13-323話:籠城 に9人目のロゴを入れました。
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チャルロス不在も事件は起こり…
ちょっと結末ちがうけど?
原作90巻の中盤あたりの話です。
どうそ!
長年の本拠地バルティゴが壊滅状態となった為に、革命軍は総本部をこの土地に移していた。
ルフィの予想通り、本拠地が壊滅状態になったのは、革命軍幹部とイオリ達の戦闘の結果であった。
実は、革命軍の幹部達は一度バルティゴに集結していた。
原作とは異なり、『世界会議』で留守になった海域は全てとは言わないまでも海都の海賊たちとFSSによって守られていた。
それゆえ革命軍幹部たちは予定通りバルティゴに集結する事が出来たのだが…
そこを訪れたイオリの提案により、模擬戦と称して行われた、海都軍 VS 革命軍幹部達の戦闘によって島は廃墟と化した。
凄まじかったのはドラゴン VS イオリの戦いだった。剣でも肉弾戦でもない、悪魔の実 VS 精霊使いの戦い…!!
それは幹部達の戦闘エリアをも巻き込む広範囲に及ぶものだった
「これほどの強さをその歳で…!!」
「ドラゴンさんもさすがです!上位精霊を2つ出して、やっと互角でしたからね!!まぁ本気じゃないんでしょうけど…」
「まあな!」
「もちろん私も本気じゃないですよ?私が得意とするのは肉弾戦ですから!!」
「「!!?」」
「ところで…我々をここから
「「追い出す!!?」」
「どういう事だよボス!!」
「『ふるい』です!」
「…なるほどな!!」
「そうか!そこまで考えてなかった!さすが大参謀だな!!」
「茶化さないでよ…!」
サボに言われて、イオリは口を尖らせた。
「…どういう事?」
「革命軍の本拠地が壊滅状態になって、マスコミに見つかったら…!どうなると思う?」
コアラがイオリに問いかけるも、イオリは逆に問いかけた。
「どうなるって?…敵に見つかって攻撃されたと思うんじゃない?」
「それだけじゃないよ!革命軍の敵は
サボがコアラの答えに補足する。
「「!!?」」
「ちょっと待って!!そんな事をして喜ぶのは世界政府じゃない!!」
「だから彼女が言ったろう?これは『ふるい』だと!!」
「「??」」
「革命軍がこれから行う事を考えたら必要な事でしょう?この状況が世界に報じられれば、自分達の敵がどれほど強大であるのか?という事を改めて知らせる事が出来る!!今、革命軍に必要なのは強い戦う意志です!!それが無い者、弱い者は居ない方がいい!!」
「「!!!」」
~ ~ ~ ~ ~
― モモイロアイランド「カマバッカ王国」 ―
「さすがヴァナータの血筋!!『麦わらボーイ』!!大した男っ!!サンジボーイは『ジェルマ66』の王子だったなんて!!一言も言わなかっチャブルよ!生意気!!」
「ジェルマはこの件で世界政府から外された」
「『くれないガール』にも驚かされたわ!!まさかバルティゴがあんな廃墟と化すなんて!!」
「この島の事を知っていたからだろうな!!」
「そうね!よくココに来チャブルもの!!」
「しかし遅いですね幹部の皆さん…またどこかで道草してるんじゃ?」
「サボ!ヴァナータさっきからそこで何やっチャブルの!?」
「……」
「ルフィ君の新聞記事見て、ニヤニヤし続けたから…顔がつったんですよね?参謀長殿!!」
「ヴァカなの!!?」
― プルルルルル ―
「!」
『こちらリンドバーグ!』
「どうした?みんな待ってるぞ!」
『サボ!ちょっと近くでトラブルが起きてる!もう少し遅れるがいいか?』
「わかった!無事ならいい」
「はー興奮する…革命軍の幹部全員がここに集結するなんて!!」
「モーリー様に会えるのね!!」
「あたす断然ベティ様!!!」
「 ― サボ、先に作戦を固めておくか…!今回の『世界会議』では…いよいよ」
「宣戦布告ですね!”天竜人”へ…!!!」
リンドバーグからの連絡にあった、トラブルというのはモーガニアによる非加盟国への襲撃だった。そこは海都やFSSの哨戒依頼の対象外の区域。
(黒ひげは居ないので、)黒ひげ海賊団傘下の海賊ではないが、原作とほぼ同じ場面が繰り広げられていた。
『世界会議』まであと2日
世界中のあらゆる思わくが渦巻き始める…!!
~ ~ ~ ~ ~
「はぁ…」
甲板の上で進行方向を眺めながらうなだれ、ため息をつく者が一人居た…
原作を知る身としてはジェルマの穴埋めかと思っていたが、それ以前に召集がかかっていた事も事実。
会社としての納税の他に、研究開発費と称して多額の資金を提供しているからか、発言権を与えてくれる(やる)… という名目で招待されたという訳だ。
とはいえ、研究の成果については平和利用できる技術を(一部?)提供してもらったりしているので、別に発言権を求めているわけではない。(というか要らないと言った。)
マリージョアに行くのは年に数回あるので別に護衛などもいらないと断りもしたが、大参謀が
普通、護衛って言ったら、軍艦で並走すんじゃねぇの?
いや、軍艦並走してるけどね。だったらなんで、あなたはうちの船に乗ってんの?
「どうしたんだい?溜息なんかついて」
「憂鬱です!行きたくないです!!」
「会長!いまさら駄々を捏ねないでください!!」
「そうですよユナ様!」
同行している社長と会長秘書のモネが言う。
「だってェ…社長のあなたが行くなら私は必要な…」
「必要です!あなたは今や、わが社の広告塔なんですからね?TDデビューだって
そもそも会議に招待されたのはユナである。社長が変わりを務められるはずもない。 ※名指しで招待されました。
社長の返答に、ユナは「むぅっ」と頬を膨らませる
「でも、本当に会社でファンクラブを立ち上げなくてよかったんですか?」
「あるでしょ既に!公認したんだからそれで充分です!!」
そもそもあのファンクラブは今更どうにもならんでしょうが!!既に何人もの天竜人が会員になってんだぞ!!会社でファンクラブを立ち上げたら2つになっちまうだろうが!!
「…」
「アラバスタのビビ王女や魚人島のしらほし姫とも面識があるんだろう?ビビ王女とは親友らしいじゃないか」
「別に”世界会議”に行かなくても会ってますけどね…まぁそれが唯一の慰めというか…」
「どうせ断れやしないんだ。観念するんだね!」
自分だって”おもり”がイヤで大将の職をずっと断ってるんじゃないの?
などとは口が裂けても言えない事を考えながら、おつるが離れていくのを見送った。
特に問題なくマリージョアに到着。おつると別れてボンドラに乗って聖地へと向かう…
時間軸的に随分早く着いたのだろうか?まだゴア王国の船も到着していなかった。
護衛の為だと思うが、かなりの数の強い者が居るように感じる…。藤虎の気配もある。近くに居るのが緑牛だろうか?
ポンドラを降りて長い階段を登るとそこが聖地だ。もっとも、この長い階段を天竜人が歩いているのを見た事はない。
天竜人には別の移動手段が存在するのだろう。カゴなどに乗って階段を上るはずもない。(危ないし…)まぁどうでもいい事だが…
「…歩きましょうか!」
いつもの事だが、トラベレータには乗る気になれず歩道へと向かう。
「F-RONPの方々はどうしていつもトラベレータではなく歩道を歩かれるんですか?」
「…気分が悪くなるのよ!」
「そうですか?乗り心地は良いと思いますが…」
「乗り心地の問題じゃないわ!
「会長!余計な事は言わない!!」
「は~い!」
「?」
動力を人力に頼らない技術だってあると思うんだけど?
これだけ高所にあれば
下に居る者達の労働力が勿体ないとは思わないのだろうか?
…思わないんだろうなァ~…
歩道を歩いていると『カザマ』が耳元で状況報告をしてくれた。まだ魚人島の船は到着していないとの事。
イチユリはガープとニアミスだったらしいが無事、ワノ国へと戻ったようだ。
カザマにはとりあえず『ミョズガルド聖』への連絡をお願いした。
さて…どうなるかしら?
しばらくすると、魚人等の船が到着した。
ガープの気配はわかりやすい!以前より大きくなっているように感じるのはたぶん、気のせいじゃないだろう…
*--*--*--*--*
「いやー海底の姫君!!噂に違わぬ息を飲む美しさ!どうです?我が息子、まだ独身でして!!」
「パパン!悪くない!このコ、悪くない!!」
「おい、売り込みが早いぞ!ウチにも一人息子が」
「パ…パピー!!おれこの娘好きー!!」
「いや!!人魚姫!!ぜひウチのせがれと!!」
「オホホホ!ウチには美しき王子が3人も!!」
「あ…あの…」
「しらほし!!」
なんとなく、余計な事を言いそうだったので、ユナはしらほしに声をかけた。
「「!!?」」
「!!あっ ユナ
「あっ!ユナ嬢だ!!」 ※ユナ嬢とは音楽業界でのユナの呼称
「ホントだ!ユナちゃんだ!!」
「バカ者!この方はF-RONPの会長様!!無礼だぞ!!」
「えっ!そうなの!!?」
ユナはしらほしの前に進み出る
「みなさん!まだこの娘は16歳になったばかり!地上に出たのも今回が初めてなんです。どうか、温かく見守ってあげて下さいませ!!私も世界会議は初めてですので、どうぞお手柔らかにお願いしますね?」
「「は…はい、もちろんです!!」」
「パパン!悪くない!!この娘も悪くない!!」
「パピー!!おれ…この娘も好きー!!」
「お前ら!!ユナ様に何て言い草だ!!我ら親衛隊が許さんぞ!!」
そーだ!そーだ!!
あらまぁ…ここにもファンクラブの人。居るんだ…!!
ってか親衛隊!!?
しかし…なんだろうね?その恰好!!オタク文化はこの世界にも共有されているのか?
「話には聞いてましたが、本当に参加されるとは!光栄ですな!!」
「こんな近くで…ましてやお言葉を交わせようとは…!!」
「大袈裟ですよ!私は店舗にもよく顔を出してるんですよ?」
・
・
・
「ユナ殿!助かりました!!」
フカボシがユナに話しかける。
「あのまま放っておいたら『タイプじゃないです』とか言いそうだったので…」
「ハハハ…いや、さすがにそれはないですよ!」
「そう?」
「やっぱり、お姉さまは何でもお見通しですね!!」
「「!!し、しらほし!!?」」
*--*--*--*--*
「わあ!かわいい~!!」
「クエー!」
アラバスタとドレスローザの王家が顔を合わせていた。
「それは戦士にとってホメ言葉ではないれすよ!!」
「あ…ごめんなさい!悪気はないの」
「えっ!?ならいいれすよ!!ルフィランド達を知ってると言うから姿を見せたのれす!ぼくらはルフィランド達の子分!海賊れすからね!!」
「世界会議に来て、こんなにルーシーの話題が通じるなんて思わなかった!そうだよね!彼らは世界を冒険してるんだもの!!」
「ええ、英雄にはなりたくない人達だから懸賞金にウワサがくっついて悪名ばかりが聞こえてくるけど… ― きっと変わらないんだろうなみんな!!」
ビビが2年前の出来事に思いを馳せる…
「ドレスローザの記事を新聞で見た時、思ったの!ルフィさん達が…!また誰かを助けたいと思ったんだって…!!!」
「…!!」
「そうなんれすよ~~~!!」
「あ、ビビ発見!!」
ユナが声をかける間もなく、しらほしがビビの近くに移動した!!
「今、ルフィ様のお話、していらっしゃいました?」
「クエー!!」
「! わー!!」
「あ、人魚姫!!」
「「しらほし~!!」」
「大丈夫よ!彼女達は
「!!?」
!! …どうやら間に合ったみたいね!!
ユナは護衛もつけずに建物から出て来る人影に向かって歩き出した
「ねー今”ルフィ様”って言った?」
「待ってレベッカ!聞き違いだったら…」
「言いました!!ご存知なのですか?わたくしルフィ様達に”恩”があって…」
「「いっしょ!!」」
ビビとレベッカはそろってサムズアップして見せた
「ビビ様が人魚姫と仲良く…」
「楽しそう!レベッカ」
「妹は社交に慣れておらず、この出会いはありがたい!」
イガラム、ビオラ、フカボシが言葉を交わす。
「不思議な縁です」
若い子達はいいわねぇ…『麦わらの一味』と関りがあるとはいえ、すぐに打ち解けちゃって!
「イガラムさん、お久しぶりです」
「おお、これはユナ様!!…えっ!!?」
「ユナ!?…えっ!!」
イガラムとビオラがユナの方を向き、後ろにいる者に気づいて驚く!!
「ビビ!
ユナがビビに駆け寄りハグし合う。
「いつ着いたの?」
「2時間くらい前よ?しらほしと一緒にこの敷地に入ったの!」
「しらほし姫と一緒?だったら何で…って!!?」
ビビがユナの後ろに居る者に気づいた。
「魚人島の方々に引き合わせたくてお連れしたの!!ネプチューン王!この方を覚えていらっしゃる?」
「「!!?」」
「私の事などもうお忘れだろう!ネプチューン ― しかし私にはリュウグウ王国への恩があり、この日をずっと待っていた!!あなた方がここに来る日を!!」
「!! もしや、おぬし」
「あ…」
「10年前、リュウグウ王国に漂着した、愚かな天竜人が私だ…!!」
「…」
「亡きオトヒメ王妃に諭され人間にして貰った!!!せめて、あなた方がここに滞在する間だけでも、全力であなた方の力になりたい!!!」
「ユナ殿…彼を知っておられたのですか?」
フカボシが聞いて来たのでユナはうなづいた。
実は魚人島にショップを出す事が決まった後に、マリージョアを訪れた際、ミョスガルドから声をかけられたのだった。
ユナとしては、どうにかして彼とパイプを作ろうと考えていた矢先の事だったので、これはラッキーだった。
既に魚人島を何度か訪れており、イチユリの紹介でネプチューン王にも会っていた。
その事を知るとミョスガルドは大層喜んだ。
そして、『魚人島の方々が来られる際には是非とも私を引き合わせてもらいたい』とお願いされていたのである。
その為、今回の”世界会議”にはマリージョアに来る予定ではいた。参加させられるとは思っていなかったが…
「ここは”天竜人”の居城ですからね!!」
「はあ…」
「天竜人からの無法に対抗するには、天竜人に守ってもらうほかありません!!」
「?」
ミョスガルドとネプチューンは皆から少し離れた場所で会談?をしているようだ。
とりあえず、彼を『虚の玉座』のイベントの前にネプチューン達に引き合わせれてよかった…
「ん!?おい!そこにいるのはドレスローザのレベッカやいっ!!」
「あ、あの人!」
「サイやい!!」
「チンジャオの孫ね!」
「サイ~!!」
「おー兄弟!!お前も来てたのかレオ!!」
「内緒の護衛れす!何で海賊なのにここに!?」
「おめェもな!!おれはこの仕事で国とは縁を切る!!」
「まーっはっはっは!!これはこれは!!ビビ王女!!」
「!?」
「ワポル!!?なぜあなたがここに!?」
「まーっはっはっはっはっはカバめ!!!不思議だろう!?そうとも飛んださ!おれは!!”麦わらのルフィ”の手で遥か海の彼方へな!!!」
ワポルが登場した。話を聞いてると胸糞悪くなりそうなので早々に割り込ませてもらう!
「ワポルさん!お久しぶりです!!最近のワポメタル製造状況はいかがですか?製造量が伸び悩んでいるとの報告を受けているのですが?」
「うぉっ!こ…これはユナ会長じゃないですか!!?え~っと…」
ユナとビビを交互に観るワポル…さすがに子供の頃の事は覚えてないか…
「ビビ王女とは同じ歳で、良くしてもらっているのよ?」
「そ…そうですか!それはいいですね!!で…ではまた!!」
「ねェ、ちょっとユナ!!何、今の話!!」
「彼の造った合金に政府が目をつけてね…!でも政府には買いたたかれていたらしくて、うちの販促ルートで各国の研究機関とかにも販売してるの!それで富を得てこの会議に出席出来る様になったみたい。」
「なるほど…!じゃあユナに頭が上がらないわけだ!」
「そんな事はないわ!だって…あの性格だもん!!」
「確かに…」
「ワポル!!やはりこの場に来たか!!また不幸な国が生まれた様だな」
「!!?」
「ヒーっヒッヒッヒ!!世界政府も落ち目だねー!!こんなバカをまた加盟させるとは!!」
「ドルトン!!魔女ババア!!まだ生きてやがったか!!」
「ん?若さの秘訣かい?」
「聞いてねェし!!!」
「ドルトンさん!Drくれは!また会えて嬉しい!!」
「やあビビちゃん またりりしさが増したな!」
「ヒッヒッヒ!ハッピーかい?あの時王女だとわかってりゃ、治療費をふんだくってやったのにね!」
「…オウオウオウ!ドルトン貴様ァ!!家来の分際で今おれ様に『やめろ』と言ったのか!!?」
「今は立場は対等な筈だ!!!」
「!!!」
「そうですね!ドルトンさんはもう、誓いは済ませたの?」
「はい。一昨年末にこちらに来て済ませました。」
「ユナはドルトンさんとも顔見知りなの?」
「ええ、サクラ王国は冬島でしょ?作物採取の為に子会社を作ったのよ。」
「おかげで雇用も生まれましたからね。国の復興にも貢献していただきました。ユナ会長には感謝しています。」
「お互い様ですよ!」
「…」
ドルトンとユナが顔見知りと知ったワポルはぶつぶつ言いながらもその場を後にした。
「なるほど…おまえさんがF-RONPの会長さんかい!」
「はい」
「あたしは、
はい、知ってます。でも『ユナ』はイオリじゃない!!その辺はビビにも言ってある…。
実はこの人だけなのよねェ…。
「世界会議に参加するんなら、そんなに時間はとれないね。7日間のうち、どこかで時間をもらえるかい?」
「ええ、もちろんです!」
「ルフィ君の記事を読んだかい?」
「ええ、穴が空く程!」
「ねぇドルトンさん!もしかしてルーシー好き?」
「ルフィランドの事好きなんれしょ!!」
「ああ!大好きだ!!」
「きゃー!!楽しくなりそう!!」
※定義の復活により、ピースメインの海賊については、肯定しても咎められなくなっています。
~ 海軍本部 ~
「ビック・マムが動きます!!」
「!!!」
「カイドウと接触する模様!!」
「通信はあまりに無防備だ」
「盗聴など意に介さず!!来るなら来いという事でしょうか!?」
「それを止める戦力となると…『大将』か『七武海』か」
「わっしが行こうか?サカズキ」
「待てボルサリーノ ”ワノ国”にゃあ未知の兵力がある!それに…」
「”侍”か… ん?それに?」
~ 赤い港 ~
「んもう!!ガープちゃん!?二人の狙いはお前さんの孫!!”麦わらのルフィ”だよ!?」
「ぷーっ!!ウケる」
「笑いごとじゃないよまったく!!このまま『四皇』二人を接触させちまっていいのかい!?」
「いいのかいっちゅうてお前…!!今は”世界会議”じゃぞ!それを止められる戦力はみな王族の護衛じゃ!!」
「ちょいとゴメンよ!お姉ちゃん!!ビック・マムの事だよ…そいつも織り込み済みだぜ!サカズキの社長は何て?」
「『ワノ国は非加盟国につき管轄外である』ってさ!!」
「じゃろうな!!ぶわっはっは!!今は触らん方が”吉”じゃ!」
「でもガープ君…!!ビック・マムとカイドウと言えばあなたが海軍の『英雄』と呼ばれるゆえん」
「『ロックス』か…!!ヒナお前、若いのによう知っとるのう」
「…」
「ロジャーの前は間違いなく奴らの時代じゃった!!しかしもう40年も前の話。過去は過去じゃ!」
「船長を失っても力は増してるわ!ヒナ心配」
「心配などムダじゃ!!復活すりゃ脅威じゃが、事件は必ずわしらの想像を超えてゆく」
「なぜニヤニヤするの!!?」
~ 聖地マリージョア『パンゲア城』 ~
世界政府に加盟する国の
この間とは、『虚の玉座』のある部屋である。ステリ―とユナがそこに居た。
ドルトンは1年ちょっと前に済ませているとの事。ワポルとリク王は、一度誓いを立てているので不要らしい。
国が違うのだから、少なくともワポルはやるべきだと思うんだけど?
一人目がステリ―だった。当然参考にはならないと思うので、進行役の説明をきちんと聞く事にする…
「座っていいのか?」
「ご冗談でもそのような事は!!あの玉座には誰も座ってはいけません!!」
「!?」
「『虚の玉座』です!!各国の王達は皆”平等”であり、独裁の欲は持たないという誓いです」
「…」
階段の上の広間?には数多くの武器が並ぶ。恐らくは世界政府に加盟する各国の歴代のモノだろう。
しかし玉座へと続く階段と各国の剣が刺さる広間との間に階段は見えない。そこには隔たりがある…
玉座は世界政府のシンボルの上にあり、階段は左右にもあるようだ。
加盟国の上に世界政府が存在し、その上に天竜人が君臨しているように見える。
その上…
世界政府と加盟国の間の隔たり(段)は何?
本来、各国の王の剣は、もう一段上に刺されるべきでは?
「玉座を守る20本の武器はこの世界を創造した”最初の20人”が800年前に立てた誓い!あの場所こそ世界の中心に位置し、誰も座らない事が平和の証!!」
「……」
「世界最高の権力者が天竜人の最高位『五老星』であるように、この世界にたった一人の”王”などいないのです」
「…」
いるけどね?
「では誓いをステリ―王…!!」
「…」
「ステリ―王?」
しかし…コイツの思考はどうなってんの?あそこに座れば世界の王になれる?
バカじゃね!?
あの玉座はただのイスだ!あのイスに座る資格を
もちろんそんな資格を持つ者など今の所存在しない。イムでさえ、そんな資格は無いだろう!
そもそもあいつらのは”ごっこ”だしね!!
「続いて…F-RONP、ユナ会長 ― ”誓い”を…」
「…はい」
ちらりと社長を見るとニコニコしながら見送られた。自分がやるつもりは無いらしい。
ハァ…
「剣を…」
「いえ、持参してきました!」
「さようですか、では誓いを!!」
ユナは階段を登って行った。そして…
「「!!?」」
― ドスッ!! ―
~ パンケア城 社交の広場 ~
「きゃぁ~~~!!」
「おやめくださいカマエル聖!!」
「こんな巨大な人魚は初めて見たえ!巨人奴隷1号、2号!!傷をつけずに捕えるんだえ!!」
「鉄塊”
「ぐあっ!!」
「「!!?」」
「人魚姫が”六式”だと!!?」
少し離れた場所からCP0が事の成り行きを傍観していた。天竜人に手を出そうとする者が居れば止めるつもりだったが、標的自らが防いでいる状況なので、誰も天竜人に手を出す必要が無い状態。当然彼らの出番もまだ無い。
カマエル聖が気づけば自分達に拉致の指示が出るかもしれない。ルッチ達はカマエル聖の死角に入っていた。
「(なるほどな)」
魚人島は、しろひげ連合のナワバリ…!つまりは
ここは下手に手を出さん方がいいか?
「何をしてるえ!奴隷共!役立たずは処分するえ!!」
「「!!う、うおぉぉ~~~!!」」
「!」
― 防御に徹しなさい!! ―
反撃しようと思ったが、イチユリの言葉が思い起こされた…
「紙絵!!」
「驚いたのう!本当に六式を使いこなしているようじゃ!」
「しかも防御技だけに徹するとは…なかなか」
とはいえ、巨人族の2人の攻撃はすさまじく、しらほしは避けているから良いものの、周りの被害は増すばかり…
ビビ達も助けに入ろうにも入れない。サイやレオなどはしらほしの強さに驚いていた。
「被害が大きいな…!人魚姫の動きを止めるか?」
「いや待て!どうやら騒ぎは静まりそうだぞ」
「!!?」
「やめて下さらんか、カマエル聖!!」
「ん?」
「……」
天竜人が近寄って、ごにょごにょしていた。
「それはホントだえ?ならば!人魚からは手を引くえ!!」
「「!!?」」
カマエル聖は奴隷2人を引き連れて、ホクホク顔でその場を後にした。
「皆の者すまん!!社交の場に恐怖を与えた…」
ミョスガルドはその場に居合わせた者達に謝罪した。天竜人にあるまじき行為ではあるが、ほとんどの者が好意的に受け取っていた。
(これも根回しか? 何処にどうやって潜り込んでいるのやら…)
「さて、我々は城に入るとしよう!」
CP0は静かにその場を後にした。
~ パンケア城 『権力の間』 ~
ユナが誓いを行った丁度その頃…同じ城に珍客が訪れていた。
「君だから時間を取った」
「何の用かね」
「わざわざここまで」
「今は『世界会議』 ― 立場上君は政治に関わるべきではないぞ」
「ええ、感謝します」
「聞こう…兵は出ろ!!」
「はっ!!」
「 ― ある海賊について話が…」
…これは…誰!?
感じる5つの気配は『五老星』。
そしてこれはたぶん…原作での”あの場面”に違いない!!フードを被った『赤髪』とおぼしき人物…
気配を感じる事が出来ない?
これは相殺? まさか!見分殺し!!?
「…」
「どうしましたユナさん?」
「!!あ、いえ…ちょっと先ほどの事を考えていまして。変な事をしてしまったかと…」
「あ~!ビックリしましたよ!!武道もお得意なんですね!!」
「ええ、まぁ…」
「実は私、あなたのファンクラブに入っていましてね!直筆サインなど頂けましたら嬉しいのですが?」
「ええ、かまいませんよ?」
「あ、ここにステリ―様へと書いて下さい!!」
恐らく、ユナが単なる招待者であれば、こいつは敬語ではなく命令口調なんだろうなぁ…
とりあえず最低限のマナーの心得はあるようだ。思考回路はだいぶおかしいけど…
サインを書きながら気配を探る。
誰だかわからないけど、しらほしが襲われたようだ。やはり補正がかかったか?
でも、なんで阻止できなかったんだろう?