イムの娘(いむのこ)   作:槙 秀人

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ほんと、巻数進みません…!

とりあえず、104巻あたりの話です!

VSカイドウ

ついに決着!!


どうぞ!







14-358話:問いへの答え

「よくわかった!受けて立つぜ…!!知ってるか?麦わら!!」

「!」

 

「20年前!この国の英雄が…!!焼かれて死んだ!!!」

 

火龍大炬(かえんダイゴ)”!!!

 

 カイドウが赤黒く変色して、その身に炎を纏う!!

 

「以来!この国は無法の国よ!!お前達は20年待たれた”英雄”だ…!!!」

 

「バカヤロウ!おれ達は英雄(ヒーロー)なんかじゃねェよ!!おれは肉を腹いっぱい食いてぇんだ!!」

「???」

 

「…モモの助君、ぼく…ルフィが何言ってんのかわかんない…」

「拙者にも…さっぱりでござる…」

 

 

「このおれに!おめェの拳は届かねェ!!溶けちまうからな!!」

 カイドウの尾が、鬼ヶ島の鬼の角に触れるとその部分が溶け落ちた!!

 それを見て、ヤマトもモモの助も目を剥いた!!

 

「流石にこの技は!あのガキにもマネ出来ねぇだろ!?ゴムだろうが何だろうが!全部熔かしてやる!!」

 

「溶けてたまるかァ!!!ゴムゴムのォ!!!」

昇龍(しょうりゅう)!!」

 

 カイドウがルフィに集中した事で!焔雲合戦の均衡が崩れた!!

 モモの助の焔雲がカイドウの焔雲に勝り!鬼ヶ島は拳の下から移動する!!

 

「やった!すごいぞ!モモの助君!!」

「ルフィ殿!!今でござる!!!」

 

 

「でかした!モモ!!猿神(バジュラング)(ガン)!!!

火焔八卦(かえんはっけ)!!!

 

 ドォーン

 

 バリバリッ!

 

 

 原作では…

 

 ルフィの打ち込む拳の先に、仲間たちの居る鬼ヶ島があった。

 だから、ルフィはモモの助がそれを退()けるまで待っていた!!

 だから、ルフィはカイドウの炎をその身に受けて、さらに噛まれて負傷した!!

 

 けれど!!

 

 モモの助が龍の力を手にしたのは既に5年も前の事!!

 当然それは、イチユリによって鍛え上げられていた!

 

 ルフィの打ち込む拳の先に、鬼ヶ島(邪魔なモノ)は無い!!

 

「あああああァ~~~!!!」

 

「確かに!触れなきゃ溶けねェなあ!!」

 かなりの覇気だな!近づけねェ!!やるじゃねェか!麦わらァ!!

 

 力が拮抗してるなら、上からの攻撃の方が有利だろう!

 だがなァ!熱は下から上に上がんだよ!!

 このまま止まったままならば!てめェは溶けずとも燃え尽きる!!

 

「よくやったよ!!」

「!!」

「よくもここまで戦った!!だが!お前に世界は変えられねェ!!!」

 このまま燃え尽きて焼け死ねよ!!

 

 

「二人の力が互角みたいだ!!さっきから止まったままで動かない!!」

「ルフィが勝つ!!!必ず勝つでござる!!!」

 

 

「お前が一体どんな世界を作れるってんだ!?麦わらァ~~~!!!」

「お…おれは…!!」

 

 ルフィの頭の中に流れるのは、ワノ国に着いてからの出来事たち…

 

  ~ ほかほかご飯だ!いただきまーす!! ~

 

  ~ おい玉!!メシを食ってねェ!? ~

 

  ~ あんなチビ助が腹いっぱいメシ食えねェなんて…!! ~

 

 あらあらら…!

 なんか、メシの話ばっかじゃん?

 

 

友達(ダチ)が…!!!」

 ルフィが拳に力を籠める!!

 

 ボッ!!

 

 

「ぐぅッ!!」

 この拳…!!まるでおでんの『流桜』の塊のようだ!!!

 

「腹いっぱい!!!」

 

 武装色と覇王色を纏った上に………こ…こりゃァ!!!

 

 メキ!!!

 

 ルフィの拳とカイドウの間に!それまで無かった何か(・・)が現れる!!!

 

 ミシ! ミシ! メキ!!

 

 

「バカな!!」

 コレが出来るのは…!!イチユリちゃんだけ(・・)じゃ!!?

 

 ルフィは、纏った覇気をさらに先へと放出していた!!

 

「メシを食える~~~!!!」

 

 カッ!!!

 

「世界!!!!」

 

 ドッカァーン!!!

 

 

 原作とは異なり鬼ヶ島は移動していない。

 

 なので、ルフィVSカイドウの舞台は海の上…

 

- ザッパーン!!!!

 

 カイドウは海に落ち、海底まで到達して、さらに地中にメリ込んだ!!

 

 

 

 ルフィのさらに上空で…

 

「では!!カイドウ()、私が貰っておきましょう!!」

 

- パチン! -

 

 指を弾く音が鳴り、彼女が手に持つ透明なドームの中にグッタリとした、小さな(・・・)龍が収まった。

 それを確認して、彼女はそこから消え去った。

 

 

 ~ ~ ~ ~ ~

 

 

「熱かったァ!!」

 ルフィがモモの助の上に降り立った。既にギヤ5を解いてる。

 

「「ルフィ!!」」

「勝ったぞ!モモ!!って、おれ!もう…限界だっ…た…!!」

 ニカッ!!っと笑い、そのままルフィは倒れて意識を失った。

 

「ルフィ!ほんっとにすごかった!!」

「まことに!!」

 

 

~ 都では… ~

 

 賑やかに、火祭りが終わろうとしていた。

 

「「よーそろー!!」」

 火祭りの最後を飾る空船が!!数多く、ゆっくり空にのぼっていく…

 

「よーそろー!!」

「………」

 おとこが上げる空船を…てんぐは目を細めて眺めていた。

 

「〇キ〇キ様!!」

「!!?」

 てんぐは驚き振り返る!!

 

「お久しゅうござる!まさかまた、お会いできようとは!!」

「康イエ!おぬし!!?」

 

 

 ~ ~ ~ ~ ~

 

 

「懐かしいにゃぁ!『火祭り』の空船かよ!」

「綺麗ですね…」

 

「おっと!勝利を告げにゃあならんぜよ!!」

 渡された電伝虫に向かってネコマムシが見た事を話出す!!

 つながる先の電伝虫の前には気を失ったパオファンが…

 

『間違いないぜよ!!ゆガラら!!!カイドウはルフィの手で殴り飛ばされ海に沈んだ!!カイドウに浮かべられてた鬼ヶ島は!!巨大な龍となったモモの助様が自らの焔雲で浮かべておるがじゃ!!そうじゃな?』

「うん!そう!!この目でしっかり見てたからね!!」

 

 うおおぉおぉおぉぉぉぉ!!!

 

「えェッ!!龍に…!!?」

「じゃあ、モモの助様も…!?能力者!!?」

 

 

『あの日より20年…!!おでん様の無念に始まった!この弔合戦はついに!!』

 

「わしらの勝利じゃあァ~~~!!!」

 ライブ会場で、侍達が(とき)の声を上げた!!

 

「うおおおおお!!『四皇』2人を倒したぞォ~~~!!!」

 

「まさか、生きて帰れるなんて思ってなかった!!」

 

 

 

「麦わら屋が…カイドウを…」

「ちっ!!こっちは散々だったってのによォ!!」

「ファッファッファッ!!って事はキッド!四皇は2人とも『麦わらの一味』が倒したって事かァ!?」

「「!!?」」

 

 

 ~ ~ ~ ~ ~

 

 

 カイドウの敗北を信じられない者達が、侍達に対して反撃を仕掛けようとしたその時だった!!

 

『それでは!百獣海賊団の面々は!私が責任を持って統治するとしよう!!』

「「!!?」」

 島の中にイチユリの声が響いた。

 

『鬼ヶ島は!久利の近くに移動する!!』

 イチユリがそう言って、モモの助の焔雲で浮かぶ島の下に入り込み、島を一人で持ち上げる!!

 

「えーーーーーーー!!」

 モモの助が驚いて、焔雲が消えた!ヤマトが叫んで、その状況が島の中に知れ渡る!!

 

「やべーぞ!!島が!!」

「落ちる!!?」

 

 しかし…!!

 

「あれ…?落ちねぇぞ!!?」

「どういうこった!!?」

 

『『え~~~~~~~~~~~~~~~!!』』

 鬼ヶ島は落ちずにその場に浮いていた。要するに、イチユリが一人で持っているという事…!!

 その事に、ヤマトが驚きモモの助も一緒に叫びをあげる!!

 

『ん?2人して、何をそんなに驚いているんだ?カイドウやモモの助が持ち上げられるものを、私に持てぬわけがながろう?』

『『イヤイヤイヤイヤ!!普通、絶対!無理だから!!』』

 

 

「え~~~!!イチユリさんって、カイドウさんよりバケモンじゃん!!」

 

 

「…」

 薄れゆく意識の中で、キングはそれを見、その会話を聞いていた。

 

 うん!決めた!!あの女には逆らわんとこ…

 

 キングがそう思ったのと同様に、百獣海賊団の面々も戦闘する意欲を挫かれた。

 

 

 ~ これにより、緑牛による残党狩り(?)は回避される事になる!! ~

 ※別に狙ったわけではありません。

 

 

 ・

 ・

 ・

 

 

 久利の近くには鬼ヶ島が接地できるように穴が掘られていた。

 そこに鬼ヶ島が着地する。

 その際イチユリは、ワザと(・・・)大地を揺らした。ワノ国全体が地震の如く揺れるように!!

 

 

「イチユリ殿!!」

「?」

 

 

  ズニーシャ!ズニーシャ!!聞こえるか!!?よ~く考えたのでござる!!

 

  ………

 

 

「先日申した通りでござる!!」

 

 

 錦えもん達と兎丼に向かう日の前日に、モモの助は過日のイチユリからの問いに答えるべく、彼女の部屋を訪れた。

 

「あの時の問いへの答えでござるが…!『開国』せず、まずは国の力を高めたいと考えておりまする!!飢える者を無くし!!侍達の力を高めて行きたいと!!それでその…」

「私に…力を貸せと?」

「…はい!」

 

「今のおぬしであれば、私が力を貸さずとも!(カイドウに代わり)この国を守る『明王』になれると思うがな?」

「いやしかし…!拙者はまだまだ未熟ゆえ…!」

「…」

 

「これからも!拙者の事を!!いろいろ鍛えて頂きたい!!」

 

「とりあえず…!問いの答えは頂いた。それであれば、私がカイドウに加勢する事はない!」

「よかったでござる!では…!!」

 

「願いについては時期尚早!!カイドウに勝たねばどうにもならぬ!!その後で改めて、お前の願いを聞くとしよう!」

「……分かり申した!!」

 

 ・

 ・

 ・

 

「改めて、お願い致す!!これからも!拙者の事を!!いろいろ鍛えて頂きたい!!」

 

 

  開国だが…!!まだ(・・)しない!!

 

  わかった…私はお前の判断に準じよう!私はお前を疑わない…!!

 

  うむ…すまぬ!!

 

 

「…まぁ、どのみちそのつもりであったがな!私はこれまで通り久利を治めさせて貰おうか!自治区でも、大名としておぬしを支えるのでも構わんよ!!」

「本当でござるか?」

 

「後者の場合、私はモモの助将軍に仕える大名で、それでいて師匠という、奇妙な間柄にはなるかも知れんがな!」

「よ、よろしくお願い致しまする!!」

 

「…なんだか今まで以上にワノ国の守りが強化された気がするんだけど?」

 

「ヤマトはこの後、どうするつもりだ?」

「う~ん…ちょっと考え中…!」

 

 まぁそうだろうね。

 原作と違ってエースは生きてるし…!しかもワノ国近くまで来てるしね!!

 とはいえ、エースはナワバリ持ちだ!

 ルフィほど、冒険しているわけじゃない!!

 

 エースの船に乗るか、ルフィを選ぶか、それとも原作通り、まずはワノ国を巡るのか…

 さて、どうなりますやら…

 

 

「モモの助が将軍になるなら、少し口調を改めんといかんかな?」

「いえ!逆に…!!これまで通りに願います!!」

 

「…そうか?」

「はい!!」

 

 

 では!まずは!!

 

 花の都に凱旋だ!!

 

 

 

 




ついにカイドウ撃破です!!

ワノ国編…

あとちょっとで終了です!!
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