イムの娘(いむのこ)   作:槙 秀人

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原作通りに進めるのかが、だんだん疑問になったきた?

大丈夫じゃないかな?
ダメかな?


早くも?原作97巻突入です!!


どうぞ!!







14-351話:大物達の集う国

 トカゲ港に、狂死郎一家の船と、フランキーが修理した船団が集まって来た。驚いたのは、赤鞘の侍たちである。

 

「確か、あいつは…」

 ゾロが好戦的な笑みを浮かべる。原作と違い、ゾロは狂死郎と戦っていない。しかし!彼の強さは知っている。

 

「ヒョウ五郎親分に代わる、都の侠客だど…!!」

「しかし…なんだってその後ろに仲間達の船が!?」

 

「赤鞘のお侍さん方!!!拙者、花の都のヤクザ者!人呼んで”居眠り狂死郎”と申す!!」

「気ィつけろ!あいつはかなりの使い手だど!!!」

 

「我が狂死郎一家、200名!!あんた達の討ち入りに助太刀させて頂きたい!!」

「!!?」

 

「どういう事!?いったい何の義理が!!?」

 

「義理も恩も…『光月家』には計り知れずござんす!! とかく思い出すのは、錦さん!!40年前に都で起きた『山の神事件』!!世間はまるで、おでん様の暴走と理解してたが…!違うねアレは…!!」

 狂死郎は、リーゼントのカツラを外して捨て去った。

 

「…きんさん?」

 

「アレは、欲の皮の突っ張った!若ェあんたが起こした事件だった!!」

「!!?」

 

「え…!?それ(・・)を知るのは…もはやただ一人だぞ…!」

 

 まさか!!?

 

「おぬし…!!もしや、傳ジローか!!?」

「「えェっ!!?」」

 

「いかにも!!見違えたであろう?すぐにでも名乗り出たかったが!万が一を考え、敵であり続けた……!!」

 

 名乗っていれば、カン十郎からオロチに伝わり、傳ジローは消されていただろう!!

 

「最後まで、オロチの信頼を得た事で!!『羅刹町牢屋敷』の千人の侍たちを解放する事が出来た!!締めて1200名の兵を足してくれ!!!」

 

 ウオオ~~~!!!

 

「ついに来た!この日におれ達も戦えるぞォ~~~!!」

 

「しかし、錦さん!!さすが頭の切れる男!!」

「!?」

 

「康イエ様の判じ絵は『刃武港』を現す『ハブの腹に線二本』!!二本の線は腹の絵を消す事を意味する”文字抜き”!!誰もが『はぶみなと』の中を抜いて『はと』と読めるゆえ、皆には『線二本』とだけを連絡した!!しかし、オロチの内通者がそばにいると察したあんたは、あえて身内にだけ『トカゲ港』と読み違いをしてみせた!!”内通者”はまんまとオロチに『トカゲ港』と伝えた!!」

「えー!!?」

 カン十郎は驚きの声を上げた。

 まぁでも、いまさらどーでもいいじゃんね?

 

「なるほどな…!仲間達は皆無事という事か!!」

「それであの船団!!」

 

「20年経とうが!!おでん様の伝説の死は忘れねェ!!『光月家』の再興を信じておれ達は生きて来た!!共にゆくぞ『赤鞘』の侍たち!!準備は万端だ!!!」

「我ら1200を新に足して、総勢5400名!!!さァ皆ゆこうぞ!!いざ『鬼ヶ島』!!!」

 

「うはー!あんだけ揃うと壮観だ!!よくわかんねェけど、問題ナシだな!!」

 

「錦さん!!さすがはおれ達のリーダーだ!!やはりあんたは尊敬に値する!!!」

「……ああ!」

 傳ジローは天然か?それとも妄信してるのかしら?

 まぁ、いいんだけど…

 

「…イオリ殿は、あれを…正しく(『はと』と)読んでおられたか?」

 錦えもんが表情も変えず、視線も向けずに聞いて来た。

 

 ねぇ…それ聞いちゃう?

 

「あの時*1は、さすが錦えもんだ!と思ってたのよ?」

 私は錦えもんの問いには答えずそう言った。もちろんホントの事である。

 

 さすがと思ったのは、本気でトカゲと読んだ事!あれならば、誰でも騙せるでしょうから!!

 ※間違ってただけです。

 

 私の言葉を聞いたからか、原作のように錦えもんが(静かに)問い詰められる事はなかった。

 菊以外の全員(カン十郎含む)が疑いのまなざしを向けていたけども…

 

 さて!

 

 

「「!!?」」

「ビック・マムとカイドウ~~~!!?」

 

「”四皇”の同盟だと!?」

「ビック・マム……!!?」

 

 私が情報を伝えると、キッドとローの海賊団がどよどよしだした。

 麦わらの一味(うち)は呆けてる感じ?

 

 そういえば、ルフィとチョッパーは、リンリンがこの国に居る事、知ってたのよね~!!

 

 

 錦えもんの作戦は、カン十郎からオロチに伝わっている事と思う。

 しかし、オロチは反逆者達の行動を阻止したものと思っている。

 だから!!

 

「作戦は、錦えもんが考えたもので、ほぼ問題ないと思うわ!!」

 私の言葉に錦えもんが微妙な顔をする。本人的には必勝の策ではないのだろう。

 けどね?

 ルフィとキッドが居るんだもの…!策が策として機能するかどうかなんてわかんないのよ!!

 

 策を練るにしても幹だけしっかり組み立てて、あとは臨機応変が基本である。

 仲間をコントロールする事も出来るっちゃ出来るけど、それやっちゃうと、私が居ないとダメじゃんね?

 それはマズいんだって!!

 

 だって…私は………

 

 だからあいつらは自由にやってもらうのが基本なの!!

 

 百獣海賊団にはワノ国の連中が、オロチたちには百獣海賊団が、余興でドッキリを仕掛けるようだとそれぞれに噂を流してある。

 既に宴会は始まっている。原作通り、全員が百獣海賊団の衣装になって進めば、首を傾げるものの、大きな騒ぎにはならないだろう。

 

「オロチから、モモの助を捕えてくるようにと命令が出ていたらしいから、カン十郎にはモモの助を連れて行ってもらう。」

 原作のようにオロチの元までたどり着くのを、もたつかせる必要もない。早々に、オロチの元まで辿り着き、全てオロチの思惑通りに終わったと知らせてやれば、安心していい具合に酔ってくれると思われる。

 

 アブーには既に連絡済なので、彼がルフィとゾロの事をバラす事はない。つまり原作通りになったとしても、クイーンが二人に気づくのはかなり遅くになるだろう。(気づかないかも?)

 

 

 あれ?

 

 そうすると、原作とかなり違う展開に?

 

 やばくね?

 

 

 

 錦えもんと傳ジローはそれぞれ1500の兵を率いて左右の山道を通り、赤鞘の侍以外は、裏口より場内へ侵入してもらう。他の赤鞘の侍たちは、ローの潜水艦にて裏手に周り、裏口付近で合流する!!

 ルフィとキッドは正面から殴り込むだろうから、(言っても聞かないので…)あいつらは勝手に動いてもらって問題ない。むしろ、いい囮になるだろう。

 残る2000人は、縮小してカザマが宴会のメイン会場まで運び、そこで縮小解除して騒ぎを起こしてもらう。噂の効果があればきっと、会場をいい感じに混乱させて、裏口から意識を遠ざけてくれる事だろう!!

 

 問題は…

 

 ビック・マム海賊団がどう動くか!!

 

 原作通りであれば、ここに現れるのはペロスだけ!

 ただし…

 

 ペドロは死んでいないので、ネコマムシがそこまで怒る事もないかもね?

 

 

 ~ ~ ~ ~ ~

 

 

「『鬼ヶ島』討ち入りの作戦に集いしワノ国の侍たちよ!!共におでん様の無念を晴らそうぞ!!」

「ウオオォォー!!!」

「錦えもん様ァー!!」

 

「必ずやワノ国を変えるんだァー!!!」

 

 鬼ヶ島へ向けて、船団が出航した。

 凪にしたのは港付近のみ…。鬼ヶ島までの海は荒れている。

 そして、島の周りには荒れた海の波しぶきによる霞が立ち込める…

 

 先行するのはサニー号。何故か急いでいるみただけど?

 その後をキッドの船、ヴィクトリアパンク号が続く。

 

「……」

 原作とは違い、ワノ国に到着した時からジンベエは居るので、乾杯とかは無いはずよね?

 

 あ~!しまった!!そういえば!!!

 ジンベエが麦わらの一味(うち)に入った後に、メンバー全員揃うの、今じゃんね?

 

 あれ?でも今、私…!ローの船の上に居るんだけど?

 

 

 - ボゴォン!! -

 

「うわぁ~~~!!」

 

「ん!?」

「霞の中で爆発!?」

「今の、ルフィ殿の声では!?」

 

「しまった!!鳥居の門番の話をしてなかった!!」

「え!?」

 傳ジローが叫ぶ!

 

「島の前の鳥居は小さな要塞になっている!火祭りの夜は大勢の兵士がそこで宴に興じているんだ!!」

「それはマズいぞ!!」

「ルフィ殿~~~!!!」

「…」

 

 いや別に…

 ルフィ達が、乾杯の為の酒を手に入れる為に、先行したみたいだからいいんだけどね?

 

 いいんだけどね、傳ジロー?

 それって本来、言い忘れちゃダメなヤツなんじゃねーの?

 

 

 船団が進み、鳥居の様子が見えてくる。敵は全滅してるみたい。

 

 この程度の船団ならば、全滅も有り得るほどの装備を持った要塞だった。

 

「……!!」

 侍たちが驚くのも無理は無い。6名で攻め入って100名近くが詰める要塞を陥落させたのだから…

 (ナミ、ウソップ、チョッパーは留守番かな?)

 

「何だ?この鳥居!!」

「こんなに兵器が!!」

「こんなので攻撃されたらヤバかったな!!」

 

 

「「……!!」」

 

 

「ん? おーい!!錦えもーん!!なんかココに敵がいた!!なははは!!」

 

「おいマリモ!それ、どっから持ってきた?」

「言ったろ!コイツら酒盛りしてたんだ!!」

「オメェ…どんな嗅覚してんだよ!!」

 

「おーい!イオリ!!乾杯すっからこっち来い!!!」

「…」

 いったい誰の発案だ?今はそんな事してる場合じゃねーっての!!

 

 

「鳥居の門番が!全滅!!?」

 

「ここが最初の難関だったのに!!?」

「まぁ、ルフィだからね!」

 今回は酒が目当てのゾロかしら?

 

「かたじけない!!ルフィ殿!!迅速なる関門突破!感謝いたす!!」

 

「「…??」」

 ルフィもゾロも、何を感謝されているのかわからない様子…

 結果オーライですけども!!

 

 

「さすが、頼りになるな!!麦わらの一味…!!」

「とにかく進むぞ!!」

「敵が酔ってるうちに叩くんだ!!」

 

 船団が鳥居の横を抜けていく…

 

 私が鳥居へ行かなかったからかも知れんけど、ルフィは乾杯をやめたらしい。

 なんか叫び声が聞こえたから、原作と同じ流れになったのかな?

 

 キッドの船も速度を増した。

 四皇が2人もいるんだもんね!気合も入りまくりでしょう!!

 

 

 原作では当初、カイドウを狙っていたけど、ココでのキッドはどーでしょう?

 まぁ、最初はカイドウか?

 

 そもそも捕まっていたのは、カイドウを倒そうとして敗れたからだもんね!!

 

 

”………”

 

《……………》

 

「………」

 

 

 しかし…

 

 

 

 何だろうね?

 

 

 

 

 まだまだ遠く離れてるらしいけど…

 

 

 

 まだまだ私の見聞色で確認できる範囲じゃないけれど…

 

 

 

 さっき、エイタが教えてくれた…!!

 

 

 

 

 

 

 四皇が…

 

 

 

 

 

 4人(全員)…揃いそうなんだけど?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シャンクスは、原作でもワノ国近くに来てたよね?

 だからまぁ、それは当然そうなるよね?って感じでいいんだけど…

 

 エースはお玉と約束してるけど、四皇同士が近づくとなると世界政府が騒ぐので、実は遠慮をしてたらしい。

 (あの性格であれば、カイドウと飲み友達にでもなれんじゃね?)

 

 ところが!!

 

 ビック・マムがワノ国に来て、海賊同盟とかやっちまったので、きっとエースも、『じゃあ行くか!!』ってノリになっちゃったのかもしれないね?

 

 

 ちなみに!

 

 原作では、火祭り・決戦の日は3月17日。

 

 休息はさんで、ワノ国の大宴会は3月24日です。

 緑牛がやってくるのもこの日です。シャンクス来たのも同日です。

 

 それって、7日後なんすけど?

 (距離的に、4日後くらいに着くらしい…)

 

 ってか、7日後まであいつら何してる気?

 

 あ~…宴か!

 (3日間くらいなら、あいつら平気でやりそうだ…)

 

 

 いや別に…休息してる間に上陸してもらってもいいけどね?

 

 あ~ダメだ!

 それは絶対アカンやん!!赤髪(シャンクス)上陸したら、キッドが暴れ出すかもしんねーじゃん!!

 

 

 あれ?

 

 って事はよ? もしかして…

 

 あいつら(エースとシャンクス)見張っとかなきゃならんかも?

 

 

 ・

 

 ・

 

 ・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 めんどくさ!!!

 

 

 

 

*1
5日前の作戦会議の前に判じ絵の変更を皆に連絡した後、ナミの質問に答えた時の事。




原作沿いから外れてる?
それは筆者的にはヒジョーにマズい事なのです!!

なぜならば!!
原作沿いだからこそのこのペースなのです!!!


もしかして!
更新、遅くなったりするかもね!?








仕方ないね!! ← 開き直った!!?


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