イムの娘(いむのこ)   作:槙 秀人

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あとで、まとめて書ける気がしないので、
こま切れですけど、聖地の話を書きました。

ワノ国の流れとは、あまり関係ないですが…
(たぶん…)

イオリがワノ国に入ります。

原作92巻後半から93巻中盤あたりになりますか?
(多少話が前後するかも?)

どうぞ!








14-344話:大参謀現る

 - マリージョア -

 

 海軍大将が二人、テーブルに座っていた。

 原作とは違い、藤虎はサカズキと険悪にはなっておらず、マリージョアでの食事を終えた後、エッグヘッドへ行って感じた事を緑牛に話し終え、お茶で一息ついていた。

 

 

 この気配は…!!?

 

「参りやしたね…」

「ん?」

 

 確か…”麦わらの一味”はワノ国に向かったと聞きやしたが…

 

「どうしたんだい、難しい顔して…?」

「いえ…ちょいと知った人が居るように感じたんですがねェ…どうやら人違いみてェだ!」

 

 あの人よりは、ずいぶんと”弱い”ようだ!

 それに…気配を感じた場所は!!

 

「珍しいね?あんたが気配を読み違えるなんて!」

「海賊が『世界会議』に出席してる筈もねェんで!!」

「?」

 

 

 電伝虫が鳴る!!

 

「どうしやした?」

『藤虎さんですか!?大変です、天竜人が!!』

「「!!?」」

 

 

*-*-*-*-*

 

 

 革命軍の『天竜人』へ対する宣戦布告が行われ、海軍大将二人が現場へ駆けつけると、彼ら(革命軍)は天竜人の奴隷達を逃がしている最中だった。

 それを見た二人の大将の反応は真逆。

 藤虎は革命軍を手助けする為動き出そうとするが、その(そば)を風が吹き抜けた後ニヤリと笑い、ドレスローザの続きとばかりにサボとの戦闘を開始した。

 緑牛は、闘わせてもらえなかった。革命軍幹部だけであればまだしも、そこにカザマが加わっていたからだ。

 戦闘というよりも牽制し合う形となり、革命軍になんの痛手を与える事も出来ずに、逃亡を許す結果となる。

 天竜人が直接攻撃される事は無く、大将2人がその場に居た事もあり、ルッチ達CP0は聖地から離れた場所で静観を決め込んでいた。

 

「らはは!!クザンのあんちゃんが言う様に、本当に厄介なお姉ちゃんだなー!!闘わせてもらえねェんだもん!しかし…アンタがそんなボロボロになるなんて、革命軍のNo.2も大したモンだ!!」

「…」

 

 

 ~ ~ ~ ~ ~

 

 

 - ワノ国 -

 

「原作通り…という事か…」

 カタクリとプリンの気配は感じない。万国で留守番という事だろうか?

 

 

「着いたぞ―!!!『ワノ国』~~~!!!」

「マ~~~ママママ!!!ハッハッハッハ~~~~~!!!」

 

 ビック・マム海賊団の船が滝を登り切り、飛び上がった所に近づく影があった

 

「!?」

 

 ― キーン!! ―

 

「ん?」

 

「え!!?」

「あいつは!!」

 

「プテラノドン!!」

「まさか!!”キング”!!?」

 

 ― ザンッ!! ―

 

 キングとは別の場所から斬撃が飛び、鯉を縛っていた綱が切られた。

 

「「!!?」」

 

「なんだァ!?どこから斬撃が!!?」

「……」

 

 鯉が切り離された事で、乗組員たちが叫び声をあげる。

 と、同時にプテラノドンに変化したキングが船に体当たりをかます!!

 

 ― ドッカァン!!! ―

 

「うわあああああ!!!」

 

 

「フン!!何を船一隻に…!!」

「…」

 

 

 

「おれは来なくても良かったようだ!!まさかあんたが迎撃してくれるとはな!」

 

「私は鯉を切り離しただけだよ?場合によっては迎撃ではなく、招き入れる結果になっていたかも知れないよ?」

「なんだと!!?」

 

「冗談よ!!どのみち、おまえが迎撃したんだから問題ないだろう?」

「…」

 船はキングの体当たりにより落とされた。しかし、リンリンが上の海に落ちるのが見えた。キングは気づいただろうか?

 

「…前から聞こうと思っていたんだが…あんたはどうやって浮いてるんだ?何かの能力か?」

 イチユリとのやり取りに、少しムッとしたキングだったがしかし、話題を替えて問いかけた。

 原作ではCP9が月歩で空中に留まる姿があったが、イチユリは空を蹴っていなかったからだ。

 

「内緒だ!答える義理も義務も無い!!…それじゃあ、私は帰るわね!!」

「…」

 質問の回答を拒否されたキングは無言で剃刀で飛び去るイチユリを見送った。

 

 

 はてさて…

 

 原作通り、四皇二人の海賊同盟は成るのかどうか

 

 

 ~ ~ ~ ~ ~

 

 

 - ワノ国 鈴後のおいはぎ橋 -

 

  ― ガキィン!! ―

 

「ウソをつくな!!!何がリューマに会っただ!」

「魂は知った奴だったがな!」

 

「くだらぬ!!リューマは数百年も前に死んだ侍!いかなる手合いも一閃の内に斬り伏せたという、生涯無敗の大剣豪!!!貴様に名刀『秋水』の価値などわからぬわ!!」

「!!」

 

「大昔…ワノ国が『黄金の国』と…世界に認識されていた頃!」

「黄金!?」

 

「それを欲する海賊達!!国を支配せんとする世界の貴族共…!!海外からの並み居る敵に歴々たる強さを見せつけ『ワノ国に侍あり』と世界に言わしめた男!!都の空に現れた竜をも斬り捨てたというのも、数あるリューマの剣豪伝説の一つ…!!リューマは死後…!!この国の『刀神様』として、名刀『秋水』と共にお堂に祀られていた!『国の宝』なのだ!!!」

 

「成程よくわかった!! ( イオリが言ってたのはこの事か…!!)」

 

「”秋水”を納めに行った時、リューマの遺体があったでしょ?多少焦げていただろうけどね!!」

「「!!?」」

 

「イオリ!?なんだっておめェこんな所に!!?」

 

イオリ(・・・)だと!!?」

 

「10年ぶりね!牛鬼丸…とでも呼べばいいのかしら?」

 

「…この男は…知り合いですか?」

「まぁ、そうね!!」

 

「リューマの遺体は…あなた様が?」

 

「影使いに操られていたリューマの遺体を(ゾロ)が倒してくれたのよ!リューマが負けたわけじゃないけど、肉体の強さは生前のリューマを上回っていたはずよ?闘ってみてゾロ()の強さはわかったでしょう?」

「確かに…!昔日の侍達を思い出す!!」

 

「おめェに強ェって言われんのは、なんか変な感じだな…」

 

「世界一の大剣豪にはまだまだだけどね?」

「んな事ァわかってんだよ!!」

「…」

 

「おれは『秋水』を返して貰うつもりでここに来たんだが…おめェがココに来たって事は何かあんのか?」

「いいえ…私が来たのは別の理由よ!もうすぐここに人が来るわ!!」

「!!?」

 

「フン!!それがしの買いかぶりだったか!!秋水は『黒刀』だぞ!!リューマの歴戦にて成った刀!!それを欲する程度の気概なき小僧だとはな!!!」

 

「!!?…成る?」

「気になる?」

 

「『黒刀』ってのはまさか…!?」

「その通り!黒刀は刀工が打って出来るものじゃない!!ミホークが言ってたでしょう?」

 

  ~ 全ての刀は黒刀に”成り得る” ~

 

「!!?」

 

「きゃあー!!」

「!!」

 

「助けて!!!誰か―!!」

 

「あ!?おめェの言ってたのはあれか?」

「ええ、そうね!」

 

「どなたか!!助けてください!!命を狙われております!!」

 

「女とガキ!?」

 

「あっはっはっはっはっはっは!!あ!!お侍だ!!おーい助けてー!!アハハハ」

「剣士様方!どうかお助けを!!」

 

「おい!フザけてんのか深刻なのかハッキリしろ!!」

 

 走る女の手からは血が流れているのが見える…

 

「血…冗談じゃねェみてェだな…おめェが闘んのか?」

 

「私が闘ると思う?」

「んじゃ、おれが闘るぞ!」

 ゾロが追手に向かって走り出す。

 

 雪に足をとられ女が転んだ。

 

  ― ガキィン!! ―

 

「!!?」

 

「ん!!?」

 

 ゾロが止めた大鎌の切先が女の目の前にあった。

 

「ハァ…ハァ…」

 

  ― キィン!! ―

 

「また妙なのが出たな…」

 

「ファッファッファッファ!!お前は下手人ゾロ十郎だな!?なぜその女達を助ける!?女!!お前はなぜガキを助ける!?おれの狙いはその”笑い袋”の様なガキの命だけだ!」

 

「笑い袋?きゃははははは!!」

「……」

 

「『人斬り鎌ぞう』!!あなた都じゃ無差別な辻斬りだけど…下手人を装うオロチの刺客ね!?おトコを殺したい人間なんて他にいる筈がない」

「将軍を呼び捨てるとは…!!貴様こそ何者だ?ファッファ!!」

 

「お侍様どうか助けてください!!お礼ならいかようにも!!」

「そりゃまァ目の前でガキと女が殺されるのを見過ごす気もねェが…酒とメシで手を打とう」

「ぜひ」

「 ― よしのった」

 

「構わん!邪魔する者は何人でも殺せと言われてる」

 

「…上司のいる奴を斬ると…後々面倒だが…」

「心配無用!!!死ぬのはお前だ!!!」

 

  ― ガキン!! ―

 

「悪ィが…!!”大参謀”さんが見てる前で、手こずるワケにもいかねェんでな!!」

「大参謀だと!?」

 

 鎌ゾウがゾロから視線をハズしてイオリを見た。

 

「バカだなぁ~!!よそ見している余裕なんか無いだろうに…」

 驚く鎌ゾウにイオリが呟く。

 当然、ゾロがそんな隙を見逃すハズもない…!!

 

「一刀流!武装…!!”厄港鳥”!!!」

「!!?」

 

 覇気を纏った斬撃が飛ぶ!!

 

  ― ズバァーン!! ―

 

「ぐあぁ!!」

 

「お見事!!」

 

「それがしとの闘いでは手を抜いていたのか…」

「殺気の無い相手に本気になる事もねェだろう?」

 

「なるほどな…!イオリ殿!それがしは一旦蔵に戻ります!!」

「そのうち取りに行くわ!!あなたの待ち人(・・・)を連れて…ね!!」

 

 ニヤリ…!!

 

 牛鬼丸は去って行った。

 

「おめェ…あの坊主を知ってんのか?」

「後で話すわ!それより…この子等任すわよ?」

 

「ワノ国には着いたばかりなのか?」

「そうだけど…あれ?イチユリには会ってないんだっけ?」

 

「やっぱりな!ありゃァおめェじゃねェんだろ?」

「半分アタリ!」

「あァ?」

 

 ぐぎゅるるるる…

 

 ゾロの腹が鳴る

 

 そう言えば、ここまでくる間に迷子になって彷徨ったんだっけ?そりゃあ腹も鳴るでしょう

 

「この先に古い民家が一軒あるわ。とりあえず補修しといたから、そこにこいつを連れていってあげて!!」

 

「おめェは何で!おれに言わねぇんだよ!?」

「決まってんじゃん!ゾロが迷子になるからよ!!」

「!!?」

「…」

 

「お侍さん迷子なの?アハハハ!!」

 

「まさか…!イチユリ様と、お知り合いなのですか?」

「あなたの素性はわかったわ!!ちょっと用事があるんで明日迎えに来るからそれまで隠れてて頂戴!!イチユリ城にかくまってもらうから!」

「え…でも…」

 

「大丈夫!!錦えもん達とは合わないように出来るから!安心して!!」

「あァ!?そりゃぁ、どういうこった?」

 

「私は…」

「民家に着いたらゾロに説明してあげて!それじゃ私は用事を済ませて来るわね!!」

 

 イオリはその場から姿を消した。

 

「アハハハ!!すごーい!消えちゃった!!」

「あの方…どこかで会った事があるような…」

 

「じゃあ、行くぞ!!」

 

「お侍様!!方角が逆です!!」

「…」

「アハハハ!!」

 

 

 ~ ~ ~ ~ ~

 

 

「一大事でござる!!!」

「ん?」

 

「どうした錦えもん」

 

「”判じ絵”も”月の印”もバレた!?」

「それでもう大騒ぎ!!どうしよう公爵様!!」

 

「慎重に配ってくれていた筈だがどこでどう漏れたかはわからぬ…!!」

「…」

 

「暗号にしたのも万が一、他の者の手に渡った時の為! ― しかし足首の印と判じ絵は、すでにひもづけられてしまった!都では今…同志たちが次々とカイドウ・オロチの手の者に捕らえられているらしい!!」

 

「まぁ…想定内ね!!」

 

「イオリ殿!!?」

 

 

 ~ ~ ~ ~ ~

 

 

 ~ えびす町 ~

 

「やめろ2人共!言い争っても何も解決しねェ!!!仲間を疑ってはいけない!!」

 

「アンタが一番信用できないのよ!!」

 怒りの表情でサンジに向かってナミが云う!

 

 サンジの姿は顔面と言わず、首から上全部がコブだらけの状態になっていた。

 実はサンジ…!!

 ローから借りた『海の戦士ソラ』の単行本(マンガ)を読み、自分の持つレイドスーツの力を知ってしまった。そして、(欲望)に負け、原作通り風呂場で使ってしまい、ナミの裸を見て鼻血を出して見つかった。サンジは自らを『おふろマスク』と名乗り逃走した。

 その名はどーなの?最低じゃん!!?

 

「どう殴られたらそうなるんだ?人の顔は…」

 フランキーが口元を引きつらせながら、誰にともなく呟いた。

 

「あのクマ公達が作戦を喋ったに決まってんじゃない!!!」

「ヘボ達は喋るくらいなら死を選ぶ!!!みくびるんじゃねェ!!!助けて話を聞きゃわかる!!」

「待て!!敵の思うツボだトラ男!!」

 

「捕まった奴は消しなさいよ!!口封じよ!!」

「コエーなしのぶ!!」

 

「何だと!?」

「忍びの世界じゃ常識よ!!!」

「!」

 

「遊んでんじゃないのよわたす達は!!!」

「!!」

 

「20年もこの時を待ってたんだ!!!」

「……」

 

「失敗したらもう二度とチャンスはないのよ!!?」

 

「よさんかしのぶ!!!」

「!!カン様…」

 

「そうそう思い通りにはいくまい!!イラ立ちもわかる…!!だが奇跡的に目的を同じくした、この者達の力なくしておでん様の想いは遂げられんのだぞ!!!」

「…」

 

「まず、しのぶ!!ロー殿に謝りな!!」

「!!?」

 

「「イチユリ!!」」

 

「…怒っておられる?」

 

「そもそも作戦はバレちまったんだろ?今更口封じをして何の意味がある?味方の戦力を無駄に減らしてどうするんだ!!そんな事をして喜ぶのはオロチ達じゃないのかい?」

「あうっ…!」

 

「それにワノ国の者ならともかく、そうでない者はあんた達(・・・・)の主君である『モモの助』に請われて同盟を組んだんだ!!その者達を疑う事自体、主君の顔に泥を塗るのと同じだって事もわからないのかい?」

「うっ…」

 

「そんなキツイ言い方…」

 

「反論があるなら言ってみな!!無いのなら…!!」

 

「わたすが間違っていた…!!感情的になってすまなかったトラ男殿!!」

 気持ちを入れ替え渋々でなく、しのぶは真剣な顔でローに詫びを入れた。

 

「いや…いいさ!」

 それが通じたのだろう。ローも謝罪を受け入れた。

 

「いい子だ、しのぶ!あんたのそういう素直なとこ、好きだよ!!」

「そ…そんな…わたす…(ポッ…)」

「…」

 

「でも良かったじゃないか!!」

「??」

 

「わざわざお前たちの”仲間と思われる者達を”一ヶ所に集めてくれてるんだろう?」

「あっ!!」

 

「しかも、捕まえた事で作戦を阻止したと思ってくれてるなんて、あんた達にとっては嬉しい限りじゃないか!」

「…まさか!!?」

 

「まさかお前が?」

「私がやるわけないだろう?そもそもこんな騒ぎを起こす必要なんてないんだからね!!」

「…どういう意味?」

 

「そのうちわかるよ! さて、そんな事よりロー殿!あなたの乗組員(クルー)を助けに行こうか!」

「イチユリ殿!」

 

「必要ねェ!おれ一人で行く!!」

「相手は『バジル・ホーキンズ』!!わかってる……みたいね?」

 

  ― ボソボソ ―

 

 ローがイチユリに耳打ちする。

 

「なるほど…そういう事か!」

 

「お前には話しておいた方がいい気がしたんでな!!」

「イオリに…じゃなくてかい?」

 

「今の話をおれが誰に聞いたと思う?…じゃあ、行って来る!!」

 そう言ってローは出て行った。入れ替わりにトノヤスが入って来る…

 

「いよっ!!」

「!?」

 

「ごめんよーっ!!どーも!!」

「!!」

「表まで声が聞こえちまってヨヨッ!!また皆さんいい声!」

「ちょっと誰よアンタ!!」

 

「わ!!おキレイ!女神様かい?」

「いやん!どうぞあがって」

「おい!」

 あっさり懐柔されるナミにウソップがツッコみを入れる。

 

「あ!!もしやしのぶちゃん!?」

「!?」

 

「カン十郎君!!?」

「ん!?」

 

「コレが今、都で話題で!!あっしゃあ興奮しちまったよ!!始まるのかい?”決戦”が…!!!」

 

「…おナミ、ウソハチ!!悪いんだけど外で見張りをお願いできる?」

 

「?…いいけど…」

「誰だあのおっさん?」

 

 ナミとウソップは外に出て、回りを伺っていた。

 

「しかし、トラ男としのぶのやり取りは肝が冷えたぜ。イチユリが来なかったらどうなってたか…」

「しのぶちゃんのイラ立ちもわかるでしょ?確かに20年待った作戦なんだもん」

 

「イチユリはああ言ってたけど、もし作戦を漏らしたのがベポ達だとしてもおれは責めねえ!」

「まーあんたなら喋るもんね!」

 

「おめーもだと思いますけど!?」

「うーん拷問か…!!もって3秒ね」

「も少し耐えろや!」

 

 

  ~ ~ ~ ~ ~

 

 

「確かにあっしらはこの札のお陰で、くしくも『決戦』の事を知ったんだが…そらそうだね―!作戦壊れちまったね!敵にも知れ渡っちまって」

「うむ…さようにござる!!」

「…」

 

「今からでも『ウソでした』って事にできりゃいいが…!!それじゃ味方も信じちゃうか…!!しかし、あっしは”足に逆さ三日月”を彫るってのも知らなかった。そんな同志もいる。錦えもん君達にも伝えておくんない!!あたしらも必ず戦わして貰ェやすよって!!さァコレ忙しくなってきた!なにしろね!決戦までの一週間も待たずに死んじゃいそうな人達が大勢いるんだ!!アッハッハ!!それじゃゴメンなすって!」

「「!」」

 

 

「よよっ!色男にベッピンさんに町娘!!あっしゃここらで失礼しやすよ!」

 

 

「 ― で…」

 

「あのオヤジの話を聞いてても、おめェらとの関係性がいまいちわからなかったんだが…」

「右に同じ!!」

「「……」」

 

「ええ、とっても明るい人ね…!トノヤスさんって何者?」

 

「それが…わたす達にも」

「わからぬのだ」

「「え~~~!!?」」

 

「わからねェまま、ずっと喋ってたのか!?」

 サン五郎が驚いたような訝しがるような顔で言った

 

「イヤ、一方的でもあったゆえ!それがし達を”君”や”ちゃん”で呼ぶもので、もしやかつて偉い方であったなら聞くも無礼…!!」

 

「あんな濃いやつ忘れるか!?」

「気易いんだから…幼馴染とか習い事の先生・先輩…とか?」

 フラの介もおロビも困惑顔だ。

 

「ん~~~!誰だったか…」

「「え~~~!!」

 

「呆れたねェ…!恩人にも近しい人を忘れるなんて!!」

「「!!?」」

 

「イチユリちゃん!あれが誰だか知ってるのか?」

 

「『殿』・『康』…と言えば、わかるだろう?」

 イチユリは、しのぶとカン十郎を見て言った。

 

「「ま…まさか!!?」」

「「「?」」」

 

「騒ぐんじゃないよ!彼が(・・)生きていると知れれば…オロチが(・・・・)黙っちゃいないだろう?」

「「!!?」」

 

「もっとも…!それならそれで面白いけどねェ?」

 イチユリはしのぶ達を見てニヤリと笑った。

 

「「…」」

 

 

 さて…!どう動きますやら!!

 

 

 

 




 ~ 次回予告 ~

 とんでもねー事が起こります。

 原作では、ワノ国編の裏で、世界会議編?が進行していました。

 この物語の中では、くま本人(・・)はマリージョアには()らず、救出作戦もありません。

 ですが…

 サボは虚の玉座の部屋を訪れ、コブラと五老星の対面を目撃します。

 そして…!!?


 
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