OP:『theWorld(ナイトメア)』
感想でも言われましたが、マジで『魔神教会』の最大の宿敵ってミスター・サタンなんですよ。彼の一言で、『魔神教会』が邪悪なカルトとされれば、たちまち地球人全員から弾かれ者になり、悟空達も早い段階で敵となるかも。そうなったらインデックスの頑張りも全て無駄になりかねないんです。なので、インデックスは今回手を打ちます。
インデックスは天下一武道会の会場から去った後、街にやって来て警察官にチラシとポスターを見せて、宗教勧誘の許可を貰った。
警察官「ふむ。教え自体は特に害をなす物では無さそうだし、何より君みたいな子供の誘いに乗る人は居ないと思うが、まあ頑張りなさい」
インデックス「ありがとうございます。でも先ずは、交番の近くの看板に貼らせて欲しいんだよ」
警察官「それは構わないが、偶に見る程度で勧誘になるかは分からないぞ」
インデックスはチラシとポスターを持って、交番の看板に『魔神教会』への勧誘を記したポスターを貼った。
インデックス「よし。じゃあ私は此れで」
インデックスはポスターやチラシの入ったバッグを持って、その場を後にした。
警察官「………しかし、あんな子供が宗教勧誘とは、世も末って事かぁ………しかし、さっきはゆっくりと見てなかったから細かい所まで見てないかもな。どれ」
警察官は、インデックスが貼り付けたポスターを見た。文書は『魔神教会』への勧誘内容、入会手続きが出来る島の場所が記されており、メリットだけでなくデメリットも書き込まれている。
メリットは介入条件もルールも割とガバガバな事。年会費も介入費用も無料であり、老若男女も種族も差別しない事で、普段の生活も続けて構わない事。仏教や他の宗教で禁止されてる事も禁止してなかったりと、禁則事項は少ない。
デメリットはご想像にお任せするが、精々『魔神様』へ定期的に祈らなくてはならない事だろう。しかし、それは他の宗教でも同じ事だし入会するには申し分無くて問題はない。
警察官「ふむ…………改めて見ると、そんなに悪い宗教じゃ無さそうだな。家族を誘ってみるか」
警察官は心に留めておく事にした。
しかし、それはインデックスが仕組んだ細工であった。
実は、インデックスの町中に貼ったポスターと配るチラシには、インデックスがウーロンに使ったクトゥルフ神話系の魔術『支配』を使用し、更に『精神的従属』こと『魅惑』を使っている。網膜に映る程度でなら無視すれば良いが、少しでも興味を持ったり、共感を少し抱いたりしても、呪文は発動する。再び言うが、少し視界に入った程度ならスルーすれば問題ないが、少しでも興味を持ったり、感心したりすれば、無意識の内に対象は洗脳されて『魔神教会』への入会を考えてしまう。
対象への命令は、『『魔神教会』に興味を持て。しかし入会は貴方の自由だ』『入会しないなら、多くの人々に宣伝してくれ』『入会するなら家族も誘え。断られたらもう誘わなくて良い』というものだ。
普通の宗教勧誘と変わらないだろうが、それもインデックスの狙いだ。興味を持ってくれれば、スルーしても対象は『魔神教会』を広めてくれる。そして、誘った者達を通して最終的には『魔神教会』へ入会してくれるだろう。
洗脳であるが、洗脳というよりはミーム汚染と言うべきだろう。確かにその様な術は仕掛けたが、それはあくまで彼等の入会意欲を少し湧かせるだけ。入会するか否かは、あくまで本人の意志である。
インデックス「お願いしまーす」
通行人「ん?ああっ、面白そうだなぁ。でも今は良いよ」
通行人はチラシを手に取る。
インデックス「お願いしまーす」
通行人「あら、可愛いシスターちゃんね。お疲れ。あら?随分良さそうじゃない。今度お友達を誘ってみるわ」
そして、徐々に通行人はチラシを取っていく。
町中では、『魔神教会』への介入を考える者が現れ始めていた。
インデックス「よし。後はピッコロ大魔王を探すとするかな」
チラシも配り終えて、ポスターも貼り終えた。ピッコロ大魔王の封印された電子ジャーを探しに行こう。
ピッコロ大魔王はこの地球の神から分裂して誕生した。力で言えば、ピッコロ大魔王の方が動いてる分、力は上だろう。
しかし、インデックスの狙いはピッコロ大魔王の力でも彼の命でも無い。彼の持つナメック星人の口から産む産卵の方法を知って、それを『受胎告知』を模した儀式に利用するのだ。それを使えば、望んだ者を処女妊娠して出産する事が出来ると思ったのだ。勿論口から産むつもりはない。その方法を盗み、キチンと子宮内での単為生殖となる必要がある。
レッドリボン軍が壊滅してない以上、Dr.ゲロはまだ人造人間は8号辺りしか造ってないだろう。もし、若くして妻が死に、その人を人造人間として蘇らせる為に保存しているならば、受胎告知の際に彼女の魂を此方に引き寄せる事も可能かもしれない。
『魔神教会』の人達にも、儀式に協力させる。とはいえ、21号の持つお菓子化の術と再生能力は惜しい。かなり便利ではあるが、もし『受胎告知』で得られなかったのなら、かなり痛い。それでも神の子として産めるのなら、邪悪とはいえかなり嬉しい。
そして、インデックスがその場を去ろうとした。その時だった。
???「なあ、君、ちょっと良いかな?」
インデックスは話し掛けられて、『魔神教会』へ入会したいという話なのかと思い、声のした方を振り返る。
インデックスは話しかけて来た相手に驚いた。それは、今後のドラゴンボールの展開において重要人物となる、ミスター・サタンであったからだ。
インデックスは、地球人達を『魔神教会』に入会させるに中って、最も注意すべき人物と見ていたからだ。将来、彼の一言で世界中の人々が『魔神教会』へ敵対してしまい、インデックスの全王を倒す為に産み出そうとしていた『娘達』や『願いの力』の発現も無駄になる可能性があった。
なので、サタンを『魔神教会』に入会させれば良いと思っていたが、まさかこんな所で出会うとは思わなかった。ドラゴンボールの重要人物である為、此処で逃がす訳には行かない。
サタン「此れって、君が配ってるのかい?」
インデックス「はい。貴女も『魔神教会』に興味がありますか?」
サタン「そうだなぁ。確かに興味があるな」
インデックス「ありがとうございます!私は『魔神教会』所属のインデックスです!もし入会を希望されるならば、ご家族も是非誘って頂ければ幸いです!」
サタン「そうだなぁ。今度娘も誘ってみるか」
インデックス「ありがとうございます!」
サタンを此方に引き寄せられた。それはインデックスにとって大きなアドバンテージである。
インデックス「じゃあ、お願いがあるのですが……此方の靴を履いて頂けませんか?」
インデックスはサタンに靴を渡した。此れは、ただの靴ではなく霊装だ。
『ヴィーダルの靴』。北欧神話において、怪力を司る神ヴィーダルがフェンリルを倒す際に履いていた靴を模した、皮製の三角形の霊装。とある魔術の禁書目録では、靴ではなく三角形の皮を使用したが、インデックスは靴にした。更にとある魔術の禁書目録の通りに三角形に刻んだ皮を靴に違和感が無いように縫い付ける事で、さらなる強化を装着者に齎す事が出来る。
この霊装の恐ろしい所は、靴であろうと皮であろうと、此れ等を量産しやすい点にある。靴を造る職人に頼めば精巧な霊装を量産出来るし、工場で造れば大量生産を可能に出来る。此れを教会で製造して世界中で売り出せば、世界中の人達が『魔神教会』の商品を買ってくれるだろう。しかも並の靴より性能が良くて、身体能力を上げてくれるなんて、運動不足の現代人なら喉から手が出る程欲しい靴だろう。
インデックス「では私は此れで!『魔神教会』を宜しくお願いしまーす!!貴男は強くなる為に頑張れば、きっともっと色んな人達から尊敬されると思いますよ!!」
インデックスは箒に乗ってその場から飛んだ。サタンはその光景を、ただ見ているしか出来なかったが、サタンは改めてチラシを確認して、再び決意を決めた。
サタン「……ある程度鍛錬するか。入会前に鍛えておこうかな」
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インデックスは再び空を飛ぶ。途中で立ち寄ったパン屋で買った大量のパンを、まるでシュレッダーに掛けられた紙のように飲み干しながら食べて行く。
インデックス「あっ。ナムさんどうしようかな。ピッコロ大魔王を探す次いでに探すかな」
インデックスはナムの村の人達の頼みを思い出した。ナムは村人と比べて、勧誘はとても簡単そうだ。善人であるなら、その性質を利用すれば良い。善人を利用するなんて簡単なのだから。狂気と同じだ。少し押してしまえば、重力に引っ張られて真っ逆さまに落ちていく。
インデックス(でも折角だし、ナムの所に向かうかな。ピッコロ大魔王は後でも良いや)
ナムの存在は村人達にとって大きく、そして頼れる人だ。枯れ果てた村の為に水を買いに行かせる程だ。そして本人もそのつもりで天下一武道会に参加し、村人達の為に闘った。ナムと村人達の間にある信頼は厚い。そして、ナムが水を得られなかったと知った時(天下一武道会の井戸にある水を大型ポンプに汲んできてたが)も、誰も責めたりはしなかった。
インデックスは『門の創造』を使った。ナムの所まで繋げて、彼を手助けする事にした。ドラクエのルーラより便利なのは、移動した事の無い場所であっても、門を繋げて移動出来る点だ
インデックスは呪文を唱えて門を創造し、開いて其処からナムの元へ訪れた。
しかし、其処でインデックスは見てしまう。
魔術を使い、『火花』による影響が訪れる。位相に干渉し力を得て魔術を使ってきたそのツケを、またしても支払わされた。
インデックス「っ!!そんな……火花の影響は覚悟してたけど…………まさかこんなに早く…………」
インデックスは流石に動揺した。口元を片手で覆う程に。
ナムが死んだ事にではなく、ナムが火花の影響を受けてこの様な運命を辿ってしまった事にだ。
ナムは今後の展開にあまり必要ではない。しかし、悟空が魔人ブウを倒した際に元気を分けてくれた。
そんなナムが、天下一武道会に出場し悟空を敗北寸前に追い詰めたナムが、トラックに轢かれて死亡してしまうなんて、誰が想像出来るだろうか。
“大いなる力には、大いなる責任が伴う”。
それは、こう言い換える事も出来る。
“強い力を使えば、それに相応しいツケを支払わなければならない”。
それが例え、他者の死であったとしても。
此処でイメージエンディングテーマを!
エンディング『アルミナ(ナイトメア)』
改めて組織名を出します。
『魔神教会』
『魔神』を信仰する宗教組織。しかし、『魔神』の正体はインデックスの為、事実上インデックスに信仰を届ける為の宗教団体。どんな教えかは不明だが、人としての生活(肉や魚等の命を食す行為、性行為、お金儲けや戦闘、競争も否定しない。しかし人助けをしたりも否定しない)は出来てる辺り、其処まで厳しくも無ければ悪い法も無い。どんな法なのかは読者のご想像に任せる。
偶像は『ワンパンマン』の神の姿をしているが、信仰はインデックスに向けて送られる。魔神のインデックスにそんな物は無くても大丈夫なのだが、万人からの信仰や祈り、そして『歌』は数百万人規模になれば、より強力なパワーとなる為、馬鹿には出来ない。また、『願い』を込めれば『願いの力』が誕生する為、インデックスの狙いも其処にある。なので一般人の力も馬鹿には出来ない。
完全に魔神化すれば全王をも殺せるが、念の為の保険である『願いの力』を得る為に。
神官長は7人おり、『傲慢』『嫉妬』『怠惰』『暴食』『憤怒』『強欲』『色欲』と言った七つの大罪に分けられている。まだ神官長は居ないが、インデックスはいずれ『娘達』を就かせるつもりである。
また、勧誘の際に相手が拒否したら、インデックスが何かしら有り得ないレベルの『魔術』を大きく見せれば殆どの人達は勧誘出来る。トリック呼ばわりされた場合は個人情報を『神の全能の目(アイ・オブ・プロビデンス)』で見通してそれを利用してしまえば良い。しかしそれでも駄目なら強制したりしない為、すぐに勧誘は諦めてくれる。
因みに勧誘に使うチラシやポスターには、クトゥルフ神話系の魔術の『支配』や『精神的従属』を使用してるが、チラシやポスターの内容を読んだ者に『魔神教会』への介入を勧めるだけで、もし断ったら周りに『魔神教会』を勧めるように広めるように命令が細工されている。
《オリジナル魔術》
名前:『精神的従属』
別名:意志の支配、主としもべ、獲物を力で従えよ、魅惑
元ネタ:クトゥルフ神話TRPG
能力
血管に人の血が流れている存在に命令する事が出来る。簡単に言えば、精神力で勝った相手を命令通りに行動させる事が出来る。インデックスの場合なら、ほぼ自動成功確実であり、ダイスも毎度クリティカルを出せる。
《とあるシリーズの魔術》
名前:『ヴィーダルの靴』
元ネタ:とある魔術の禁書目録、北欧神話
詠唱:無し
能力
北欧神話において、怪力を司る神ヴィーダルがフェンリルを倒す際に履いていた靴を模した、皮製の三角形の霊装。ルーンを刻んだカードのように周囲に散布する事によって使用するが、インデックスは今作では靴にしてドラゴンボール世界で販売する事にした。
対象の身体能力を含む様々な周囲の力を強化する力を持ち、
伝承通りの靴の形状ではなく、『三角形の皮』という『靴の材料』の段階で製造を止めることで、汎用性を高めている。
汎用性が高い分単一の効果は薄れているが、これを使用した魔術師は、術者本人のみならず周囲の環境、風や波や重力も強化し利用する事によって相助効果により、風で拳の威力を上昇させ、波の反発力によって脚力を上昇、命中する時に相手にかかる重力を強化することによって聖人の動きについていけるレベルに至れる。
霊装となる三角形の数に応じて効果を増すものでありながら、製法さえ理解していれば容易に量産できる。あらかじめ用意するだけでなく、三角形をさらに細かくして数を増やすことで効果を高める、ということも可能。強化した風や波を操作して霊装自体を切り裂くことで数を増やす事も可能。
しかし、曲線に切られると効果を失ってしまう。更に強化するのはあくまで身体能力だけであり、術者の制御能力を超える動きはできない。
本来は魔術師でなければ使用出来ないが、インデックスは一般人にも効果があるよう術式に細工して、一般人は履いただけで身体能力が強化される程度に留めた。しかし魔術師のように魔力がある上で魔術を使える人間が履けば、本来の効果を発揮出来る。