というか利用する事が優先なので、ある意味夜神月やプッチ神父より質が悪いかも。それでも人類救う為の行動もしてるし恩恵も付けてるし自由をほぼ許してるから、尚更かも。
全ては全王様を確実に倒す為に。
何のために倒す?倒したいから倒すんです。それ以外に理由なんて、ありません。
インデックスは事故死したナムの体を抱えて、『魔神教会』の本部がある島へ帰って来た。箒に乗り、背中に死亡したナムを抱えて、本部に待つ村人達へ、ナムの死体を運び込んだ。
ナムが死んだのは予想外だったが、冷静になればそれを利用してある事を思い付いたからだ。
インデックスの立ち上げる『魔神教会』の影響力を、より強くする為に、ある事を思い付いたのだ。
それは、本部に建てられた聖堂の中で、台に乗せられたナムの死体に、村人達が泣きながら寄り添って来た。
村長「ナムや………すまんかった。儂等が送り出さなければ、『教祖様』のご加護を受けられたかもしれんが」
子供達『『『うわぁぁぁぁぁんっ!!』』』
大人達『『ナム………うぅっ!』』
ナムの村の人達は悲しみに包まれる。
インデックス(こうなってしまったのは私の責任。でもこの状況は利用出来る。死者を弄ぶ事になるけど、この魔神教会教祖として、此処で打たない手はない!)
インデックスは責任感を背負いつつも、ナムの眠る台の前に立ち、村人達に告げる。
インデックス「皆様。どうかご傾聴ください。ナムさんは村の皆を救う為に行動をしました。しかし、神も仏も何と残酷な事でしょう。世界は貴方方を救おうとした心優しき青年を残酷にも殺害し、あろうことかその死に関心すら抱かない!なんと傲慢かつ冷酷でしょう!」
インデックスの言葉に、人々は耳を傾ける。新しく魔神教会へ赴いた人々も、その様子を見守っていた。
インデックス「しかし、魔神様は皆様に救いの手を差し伸べてくれます。私が魔神様に祈り、心優しきナムさんを生き返らせてくださるようお祈りします」
そして、インデックスは魔神様の偶像を向くと、その場で膝を付いて、両手をそれぞれ掴む形で握り締めて祈り始めた。
インデックス「魔神様、魔神様。どうかこの心優しき青年に新たなる生命を与え、不条理な死からお救いください」
村人達『『『魔神様!!どうか、ナムをお救いください!我等の祈りに、どうかお応えください!!ナムの命を、生き返らせてください!!我々の祈りに、どうかお応えください!!』』』
その時、魔神様の頭の目前で、一筋の小さな光が発生した。光は軈て一枚のカードの形となる。それは、☥の形をした絵が描かれたカードで、その絵の上には古代エジプト語でこう描かれていた。
『死者蘇生』と。
インデックス「皆様!魔神様が祝福をお与えくださいました!!“このカードを生き返らせたい方に翳し、『死者蘇生』と唱えなさい”と!!皆様、ナムの復活を望みますか!?」
メンバー『『『はい!!』』』
インデックス「では、魔神様の奇跡をお見せしましょう」
そして、インデックスは『死者蘇生』を死体となったナムに翳し、カードの名を唱える。
インデックス「『死者蘇生!!』」
その瞬間、インデックスが翳したカードが一瞬にして光り輝き、そのカードは光の粒子となって散り散りとなり、軈て霧散して消えた。
その瞬間、ナムの体は光と共に事故に遭う直前の姿に戻って行く。まるで神の祝福の如き光景に、人々は目を奪われた。
しかし、此れは全てインデックスの自演であった。ナムの死はインデックスの予想外の事態だ。『位相』のぶつかり合いによって起きた『火花』がこんな形で発生するとは、流石のインデックスも予想出来なかった。魔神から格落ちしているなら尚更だ。魔神となれば火花の影響なんて考える必要は無い。位相も異界も宇宙も法則も運命も因果も、好きなように出来てしまえるのだから。
しかし、今は数多の魔術に長けた魔術師だ。そして今は、『魔神教会』の教祖。
ならば、ナムの死をも利用する。
『火花』の影響で人々に何かが起きたのなら、それを利用し『魔神教会』の影響力を高める。それで得た信仰の力と解放した『魔神』の力で、全王を倒す。
他の宇宙にも、自分と同じ転生者は居るだろうか?
もしそうならば、是非とも協力してほしい。
そうでないなら、対策を練らなくては。
インデックス「おはよう、ナム」
ナム「ッハ!?わ、私は確か……ある家族の犬を助けてから………トラックが目の前に来て……………えっ?」
人々『『『『『ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァッッ!!』』』』』
魔神教会の人々は、奇跡を目撃した。しかし、それはインデックスが『遊戯王』のカードの力でナムを蘇生しただけだ。
村人達は、観光客は、入信希望者達は、ナムが生き返った光景を見て歓喜した。
インデックス「皆様!!魔神様が奇跡の力をお与えくださいました!!ナムさんを生き返らせ、理不尽な運命からナムさんをお救いくださいました!!此れこそ正に、『魔神様の起こした奇跡』です!!ナムさんと村の皆様が必死に生きる事を諦めなかった!!他の人類や神が見捨てても、魔神様は見捨てませんでした!!魔神様に感謝を!!那由他の果てまで逝こうとも、魔神様を讃えるのです!!」
人々『『『『『ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァッッッ!!!!』』』』』
入信者達『『『魔神様!!魔神様!!魔神様!!魔神様!!魔神様!!魔神様!!魔神様!!魔神様!!魔神様!!魔神様!!魔神様!!魔神様!!魔神様!!』』』
ナム「私は、魔神様に?」
インデックス「そうだよ。犬を救い、そして村人の為に頑張ったナムさんに、魔神様は祝福を与えてくれたんだよ」
ナム「………そうですか。私のような自分の命を犠牲にするような人なんて、生き返る価値等ありません。ですが、またこうして村の皆と再会出来たのなら、それも悪くありませんね」
ナムは、自分の様な人間が生き返るに値するとは思ってなかった。犬を助けたとはいえ、自分の命を粗末にしたのだ。そんな自分が生き返るに値しない筈だが、村人達が新しく信仰している『魔神様』は生き返らせてくれた。
ナム「………魔神様が生きろと仰るならば、私は生き返って得た二度目の人生を、生きてみようと思います」
インデックス「うん!うん!魔神様もきっと、ナムさんの事を認めてくれてるよ!」
ナム「………分かりました。私も『魔神教会』に入信します。どうか私にも、『魔神教会』の素晴らしさを世界中の人々に理解して頂きたいと思います」
インデックス「良いよ!!ようこそ魔神教会へ!!」
こうしてナムは、インデックスの策略により、魔神教会に所属する事になった。
そして後日、ミスター・サタンことマークが、娘や妻を連れて魔神教会本部へやって来た。
マーク「家族で話し合いました!我々も魔神教会に所属します!」
インデックス「ようこそ魔神教会へ!」
そして、更に多くの人々が魔神教会への入信希望をした。
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後日、世界中を脅かすレッドリボン軍が、一人の少年によって壊滅させられた。
そんな事を知るのは極少数だが、レッドリボン軍が壊滅した事は『魔神教会』にとって好都合だ。
レッドリボン軍の生き残りであるDr.ゲロは、自身の隠した研究施設で、ある少女と出会った。
???「貴様は………何者だ?」
インデックス「どうもDr.ゲロ。私は『魔神教会』教祖、インデックス。Index-Librorum-Prohibitorumです」
ゲロ「禁書目録という意味か。そんなお前が儂に何の用だ?」
ゲロは目の前の少女が強い事を見抜いており、下手に刺激しない事を誓った。
インデックス「貴女の人造人間の一人、此方にくれない?その代わり、私からは人造人間の究極の領域を教えて上げる」
ゲロ「俄には信じ難いが、その言葉は不思議と信憑性が感じられる。いいだろう。何が望みだ?」
インデックス「貴男の妻、奥さんが欲しい」
ゲロ「何っ?」
ゲロは耳を疑った。自分が人造人間として蘇らせると誓った彼女が欲しい。そう言ったのだ。
インデックスは早くも人造人間21号を得られるので、ゲロの承諾が得られなければ、また後日やり直せば良いのだから。
《オリジナル魔術》
名前:『死者蘇生』
元ネタ:『遊戯王デュエルモンスターズ』
詠唱:死者蘇生
能力:死者蘇生のカードを出して死者蘇生と叫んで生き返らせたい存在を思い浮かべてその人物を死ぬ前の状態で蘇生する。
例え天寿で死んでいようと肉体が失われていようともそのカードの効果で元の死ぬ前の健康状態で生き返らせることが出来る。
但しデメリットとして一人しか生き返らせられず大虐殺等で大勢死んだ場合は、大勢を生き返らせることが出来ない。
《補足》
『火花の影響・其の一』
ナムの事故死の原因。それは、街を歩いていると、とある家族の連れていた犬のリードの不備により、犬が道路へ飛び出してしまった。ナムは犬を庇ったが、速度違反を犯した20トンものトラックによって轢かれ、事故死してしまった。