スクワッドと先生は、不気味にも何も起こらない中を進んでいく。戦闘の一つもない順調なのが逆に薄気味が悪かった。
しかし、考えてみればおかしくはない。ミカはアリウスをスクワッドの仲間と勘違いしている。そもそもそれを抜きにしても、体育館で大隊とコトを構えた以上は敵でしかなかった。
合流される前に潰すというのは、まあ当然の考えだろう。誰がどう見ても、三つ巴の様相を呈して来ているのだから。
それが自らの計画から外れることとは、マダムは全く考えていない。騙されて踊った聖園ミカが、意味の分からない理由でまた踊っているだけ。スクワッドを排除してくれるのだとしたら、それはどれだけ面白い喜劇だろうと。
マダムは全てを支配した気になって最上段で嘲笑っている。なんて馬鹿な道化たちだろうと、自らの勝利を疑わない。
黒服などは、トリニティの全戦力がアリウスに向けられたなら何もできずに終わることもありえるとすら考えて手出ししていたのに。
一方でマダムはまったくの能天気で、ただこのバカ騒ぎを眺めている。
一人の女の子によって根本から折り取られる柱を見て、馬鹿ではこの程度のことしかできないと嘲笑っているのだ。
まず、サオリがそれを認識した。
「――なんだ。音? 全員、構えろ! 来るぞ!」
古い建物の中で休憩していたが、そこに敵が強襲してきた。人間が起こしたとは思えない音。古いからどこかが崩れ落ちたような、そんな音だった。
だが、次の瞬間には風切り音が響いてくる。
「……ッ!」
次の瞬間、着弾した。弾丸は、折り取られた柱だった。人間が持ち上げられるとは思えない石の柱が、軽々と宙を飛んで――自らの方向へ突っ込んでいた。
何発か、それが地を揺るがして。
「皆、先生は……」
着弾が引き起こす地震が止まった頃には、サオリは一人になっていた。
「居ないよ、ここにはあなた一人だけ」
「やはり貴様か、聖園ミカ!」
サオリは自分の目の前に姿を現したミカを睨みつける。
「あはっ。こうなることは知ってたけど、やっぱりこうなって安心したよ。別に先生を傷つけたいわけじゃないもんね?」
「そこまで私が憎いか。……否定は――」
「ああ、いや。違う違う」
自らの罪の重さを自覚して目を伏せたサオリを、ミカはあっけらかんと否定する。
「なんだと? 何を、考えている……?」
「罪とか罰とか、そんな面倒くさい話じゃないんだよ。ただ、私が絶望したのにサオリちゃんが絶望してないのは不公平でしょ? これは、それだけの話」
「ならば……何をしようと言うんだ?」
「精々抵抗しなさい。あなたの――全てを否定してあげる!」
歪んだ笑みを浮かべながらミカは襲い掛かる。牽制も何もない無謀な特攻、けれど表情もあいまれば恐怖そのものだ。
「それなら良かった」
「何を……!」
けれど、サオリはかすかな笑みで返す。
「お前を相手にするのに、何も用意してないとでも思ったか?」
「へえ?」
駆けるミカは、実は何も考えていない。そもそも、予知があってもどう勝ったかを覚えていないから意味がなかった。
激情のままに襲い掛かって、八つ当たりのように撃ちまくっていたらなんとなく勝った。そんなものだ。
けれど、サオリに絶望を味あわせるなら丁度良いだろうと……やはり無策で特攻する。
「そう簡単に近づけさせはしないぞ……!」
「うわっ!? 手榴弾……? 違う、煙幕。なにこれ――うッ!」
煙のようなものが充満した。その次の瞬間、全てが光にうちのめされる。
その煙は炸薬だ。粉塵爆発は有名だが、もっと原始的で強力な原理を利用している。ようするに、気化した爆弾を空間に満たして炸裂させているのだ。
火や音だけではない。それは、四方八方から迫る衝撃波が身体の中身をぐちゃぐちゃにする”生命を殺害することに特化した”爆弾だ。
「今は生産が禁止されている武器だ。アリウスの訓練場にたくさん捨てられていてな」
「それってサーモバリック手榴弾でしょ。あはは☆ ちゃんとたくさん用意してる? 10個や20個ばかりで私を相手できるなんて思わないでね!」
だが、人を殺すことに特化するとキヴォトスでは弱くなる逆転現象が発生する。この地では人を殺すために、常識外れの威力が前提となるのだから。
さらに、相手は聖園ミカだ。強力な力を持っているということは、イコールで強力な防御力を持つということ。不意打ちでもなければ有効打にはならない。
「問題ない。お前は距離を詰められなかったからな」
「――あなたのところまでたどり着ければ私の勝ち。けれど、たどり着けなかったらあなたの勝ち。……うん、これはそういう戦いかな。じゃ、やってみよっか☆」
ミカが懲りずに特攻を――また。
「覚悟しろ。このアリウス、食料などどこにもないかもしれないが……武器ならばいくらでもあるのだから」
「役に立たない骨董品でしょ? 私がどれだけ武器を催促されたと思っているの」
その眼前に手榴弾が投げられた。ミカはさっきの爆弾なら防御するまでもないと直進して。
「芸がない。学ばないのか?」
またサーモバリック爆弾、と思いきや閃光弾で目が潰れた。そこをすかさずサオリの射撃が襲うが――
「まさか。トリニティはアリウスみたいなおバカさんじゃないんでね。色々と、見て分かることがある……!」
ミカは避けも防御もしない。気合で耐えて撃ち返した。肉を切られて骨を断つ、ではなく肉を切り返すような我慢比べだ。
「なるほど、攻撃を誘ったか。確かに、落ちている武器では攻撃力が足りんか」
だが、サオリは避ける。わずかに焦りが混じったが、対応できないほどじゃない。
「さらに言うと、あなたの調子もね。薄暗いけど、顔色を見逃すほどじゃない。悠々と作戦を考える暇なんて与えない」
また、ミカが特攻を――三度。
攻撃して自分の体力が削られるわけがない……万全ならば。だが今のサオリはアリウスからずっと逃げ続けてきた、そしてアツコを攫われたことで反抗を決意した。
体力などとっくに限界で気力で奮い立たせているだけの、満身創痍の身体だ。ただ動くだけで寿命が削られていく。
「しかし、ダメージがないわけではない! 一発で倒せないのなら、何度でも撃ち込むまでだ!」
「あは! 我慢比べだね。でも、あなたが勝てると思う!? ねえ、サオリ……あなたの選択が正しかったことが、一度でもあった!?」
手榴弾を、閃光弾を用いてミカの動きを縛る。さらには落ちている砲弾を破裂させて罠を化す。果てはトラバサミまでも使用して。
ミカの銃撃をいなし、逸らしつつダメージを与えていく。遅々として、だが確実に。
「全て無駄だ。お前のやっていることなど……!」
「無駄? それは、サオリちゃんじゃないのかな。無駄なことで仲間を苦しませる、いつまで続けたら気が済むのかな!?」
特攻が10を越えたころ、サオリが破片につまづいた。
「……ぐっ!?」
そして、ミカはそれを見逃さない。ずっと虎視眈々と狙っていた。
サーモバリック爆弾は粉塵爆発と似たようなものだからサオリ自身にもダメージを与えている。
これだけ条件が悪ければ、後は相手が足を踏み外すのを待つだけだった。
「やっぱり無駄だったねえ。Vanitas vanitatum et omnia vanitas.――あなたに、この私は止められない」
「……」
ミカはサオリに銃を突き付ける。
「あはは。どう? 屈辱とか思ったり? 踊らされるだけの哀れなピエロにしてやられるだなんて、とかさ」
この絶望的な状況を前に、サオリは目を伏せた。……抵抗を諦めた。そして、心の底にずっと閉じ込めていた問いをこぼす。
それは取り繕うことすらできなくなった本心だった。
「……アズサ」
「…………アズサちゃんがどうかした? その傷じゃもう動けないよ、サオリ」
「……そうか。そうだな。……私は負けたのか。……もういい」
「もういい……ねえ?」
「……ああ。これ以上もう、何が正しいことなのか分からない。今まで、これが正しいと思って突き進んできた。……だが、いざ振り返ってみたら、すべてが間違っていた……」
「うんうん、その通り。あなたのやる全ては間違いだった。……ねえ。あなたはアズサちゃんに、何を聞きたかったの?」
「……アズサは。アズサは、もともとスパイとして選んだわけではない」
「……」
「あの子は……〈和解の象徴〉になる予定だった。何故だったのかは私もよくわからない……でもアズサなら……あの、アズサなら……。私は……アズサにそんな存在になってほしいと思っていたのだろう」
「うん。アズサちゃんはかわいい子だものね?」
「だが、それを確認できる機会は永遠に来なかった。マダムはそんなものには興味はない。目障りなセイアを殺すために使い捨てた」
「そう、それが間違いの始まり。私と、そしてあなたの罪」
「――お前は私たちを便利な私兵くらいに思ってたのだろう。そうでなければ極秘であるセイアの位置を教えるはずがない。だが、私たちはそんな便利な存在なんかじゃない。私たちは……〈ヘイローを壊す方法〉を学び、訓練し、その道具を持っている……人殺し集団だ。セイアを殺す任務が私たちに下った。トリニティの多くの知識を持つアズサがその任務に投入された」
「ミカ……私は、お前のことが理解できなかった。一体何を望んでいるのか、全く見当が付かなかった。ただ単にバカなのかもしれないとも思った……だが、もしも本当にそう思ってくれているのなら……」
「お前から〈和解〉という言葉を初めて聞いた時も……何のうわごとだと頭では理解しつつも……もしも、そんな未来が私たちにあるのなら、と……そんな考えを、完全に消すことはできなかった」
「ミカ、お前は……本当に、心から私たちと理解したかったのだろう。お前は善意を持って私たちを訪ねてきた。そんなお前の心を踏みにじり、騙し、この地獄に導いたのは私だった」
「そして、お前はこの地獄を受け入れられなかった……だから、自分自身の記憶に蓋して否定した」
「そう、お前だけじゃなく……。姫が声と顔を隠して生きなければならなくなったことも、ヒヨリとミサキをスクワッドに引き込んだことも。和解の象徴ではなく、人殺しとして――皆を欺いて踏みにじらなければならない〈スパイ〉として、再びトリニティに送られたアズサも……」
サオリは手で顔を覆う。それが絶望、ミカが与えると宣言したもの。もう銃は手放していた。それを握り続けることはできなかったから。
「――すべてが私のせいだ」
その声に、力はなかった。
「私は……猟犬なんかじゃない。私は……周囲のすべてに苦痛を撒き散らす……厄病神だ……」
「アズサに聞きたかったこと、か……。そう……あったな……。そのすべてを押し付けられたにもかかわらず、アズサは……。……幸せそうに見えたんだ。誰にも感情を表さず、私たちを最後まで受け入れず、孤独を貫いていたあのアズサが……」
「水底の貝のように固く心を閉ざしていたあの子が……友達と……大人と一緒に力を合わせて……最後には、苦難を乗り越えて……晴れやかで幸福に満ちた青空の下に……進んでいった……」
「いや……そんなことない。あんな……あんなもの嘘だ。偽物だ! いつかは消えてしまう蜃気楼のような幸福だ! 頭を垂れ、祈り縋ったってなにも変わらない! アズサ、私たちは結局幸せになど慣れない。良く分かっているだろう? ――すべては虚しいものだということを」
「しかし……結局、認めざるを得なかった……」
「ああ……そうか。私たちの憎悪も……『すべては虚しいもの』という言葉も……やってきたすべてが……全部、嘘だったんだ」
「愚鈍で惰弱だった私は……疫病神のように周囲を破滅に追い込んだんだ……。――嗚呼、結局そういうことだったんだな。全て、私が原因だった。アズサは私から離れられたから幸せになれたんだ。私は、その真実を最後まで否定したかったのだろう……アズサ、お前なら……正解が分かるのか? アズサ……私は……。――幸せに、なれるだろうか?」
「どうすれば、私もお前のようになれるのだろうか。そんな機会は存在するのだろうか? 私が、そんなことを願ってもいいのだろうか……?」
「もし……私が……いい大人に、もう少し早く出会えていたら……こんな私にも……他の人生があったのだろうか……。こんな悲惨な結末ではなく、他の未来を迎えられたのだろうか……私にも……そんな……機会が……」
「アズサ……お前はあの時……何と言っていたんだ? 私は……それを……」
「もう、この有様だ。――好きにするといい。お前が奪われた分だけ、奪うといい。優しい心を持っていたお前を……憎悪の『魔女』にしてしまったのは、他でもない私なのだから。私は他人からたくさん奪ってきた……これで少なくとも公平になるだろう……」
「ああ……この役目が来るとしたら、アズサだと思っていたのだが……お前だったんだな、ミカ」
懺悔する咎人のように、サオリはミカの銃口の前に力なく跪いた。
「……ふふ。そうだね、あなたは間違っている。何が、ということじゃないよ。錠前サオリのする選択が間違いなんだ。私と同じく――ね」
「なんだ? お前は何を言っている」
いぶかしむサオリ。ミカは妙に浮ついた口調になっていた。
「先生はあなたを見捨てないよ」
「……それが、なんだと?」
「マダムは負ける。だって先生が負けるはずないもの。でも、終わったとしてあなたはどうする? ねえ、自分探しでもしてみる? 一人でさ」
「私の命は先生に預けてある。あの人がいかようにでもすることだろう」
「どうもしないよ、先生は。生徒を見捨てないけど、その将来を決めることもしない。だから、あなたは自分で生き方を決める必要がある。……あなたの選ぶ選択肢なんて、間違いになるのは決まっているのにね。そういう意味では、先生は少し残酷だよね」
「――」
「自分がどうなろうとどうでもいいって顔だね。でもダメだよ。私たちが本当に欲しかったのはそれじゃないでしょう? 大切な人が笑っていられればそれで良かったはずなのに。……どうしようね、もしあなたがまた選択をすればその人を傷つけてしまう。けれど選択しないことも許されない」
「……ッ!? ならば、お前は私にどうしろと言うんだ。私は、私の命に代えて姫を助けるだけだ。けれど、私なんかが生き残ってしまったら不幸にしてしまうと言うのならば――そんなの、どうしようもないじゃないか! それなら、もう死ぬしか……!」
「死んで逃げるのは先生が許さないよ。スクワッドの子達を想うのなら、あなたに逃げ場はない」
「だが、私が選択すればあの子たちが傷つくと言うのだろう!?」
「だから、私のところに来ない?」
「……なんだと? お前は、何を言っているんだ?」
「今のところは何故か上手くいってるけどさ。ナギちゃんにとっては不幸な話だと思わない? 信じてたお友達が裏切り者で、しかも裏切り者を助けるために権力をも投げうって。そのためにティーパーティーの権力を切り取られたせいで議会のご機嫌取りをする羽目になってさ」
「お前は……何のことを言っている?」
理解できない。なぜなら、ミカが言っているのは”この世界”のことではない。ティーパーティの権力は3人のトップが団結し、正義実現委員会にも近づいたことで過去にない隆盛を誇っている。
「だから、考えたんだ。そんなことにならない方法」
「――」
サオリは確信する。これは、聖園ミカの――聖園ミカのための策だ。まあ桐藤ナギサのためかもしれないが、スクワッドのためではないことは確かだろう。
自分の都合の良いことを、あなたたちのためだと言っている。しかし、サオリにとって選択を他人に委ねるのはこの上なく魅力的な提案なことも事実だった。
「ティーパーティーが……ううん、ナギちゃんがスクワッドを手に入れればいい。私があなたたちを従えれば、逆らえる人間なんていない。うちの議会の連中も、ゲヘナの万魔殿だって暗殺できる。ナギちゃんはやらないだろうけどさ、やらないとやれないって実は大きな違いなんだよ」
「……腑に落ちないが理解はできる。お前は……狂ったお前の目指した絶対の権力者の地位、そこに桐藤ナギサを座らせる気か」
そう、それは聖園ミカが自分の記憶に蓋をして選んだ間違った結論。自分はトリニティの絶対なるホストの座を簒奪するためにセイアを襲ったのだと記憶を改変した。
目指したはずのその権力を、桐藤ナギサに握らせる。それこそがミカの思惑だった。
「だって、あなたとか私がやっても悲惨な結末になるのは火を見るより明らかでしょ? あなたがやっても私がやっても間違うよ。ねえ――いつだって、そうだったじゃない」
「……」
とはいえ、スクワッドにも悪い提案ではない。ミカが言っているのは罪を償えではなく私兵になれと言っている。
使い捨ての兵隊だなんて、それはアリウスに居るときと何も変わっていない。ならば勝ち馬に乗れるのは望外の幸運だ。
「あなたにとっても……ううん、あなたの守りたかった子にもその方がいいと思うよ。トリニティは謀略の国、スクワッドが疑われたら切り取られる。だから安心して、どう転んでもアズサちゃんと同じようにトリニティに受け入れてもらえるから。だって、全ての責任が押し付けられるのはサオリちゃんだもの。まっ白になりたければ、汚れは誰かに押し付ければいいじゃんね」
「そうか。……いいだろう、聖園ミカ。契約だ、スクワッドはティーパーティに、いや桐藤ナギサに従う。その代わり、あいつらの未来を保証しろ。この私の身であの子達が守れるなら――」
「戯言もそこまでになさい! よくも私のバシリカでそのような夢に浮かされた
天から声が降ってきた。沸点を越えてずっと声が出なかった。まさか、自分が先生などに負けるだと? ありえないことだ。
それ以外の言葉など耳に届いていない。舐められている、それが彼女の怒髪天を突いた。
「興が冷めました。見世物はここまでといたしましょう! ――あなた達の位置を、私が知らないとでも? いいえ、私はただ見守っていただけに過ぎない!」
「こんなつまらない余興はもう終わりです! さあ、今から私の全力を尽くしてあなたたちを相手して差し上げます!」
「――儀式を、始めましょうか」
その言葉に、サオリが息を呑む。
「何を勘違いしているのですか? 私が日が昇るまで待つとでも? いいえ、遊びは終わりです。ロイヤルブラッドのヘイローは、もう間もなく破壊されるでしょう。そして――その神秘の欠片を通じ、私は高位の存在となるのです」
「それでは幕引きとしましょう。『ユスティナの聖女バルバラ』、奴らの軽口を封じなさい!」
マダムの声に呼応するように巨大な気配が姿を表す。そいつは二人を見ている。普通の聖徒会と同じような背丈、だが――感じる気配が尋常ではない。
凄まじく強い、そう確信できる。両手がそれぞれ武器を握っている。それらからも息を呑むほどの黒い気配が立ち上っている。
「あは☆ いい年してお人形ごっこ? 仕方ないなあ、お姉さんが遊んであげよう」
「……ミカ?」
不敵な笑みで、気楽にバルバラに向かって歩いて行く。そいつの背後には無数の聖徒会も控えているのに。
「私が引き付けている間に――アツコを助けに行って。行きなよ、サオリ! もう時間がないんでしょ」
サオリに向かってウィンクをした。
「先生、サオリを頼んだよ!」
そして、やっとのことで合流してきた先生に呼びかけた。
「ミカ、気を付けてね。こっちのことは任せて!」
サオリを立ち上がらせた先生が、ミカに声をかけた。黒幕を倒すために、スクワッドとともに駆けていく。
20万PVの同人誌は誰がいい?
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ナギサ様
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セイアちゃん
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ミカ(二冊目)