イムの娘(いむのこ)   作:槙 秀人

362 / 385
クラスター・ジャドウさん、誤字報告ありがとうございます。


-----------------------------
全然話が進まない…

ワノ国編のはずなのに…

ワノ国の話になかなか入れない!!

すんません!
入国、もうちょっと待ってけろ!


今回も、マリージョアのお話です。

どうぞ!!







14-338話:”世界会議開幕”

「助かりました!ミョスガルド聖様!!」

 

「いや、助けるのが遅くなり申し訳ない!!ユナさんにあれほど言われていたのに…!!」

「ワシもじゃもん!話し込んでしまった…スマン!!」

 

「でも凄いわ!!しらほし姫って強いのね!ビックリしちゃった!!」

 ビビがしらほしに話しかける。後ろではサイやレオが頷いている。

 

お姉さま(・・・・)に鍛えて頂きましたので!!でも…このアザを見られたら叱られてしまいそうです…」

 少しシュンとするしらほし…

 

「叱られるって、どうして?」

「防御が甘いという(あかし)ですので…」

「!!?」

 

「ずいぶんと厳しい人ね!」

「でも!とてもお優しい方なんです!!」

 

「お姉さまって…ユナの事?」

 

「いえ、イチユリお姉様です!!」

「「!!?」」

 

「イチユリって…!例の(既に失効しているが懸賞金)10億超えの?」

「はい!イチユリお姉さまは、私のあこがれなんです!!」

 

 

*--*--*--*--*

 

 

「ずいぶん人が減ったね」

「まぁ、あんな事があれば当然でしょう」

 

 

「どおれすか?しらほしさん!!」

 

「アザがキレイになくなりました!ありがとうございますマンシェリ―ちゃん様!素敵な能力(ちから)ですね!」

「えへへ♡」

 

「ふふふ きっと世界一おっきなお姫様と世界一小さなお姫様ね」

 

「はじめは恐がって、すみませんれしたっ」

 しらほしとマンシェリ―のやり取りが行われた頃、ユナは広場に戻って来た。

 

 

「!! ユナ! 『誓いの儀式』は終わったの?」

「ええ、滞りなく。それより何かあったの?ずいぶん人が減ってるみたいだけど?」

 一応、気配で察知はしたけど、しらほしを信用していたので精霊は使っていない。だから詳細まではわからない。

 

「しらほし姫が襲われたのよ!天竜人に!!」

「何て事…!!」

 イチユリに言われてたけど、マジで補正がかかったか?

 

「悪い者も良い者もいる…!それは魚人族も同じ!ミョスガルドが居てくれて助かったんじゃもん!」

 

「いや、ユナさん申し訳ない。まさか、本当に!!人魚姫を狙う天竜人が居ようとは!!」

 どうやら、パンダのような動物に乗った、カマエル聖とか言う天竜人らしい。巨人族の奴隷を2人連れており、その2人にしらほしを襲わせたんだとか…

 チャルロスのように人魚への執着はそれほど強くなかったようで、ぶん殴るような事もなく、話し合い(・・・・)で解決したとの事。

 

 なぜか、色紙にサインを求められましたけど?

 

 まさか!!

 

 これ(サイン)で手を打ったの!!?

 

 そのカマエル聖ってヤツ!!

 しらほしを見て、『いーもんみっけ!!』って感じで襲いやがったな!!

 

《よし!覚えとこう!!今度やったらお仕置きしてやる!!!》

”いやいや!それ()めましょう?”

 

 

 

「しらほしは大丈夫だった?」

「ちょっとアザが出来たみたいだけど、無事よ!」

 

「いえ、そうじゃなくて…」

「?」

 

 ユナは巨人族の奴隷がしらほしを襲った辺りの惨状を見渡した。しらほしが反撃していたならば、恐らくこの程度では済まなかっただろう…

 

 しらほしは防御に徹していた様ね…!!

 

「ミョスガルド聖!申し訳ないんだけど…」

「ああ、会議中の7日間は私がしらほし姫に張り付いている!!もう油断もしない!!この身分に生まれた事が人の役に立つなら本望だ!!」

 

「あなたの命令と言えば、誰でもやっつけていいのれすか!?」

「お…おう!!姫達を守る戦いならば全て私が責任を取ろう!!」

 天竜人を殴る場面が無かったちゅうに、こいつら何言ってんの!?

 

「ミョスガルド聖!!安請け合いしないでください!!」

「!!?」

「あなたも!…自分の立場を理解して頂戴!!」

 

 ユナはミョスガルドとレオを叱りつけた。

 

 あっ!? これってホントはダメじゃんね?レオはともかく、ミョスガルドは天竜人だった!!

 

 

「!!?…女神様そっくりなのれす!!」

「!?…女神様?」

 

「ホントにソックリね!!あなたがユナさん?」

 レベッカがユナに声をかける

 

「ええ、あなたは?」

 

「その子はレベッカ。私の姪よ!付き人として連れて来たの!」

 

「ビオラさん…でよろしかったかしら?ドレスローザの王女の…」

「ええ、よくご存じね?」

 

「10年前…ドフラミンゴ王の統治の前も、王女でしたよね?」

「!! あなた…?」

 

「世界情勢には詳しいですよ?その頃既に、私はF-RONPの会長でしたから!!」

「!!?」

 

 

「話を戻していいかしら?女神様ってなぁに?私にソックリなの?」

 

「ええ、最近銅像が作られたんです…!」

「銅像が?」

 

「銅像だからわからないれすけど、その人の髪の色は赤なのれす!!」

「えっ!そうなの!!?」

 レベッカが驚いてレオに問いかけると、ニッコリ笑って頷いた。

 

「もしかして!”イチユリ”さんですか?」

「イチユリさん?ではないれすよ!!実は名前はぼくも知らないのれす!!」

「??」

 二人の思考を読んで見ると、銅像はドレスを着ているようだ。イチユリの服装とは明らかに違う。

 

 赤い髪でこの顔と言ったら…

 

 なんで?彼女の銅像が!!?

 

 

 

「申し訳ありませんビビ様!無事で安心しました!!」

「ペル!パパは?」

 

「例の…手紙をくれた”海軍大将”藤虎とドレスローザのリク王と3人で話を…!!」

「……?」

 

「…」

 

 ・

 ・

 ・

 

「そうか!ここにいる女性陣で会議に出るのは私だけなんだ!」

 

アラバスタ(うち)はパパが出るから、私は社交場担当かな?」

「まじかァ~!!」

 

「後でどんな様子か教えてちょうだいね?」

「確実に最年少よね…!まぁ、せっかく口を出させてっくれるっていうんだから、発言はするつもりだけど…」

 

「そういえばあなた!魚人島で『ビッグ・マム』とやりあったって聞いたけど?」

「そうそれ!私心配したんだから!!」

 

「その情報…何処から流れたんでしょうね?私としてはお客様に対して言うべき事を言ったまでなんですけど…。ずいぶんと話題になっちゃいましたね。」

「「そりゃそうでしょ!?」」

 

「その話はきっと聞かれると思うわ!」

「なんかいじられそうで嫌ですね…」

 

「頑張って!!」

「ユナ様!いってらっしゃいませ!!」

 

「みんな気楽でいいわね…ハァ…」

 

 

 

  ~ 地下 ~

 

 革命軍幹部が4人。そこに居た。

 

「やるべきことは4つ!!どれも失敗は許されない!!!」

 

「食糧庫は燃やすだけだともったいないですね?」

「「!!?」」

 突然の部外者の声に3人は驚いた。

 

「…どうしろってんだ?」

 知っていたとばかりにサボが問う。

 

「食糧庫の中身は出来る限り回収して、革命軍で使うべきだと思うわよ?」

「どうやって!!?」

これ(運搬貝)で!!」

 そう言って、彼女は袋から大量の運搬貝(キャリー・ダイアル)を出して見せた。

 

「なるほどな!!確かに革命軍(うち)にも食料は必要だ!!」

 消耗品はあればあるに越したことはない。運搬貝に入れておけば長期保存も可能だからね!!

 

「それからレッドポートの破壊は必須でなくても良いのでは?2番時間をかけるのは、食料を持ち出す事でいいじゃない?一番に時間をかけるべきは奴隷の解放でしょ?」

「「……」」

 

「食料の補充については物資の運搬ができなくすればいいんだから!ボンドラを壊すだけでもいいじゃない!!」

「そうか!ポンドラ本体、もしくはワイヤーを切るだけでも効果はあるか!」

 

「補給船を妨害するっていうのもアリかもね?食料だけじゃなく、物資の運搬もあるだろうから、革命軍の物資の補給になるかもよ?」

「「「……」」」

 

「なぁお前!ホントに革命軍(うち)に来る気ねェ?」

「ルフィが海賊王になったらね!!」

 

「「いやいやいや!!」」

 

「普通に話してっけど、あんたがなんでココに居んの?」

「……」

 

「実際こいつは神出鬼没だからな!!ところで何しに来たんだよ!!」

「手伝ってあげようかと思ってね?丁度、時間的には暇なのよ!!」

「「!!?」」

 

 

 

  ― そして『世界会議』当日 ―

 

  ― そもそも世界の海は、長き壁”赤い土の大地(レッド・ライン)”とルフィ達が現在冒険中の『新世界』を含む、過酷な海”偉大なる航路(グランドライン)”によって4つに区分されており、『世界政府』とは数ある国々の大半170ヶ国以上が加盟する 一大組織である ― !!!

  ― 更にその中から代表50ヶ国ほどの王達が、4年に一度この聖地に集い行われる『大会議』!

 それを『世界会議(レヴェリー)と呼ぶ!!

 

 

「ご着席を!!」

 

「ビッグ・マムとカイドウが例の”麦わらのルフィ”についてやり取りが成されたらしい!海軍の情報だと、次はワノ国に乗り込みカイドウの首を取ろうとしているとか…」

 

「そんな情報がここにもたらされるとは…!ずいぶんと注目されているのだな」

「ドレスローザの一件は、世界に大きな影響を与えたのではないか?」

「注目すべき海賊であるのは確かかもしれんな…」

 

「”ピースメイン”の代表格なのだろう?」

「いやいや、悪名もかなり聞こえているぞ!!」

 

「そもそも…どれが本当の情報なのかわからん!」

 

「そのワノ国に海軍を派遣する事はあるのか?」

「何の為に?」

「その一味の監視も含めてだな!」

 

「 ― しかし『ワノ国』は非加盟国!言わば無法地帯よね…」

 

「果たして国という形を成しているかどうかもわからぬ!」

「それに…『海軍』を動かすにも金が要る」

「…」

 

「ビッグ・マム暗殺未遂に…次はカイドウの首か?」

「…」

 

「よくも次から次へと話題を提供できるものだ ”麦わらのルフィ”…」

「まったくだな!!ワハハ!!」

「何がおかしいプロデンス!!」

 

 

「議長は持ち回りだ…」

「今回は?」

 

「私だ!よろしく頼むよ!!」

「ハリウッドか」

「よろしく!」

 

「話が速そうね…」

「7日あっても議題は尽きぬ!」

 

「 ― では今回もじっくり討議しよう!この美しき…世界について!!! 各国の王達よ!!!」

 

 

 

 

  ~ その頃…

 

  パンゲア城内 ― 花の部屋 ~

 

 

「 ― イム様!皆様がお揃いに」

「……」

 

 《 … 》

 

 原作では…黒ひげとルフィの手配書が切られ…しらほしの写真に剣が突き立ち…!

 ビビの写真を持っていた。

 

 ここでは…ルフィとエースの手配書が切られ…しらほしの写真に剣が突き立ち…!

 ビビとカノン()の写真を持っている。

 

 …なんで私のまで?

 

 いや…部屋全体を見てみると、手配書はあるだけ切られているというのが正しいかも知れない?

 

 イオリの手配書は机の上に置いてある。

 

 どゆこと?

 

 

 

 カツン… カツン…

 

「……」

 

 イムは王座の段より1つ下の段で立ち止った。正面の階段の下に1本だけ突き立てられた剣が見えたからだ。

 世界政府に加盟した国々の王達の剣はさらに1段下の段に刺さっているはずである。その段とこの段をつなぐ階段は正面には無い。この段に剣が刺されているという事は…

 

「おお、イム様…!!」

「「!!?」」

 

「なぜ…下の段を…!?」

 

「よい!…御前である!!」

「…」

 五老星たちが跪く…

 

「”五老星”ここに!!!」

 

 

「!?」

 刀身に文字が刻まれていた。その文字は玉座に向けられている…

 

  ― ズッ ―

 

 おもむろに剣を引き抜き、イムはもとの階段へと戻り再び登りはじめた。

 

  ― ドスッ!! ―

 

「「!!?」」

 聞きなれない音に驚く五老星…

 

 どさっ…!!

 

「……」

 

 いつもよりも長い時を五老星は待つ事になった。イムが王座に座った事を確認して、五老星は顔を上げた。

 

 イムの座る王座の隣には、いつものように(・・・・・・・)カノンが片膝をついて控えている。

 

「歴史より消すべき”灯”がまた、お決まりでしょうか?」

「然らば、その者の名を!!」

 

「……」

 

 

 

 




この時、言われた名は誰だったのか?

 コブラ王?  ← 親を殺して娘を手に入れる?
 英雄ガープ? ← コビー誘拐もその為の一手? ←原作の話です。
 Tボーン?  ← 嫉妬?
 ベガパンク? ← 禁忌に興味を持ったから?

 この物語の世界で言うならば、ゼファーやビゼンも候補かも?

 ※政府側の人間は、ビゼン(紅雨海賊団の長、海都の主)が分身だとは知りません。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。