どうぞ!
イチユリが去った花の都では…
「!!現れると思っていた」
「!」
「トラファルガー」
「船長!!」
牢屋の中から船員が二人声を上げる!!
「…もう一人…シロクマがいた筈だ!!」
「貴様の能力ならすぐ外へ逃がされてしまう!”人質”を全員目に見える場所に置いておくのもバカな話」
「…」
「お前にもその檻に入って貰う」
「!?あァ!?おごるな!学習能力はねェのか?」
「貴様はどうだ?」
「!?」
「お前におれは倒せない」
ホーキンズが剣を抜き左手を斬った。
― ズッ!! ―
「痛ェっ!!」
「シャチ!?」
牢屋の中の一人の左手から血しぶきがあがる!
「……!!」
ローはそれを見て目を剥いた。
「(イチユリ屋が警告したかったのはこの事か!!?)」
「おれは今、四つの命を持っている!!お前がおれを斬れる時は…3人の部下を殺した後だ」
「!!!」
~ 頭山 ~
「どういう事だアシュラ!?」
「おいどんも聞かされとらんが…!!任せろと言っておられた!!イチユリ様を信じろ!!」
「しかし…康イエ様が!!」
「イオリ殿も大丈夫だと言っておられた!!」
「イオリ殿が言っていたのは『作戦』の事であろう!!確かに…『作戦』はまだ生きている!!康イエ様が命を賭して敵の目を欺いてくれたのだ…!!」
「…」
「月の刺青が”流行り模様”などで無い事くらい、捕まった侍達が一番よく知っている!!」
「イチユリ様は…!!都の侍達は囮と考えておけと申された!!」
「囮とな!!?」
「あてにするなと言う事だ!それよりも!!お前たちに見せてェモンがある…!!ついて来い…」
その頃、『兎丼』では…
原作通りに記憶喪失中のビック・マム襲来事件が発生!!戦いの中でルフィは上位覇気が開花する!!
その後はほぼ原作通りの流れになった。ビック・マムは記憶を取り戻したが気を失った。そのマムを連れてクイーンは鬼ヶ島へと向かう…
通信が途絶えた環境で、拘束の解かれた強化版のルフィがいる状態!!
『兎丼』はあっさり手中に出来るかと思いきや…!!
原作通りに”
しかしながら、倒れるまでの過程にて、ルフィは囚人たち心を掴み!『兎丼』奪取に成功する!!
原作と異なる事もある
既にカリブーはカザマを介してイチユリに懐柔されていた。
”疫災弾”の治療薬は無かったが、”疫災弾”のレシピは存在した。カザマがそれを奪取していたので、チョッパーはすぐに抗体を作り出す事が出来た。
~ ワノ国『九里』 ~
アシュラが錦えもん達を案内した場所は…!!
「これが20年だ!!」
「…」
「雲をつかむ様な伝説を信じ続ける事が、いかに難しい事か…!!」
「…」
「10年がピークだった…!!」
目の前の丘には無数の墓標が立ち並ぶ!!
「 ― しびれを切らして『鬼ヶ島』へ向かい!みんな死んだ…!!!」
「…!!」
もう10年だ!!おれ達は歳をとった!
20年も待ったら、体力は衰える一方だ!!
「…」
「本当に帰って来る保証もねェ奴らを待ち続けろと!?」
「冗談じゃねぇ!!」
― わあああ… ―
「あいつらを信じろ!!錦えもん達は必ず帰って来る!!モモの助様を連れて!!」
「オロチに従わねェおれ達には食う物もない…!!戦う前に病気で死んじまうよ!」
「…!!」
「カイドウの軍だ!!」
「井戸を壊された!!!」
「ぎゃはははは!!」
「畑を焼かれた!!」
「!!!」
「もう限界だ酒天丸!!」
「…やめろ!犬死にだど!!!『光月』の名で大軍組まにゃあ勝機もない!!」
「せめて!!刀を持って死なせてくれ…!!死ぬのなら!『侍』として死にたい!!」
「止めないでくれ!!!」
「覚えてるか?ガキの頃…!!」
「度胸試しによく叫んだ!!自分を大切にするから人間はビビるんだってな!!」
「名前を捨てろ!知恵を捨てろ!!頭を空にして飛び込むのみ!!」
「声を上げろ!!」
「”
戻れ―!!!戻ってくれ―!!!
~ ~ ~ ~ ~
「……!!」
「なぜ20年もの歳月が必要だったんか…」
「成せばわかる筈!!」
「必ず意味がある…!!」
「…おでん様を疑う気はない…」
アシュラは頭山の仲間達に目を向けた。
「おい!!野郎共!!時は八日後、火祭りの夜!!『光月』の名において”鬼ヶ島”へ討ち入り!!海賊カイドウと将軍オロチの首を取る!!覚悟のある者はついて来い!!!」
― ウオォォォオォォ!! ―
歓声が上がる!!
「勿論だ棟梁!!この日をずっと待ってたんだァ!!」
「康イエ様の死はムダにしねェ!!!」
「イチユリ様は、こう言ってくださった!!」
お前の
ならば…私の元に来ようと、それはそれで良いではないか!!
~ アシュラの頭の中での回想 ~
「あんたは…おでん様の事を!?」
「この国ではずいぶんと悪い話
「…なんでだ?」
「私は、おでんと一緒に航海した者たちと縁があってね…!彼らから聞く話とこの国で聞こえる話はあまりにもかけ離れている。どちらが真実なのかはわからんが、少なくとも私は見知った者達の話に重きを置く!!」
「……」
~ ~ ~ ~ ~
「おいどんは!!おでん様の家臣として『鬼ヶ島』へ行く!!」
「アシュラ…!!」
錦えもんが晴れやかな笑顔を見せる!!
「お前らあの日のままだろう?錦えもん!!昔は歳が同じだったが…!!おいどん達ァ増して20年分強ェど!!!なァイヌ!!」
「確かにそうだ!!」
「黙れジジイ共!!足を引っぱるなよ!!」
「「あァ!!?」」
「おいおいやめてくれ!!誰が止められるんだ?赤鞘達のケンカなんて!!」
~ 『花の都』はずれの森 ~
キィン!!
「グフッ!!」
「おのれ…」
― キン! ―
― どさっ…! ―
ゾロ十郎が剣を鞘に納める…
「フゥ…これでもう全部か…?何人いるんだ一体…忍者軍団!!」
「すいません!私が足手まといに…」
「まぁ、気にすんな!!おまえに死なれちゃモモの助に合わせる顔がねェし…!ウチの参謀さんにも、敵の数を減らしとけって言われてるんでな!!しかし…いつ迎えに来るんだイオリのヤツは?」
「あの…私達が移動して隠れているからではないでしょうか?」
「それはねェな!!ワノ国から出たりしねェ限り…あいつがおれ達を見失うワケがねェ!!」
「え!!?」
「さて、どうすっかなァ…『秋水』がねェと腰の収まりが悪ィ…!!」
「えっ…!『秋水』…!?」
「…オロチは絶対許さねぇ!!」
「!」
「トノヤスの仇は…必ず討つ!!」
「…オロチは…!私の手で殺したいくらいです…!!」
「…」
涙を浮かべながら言う日和の言葉を、ゾロは無言で聞いていた。
「(そういや…コイツの両親はオロチに殺されたんだっけな…)」
「しかし…忍者軍団と言うからもっと手ごたえがあると思ってたんだがなァ…!!これじゃ訓練にもなりやしねェ!狂死郎とかいう侠客くらいじゃねェとつまらねェな!!」
「…」
「2刀じゃ苦戦するかもよ?後で仕合ってみたらいいんじゃない?」
「!!? 相変わらず気配が読めねェな…!!」
「日和ちゃん!おトコちゃんは無事だから安心して頂戴!これから牛鬼丸のところに行くんだけど…一緒に来る?」
「何しに行くんだ?『秋水』はこの国に返せってんだろ?あれの代わりになる刀がありゃおれはかまわねェがよ!」
「ゾロには聞いてないわよ!!」
「あ?」
「あの…」
「「ん?」」
「ゾロ十郎さんが先ほど言われていた『秋水』とはもしや…」
「『刀神』リューマの刀の事よ!今は、元の場所にリューマの遺体と共に眠ってるわ!!」
「まさか!?」
「リューマ(の遺体)と闘って、『秋水』はおれが手に入れたんだよ!!」
「え!!?」
「知らない人が聞いても理解できないような事を言わないの!」
「へーへー!」
「…」
「さすがに『秋水』の代わりになる刀はなかなか見つからないからね。とりあえずこの戦いが終わるまでは借りようかと…」
「いえ!『秋水』はそのままにしておいてください!!代わりは…!私がなんとか致します!!」
「代わり?」
「おれはおめェの『雲』でも構わねェよ?『秋水』よりは軽いが、あれもいい刀だ!!」
「…そんな言い方する奴には、絶対貸さねェ!!」
「なんでだよ!!」
おめぇの言い方は、
そんな言い方するヤツに、なんで私の刀を貸さにゃならん?
「『雲』って…まさか!『四代・鬼徹』!!?…あなた達は一体…!!?」
~ 花の都のはずれ『えびす町』の北 ~
「よかった!!あんた達捕まってたって聞いたから!」
「あァ…」
「う、運よく逃げ出せたんだ!」
「そうなんだ!」
「あ!そうだコレ、康イエって大名が死ぬ前に牢の中にいる奴らに書いて見せた『判じ絵』だ」
「え!?」
ペボがナミにトの康が書いた『判じ絵』を渡す
「蛇に2本線が足されてる!?」
「うん!これでこの暗号の意味が変わったんだろうな!『ワノ国』の奴らは理解してた」
「康イエの最後のメッセージだ」
「すっごく重要じゃない!錦えもんに必ず渡すね!!」
「頼むぞ!!」
「オッケー!!何かあったら”網笠村”ね!!」
「…!!」
ペボ達は仲間の待つアジトへと移動した…
「 ― じっとしてるなんて無理だ」
「ああ」
「悪いが『作戦』よりウチの船長の命だ」
「いい海賊団ね」
「「!!?」」
「乗組員たちが皆…船長の事を心配するなんて」
「当たり前だろ!!」
「何しに来た!!イチユリ!」
「ロー殿に何か言われなかったのかい?」
「…」
いいかお前ら!おれの事は心配するな!!
それと…”麦わら屋”達に話す必要はねェ!!
「もう少し…自分達の船長を信じてもいいんじゃない?まぁ心配するなってのは無理かもしれないけど…」
「…」
「イオリは知っているだろうし…そもそもロー殿は
「「えっ!!?」」
~ えびす町 ~
「アハハハ!じゃ頼んだよお前さん」
「お任せあれ!!それがし…責任もって!!康イエ様のご遺体は『久里』でしっかり供養いたすゆえ」
「アハハハ!頼むよ兄ちゃん」
「勿論だ!康イエ様は我々にとっても大恩人!!」
「頼んだ!ホントに頼んだよ!イヒヒヒ!!アハハハ!!」
「準備できた!!行くぞナミ!!カン十郎」
「うん!!じゃあねみんな」
「あいやしばらく!!急ごうぞ!!」
最初からフラの介は船の整備を行っていたので、使用する予定(5000人分)の船は既に出航出来る状態になっている。
船は全部で1万人以上乗れるだけの数があり、フラの介はそれらを全て整備するつもりでいる。
よってあと半数あるわけだ。
イチユリは、イオリが『ミニミニの実』の能力者である事を、改めて錦えもんに伝えた。
縮小すれば一万以上の人数をサニー号だけで運ぶことも可能である。
ただし…
錦えもんはそれを伏せておいてほしいとイチユリに告げた。
「イオリが来るまで…というワケでもなさそうだね?」
「…」
「…アタリはついているのかい?」
「いや、まったく!!しかし…恐らくイオリ殿は…!!」
「…でしょうね!」
私も原作知識で知ってはいるが…
イオリは
― 翌日 ― 『鈴後』おいはぎ端
「今日は何用で参られた?」
「そろそろ来る頃だろうからね!」
「「?」」
「ちょっといいか?」
ゾロ十郎が進み出て牛鬼丸と対峙する。
「…」
「おい坊主!!お前はだいたい何なんだ!?敵か!?味方か!?何者だ!?」
「!!!」
「『誰の』よ!!」
「あ!?」
「主語がなければ答えようがないでしょ!!」
「…それもそうか…主語は『オロチの』って事だ!!どっちだ!?」
「…」
「この橋がおいはぎ橋と呼ばれる様になったのも、てめェが通行人から武器を奪い続けてた為だと聞いた!そんなに武器を集めておめェは一体何がしてェんだ!?」
「…イオリ殿!この者には話されていないので?」
「話していいなら話すけど?」
「あなたのお仲間なのでしょう?ならば…私は構いませぬ!!」
「そうね…。河松がくるまで時間がありそうだから話しておきましょうか!」
「!!?」
「!!!…河松!?河松様がここに来るのですか?」
「何だ?その河松ってのは?」
「まずは…牛鬼丸の事から話すわね!!」
・
・
・
「来たみたいね!」
「!!?」
「カッパッパッパ!!こんな片田舎で侍と坊主それに…!!?」
「河松!?本当にあなたなの!?」
「ん??なぜ拙者の名を…!!」
「赤鞘の魚人か…なるほど!横綱ってだけあってでけェな!!」
「…!!」
「この娘は『日和』よ!」
「!!?…確かに…面影がある!!しかし今までどこに!!?それに…!!?」
「河松!!え~~~ん!!」
日和が河松に体当たりするようにして抱きついた。
「!!お…おお…!!まさか、こんな所でお会いできるとは…!!ところで…おぬし達は何者だ!?」
「私はイオリ!!『麦わらの一味』の
「『麦わらの一味』!!?…まさか!!」
「ルフィ太郎の仲間よ!ゾロ十郎もね!!」
「あなたがここに来るからと、イオリさんが教えてくれたの!!」
「なんと!!?おぬし…なぜ、それがわかった?」
原作知識です!!口には出さないけどね?
「それよりも…まずは敵を倒しましょう!!」
「「「!!?」」」
原作ではたしか牛鬼丸討伐の部隊だっけ?
ドドドッドドドッ
「ん?」
― ドドォン!! ―
「「!!?」」
銃声が響いた!!…が…
「「!!?」」
銃弾が止まり、雪の上にポロポロと落ちる。
念動力です。はい。
原作知識が無くてもわかったよ?わかりやすい殺気を放つ集団だったから。
気配で武器まではわからんかったけど、その辺はご愛敬だ。
「弾が…!!?」
「せっかくの再会に…」
「「えっ!!?」」
「「水を差してんじゃねェ!!!」」
― ザン!! ―
イオリとゾロの斬撃が敵を蹴散らした!!
《 速い!! 》
河松は驚いていた。
~ ~ ~ ~ ~
「…」
「こうして無事生きていてくださった事が…!!拙者何より嬉しゅうござる!!日和様!!」
「ごめんなさい私…あの時恐くて逃げてしまって…!!見つけたわずかな食糧をいつも私にくれて…年々やつれていく姿を見てられなくて…!あなた一人なら生きていけるのに、私のせいで河松が死んじゃったらどうしようって…!恐くなって私、逃げ出したの!!」
「…!!なんとお優しい理由…!!さようでござったか!おかげ様でずいぶん太りましてござる!!カッパッパッパ!!」
「河松!!そしてこいつが『牛鬼丸』よ!!」
「!!?『牛鬼丸』とな!!?」
「…河松様…!!よかった…!!!ご無事であられた…!!!」
― どろん!! ―
「「!!?」」
「コォーン!!」
「オニ丸!!?おぬし…13年もの間…!!」
河松とオニ丸は抱き合った。原作よりも感動的かもしれないなどと、不謹慎な事を思う…けど…
「…元の姿に戻るなら案内してからにしなさいよ!!」
変化には大量の妖力を使用する。元に戻ってまた変化するには、しばらく時間がかかるのだ。つまり、しばらく河松達と会話が出来ないと言う事!!もっともイオリは思考が読めるので、特に問題は無いのだが…
「ガルルルル…!!」
「はいはい!それじゃ、あなた
~ ~ ~ ~ ~
地下通路への入口に着いた頃、オニ丸の姿は消えていた。
プルルルル!!プルルルル!! ガチャッ!!
「錦えもんか?」
『河松か~~~~~!!よくぞ生きておった!!』
「兎丼の事で…兵の数は一気に増えた! ― しかし刀が足りぬのではないか?」
『よくぞ気づいた!!その通り!!困っておる!オロチのヤツめ!この20年で国中の刀を没収しおって!!アシュラ童子が集めてくれていた刀では足りぬのだ!!助っ人の一人が心当たりがあると申していたが…』
「その助っ人というのは『イオリ殿』の事ではないか?」
『その通り!!もしや一緒か?』
「さよう!!安心しろ!!何千の兵が集まろうと…刀はいくらでもまかなえる!!」
『まことかァ~!!?』
「拙者の言う場所へ人手を送ってくれ!!」
ガチャッ
「しかし…これだけの数の刀をよくぞ…!!感謝いたす!!」
~ ~ ~ ~ ~
「ゾロ十郎さん!『秋水』の代わりの刀ですが…!!私が亡き父から譲り受けた刀をさしあげます!!」
「!?」
「そりゃまた…!!秋水と同等以上の刀とはね!!」
「ん?」
まだ
「名刀『閻魔』!!カイドウに唯一傷をつけた伝説の刀です!!」
カリブーは、黒ひげに憧れ海に出た。
しかし彼が、頂上戦争で敗れた事を知り、黒ひげを倒した相手を探していた。
敵討ちかと思いきや、黒ひげを倒した者に憧れを抱いていたようです。
奴隷から抜け出す為に、雷ぞうに協力したカリブーは、ルフィから黒ひげを倒したのがイオリだと知らされます。
さて…カリブーはこの後どう動く?
※なーんも考えてないので、話には出てこないかも?