[2]再び盾の勇者になって成り上がる   作:ミュウにゃん

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Ep0 盾の勇者再び

 

 

 

~天界~

 

 

    デュアン「え?盾の勇者世界線に行きたいだって!?」

オレは驚く。紬がそんなことを言うんだから・・・

 

 

       紬「ダメかな?」

    デュアン「ダメじゃないが……一度救った世界に再び入ることはできないぞ」

 

       紬「そうなの?」

    デュアン「ああ……俺たち勇者が作った世界の防壁で侵入することはできない」

 

正確には、俺らの四聖勇者と絆側の四聖勇者が作った神域侵入禁止新造防壁だ。

 

   デュアン「オレは神殺しと神の使い、亜神だからな……侵入はできんよ」

 

    ???「……何?紬ちゃん、盾の勇者世界線に行きたいの?」

      紬「はい!」

    ???「いけるわよ……それじゃ、転生特典決めちゃいますか」

 

   デュアン「オレの転生特典は、前回の盾の勇者のステータスと同期してくれ」

 

    ???「それは、貴方のモノだから転生特典には含まれないわ」

   デュアン「そうか……、……んー。じゃあ鏡の眷属器と交互に武装変換させられるか?」

 

    ???「できるわよ……んじゃ、それね。あっちの鏡の眷属器は、別のものにしましょう……」

 

鏡の眷属器は、料理を食べるだけでステータスアップとレベルが上昇する。効果を持ってるんだよな・・・

 

  デュアン「ちなみに、オレはあっちとこっちの強化方法を全部知っているけど、適応される?」

 

   ???「されるよ。だから最初に伝えれば、他の四聖勇者を強化はできる、けど……それはやめといたほうがいいよ」

 

  デュアン「どうして?」

   ???「貴方……第一王女強姦冤罪を掛けられた瞬間に、紬ちゃんを纏めて、メルロマルクを地図上から消えることになるわ」

 

それはやべぇな。確か女神戦では使わなかったが、タクト戦で使った時は・・・ラースシールドX+覚醒だったな。

 

強化を伝えるのは、オレの冤罪が晴れてからにするか。

 

   ???「紬ちゃんは、どうする?」

     紬「んー……種族変更?」

   ???「わかった……他には?」

     紬「全魔法を使いたい」

   ???「わかった……けど、素質に合わない魔法は効果が減少するから気をつけてね……」

 

   ???「それじゃあ……デュアン君、紬ちゃん……行ってらっしゃい」

 

  デュアン「ああ……」

     紬「行ってきます」

 

 

 

意識が遠のいたとおもったら、いきなり地面に叩きつけられた

 

 

    ローブ男1「おぉ~」

    ローブ男2「成功だ」

    ローブ男1「おお、勇者様方!どうかこの世界をお救いください」

 

  デュアン以外「「「はい?」」」

    デュアン「待て!ちょっと待て!勇者?世界を救う?何を言っているんだ?まるで意味がわからんぞ」

 

ここに来て、神様から記憶を消失して貰っている。紬は初めての経験だからか、驚いている

 

と、とりあいずステータスの確認だけするか。

 

 

  デュアン・オルディナ・フィア・レグトール

   盾の勇者 LV8250/鏡の眷属器 LV1850

 

    霊亀の心の盾X+覚醒 93210456G

     異世界の服

    神速の指輪+8

    神壁の指輪+10

    結婚指輪(紬)

 

  デュアン「……(心なしか、レベルが上がってるな)」

  デュアン『紬。聞こえるか?』

オレは、念話魔法で紬と会話する

 

     紬『どうしたの?デュアンくん』

  デュアン『警戒はしとけ……特に赤髪の女だ』

 

     樹「それはどういう意味ですか?」

弓の勇者の樹はそう言うと・・・

 

  ローブ男2「色々混み合った事情があります故、、ご理解する言い方ですと、勇者様達を古の儀式で召喚させていただきました」

 

当初は元の電脳世界に帰りたい頭をして、スルーしていたが。よくよく考えると、勝手に召喚してるんだよな・・・

 

 

  デュアン「混み合った事情、ねぇ……」

オレは、この世界の終わりまでのストーリーはブロックしてるが、諸々の行動事情は把握できている。

 

  ローブ3「この世界は今、存亡の危機に立たされているのです。勇者様方、どうか力をお貸しください」

 

ローブを着た男達が深々と俺達に頭を下げる。

 

    紬「えっと……いきなりそんなことを言われて、「はい、やります」ってなるかな?」

 

流石はオレの妻だ。オレが言おうとしたことを言うなんて、最高だよ。

 

  デュアン「そうだな。オレだったら嫌だな……そこの少年3人はどう思う?」

 

オレは四聖勇者の方へ向き、そう言うと・・・

 

    錬「嫌だな」

    樹「そうですね」

   元康「元の世界に帰れるんだよな?話はそれからだ」

3人共。警戒心が高いようだな・・・何よりだ

 

  デュアン「だそうだ……」

    錬「そうだ!人の同意無しでいきなり呼んだ事に対する罪悪感をお前らは持ってんのか?」

 

錬はローブを着た男に剣を向ける。

 

    樹「仮に、世界が平和になったらっポイっと元の世界に戻されてはタダ働きですしね」

 

そうだな・・・それは嫌だな。

樹も同意してローブの男達を睨みつける。

 

 

   元康「こっちの意思をどれだけ汲み取ってくれるんだ? 話によっちゃ俺達が世界の敵に回るかもしれないから覚悟して置けよ」

 

槍をくるくる回しながら、そう答える・・・

 

四聖勇者が本気で敵に回ったら、それこそ世界の終わりだな。

まあ、その前に四聖武器の精霊から見限られて四聖勇者として権利が剥奪されるが・・・

 

  デュアン「……(今のところ冤罪を掛けられる前にラフラリア、リファナの救出だな。出ないと5日後にリファナが死ぬ)」

 

さて、これから3日後に冤罪イベントが発生する。それを回避するには、ヴィッチが仲間になる前に出発し、最短距離でイドルの屋敷に侵入だな・・・。

 

  ローブ男1「ま、まずは王様と謁見して頂きたい。報奨の相談はその場でお願いします」

 

ローブを着た男の代表が重苦しい扉を開けさせて道を示す。

 

 

    錬「……しょうがないな」

    樹「ですね」

   元康「ま、どいつを相手にしても話はかわらねえけどな」

  デュアン「……」

オレはローブ男達をニコニコと笑いながら、殺気を飛ばす。

 

    紬「もぅ……デュアンったら……」

 デュアン「悪い悪い……」

 

オレも三勇者の後を負う・・・

 

 

―――――――謁見の間

 

   王様「ほう、こやつ等が古の勇者か……ん?一人多いが……亜人?、……まあよい。ワシがこの国の王、オルトクレイ=メルロマルク32世だ。勇者共よ顔を上げい」

 

相変わらずの態度だな。

 

 

前と同じか。

 

 現在、この世界には終末の予言と言うものが存在する。いずれ世界を破滅へ導く幾重にも重なる波が訪れる。その波が振りまく災害を撥ね退けなければ世界は滅ぶというのだ。

 

 その予言の年が今年であり、予言の通り、古から存在する龍刻の砂時計という道具の砂が落ちだしたらしいのだ。

 

 この龍刻の砂時計は波を予測し、一ヶ月前から警告する。伝承では一つの波が終わる毎に一ヶ月の猶予が生まれる。

 

 当初、この国の住民は予言を蔑ろにしていたそうだ。しかし、予言の通り龍刻の砂時計の砂が一度落ちきったとき、災厄が舞い降りた。

 

 次元の亀裂がこの国、メルロマルクに発生し、凶悪な魔物が大量に亀裂から這い出てきた。

 

 その時は辛うじて国の騎士と冒険者が退治することが出来たのだが、次に来る波は更に強力なものとなる。

 

 このままでは災厄を阻止することが出来ない。だから国の重鎮達は伝承に則り、勇者召喚を行った。

 

というのが事のあらましだ。

 

ちなみに言葉が分かるのは俺達が持っている伝説の武器にそんな能力があるそうだ。

 

 

   デュアン「……質問よろしいでしょうか?」

   オルクレイ「なんだ、盾の勇者」

    デュアン「勇者召喚って国が勝手にやって良いものなの?確か……フォーブレイという国で四聖勇者を召喚して、各国がそれぞれ勇者を選択するはずだよね?確か……盾の勇者のオレと弓の勇者は、シルトベルト、フォーブレイの波の対処、槍の勇者と剣の勇者はメルロマルク、ゼルトブルだったんだけど……あれれ?勝手に四聖を一気に召喚しちゃったら……国際問題になるんじゃないかな~?」

 

オレは、とりあいずそう言うと・・・

 

    オルクレイ「…………」

     デュアン「……話の腰を折っちゃったね、ごめんね」

オレはニコニコと笑う

 

      錬「……話は分かった。で、召喚された俺たちにタダ働きしろと?」

 

      樹「都合のいい話ですね」

    元康「確かに、助ける義理も無いよな。タダ働きした挙句、平和になったら『さようなら』とかされたらたまったもんじゃないし。というか帰れる手段があるのか聞きたいし、その辺りどうなの?」

 

 

ま、それは精霊に聞いてくれ。

 

      紬「う~ん……ちょっと勝手過ぎるかな?異世界人を利用するだけ利用して、平和になったらボロ雑巾の様に捨てる……ってことになったら、どこかの誰かさんがキレて……世界を滅ぼしちゃうかもしれないよ~」

 

オレの盾は全てコンプリートしてるからな。すべての国を消し炭にするくらい簡単にできるけど・・・それをやったら、アークや分身体のオレとラフタリアに怒られちまうから、やらないけど。

 

 

   オルクレイ「ぐぬ……」

オルクレイが臣下の者に向けて視線を送る。

 

   大臣「もちろん、勇者様方には存分な報酬は与える予定です。他に援助金も用意できております。ぜひ、勇者様たちには世界を守っていただきたく、そのための場所を整える所存です」

 

    元康「へー……まあ、約束してくれるのなら良いけどさ」

     錬「俺達を飼いならせると思うなよ。敵にならない限り協力はしておいてやる」

 

     樹「ですね……」

  王様「では勇者達よ。それぞれの名を聞こう」

   錬「俺の名前は天木錬だ。年齢は16歳、高校生だ」

剣の勇者、天木錬。外見は、美少年と表現するのが一番しっくり来るだろう。

顔のつくりは端正で、体格は小柄の165cmくらいだろうか。

 

女装をしたら女の子に間違う奴だって居そうな程、顔の作りが良い。髪はショートヘアーで若干茶色が混ざっている。

 

ソロプレイをしたがるボッチ少年だ

 

  元康「じゃあ、次は俺だな。俺の名前は北村元康、年齢は21歳、大学生だ」

 

 槍の勇者、北村元康。外見は、なんと言うか軽い感じのお兄さんと言った印象の男性だ。

 

フィーロのことが好きになりすぎて、途中から壊れてしまった可愛そうな勇者。 

 

 錬に負けず、割と整ったイケメンって感じ。彼女の一人や二人、居そうなくらい人付き合いを経験しているようなイメージがある。

 

 

 

  樹「次は僕ですね。僕の名前は川澄樹。年齢は17歳、高校生です」

 

弓の勇者、川澄樹。外見は、ピアノとかをしていそうな大人しそうな少年だ。

 

 なんていうのだろう。儚げそうな、それでありながらしっかりとした強さを持つ。あやふやな存在感がある。

 

 

 

 髪型は若干パーマが掛かったウェーブヘアー。

 

 

    紬「ワタシの番だね。ワタシは椎葉紬。年齢は20、職業は……服のデザイナーをやっているよ」

 

  デュアン「次はオレだな……おれh」

  オルクレイ「ふむ。レンにモトヤスにイツキにツムギか」

あー・・・なんかムカつくわ。まあいいや

 

    錬「待て……まだ名前を聞いてないやつがいるぞ」

  デュアン「えー……言わなきゃダメか?」

    樹「言わないと先に進みませんから……」

   元康「言わないとダメだろう……全員言ったんだから」

  デュアン「分かったよ……、オレの名前は椎葉デュアン。旧姓デュアン・オルディナ・フィア・レグトール。年齢は20、職業はディレンタントだ」

 

株とか投資をしてるからな・・・その方が伝わりやすいだろう。

本業は、多種多様すぎて覚えてない

 

  オルクレイ「では皆の者、己がステータスを確認し、自ら客観視してもらいたい」

 

既にオレは見たからな・・・

 

   元康「?」

    樹「えーと……」

  デュアン「視界にアイコンがあるからそこに集中すると、いい」

   

オレは、そう教える。錬が少しイジケた。

 

〈Another View〉

 

    紬「どれどれ……?」

 

 

     椎葉 紬 :妖狐 神の使い

    ハンマーの眷属器 LV 1

 

    スモールハンマー

     異世界の服

    結婚指輪(デュアン)

 

 

 

    樹「LV1ですか……これは不安ですね」

   元康「そうだな、これじゃあ戦えるかどうか分からねぇな」

   大臣「勇者殿の世界では存在しないので? これはステータス魔法というこの世界の者なら誰でも使える物ですぞ」

 

 

  錬「それで、俺達はどうすれば良いんだ? 確かにこの値は不安だな」

 

  大臣「ふむ、勇者様方にはこれから冒険の旅に出て、自らを磨き、伝説の武器を強化していただきたいのです」

 

  錬「強化? この持ってる武器は最初から強いんじゃないのか?」

 

 

 大臣「はい。伝承によりますと召喚された勇者様が自らの所持する伝説の武器を育て、強くしていくそうです」

 

  元康「伝承、伝承ね。その武器が武器として役に立つまで別の武器とか使えばいいんじゃね?」

 

元康が槍をくるくる回しながら意見する。

 

 

オレの場合、単独でも戦えるな。第四の波までは。

 

霊亀単独討伐なんて無理ゲーだしな。

 

 

   錬「そこは後々、片付けて行けば良いだろ。とにかく、頼まれたのなら俺達は自分磨きをするべきだよな」

 

 

  元康「俺達五人でパーティーを結成するのか?」

 

  デュアン「いや、勇者同士で組むと経験値が取得できなくなる……まあ、アイテムの共有とかできるけどな」

 

   元康「そうなのか?」

   大臣「はい、その通りです」

 

  樹「となると仲間を募集した方が良いのかな?」

 

 王様「ワシが仲間を用意しておくとしよう。なにぶん、今日は日も傾いておる。勇者殿、今日はゆっくりと休み、明日旅立つのが良いであろう。明日までに仲間になりそうな逸材を集めておく」

 

 

 

  樹「ありがとうございます」

 

 

 

 元康「サンキュ」

 

それぞれの言葉で感謝を示し、その日は王様が用意した来客部屋で俺達は休むこととなった。

 

 

 

――――――こうして、オレら勇者達は、来客用の部屋へと移動するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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