実は既に書いていたのですが、
装備としては初めてお目見えします。
どうぞ!
「キャンディ島を通過した…あと半分くらいか!!ユンアさんの連絡のおかげでふんわり島までは敵船からの攻撃もねぇ!!パドルの修理が間に合ったお陰でその敵船団を引き離してる!!よくやったお前ら!!」
「へい!!ありがてェ言葉!!」
「あのデカさのプロメテウスは動きも鈍い!ふんわり島まで追いつかれる事もねェだろう!!」
「あとはケーキをふんわり島に投げ込んで大脱走レロね!!」
原作とは異なり、ナッツ島で食事をしたマムは痩せてはきているものの飢えるまではいっていない。
最初からふんわり島を目指しているので島までは問題は無いだろう。
「でも、よくシフォンタウンのみんなが避難してくれたわね?」
「あなたの統治が良かったからよ!シフォンさんの頼みだと言ったら誰もが承諾してくれたわ!」
「…」
一瞬、シフォンの顔に陰がさす…
~ サニー号 ~
時刻は22時50分…
「右舷後方!!」
― ブン!! ―
エルが槍を振るう!!
「また来る!!…左に避けてジンベエ!!!」
エルが槍の斬撃でスムージーが放つ斬撃を逸らし、ジンベエの操船によってサニー号が避ける!!
― ザン!! ―
「わあー!!」
「キャー!!!」
「うお!!」
船のすぐ脇を斬撃が抜けていく…さらに!!
― ドッカ―ン!! ―
エルの放った斬撃はそのまま進み敵船を大破させた!!
「やった!また一隻減った!!」
「攻撃は最大の防御ですからね!!」
「エルさんの槍術も凄いですねー!私も(訓練)がんばらないと!ヨホホ!!」
「敵が減ったとて気を緩めるな!!カカオ島まで指示を頼むぞ!!」
「わかってる!まかせて!!私が責任持って!!」
「ルフィもう勝ったかな~ サンジもう着いたかな~」
「動きがあればサンジが連絡をくれる筈です!」
「ネコマムシやイヌアラシもああなるのか?妹分!」
「…巨人族でしょうかあの人…」
「だんだん大きくなってるように見えるから違うんじゃない?どんな能力なのかは知らないけど…」
ブルックが巨大化するスムージーを見て言った。エルが応えるが、彼女の能力は未だ不明のままだ。
~ カカオ島の端 ~
「あと20分…あった!これだ収納貝!!」
「…」
「しかし、港はすげェ数の船で埋まってたな…!エルちゃん本当に大丈夫か?そういえば、どうやって鏡を割るのか聞いてなかった…」
「…」
サンジは収納貝の蝶番を押して貝を大きくした。10分前になったらこれを開け、中から鏡を取り出す手筈となっている。
「プリンちゃん…!ルフィが出て来たら…そのまま君とはここでお別…(遠っ!!聞こえてる!?プリンちゃん!)」
プリンはサンジからかなり離れた場所で箱に座ってうつむいていた。
「思えば君とは不思議な出会い方をした…」
「!」
「 ― じきお別れだ…!色々ありがとう!!」
「え!?」
私は…あなたをダマして殺そうとしたのよ?お礼なんて言わないでよサンジさん!!
謝りたい!!ちゃんと謝らなきゃ!!!
「うるせェ!!!」
違う!何言ってんの私!!
「あはは、敵だもんな!でも結婚式は罠で…全部ビッグ・マム海賊団の大芝居だったけど…、おれの婚約者役はプリンちゃんでよかった!!」
「!!!うゥ~~~……!!!(やだ…出るな涙!出るな!!)」
ボロボロと泣くプリンにサンジが慌てる…
「あ…いや別にバカにしたわけじゃ…!!」
「お…おいサンジ!!さん♥…。お願いがあるの…!!最後に一つだけ…!お願いがあるの…!!」
「?」
プリンがサンジのたばこに手を伸ばす…
「ん?」
そして…
~ ベッジの船 ~
「頭目!!プロメテウスがだんだん近づいてます!!島に着く前に追いつかれちまいますよ!!ケーキを捨ててにげやしょう!!」
「今更うろたえるな!!生まれた場所が違うんだ!!死ぬ時くらいお前達…一緒にいようぜ」
「頭目~~~!!!」
「旦那さん、素敵ね!!」
「そうでしょう!!自慢のパパよね~!!」
「だァ~!!」
「ふんわり島まであと20分…!!プリン達はどうなったかしら?」
~ サニー号 ~
「1時には間に合いそう!! ― だけど心配なのは”鏡世界”の『鍵』ブリュレ!勝負に勝ってもブリュレがいなきゃ、鏡の外には出られない!」
「ルフィはそんな事を計算できる男には見えんな…」
「そーなの!!無理なの!!」
「絶対無理だよ!どうしよう!!」
「時間がわかってるかも不安ですね」
「!!そこも!?」
「…ヒドイ言われようね!間違ってはいないけど…まぁ大丈夫でしょう!!」
「…」
~ 鏡世界 ~
ルフィが立って歩けるようになるまでには、ギヤ4の覇気回復よりも時間を要した。
「ハァ ハァ…イオリ!今…何時だ!!?」
「あと10分ほどで約束の1時よ!!」
丁度、収納貝から鏡も出された様だ!!
「そうか!!…!!?」
背後でカタクリが立ち上がる気配がした。
「…」
私は何事もなかったようにルフィの隣へと移動してカタクリと向き合った。
「ハァ ハァ…いつか
「…」
私はルフィに視線を向けた。もちろん答えはわかり切っている。
「勿論だ!!おれは…海賊王になる男だからな!!」
「……」
ふらつく足をグッと掴んでカタクリが踏ん張る。
「ずいぶん未来を…見てやがる…!! ハァ…」
叫ぶわけでもなく…カタクリが言い切ってニッと笑う。
「ガフッ!!」
― ドサッ… ―
カタクリは
~ ベッジの船 ~
「ここから10時の方向へ舵を切れば、最短で万国を抜けられるわ!!ケーキは私にまかせて、あなた達は万国から早々に離脱なさい!!」
「ユンアさん!?あんたどうする気だ!!」
「ケーキを持って島まで飛ぶわ!!」
「飛ぶって…」
― フワッ!! ―
「「!!?」」
「ありがとう!シフォン!!ベッジ!!機会があったらまた会いましょう!!」
ユンアがケーキを担ぎ上げて飛んで行く…!スピードは船よりも速いように見えた!
「…何の能力だありゃァ!!?」
「まさか…あの娘!!?」
シフォンはナミから
もしもまた…次に会えたなら聞いてみよう!!
彼女が飛び去った先のふんわり島を見つめ、シフォンは微笑んだ。
~ 麦わら一味 カカオ島待ち合わせ時刻まで…あと4分 ~
「よくあれだけ集めたな…!!」
「見つかったっぽいぞ―!!」
「大艦隊じゃ!!」
「コーラ樽セット完了です!帆を畳む準備をします!!」
「タイミングが大事よね…!とりあえず島から距離をとって!挟み撃ちにされる!!」
「やべェ死ぬ~!!ルフィ急げ~!!」
~ 鏡世界 ~
私はルフィを連れてサンジの持つ鏡の場所へと移動していた。
「それ”枝”だろ?…ずいぶんおとなしいな?」
「”それ”って…」
せめて”そいつ”って言ったげて!!彼女の意識からは”フリュレだよっ!!”とツッコみが聞こえた…
「…まだ麻酔が効いてるだけよ!」
「麻酔?…おめェ何したんだ!?」
「それはいいから!!あとちょっとで約束の1時よ!!そこの鏡を抜けなさい!!」
「なんだよ!おめェは行かねェのか?」
「私がココに居る事をナミは知らないの!!怒られたくない…」
「ははは…なるほど!まァいいけどよ!!これを抜ければサンジが居るんだな?」
「たぶんね!」
~ 麦わら一味 カカオ島待ち合わせ時刻まで…あと1分 ~
「カカオ島に船首を向けてください!!鏡を割ります!!」
エルが叫ぶ!
エルは船首に乗って精霊に語り掛けるように詠唱を奏でた…
「なんかあれ…魔法使いみたいでかっこいいのよね!!」
大気に宿りし全ての精霊達よ…我が絶対の力と化せ!天と地を従えし魔流と化し…触れる物全てを無へと帰せ!
― ゴォッ!! ―
出航時にマムを船から引き剥がし、吹き飛ばした強力な風が島へと向かう!!
相手は”四皇”海賊団! 鏡を破壊する技だけでは防がれる可能性があった!!
この風はいわば囮だ!!
風よ…行くを阻みし者共を切り裂け”!!
続けての詠唱…
― ヒュン!!! ―
複数の風の刃が先の魔覇の風を追って飛ぶ!!
案の定、”魔覇”の風は敵に大きな被害を与えたものの防がれた。
そして…
― ガシャーン!! ―
「「!!?」」
鏡が割れた!!
― バカな!!自分達の船長の出て来る唯一の鏡を破壊するとは!!?…まさか!! ―
~ 鏡世界 ~
「あっ!!そういやぺコムズどうしたかな?」
「心配ないわ!ペドロと一緒よ!!」
「!!?」
「(!!?)」
「…そうか!よかった!!…じゃあおれ行くぞ!!」
「ワノ国に近づいたら、イチユリにちゃんと連絡入れなさいよ!!」
「おう!わかった!!」
そう言ってルフィは鏡を抜けた!!
「相変わらず…返事
~ サニー号 ~
『こちらサンジ!ルフィが出てきた!!』
「やったー!!」
サンジからの電伝虫に仲間達が沸く!!何だか少し喜び方が違うような気もするが…?
「サンジ君、準備はいい!!こっちはこれから飛ぶからね!!」
『ああ!OKだ!!』
『なんだよ飛ぶって?』
「噴出貝の操作は任せて!!」
チョッパーとブルックが帆をたたむ…
「飛ぶぞ!!」
ジンベエが叫ぶ!!
「「クー・ド・バースト!!!」」
― ドウン!! ―
「「!!?」」
「また飛んだ!!島を飛び越える気か!!?」
「砲撃は!!?」
「ムリだ!やめろ!!島に被害が出ちまう!!」
「次、行くわよ!!『噴出貝』!!」
― ゴォッ!! ―
クー・ド・バーストは直線で飛ぶだけだが、噴出貝をうまく使えば空中での方向転換が可能になる!!
実はサニー号には最初からこの装備がついていた。これまで使う機会がなかっただけの事だ。
噴出貝の噴出口の角度を変える事でそれを可能にしている。
ちなみに…
複数の風貝も実装されており空中での姿勢制御も可能になっている。
噴出貝だけで、しばらく飛行する事も可能なのだ!!
操作の要領はウェイバーに似ている。(舵とは別に収納式のハンドルがある。)空中での操船は初めてだったが、白々海でのウェイバーの運転よりは楽に思えた。
「すごーい!!これ楽しいかも!!」
「こりゃあ驚いた!!なんちゅう船じゃ!!」
ジンベエがが驚きの声を上げる中、一味のメンバーの顔はどこか誇らしげだった