カタクリとの戦い、ついに決着!!
どうぞ!
「……」
「ゼェ…ゼェ…」
― ドォン! ―
「!!!(また…避けやがった!!)」
カタクリが未来を視て攻撃を仕掛けるも、それをルフィが避ける確率が上がっていた。
1/10ほどだった確率がほんの1時間で数倍に増えている…
「なぜ死なない!お前のその…”目”は!!!」
― ドォゴォン!! ―
「!!!」
「ハァ…ハァ…ぶは!!ゲホゲホ」
「理解できんな ― 倒れるだけでも”恥”だというのに…」
― ゴッ!! ― ドス! ― ガン!! ―
「う!!いっ!ぐぎ!!…!!あ゛あ゛あ゛あ゛ああああ~~~~~!!!!」
カタクリが未来を視て、ルフィの動きを封じる
「そりゃあもどかしいだろう…!お前が立とうとしたから立たせなかった。左のパンチを撃とうとしたから、左肩を打った!右のパンチを出そうとしたから右肩を打った!!結果、お前は何もせず悔しがるだけのバカ!動きを読まれるというのはこういう事だ!!」
「…強ェ…でも!!」
”攻撃には意志がある!気配がある…闇雲に手を出すなルフィ!!”
レイリ―の言葉が思い出される…
「ハァハァ…ハァ…フー…」
落ち着け…!意識を集中しろ!!
― ドゴォン!!! ―
「!!!」
「ブハ!!」
こいつやはり…!低確率でおれと同じ未来を見てやがる!!しかも…!!
ヤツが呼吸を整えた時は確実におれの攻撃を避けている!!?
「 ― もう立つな!お前達の計画はバレてるんだ」
「!!」
「カカオ島に1時 ― 当然仲間達はカカオ島に辿りつく前に潰される!」
「…!!」
「待っているのはハァ…ハァ…おれの弟達と並み居る艦隊だ!!お前がもし、ここを出る事が出来たとしても!結果は同じだ…!!」
「ハァ…ハァ…だけど ゼェ…おれは必ず…鏡の中から現れる…!!」
「?…何だ?その、他人事の様な言いぐさは…!!?」
「お前をブッ飛ばして!!ハァ…必ず鏡の中から現れると…ハァ…あいつらに…!!」
~ 海上 ベッジの船… ~
「できた…!!!」
サンジが息を切らせながらケーキを見上げる
「完成だァ~~~!!!ビッグ・マムを止める最強の『ウェディングケーキ』!!!」
― わああぁあぁぁあぁあああぁ!! ―
「な~んていい香り…!!気が遠くなる…!!もう何も言う事ねェし!!」
「毒も入れなくていいし!!」
「いっそ美味さで昇天しろ!!ビッグ・マム!!!」
「ふう…よかった…間に合った」
「プリン様!!」
座り込むプリンにコック達が声をかける。しかしそのコック達も次々と倒れていた!!
「おい大丈夫かお前ら!!」
次々に倒れていくコック達を見てベッジ達がつぶやく…
「なんて過酷なクッキング!!」
「プリンちゃん!シフォンちゃん!それにユンアちゃん!!君達のお陰だありがとう…!!」
「「!!」」
「このケーキがあれば必ず仲間達を救える!!」
「…黙ってなさい…」
「!!?」
ユンアがプリンの口を塞ぐ…
「感謝されたんだから…こういう時は素直にうなづくだけでいいのよ!」
「…」
シフォンがそれを見つめていた…
この娘まるで…母親みたいに!!?
プリンも同じ事を思ったのだろうか?その瞳は少し潤んでいた
ユンアが進行方向を見つめて気配を探る。
「ビッグ・マムの船団を引き離す事は無理だったみたいね!でも…もうすぐ合流できるわ!!」
「え!?」
「やっぱり!コレはエルちゃんの気配か?スゲェな!! (ヤベェ…おれ負けてるかも?)」
「エル達の気配のすぐ後ろにビッグ・マムの気配を感じる…!さらにその後ろには大艦隊!!」
「とにかく!!行かなきゃならねぇ!!」
「!」
「最高のケーキを完成さえて必ずマムを止めると…あいつらに…!!」
鏡世界とベッジの船の上…ルフィとサンジの意識がユニゾンする!!
「「おれは!信じられてる!!!」」
~ ~ ~ ~ ~
~ 海上 サニー号… ~
「ブオォオォ!!!」
ランブルを使ったチョッパーがモンスターと化していた。
「チョッパー!もう無理よ!!!」
「無理でもやるんだ!!来てみろビッグ・マム!!お前を道連れに海へ飛び込む事くらいはおれにもできる!!」
「ハ~~~ハハハハ…ママママ!!」
「えっへっへっへ!どこまででも逃げてみろ!!」
超巨大化したプロメテウスに乗って、ビッグ・マムが迫る。
「もう少しで、サンジ君が来るのに!!」
ナミはエルからサンジ達の気配が近づいて来ている事を聞いている。しかし船の姿はまだ見えない。
※5kmと言っていましたが、遮蔽物の無い海の上では通常よりも距離が延び、エルはサンジの気配を10km先から捉える事が出来ていた。
「さすがに、ここまで大きな火では何ともできませんね…」
エルはまだ、上位精霊を操る事が出来ていない…。水か火の上位精霊であればプロメテウスを止める事が可能だろうが、シルフやサラマンダではいかんともしがたい…
他の技が無いわけではないが、まだ実践で使えるレベルにはない。使えば体力を使い果たしてしまう可能性がある。
それでも…いざとなれば!!
狙いはプロメテウスだ!!!エルは”気”を溜めていた。
「面白かったよ…お前達!さぁほらケーキを…!!」
「このデカさじゃ…海水も効かん!!」
「これが『四皇』の…
― くんくん… ―
ビッグ・マムの視線が、サニー号を飛び越えてその先の海に向けられる。
「ん~~~?なんだいこの…いい香り!!」
「みんな…!!!船が来た!!ケーキが載ってる!!」
「予想より早かったですね!…フゥ…でもよかった!!」
「サンジ君達がケーキを作って帰ってきた!!」
「ウオォ~!サンジ~~~!!」
「サンジさん~~~!!」
「ママ…!?」
「くんくん!!ん~~~!なんて甘~~~い、いい香り!!」
「おい、いたぞ!!お前らの船とビッグ・マム!!ずいぶんな船団に追われてやがる!!船もかなりやられてるぞ!!」
「ふ~ん…あの程度で済んでたんだ!なかなかやるじゃない!!」
「…」
「構えろ!!野郎共!!」
「おう!!」
「ん~~~んナミさァ~~~~~ん!!助けに来たよォ~~~!!」
「ビッグ・マムとぺロスペローに何時間も追われ続け…よく生き延びたもんだ…!!船長も不在で…!!」
「船首に人影!なんか変なオーラを感じない?」
「覇気ではないな…船はベッジの船!!…なぜ…!!?」
「あれはサンジですよ!!まったく…!!(なんてだらしない顔!!)ベッジの船なのはシフォンさんが居るからでしょうね。」
「え!?」
「なるほどのう…」
「攻撃が止んだ…ハァ…ハァ…もう…ダメかと思った…」
「キャロット!チョッパーの変身が解けたらこの薬を飲ませてやって!!」
エルは回復薬の瓶を渡した。
「うん、わかった!!」
「おい黒足!!取引は成立だ!!このケーキはおれ達がいただく!!約束通りちゃんとママに食わせて、腹を満たすまでは手を出さねェ!! ― だが、食後はおれの自由だよな!?」
「…」
「好きにしろ!おれ達の任務はケーキでビッグ・マムを鎮める事だ!!」
「きっと止まるわ!!」
「おい!!サンジ!!…さん!」
「!」
「急げてめェ!死にたくねェんならな!!」
「サンジ先輩!今日はいい勉強になりました!!」
「!!?」
ユンアが手を差し出す。
「元気で!!私は…このケーキの成果を見届けます!!」
「ユンアちゃんもな!ホント、いろいろ…ありがとう!!
サンジはユンアと握手を交わし、すぐさま絨毯にくるまった!
「…ラビヤン!超特急!!ぺロス兄とババロア兄さんにバレない速度で!!」
「おう!!」
ビッグ・マムが追って来る!!
「来たぞ面舵ィ!!全速力で西南西へ!!ふんわり島を目指す!!」
「はっ!!!」
『ぺロスペロー様!!ケーキを乗せた船が方向転換を!!』
『!!!なぜ!?』
「ごめんなさい!勝手な事をしました!!もしもママの癇癪が治まらなかった時の事を考えて、1つの島を無人にしました!!これからその『ふんわり島』まで移動します!!」
『ユンアさん!?なるほど…それは確かに!!しかしなんでそんな遠くの島に!!?』
「住民たちの避難を優先させていただきました!!リキュール島は住人の数が多かったもので…」
『…そういう事なら仕方ない!!ベッジの船を追うぞババロア!!』
『― 麦わらの船はどうする!?』
『どうせカカオ島で沈む!!それに…!!スムージー応答しろ!!後ろにつけてるか!?』
『― ああいるよ兄さん』
『お前らはこのまま麦わらの船を追いつめろ!!おれとババロアはベッジとママを追う!!ケーキは安全だろうが、ママが食べた後どうなるか心配だ!!ベッジもママに何をするかもわからねェからな!!ペロリン!!』
『了解した』
「ちっ…さすがにバレるか!!」
「またまた!そんな気なんて無いくせに!!」
~ ~ ~ ~ ~
原作のような撤退劇にはならないようにするための策はある。
ならば、ジェルマが麦わら一味撤退の為にビッグ・マム海賊団と闘う必要もない。
とはいえ、ジェルマはこのまま撤退という訳にもいかないだろう。
だから…
イオリはジェルマを訪れていた。
麦わらの一味がカカオ島で待ち合わせするという情報は、ビッグ・マム海賊団に知られている。敵はどう動くか?こちらはどう動くべきか?それらを考えたうえでの事だった。
今回の一件で、ビッグ・マム海賊団には多大な被害が出た。このまま取り逃がせばどうなるか?
結婚式にはマスコミ関係者も招待されている。本来ビッグ・マム海賊団の祝い事を報じるはずのマスコミ関係者は、そのままこの失態をビックニュースとして世界に報じるだろう。それを防ぐためにも躍起になるのは明白!!
そこまで考えが行き着けば、”敵はどう動くか”は簡単だ。一味が集まる場所で全戦力を持って迎え撃つ!!
イオリはジェルマに、敵船団が動いた時に損害が出るように機雷の設置を依頼しに来ていた。
「確かに機雷くらいは装備しているが…」
サニー号を心配してか、ジャッジが微妙な顔をする。
「
「飛び超える?どんな機能だ!!?」
「見ればわかるわ!!」
ニジが疑問の声を上げる。イオリはすげなく答えた。
「当然奴らは追う事になるけど、島を迂回しなきゃならない。そうなったら何処を通るか!わかりやすいでしょう?」
「…島の縁をギリギリで抜ける…か。なるほど、さすが参謀だな!!…一つ聞かせろ!」
「プっ!!」
「「!!?」」
「…まだ何も聞いてないが?…いや、そうだったな!」
「今の質問をそのままウチの船長にしてあげて!言い方そのままだったら、答えはもらえないと思うけど?」
まさか、原作でルフィが言ってた通りの事を思っているとはね!
な~んだ!ジャッジがあんなしょーもない罠にはまったのはそう言う事か!まったくも~!愛情表現へったくそ!!
「……」
「なによ?私の顔になんか付いてる?」
「サンジの相手は、お前の方が良かったと…そう思っただけだ。」
「ジェルマには何の得にもならないと思うけど?」
「そんな事はないだろう?お前は
「「?」」
「…ま、それはさておき…機雷は頼める?」
「ビッグ・マム海賊団に一泡吹かせられるのなら願っても無い事だ!!任せて貰おう!!」
「ありがとう。助かるわ!!あ~…それから!!……」
「!!?」
「何を耳打ちしてるんだ?」
「さぁ?」
「自分にも経験あるでしょ?」
「お前は…いったい!!?」
「「!!?」」
「それじゃ、よろしくね!!」
― フッ ―
イオリは姿を消した
「「…消えた!!?」」
「まさしく神出鬼没だな…」
「お父様!!いったい…?彼女にさっき何を言われたのですか?」
「…いや、何でもない!!しかし…彼女が言うのなら、きっとそうなのだろうな!!」
「??」
~ サニー号 ~
― ヒュン! ―
「!あ!」
「よっ!!戻ったぞ!!」
「……!!」
「サンジ君!!」
「サンジさんプリンさん!!」
「よくぞ無事でー!!」
「お前らこそ!!」
「危機一髪よ!!もうムリかと思った!!ありがとう~~~!!」
ナミとブルックがサンジに抱きつく!突然の事にサンジはぎょっとする
「!!?」
「おれもすきだァ!!ナミさん!!」
― すかっ!! ―
サンジがナミに抱きつこうとするが、ナミは”ひょい!”っと躱してすり抜けた。
「ところでサンジさん!ケーキはなぜベッジの船に!?」
「どっか行くみたいだぞ!?あいつら」
「ケーキを食った後のマムの行動は予測不能…!だからユンアちゃんが1つの島を無人にしたらしい!!あいつらがその島へケーキを運んでくれるんだ!」
「え!?まるで囮じゃないですか!!なぜそんな親切に!!?」
「まだ暗殺を諦めてねェらしい!おれはこの船が助かればそれでいい!マムを引きつけてくれるんなら万々歳だ!!」
「ねぇサンジ君、ユンアは一緒じゃなかったの?」
「ユンアちゃんはケーキの成果を見届けたいと言って船に残った!彼女なら大丈夫だ!!(たぶん…)」
「じゃあユンアさんは…ベッジの船に…」
「…」
「ああ…!しかし、なんか…この船変じゃねェか?」
「やっぱり…サンジ君もそう思う?」
「派手にやられたからのう!すまん、わしがおりながら…!!」
「いや、そういう事じゃねェんだけど…」
「あれ…?そこ壊されなかったっけ?」
キャロットが船を見て疑問の声をあげる
「「!!?」」
「あ…戻った!!」
「???」
「ヨホホ!!ホントすごいですね!!」
「「???」」
「なに、二人で納得してんのよ!!(…まさか!!?)」
「ところで…ペドロはどうしたんだ?」
「!!」
「居ないわよ…」
「えっ!?」
「「…」」
「ここには居ない。気配を感じないんだからわかるでしょ?」
「…まさか、鏡世界!?」
「「…」」
「そうかもね…とにかく!!カカオ島に向かいましょう!!」
「そうだナミさん!落ち合い場所の事なんだけど…」
「バレてるんでしょ?」
「知ってたのか?」
「えっ!バレてるの!?ルフィとの落ち合い場所…!?」
「ああ…カカオ島はおそらく待ち伏せの艦隊で包囲されてる!!」
「珍しく強敵認定されとるようじゃのう!わしに言わせれば当然じゃが、最後にして最大の難関…!!」
「艦隊と闘っても敗北は見えてる」
「それなんですけど、策があります!!」
「策?」
「ええ!!」
どこか誇らしげにエルが微笑んだ。
「カカオ島までおよそ3時間…!!ちょうど約束の深夜1時に到着予定…ですよね?」
「ええ、そうよ!!」
「まず…サンジはプリンさんと島に向かって!!恐らく鏡は1枚を残して全て破壊されているハズ…!!」
「なるほど…!!」
「当然ルフィはそこから出て来るだろうと敵は思っています。ですがルフィが出て来る鏡は別にあります!!」
「「えぇっ!!?」」
「カカオ島にはあらかじめ鏡が隠してあるんです!!収納貝に入れて!!」
「収納貝か…そりゃ気づかれねェな!!」
「でも…いつの間にそんなものを隠したんですか?」
「ユンアさんです!!」
「えっ!?ユンアちゃん?」
「彼女はサンジの後輩で…こちらの事情を知っている人物の一人!!」
「そうだったのか!!」
「収納貝が置かれた場所はここ!!建物の外に扉付きの棚があって、一番上の右奥隅に置いてある!!約束の時間の10分前には開けて鏡を出しておいて!!」
「本当に、その鏡からルフィは出てくるのか?もう1枚鏡があるんだろ?」
「敵が持つ1枚の鏡は!私が破壊します!!」
「船は?サニー号はどうするればいいの?」
「クー・ド・バーストで待ち構える艦隊を飛び越え、さらに『噴出貝』を使って島を飛び越えます!!」
「『噴出貝』!!?」
「知りませんでしたか?この船には元々装備されてるんですよ?」
「「!!?」」
「!!思い出した!そういえばアイスバーグさんが言ってたっけ!!あの時、イオリの様子がおかしかったもんだから、すっかり忘れてたわ!!」
「サンジはルフィを連れて、島の上空でサニー号に飛び込んで!!追手が来た場合は私が対処します!!」
「そんな無茶な!!」
「それくらい出来るわよね?」
「ああ、問題ねェ!!おれはエルちゃんの方が心配だけどな!」
「心配無用!!鏡は
「「!!?」」
~ 鏡世界 ルフィVSカタクリ ~
「ハァ…ハァ…!!」
「 ― もう立つな!おまえの勝機がどこにある!?(コイツ…だんだんおれの
「ハァ…ハァ…」
早々に倒さなければ…
― ドクン!! ―
ブクブク… バタバタ…!!
「「!!?(…これは…!!)」」
突然の覇王色にルフィとカタクリが気づき、その覇気を感じた方向に揃って顔を向ける。
そこにはカタクリの妹、フランペとその取り巻き連中が気を失って倒れていた。
そして…
「!!?」
カタクリの目にはフランペの近くに吹き矢が落ちているのが見えた。
「(おれの妹は…この戦いの邪魔をしようとしていたのか!?…ヤツの姉は、それを阻止して…)」
ただ傍観している…まるで…そう、まるで全て知っていたかのように!!
「当たり前か…」
ヤツとの闘いで手を抜かないでくれと言ったのは彼女だ。言った本人が手助けする筈もない…
それに…
カタクリはルフィに向き直り、ファーを取って口を露わにする。
妹の意識がかすか残っているのはわかっていた。
「(何あれ? だっさ~~!!! 耳まで口が裂けて ― まるでフクロウナギ!!)」
フランペの声が聞こえるが、もうどうでもいい事だった。
「うるっせぇな!!」
声が聞こえたのだろう。怒ったようにルフィが叫ぶ
― ドン!! ―
「(覇王色!! あのお猿も…!!?)」
二人の覇王色が激突する。かすかに意識を残していた者も完全に気絶した。
カタクリがチラリとイオリを見る。口を見て特に驚いていないことに安堵しているようだ。
彼は気づいていないだろう。自分の力がこの戦いで引き上げられている事を!!
もっとも…ルフィの伸びはそれ以上だけどね!!
しかし…驚いたわね!!戦う相手もろくにいない状況で、半年でココまで鍛え上げるなんて!!
その相手にこの短時間で追いつくルフィはもっとかも?
ってか、この子!!既に三害(大看板)超えてんじゃね?
「おれはもう…お前を格下だとは思わない。」
「ホントか!うれしい!!ありがとう!!!」
カタクリのセリフにニッコリ笑ってルフィが返す
「でも!!おれが勝つ!
「…お前も…か?」
「何がだよ!!?」
「いや…」
「おしっ!行くぞ!!」
ルフィが叫んで気合を入れる!!
― ドン!! ―
「なんだと!!?」
ルフィの気配の大きさが一気に増したのを感じて、カタクリが驚愕する。私もちょっとビックリした!!
「あれだけ痛めつけたというのに…さっきまでのお前は、限界ではなかったか?」
カタクリは知らない。2年もの間…ルフィが幾度も繰り返し経験した地獄を…!!
動けなくなるまで体を酷使した後に開始されるイオリのシゴキは何のためだったのか?
再開された戦闘は、完全に形勢が逆転していた。
「バカな!さっきよりも確実に…おれと同じ未来を!!?」
いや違う!!おれより先の未来を見てやがる!!?
早々にルフィはギア4『スネイクマン』になり、カタクリの必殺技である斬切餅も避けて王蛇を叩き込む。
― ドン!! ―
― ズン…!! ―
勝敗は…決した!!