者は彼女の夫でしょ!!彼女はこの国を救うために”こんな危険”も顧みず協力してくれたのよ!!あなたの行動は間違ってる!!」

 

「しかし…!!」

「あーもー!!”だが”とか”しかし”とか!!優しく言ってりゃつけ上がりやがってェ!!」

「え!!?」

 

「時間が無いって言ってんのに、何をケツの穴の小さい事言ってんだい!!オーブン!!これ以上グダグダ言うなら、あたしが相手になってやるよ!!」

「「「!!?」」」

 

  ~ ゾッ!! ~

 

 そこに居る兄弟たち全員が怯んだ…

 

 

 実は…

 

 ユンアはこの国で既にやらかしていたのです。食べ物を粗末にした者や、料理を蔑ろ(ないがしろ)にした者が何人も居たためである!!

 

 一口でも食べた後での味変であれば、彼女もそこまで目くじらを立てはしない。

 料理を一口も口にする事なく自分の好きな調味料をぶっかける様を見せられ彼女は激怒した。

 

 ― 人が作った料理を何だと思ってんだゴラァ!! ―

 

 ユンアは暴れたのです。(バラティエの影響?)

 ※リンリンは居ませんでした。

 

 その時オーブンは止めに入ったのだが、それがまずかった。

 実はオーブンも同じことをやらかしており、ユンアの怒りのバロメーターが振り切れてしまう。

 

 そして…

 

 その微笑みには、三将星すら畏怖の念を抱いたと言う…

 覇王色でもないのに、その場にいる者すべてが威圧されていた。

 その時の笑顔と言ったら…

 

 ・

 ・

 ・

 

「あなたにはもっと器の大きな男になってもらいたの!!じゃあ、通っていいわね?」

「…わかりました!!ただし…!!シフォンがベッジと合流した後は…」

 

「”ケーキが完成した後は”好きにすればいいわ!!…聞き入れてくれてありがと!!」

「い…いえ…」

 

「さぁ!!プリン様!!急ぎましょう!!」

「ねぇ!オーブン兄さんの顔…赤くない?」

 

「ありがとう!ユンアさん!!」

 シフォンがユンアに礼を言う!!

 

「あなたが居ないと困るのよ!!さぁ!急いで!!」

 

「すげェな…」

 

「あっ!!」

「どうしたのユンア?」

 

「『好きにすればいいわ』なんて言わなきゃよかったかしら…」

「えっ!?」

 

 ベッジの船が近づいて来る…

 

 そーでした。ここでケーキを船に乗せるんだっけ…

 合流しちゃうじゃん!!

 

 …でもまぁ、ケーキはまだ完成してないからいっか!!

 

 

 ~ ~ ~ ~ ~

 

 

 ユンアがプリン達にベッジがこの島に向かっている事を伝えたのと、オーブンが電伝虫で同様の連絡を受けたのは、ほぼ同時だった。

 

「ベッジ…!!ウソでしょ!?」

 

「…用意した船より、ベッジの船の方が速そうね…」

「「!!?」」

 

 

 オーブンとベッジの会話は原作通りのようだ。

 人質は居ないという事もベッジは知らないだろうしね?

 

「先に行くぞ!!」

 オーブン達が台車を追い抜いて港へ向かう。ベッジの船は港に近づいているのにスピードを緩める気配がない。むしろ速度を増している感じがする…結構なスピードね!!

 

「ベッジの船が来るぞ!!全兵!警戒態勢!!」

 

『艦隊!!左右に別れて逃げ道を塞げ!!』

「はっ」

 

「ハハハ!!見えたぞベッジの船が!! ん?」

 

  ― ボン!! ―

 

「!!!」

「どわー!!!」

 

「ギャ~~~!!オーブン様が撃たれたァ~~~!!」

 

『!? 何事ですか!?オーブン様!!』

 

「やるじゃねェか!!どう出る?つき合うぜベッジ!!」

 

 

 

 

  ― サニー号 ―

 

「船の影がいくつか見えるぞ!!」

「いよいよ来ましたね…」

 

「砲撃の準備を!!逃げてばかりじゃつまらん!!」

「おう!!」

 

「…ねーチョキニ」

「ん?」

 

「今夜は『満月』かなぁ」

「ん??」

 

 

 

 

  ― 鏡世界 ―

 

『こちら「チップスタウン」!!麦わらのルフィが出現!!』

『こちらオシムナタウン!!麦わらの目撃情報が!!』

『どうやら麦わらは「鏡世界」をつかって駆け回っている模様!!』

『またブリュレの姉貴は捕まったのか!?』

 

「……」

 ブリュレが居なければ…、鏡世界に居る者達は全員閉じ込められたようなものだ!!

 

 戦わずして勝つ!! …と、いうのが戦術の最たるもの!!

 

 彼女が本気で知略を巡らしたならば、おれ達はこの鏡世界に永遠に閉じ込められてしまうだろう…

 

「何故だろうな?おれはヤツが戻って来ると確信している!!」

 彼女の義弟だからだろうか?

 

 …いや、違う!!

 

 これはおれの願望だ!!おれはヤツに勝ちたい(・・・・)と思っている!!客観的に見て、格下であるヤツに!!

 

 

 

 

  ― カカオ島『ショコラタウン』 ―

 

「どうしよう姉さん!!このままじゃ出航できない!!」

「…」

 

「40秒後!!後方斜め上38度…時速52Kmで!!この台座ごと浮かせられる?」

「!!?」

 ユンアがサンジに向かって言った。

 

「ユンア!!?あなた何を言ってるの?」

 

「あと35秒!!出来るの?出来ないの!?」

「よくわからねェけど…!!わかった!!まかせてくれ!!」

 

 

「船を止めろベッジ!!!自爆でもする気かァ!!?」

 船が港に着岸する!!

 

「乗り上げてきやがった!!狙い撃てェ!!!」

 

「どいてな兄ちゃん達!!この船『ノストラ・カステロ号』は水陸両用だってんだよォ!!!」

「!!?」

 

「うわあああ!!!」

「ぎゃあああああ!!」

 

「パドルがキャタピラになったァ!!!」

 

「!!!聞いた事ねェぞ!!?そんなギミック!!」

「そりゃそうだろ!!言った事ねェからな!!」

 

「うわー!!」

「裏切ると決めてる奴らに手の内を明かすかァ!!」

「ギャ―!!」

 

「シフォン!!」

「!」

「ケーキをこっちに移せ!!」

 

「え!?まさか!!そういう事!!?」

 

「無茶な!!こんなでかいケーキをあんな速度の船に受け渡すなんて!!」

 

「さっきユンアちゃんが言ってたのはこの事か!!…後方38度、時速52km…!!」

 

  ― ブワッ ―

 

「!!?」

「うわァ!!荷台が浮いてる―!!」

 

「甲板を空けろ!!ベッジ!!」

「さすが!!」

 

「すごい…(サンジさんはもちろん…ユンアも!!)」

 

「黒足…!!よし来い!!」

 

「誰だあいつは!!足一本で…コックか!?」

「わああああ」

「甲板を空けろ~~~!!」

 

  ― ボフゥン!!! ―

 

「すっげェ~~~!!黒足ィ!!」

「のったァ~~~~~!! なんだこのいい香り!!」

 

 無事にケーキは台座ごと船に乗った!!そして船はオーブンを轢いて南東の海へ…

 

「!!?」

「…」

「なにあいつは…ニッコリして!!?」

 

「キャハハハハ きゃっきゃ!」

「え!?どうしたのベッツ」

 

「おじいちゃんがわかるのね?」

「「!!?」」

 

「えっ!!?まさか!!」

 

「あの人は…!!シフォンさんのお父様です!!」

「!!?」

 

「彼はずっと…誘惑の森に居たんです…!!」

「もしかして…工場の外で騒いでたのは!!?」

 

「そうです…。黙っててゴメンなさい!!」

 ユンアはシフォンに頭を下げる。

 

「…いいえ!あなたはたぶん、さっき父さんを助けてくれたんでしょ?」

「!!」

 

「恐らくオーブン兄ちゃんにやられてた。ちがう?」

「…私は…」

 

「船の進む先に誘導してくれたのもあなたよね?私達の姿が見えるように!!」

「私は…ケーキ作りを優先しました!!料理人としてはともかく…人としては最低です!!」

「「!!?」」

 

「…今回のケーキ造りは、私にとっては恩返し!!私だって料理を優先したと思うわ!!ユンアさん!ありがとう!!でも驚いたわ…!!まるでカタクリ兄ちゃんみたい!!」

「…」

 

 ユンアとオーブンのやり取りを聞いていたからか、原作のような船への攻撃はなかった。

 

 

「よし!!カカオ島を出たぞォ―!!!」

「こうなりゃバトルシップに追いつける奴はいねェ!!」

 

「ん?妙に暑くねェか?」

「まさか!!?」

 

「頭目!!海の様子が変レロよ!!」

 

「え!?」

「魚達が浮いて来ます!!海の熱さで煮えてる!!?」

 

「いい塩加減でさぞうまいだろう…」

「次は我が身だバカ!!」

 

「こんな事が出来る奴は一人だけだ…!!」

 

「あんのバカがァ!!」

「「!!?」」

 

  ― ダンッ!! ―

 

 ユンアが飛びあがりオーブンの元へと向かう!!

 

「速ェ!!」

 

「”熱海温泉(ねっかいじごく)”」

 

「おいコラ!オーブン!!あんたは何してくれてんの!!?」

「えっ!!でも合流したら好きにしろって…」

 

「ケーキはまだ…完成してねェだろうがァっ!!」

「ぎゃあああああ!!!ゴメンなさいィ!!」

 

  ― ドゴォッ!! ―

 

  ― ドガァ~ン!!! ―

 

 オーブンは蹴られて建物に激突して沈んだ

 

「「!!?」」

 

  ― えぇ~~~!!? ―

 

「オーブン様が!!」

「一撃っ!!?」

 

「ったく!!チョコと生クリームが熱で台無しになったらどうすんのよ!!」

「「…」」

 その場にいた全員が目を飛び出さんばかりに驚いている。

 

「あら、もしかして…やりすぎちゃった? (・ω<)テヘペロ!!」

「「!!?」」

 

 あらあら…皆さん顔を青くしちゃって…どうしたんでしょうね?

 何人かは、後ずさりしてるし…

 

「それでは…みなさん、ごきげんよう!!」

 ユンアは月歩で船へと戻って行った。

 

 

 

「頭目!!海水の温度が下がります!!」

「パドルはしまえ!!今の内に高温の海を抜けちまうんだ!!!」

「はっ!!」

 

「…ジジイが許可したのも頷ける!!強さが半端ねェな…!」

 

 

「よし抜けたぞー!!!このまま逃げ切れ~~~!!!」

 

「よし!!デコレーションを始める!!」

 

  ― おぉぉ!! ―

 

「急ごう!!時間が無いっ!!!」

 

 

 

 

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