イムの娘(いむのこ)   作:槙 秀人

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浴衣0227さん、誤字報告ありがとうございます!!

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投稿ペースが落ちてしまいましたけども…!
週一投稿は死守したいなァ~!!

な~んて言ってて、ダメになったらゴメンして!!

さてさて、

話が前後してしまう感じですが…
原作で言うと103巻くらいの話です。

巻数進んでませんけど…


どうぞ!







14-356話:王たちの『月の獅子(スーロン)

 ~ カイドウを、ルフィ殿に任せるならば!! ~

 

 

「モモの助様!!我らはフロアに戻って、敵の主力を叩きまする!!」

 錦えもんが、モモの助に言った。

 イチユリとイオリの姿は消えていたが、モモの助の近くにはカザマが控えていた。

 

 カザマの力は知っている。錦えもんはパンクハザードで半身ずつで戦い拘束された。麦わらの一味のメンバーも、手玉に取られたとの話も聞いている。彼女ならば、モモの助様の護衛を任せられると、赤鞘の侍たちは判断した!

 

「うむ!拙者はここで!ルフィ殿の戦いを見届ける!!鬼ヶ島をこの場に留めておく必要もあるゆえな!!」

 龍には変化していないものの、現在モモの助はカイドウと焔雲合戦の真っ最中!別に屋上に居る必要は無いが、ルフィと一緒に戦う事を決意していた。

 どんなに強くなろうと、ルフィはゴムだと聞いている。打撃には強いが斬撃には弱い。

 カイドウの発する風は『かまいたち』!!斬撃となってルフィを襲う!!

 可能なら!!カイドウと同じ能力(ちから)をもって、それを相殺したいと考えている。完全にはムリでも少しでも力になれればと…!!

 

「敵の主力で残るのは…」

 カザマが錦えもん達に、鬼ヶ島の状況を伝えた!!

 

 人造悪魔の実(スマイル)による能力者!

 与えられた者達(ギフターズ)たちは、もれなくお玉のキビだんごを食べ、ワノ国組へと寝返った!

 ドレークもワノ国組に仲間認識されており、アブーは鬼ヶ島が浮く前に、島から脱出していた。

 

 CP0が既にワノ国から居なくなっている事についてカザマは触れなかった。そもそも彼らの姿を見た者は、ワノ国組には居ないから…

 五老星によるカイドウVSルフィの戦いに邪魔が入る事もない。

 それに、ルフィは既に覚醒しちゃったし…

 

 

 ビッグ・マムは、キッド&キラー&ローが応戦中

 クイーンはサンジ、キングはゾロが闘り合っている!

 

 巨人のナンバーズとは、ヤマトとしのぶが応戦しており、飛び六胞を撃破した麦わらの一味のメンバーが次々に合流しているとの事。

 

「残るはジャックとペロスペロ-!そして!!」

「「!!?」」

 

「あやつはカイドウに、斬り殺されたのではなかったか?」

「首を斬り落とされたと聞いておるが…」

 

「日和殿が一太刀浴びせる!との事です!!」

「「!!?」」

 

「なんと!日和様がこの島に!!?」

「はい!!是非にとの事で、イチユリ様がお連れしたようです!!」

「!!?」

 

「錦えもん!!モコモ公国を滅ぼしたジャックは私に任せてもらいたい!!」

「ワシはペドロが世話になったっちゅう、ペロスと言う奴と()らせてもらうきに!!」

 

「オロチの所には…!拙者が参る!カン十郎!!おぬしも一太刀浴びせたかろう?」

「一太刀と言わず、いく太刀でも!!」

 

「オロチが食した悪魔の実は『ヘビヘビの実 幻獣種 モデル八岐大蛇』!!」

「!!?」

 

「カイドウに斬られた首は、8つ(・・)の内の一つです!!」

「つまり、あと7つの首を切り落とさねば、オロチは死なぬという事か!!?」

 

「丁度良い!!拙者と傳ジローで首2つ!!あとの5つは!!5つの郷の大名達(・・・)にお願い致そう!!」

「!!?」

 

「それは妙案!!」

 

「では!残る我らはナンバーズとかいう巨人の所に向かおうぞ!!」

「「おう!!」」

 

 

 ~ ~ ~ ~ ~

 

 

 鬼ヶ島は、大きく壊れてないものの、2つの力がせめぎ合いながら浮いており、地震の如くに揺れている。建物の内部はあちこちひび割れ、崩れている箇所もある。

 小紫に扮して現れた日和はオロチに海楼石の釘を打ち、力が抜けたところで同じく海楼石の腕輪をハメた!!オロチは怒るも壁が崩れ、その下敷きになって動けなくなっていた。

 

「おい小紫!!一体なんの冗談だ!!腕輪を外せ!!ガレキをどかせ!!お前はわしを好いておるのだろう!!?」

「滑稽な!!好意のかけらもありませぬ!」

「へ…!!?」

 

「くしくも…ぬしが好きな曲…『月姫』は…私の父!光月おでんが愛した曲でありんした」

「……………!!?…父!?」

 

「この曲を…ぬしに聞かせるその時に!どうして笑顔になどなれましょう?」

 だから私はこの曲を弾く時、面をかぶっていたのです!!

 

「まさか…小紫!お前が…日和!!?」

「…」

 

「お…おでんはわしも大好きであった…!よく考えてみろ!!わしは…カイドウに利用されておったのだ!!共に逃げようぞ…!!さァ!腕輪を外し…」

「恩ある侍たちに…後ろ足で砂をかけ続けて来たぬしの言葉が今更届くとでも思っているのですか?父は約束を守りました。違いますか?」

「…!」

 

ぬしが(・・・)持ちかけ、父がカイドウと交わした『ワノ国』解放の約束!!それを信じ…!5年もの歳月を父はおどけて踊り続けた…!!家族にも一切言い訳もせずに!!父は約束を守りました!!

「…」

 

「皆を必ず解放するという約束を信じ!1時間の釜茹でにも耐え切った!!熱い油に体を焼かれながら…!!]

 言いながら、日和は在りし日の父の姿を思い出す…

 

 どうした日和~~~

 

「いつもいつも笑っていたけれど…国中の命を人質に取られ、一人耐え忍ぶ父の苦しさは…いか程だった事でしょう!!!

「………!!」

 

 

 父上は…みんなにわるくちいわれてへいきなの?

 

 ああ!平気だぞ!!

 なんで…?

 

 おれにはお前達がいる!!だから全然平気だぞ!!

 ほんと!?じゃあずっといっしょにいるね!!

 

 

「……!!」

 

「…いやあ!!おでんが立派な侍であったぞ!!褒めてつかわそう!『将軍』としてお前の父に……」

「………!!その父を…笑い飛ばして、平気な顔で…!!裏切ったのはどこの誰ぞ!?

 日和は面を外してオロチを睨む!!

 

「!!」

 

私の名は『光月日和』!口を慎め無礼者!!!

「ひ~~~~~!!!」

 

「腹が空いてもボロを着ても!!私は父の名に恥じぬよう生きて来た!!私の中であなたが『将軍』であった日など一日たりともありはしない!!愚かで無様っ!!!それが増す程、散った命が救われぬ!!!

「……!!」

 ん…待てよ?

 もしかして…!コイツ(日和)はおれが、カイドウに首を斬られた事は知らねぇよな?

 ならば!!

 

「あわわ!!おい!よせよ!?何もするな!!?復讐など今どき流行らぬぞ!!おれを殺しても!どの道カイドウには勝てぬしな!!」

 

「こちらでしたか!!」

「「!!?」」

 原作通りのタイミングで、カン十郎が現れた。ちなみに日和はカン十郎が正式に(・・・)仲間に加わった事を知っている。

 

「オロチ!!よかった!本当に生きていた!!」

「おぉ!カン十郎!!よい所に来た!!!」

 ん!?今、わしの事を『オロチ』と呼び捨てに…!!?

 ま、まぁ良い!!今はそれどころではないからな!!

 

「お前に新しい舞台を与えるぞ!!あの女を殺せ!!!」

「まさか…!あなたが、日和様!!?」

 

「そうだ!あの女を斬り伏せろ!!ぐふははは!!20年耐え続けた女の復讐の失敗!!!なんたる悲喜劇!!見たか『光月』の残党日和!!これが強者の運というものだァ!!!」

「…」

 

「オロチ…!おぬしは何を勘違いしておるのかな?」

「は?」

 

「拙者が、『よかった!!』と申したのは、この手でお前に復讐出来るからよ!!

「えっ!!?」

 

「日和様!!まずはあなたが一刺しを!!!こやつはあと、7つの首を斬らねば死にませぬ!!」

「き、貴様!!なぜそれを!!?ぐあぁ~!!」

 

 まずは日和が短刀をオロチの胸に突き立てた!!

 

 そして…

 

 - バンッ!! -

 

 襖が開け放たれ、そこに傳ジローと5人の影が…!!

 

「き、貴様らは!!!」

 

 オロチを囲むは傳ジローと、当時の5つの郷の大名達!おでんと康イエの姿もある!!

 

 これは、昔日(せきじつ)の!復讐劇でござる!!

 

 オロチから、腕輪とクギとが外された!!

 

「カン十郎!何を…!!?」

 日和が驚きを口にする。傳ジローは動かない…

 

「ぐふははは!でかしたカン十郎!!まさかわしをも騙すとは!!さすがわしが見つけた(・・・・・・・)役者よのう!!」

「!!?」

 オロチはその身を巨大な大蛇へ変化した!!

 

「………」

 イオリ殿から言われていた。

 拙者の事に関しては、オロチは何も知らぬ事かも知れないと…

 オロチをたぶらかした者こそが、拙者の本当の仇であろうと!!

 

 だがしかし!!今の言葉で理解した!!

 

 拙者の仇()!やはりオロチであったと言う事を…!!

 

「…これで…心置きなくその首を斬り!斬らせる事ができるというもの!!」

「は?」

 

「海楼石を外したは、何も貴様を助ける為ではござらん!!」

 そもそも周りを囲んでおる!!

 貴様(オロチ)に逃げ道などありはせぬわ!!

 

「その姿になってもらわねば、首を斬るのが面倒ゆえ!!」

 7つの首が見えねば!!打ち損じるやも知れぬからな!!

 

「!!?」

 

 

 

 ~ ~ ~ ~ ~

 

 

 

 カイドウが屋上へ登る時に開けた穴が見える宝物殿の庭…

 月は雲に隠れて見えてない!!

 

 だが、しかし!!

 そこには『パワーボール』を覚えたミンクの戦士が一人居た!!

 

 ジャックと戦うイヌアラシの気配が近づいてくる…

 

「やるぞ!ガオ!!」

 ペコムズが握った拳を振り抜いて、光の玉を天井付近に投げつけた!!

 

「弾けて 混ざれっ!!!」

 

 - ドン!! -

 

 ・

 ・

 ・

 

 パオォォ~~~!!!

 

「もう限界だろう?眠れ!”昼の王”!!!侍はいないとウソを貫き滅びた貴様らの国を!!!もう許してやる!!」

 

 ゼェ…ゼェ…

 

「あの時、雷ぞうを見殺しにしていたら…!!私たちはそれを恥じて、二度とワノ国へは戻ってこれなかった!!」

「!!」

 

「おでん様の命日より、一日一日が…!!この決戦の日への確認だった!!!」

 

 ジャックの鼻での攻撃を、イヌアラシが掴んで投げ飛ばす!!

 

「私たちは20年間問い続けた…!!お前はまだ、おでん様の!!侍か?と!!!」

 

 

「バカな!!?」

 ジャックはイヌアラシの変化に驚いた!

 天井にカイドウの開けた穴がある。だがしかし!!今は雲に隠れて月は見えていない!!

 

 それなのに!!

 

「なぜ…月の獅子(スーロン)に…!?」

 ジャックは天井付近に丸い光体を目にした。

 

 何だ!!あの光は!!?

 

 

 イヌアラシはゾウでイオリに教えてもらっていた。パワーボールという技を!!

 

「パワーボールと酸素を混ぜ合わせる事で、人工的に小さな満月を造り出すことができるのよ!!」

 

 これは…イオリ殿?

 

 恐らく、ネコの所にも在るのだろう!!

 

「かたじけない!!」

 

 ガルルル…

 

「千年続いた都市が滅びようとも!!辿り着かねばならなかったのがこの決戦!!!この戦いに勝つ事で!!世界に夜明けはやって来る!!!

 

 

 

 

 ドクロドーム 正面入り口

 

「ペドロ!?生きて…いたのか!?」

 そりゃそうか!!でなきゃ、おれの右手はアメのまま!!

 

「死に損なっただけだ!とあるお方に救われてな!!そういうお前も失ったハズの右手が元に戻っているようだが?」

 

「…バカな女のお蔭でな!ペロリン!!」

 とあるお方と同じだろう…敵に塩を送るとはバカな女だ!!

 おっと!女じゃなくて奴って言わなきゃダメじゃねぇか!ペロリン!!どこで彼女(ユンアさん)の耳に入るか知れねェぞ!?

 

 

「ネコマムシの旦那!!満月が雲で隠れてしまっていますが!!とあるお方に授かった技で!おれが月を作り出します!!」

「はぁ?月をつくるだと!!?何言ってんだ!ペロリン!!」

 

「ああ!そうだ!!今頃イヌアラシ公爵も月の獅子(スーロン)となって戦っている事だろうよ!!」

「!!?」

 

「そんな事が出来るんか?ならばペドロ!早速、頼むぜよ!!」

「お任せを!このパワーボールで!!」

 ペドロが掌を上に向けて力むと、そこに丸い光体が飛び出した!!

 そして、それを天井付近に投げつけた!!

 

「弾けて 混ざれっ!!!」

 

 - ドン!! -

 

「!!?」

 あれが!月…!!?

 

「小さいが!見事な満月ぜよ!!よう見ちょれ!ペドロ!!これがわしの!!」

 

月の獅子(スーロン)!!」

 

「覚悟せいやベロ男!!ゆガラの見る月は今宵限りぜよ!!!」

 

 

 

 




 ペロス君…なんかユンアを恐れてる?

あ、当たり前だ!ペロリン!!

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