魔導騎士物語~覇王と称された狼~   作:伊達 翼

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第七話『救出と決闘と転生』

~教会前~

 

アーシアを目の前で連れてかれたイッセーはリアスにアーシア救出を願い出ていた。

しかし、それは許可できないと言い渡されてしまった。

それでもイッセーは頑なに行こうとした。

そんなイッセーにリアスは二つの事を言い渡して朱乃と共にどこかへと転移してしまった。

二つの事とは兵士のプロモーションと神器は保有者の想いに応えるということである。

 

それを聞き、イッセーはそれでもという覚悟で教会へと足を運んでいた。

そのイッセーについてきたのは部室に残っていた木場と小猫だった。

教会に行く途中で、イッセーは木場からリアスが遠回しに行ってもいいということを知らせていた(もちろん、木場や小猫がフォローする形であるだろうが…)。

 

そして、戦いの火蓋が切られようとしていた。

 

「よし、行くぜ!」

 

バタンッ!

 

教会の扉を蹴破ると、そこには…

 

「お久ブレット!」

 

そう言うや否やフリードが先制攻撃…光の弾丸を撃ってきた。

 

「うおっ!?」

 

「させない!」

 

光の弾丸を木場が高速の剣技で弾く。

 

「有無を言わさず撃ってくるとは…神父も地に堕ちたね」

 

「褒め言葉として受け取っとくよ~ん。だって俺ってば堕天使さまの加護受けてますから!」

 

皮肉を皮肉で返すフリード。

 

「神器!」

 

イッセーも左腕に篭手を出現させて臨戦態勢に移る。

 

「おい、アーシアは何処にいる!?」

 

「あ~ん? 悪魔に魅入られた哀れなシスターちゃんなら、そこの祭壇の下に隠されてる地下への階段を降った先の祭儀場にいるでやんすよ。ま、行けたらの話ですけどねぇ~!」

 

イッセーの問いにフリードはそう答える。

 

「ひゃっほう!」

 

ドドドドド!!

 

フリードは横移動しながら光の銃弾を撃つ。

 

「はぁ!」

 

その銃弾を全て避けながら木場がフリードと剣を交える。

 

「スゲェ、これが木場の実力かよ」

 

その工房にイッセーも驚く。

 

「やるね」

 

「は、テメェもな!」

 

言葉数少なく交わすと同時にフリードが拳銃を木場に向けるが、木場はそれをサマーソルトキックの要領で蹴り上げて軌道を逸らすと少し間合いを開けた。

 

「じゃあ、僕も少し本気を出そうかな?」

 

そう言うと、木場の持つ剣の刀身が黒く染まっていく。

 

「ひゃあおっ!!」

 

「ふっ!」

 

黒く染まった剣と光の剣が交わると、徐々にだが黒くなった剣が光の剣から光を吸収し始めていた。

 

「なにぃ!?」

 

「『光喰剣(ホーリー・イレイザー)』。文字通り、光を喰らう剣さ」

 

「テメェも神器持ちかよ!!」

 

「木場も神器を…!」

 

その事実にフリードはもちろん、イッセーも驚いていた。

 

「くそっ!」

 

光が全て奪われる前にフリードが距離を取ると…

 

「兵藤君!」

 

すかさず木場がイッセーに声を掛ける。

 

「動けぇぇ!!」

 

『Boost!!』

 

篭手の宝玉が輝くと、そのような声も篭手から聞こえてくる。

 

「そっちの騎士ならまだしもテメェに負ける道理はねぇんだよ!!!」

 

イッセーの動きに気づき、フリードは光の銃弾を連射するが…

 

「プロモーション! 『戦車』!!」

 

兵士から戦車の駒へと昇格したイッセーには効果が無かった。

 

「マジで!?」

 

その結果にフリードも驚き…

 

バキッ!!!

 

次の瞬間にはイッセーの右拳がフリードの顔面を捉えていた。

 

「あべしっ!?」

 

戦車の特性は攻撃力と防御力の強化。

その拳で殴られたため、フリードは教会にある長椅子を巻き込みながら吹き飛ぶ。

 

「アーシアを殴りやがって、今のでちっとはスッキリしたぜ!」

 

「っざけんなよ! クソ悪魔風情が!!」

 

イッセーの言葉にキレたフリードが再び襲い掛かろうとしてきたが…

 

「…えい」

 

ゴスッ!!

 

「本日二度目のあべしっ!!?」

 

小猫の無慈悲な長椅子アタックに長椅子ごと吹っ飛ぶ。

そこからフリードが起き上がると同時に木場が斬りかかるが、フリードはそれを避けて祭壇の方に逃げる。

 

「俺的に、悪魔に殺されるのは勘弁御免シクラメンってね! ほんじゃま、ばいなら!」

 

そう言って祭壇の上に登ると…

 

バッ!!

 

懐から出した閃光玉でイッセー達の視界を奪ってから逃げ出してしまった。

 

「マジで逃げやがった…」

 

「ともかく僕たちは地下へ行こう」

 

「あぁ!」

 

こうしてイッセー達は地下へと向かった。

 

………

……

 

~同刻・明幸組~

 

「なんだろう…物凄く嫌な匂いがする…」

 

忍が自分の部屋から出て縁側から月を眺めていた。

 

「しぃ君? どうかしたの?」

 

そこに着物を纏った智鶴がやってくる。

 

「うん。ちょっと嫌な匂いがして…」

 

「しぃ君…」

 

忍の言葉に智鶴は忍を後ろからギュッと抱きしめる。

 

「ち、ちぃ姉…?」

 

「しぃ君は…戦わなくてもいいのよ」

 

「で、でも…」

 

「しぃ君には…私、戦ってほしくないの…危ないことに関わってほしくないの…」

 

智鶴は内心では不安でいっぱいだった。

忍がこのまま戦いに身を投じていけば、いずれ遠くに行ってしまうような…そんな気さえ覚えていた。

何よりも智鶴は忍が傷付くことを嫌うほどに過保護なのだ。

昔、転んだ忍を見て救急車を呼ぼうとしたくらいに…。

 

「でも…僕は…」

 

小規模だが、既に戦場を知ってしまった。

そして、彼の中に眠る狼の血は戦うための力を忍へと与えた。

 

「ダメ。しぃ君が怪我したら…私…」

 

「ちぃ姉…」

 

互いに互いを想うが為に…徐々にだが歯車が狂いだすこともある。

 

ヒュッ…!

 

と、そこへ一枚の黒い羽が縁側の柱へと突き刺さる。

 

「っ! これは…」

 

忍は羽から発する匂いに覚えがあった。

以前出会った堕天使の男…ドーナシーク…。

自らの羽を果たし状に使ったのだろう。

その意図を本能的に察した忍は羽が飛んできた山の方を見る。

 

「ちぃ姉…僕、行かないと…」

 

忍が智鶴から離れようとするが…

 

「しぃ君! ダメって言ってるでしょ! しぃ君は危ないことに関わらなくていいの! 今まで通り、私と一緒に堅気の生活をしましょ…ね?」

 

智鶴も絶対に放すまいと力を込めながらそう言う。

 

しかし…

 

「ちぃ姉!」

 

「っ!?」

 

初めて聞く忍の怒声に近い声に一瞬驚き、智鶴は忍を放してしまう。

 

「僕は…もう嫌なんだよ。ちぃ姉に守られてばかりちゃダメなんだ。僕だって…ちぃ姉を守りたいんだから…!」

 

そう言って忍は固い決意をした男の眼を智鶴に向ける。

 

「しぃ君…」

 

その眼差しを受け、智鶴は涙を流して悲しい表情になる。

 

「大丈夫だよ。僕は絶対に帰ってくるから…」

 

カシャ…

ピ、ピ、ピ…

 

『Standing by』

 

そう言いながらヴェルネクサスの起動シークエンスを行い…

 

「だから…待ってて…」

 

ピ…

 

『Complete』

 

微笑んでみせながらバリアジャケットを展開する。

 

「銀狼、解禁」

 

そして、銀狼へと変身すると一足で塀を跳び越え、森の中へとその姿を消す。

 

「しぃ君…ダメって…言ってるのに…」

 

縁側にへたり込みながら静かに涙を流す智鶴であった。

 

 

 

そして、森の中…

 

「…………」

 

コートを着た男…ドーナシークが一人佇んでいた。

 

「来たか」

 

「やっぱり…あなたでしたか」

 

そこへ戦闘モードの忍がやってくる。

 

「随分と風変わりな格好をしているが…まぁいい。あの時はよくも邪魔をしてくれたな」

 

「僕の友達を攻撃するような人が…そんなことを言わないでください」

 

忍が珍しく強い敵意をドーナシークに向ける。

 

「友達? あの悪魔が? ククク…人外同士、仲間意識でも出来たか?」

 

「例え人外だろうと…僕やイッセー君は今まで人間として生きてきました。僕が人でなくても…彼が悪魔になっても…友達に変わりありません…!」

 

ドーナシークの嘲笑を忍は真っ向から受ける。

 

「長年この国の人間社会に浸り過ぎて平和ボケしたか? いや、こんなことを貴殿に説いても分かるまい。所詮、悪魔と堕天使は相容れんのだよ!」

 

そう言ってドーナシークは青い光の槍を構える。

 

「はぁ…(僕に魔法が使えるなら…あの時の…)」

 

以前ノイズに襲われた時に見た朝陽の魔法陣を鮮明に思い出す。

 

キィィンッ…

 

それと同時に忍の足元に白銀の古代ベルカ式の魔法陣が出現する。

 

『古代ベルカ式魔法を確認。基本戦闘モードを近接格闘に設定します』

 

左腕に装着したネクサスの画面にそのような文字が表示される。

 

「行くぞ!」

 

先制攻撃を仕掛けたのはドーナシーク。

槍を投げ飛ばすと同時にもう片方の手に槍を出現させて投げ飛ばした槍を追うようにして忍に近付く。

 

だが…

 

キィンッ…

ガキンッ!

 

「なにっ!?」

 

忍は左手を前に突き出すとベルカのシールド魔法陣が展開されて光の槍の二重攻撃を防ぐ。

それを見てドーナシークも驚く。

 

「(ここからは僕が考えないと…!)」

 

今まで培ってきた経験が忍の脳裏を過ぎる。

 

スッ…

 

シールド魔法陣を解くと、未だ突撃の勢いが残るドーナシークの槍を持つ腕を掴むと、そのままの勢いを利用してドーナシークの背後を取ると…

 

ヒュッ!

バキッ!!

 

左足で少しだけ跳ぶとそのまま右足で後ろ回し蹴りをドーナシークの後頭部へと叩きつける。

 

「がっ!?」

 

ドーナシークは血を吐きだしながらも意識が飛びそうになるのを堪える。

 

「(こいつ、以前相対した時よりも強く…!!)」

 

ドーナシークは以前槍を交えた時は忍は弱い者と決めつけていた。

しかし、今の忍にはあの時と違った何かがあった。

 

「友達を傷つけようとしたあなたを…僕は許さない…」

 

そう言って忍は右腕のENTERキーを押す。

 

『Exceed Drive』

 

その音声と共に忍の右腕に高密度の魔力が収束していく。

 

「い、いかん…!」

 

その様子にドーナシークは逃げようと黒い翼を広げるが…

 

「逃がしはしません…!」

 

銀狼の速度によってドーナシークの眼前に姿を現すと…

 

「う、うおお!!」

 

スッ…

 

苦し紛れの攻撃をギリギリで避けると…

 

ゴスッ!

 

「ぐっ!!?」

 

忍は頬を斬られながらもドーナシークの腹部に右拳を叩き付けると…

 

ギュイィィンッ!!

 

円錐状の魔力マーカーがドリルのようにしてドーナシークに突き刺さり、後方へと強制的に後退する。

 

「はぁ…!!」

 

そこからダッシュで駆けると共に跳び蹴りを魔力マーカーに向けて放つ。

 

ズガガガガガ!!!

 

魔力マーカーが更なる回転を見せて消えた後、忍がドーナシークの背後に現れる。

 

「ば、バカな…たかが犬如きに…私が…う、うおおおおお!?!?!?」

 

ゴバァッ!!

 

それを最期にドーナシークは黒き羽を霧散させながら消滅してしまった。

 

「…僕は…犬なんかじゃない…誇り高き銀狼です…」

 

忍は静かにそう呟くと、智鶴の待つ明幸組の屋敷へと戻るのだった。

 

………

……

 

一方、教会では…

 

地下でアーシアを見つけたイッセー達であったが、時既に遅しであった。

レイナーレの怪しげな儀式によってアーシアの神器『聖母の微笑』は摘出されてしまい、アーシアは死を待つしかなかった。

そんなアーシアを連れ、イッセーは地下から出た。

その際、木場と小猫は殿(しんがり)を務めて複数の神父を相手にしていた。

 

そして、場面は最終局面を迎えていた。

 

「ぐああああっ!!?」

 

イッセーはレイナーレの光の槍に両足の太ももを貫かれていた。

 

「あははっ! 下級悪魔には過ぎた力だったかしら? 私の光は濃度が濃いからじきに内側からあなたを殺すでしょうけどね」

 

レイナーレは高笑いをしてイッセーを見下ろす。

 

しかし…

 

「…ざ…けんな…」

 

イッセーは両手で光の槍を抜き取ると、それを捨てる。

 

「ふざけんな……このぐらいの傷がどうしたってんだ…俺はまだ立ってるぜ!!」

 

『Boost!!』

 

その叫びと共に神器に宿る宝玉もまた音声を発する。

 

「なっ?! そ、そんなバカな! 私の光を受けて下級悪魔が立てるはずがないわ!!」

 

それを見てレイナーレが酷く驚いた様子だった。

 

「俺の想いに応えやがれ! 神器ぁぁぁぁ!!」

 

『Explosion!!』

 

その瞬間、イッセーの中の魔力が爆発的に跳ね上がる。

 

「ば、バカな!? この魔力は中級…いえ、上級クラス!?」

 

レイナーレはイッセーの魔力を感じ、怯えだす。

 

「行くぞ!!」

 

「い、いや! こっちに来ないで!」

 

イッセーのただならぬ迫力に押され、レイナーレは光の槍を飛ばすが…

 

ガキンッ!!

 

光の槍は篭手を纏った左腕の横薙ぎで簡単に弾かれる。

 

「ひっ!?」

 

そのまま逃走を図ろうとするレイナーレだったが…

 

ガシッ!

 

「逃がすかよ!!」

 

一足にして追いついたイッセーが右手によって捕まえ…

 

「わ、私は至高の…!!」

 

「吹っ飛びやがれ!! 堕天使がぁぁ!!」

 

ゴスッ!!!

 

レイナーレの顔面に左拳が突き刺さり、一気に吹き飛ばしてしまう。

 

「ぎぃゃああああ!?」

 

ガッシャァァァン!!!

 

教会のステンドグラスを破り、外へと出る。

 

「ざまぁやがれ…」

 

そう言って倒れそうになるイッセーを木場が支える。

 

「お疲れさま。まさか一人で堕天使を倒すなんてね」

 

「お前こそ無事だったのかよ、色男」

 

「部長が助けてくれたからね。それに手を出すなとも言われててさ」

 

「部長が…?」

 

見れば、そこにはリアスと朱乃がいた。

 

「勝ったようね」

 

「あらあら、凄いですわね」

 

リアスと朱乃は用事が終わった後、教会の地下へと転移して木場達と共に神父を一掃したようである。

 

「…部長、持ってきました」

 

そこへ小猫がイッセーが吹き飛ばしたレイナーレをまるで物のように引き摺ってきた。

 

「初めまして、堕天使レイナーレ。私はリアス・グレモリー。私の下僕たちが随分とお世話になったようね」

 

「ぐっ…グレモリーの娘か…」

 

「えぇ、短い間でしょうがとろしくね。あぁ、そうそう」

 

そう言うとリアスは黒い羽を二枚だけレイナーレの目の前に落とす。

 

「っ!?」

 

それを見てあることに察するレイナーレ。

 

「あなたの協力者…ミッテルトとカラワーナだったかしら? その2人は既に消滅させてあげたから」

 

「で、でも、私にはまだ2人の協力者がいるわ!」

 

「そのこともちょうど聞きたかったのよ。私と朱乃が相対した時には2人しいかいなくて…残りはどうしたのかしら?」

 

そうレイナーレに聞いた時だった。

 

「ドーナシークならもうこの世にはいないわよ」

 

頭上の方からからそんな声が聞こえてきた。

 

「か、カーネリア!!」

 

祭壇後ろの瓦礫と化した部分に座ってリアス達の様子を見ていたカーネリアだった。

 

「ドーナシークなら狼君に殺されちゃったわ」

 

そう言って持っていた黒い羽をフッと息を吹いて飛ばしてしまう。

 

「くっ……そ、そんなことよりも…は、早く私を助けなさいよ」

 

そうレイナーレがカーネリアに言うが…

 

「嫌よ、何だって私があなたみたいな"格下"を助けなきゃならないのかしら?」

 

カーネリアはそれを一蹴してしまった。

 

「か、格下ですって!?」

 

その言葉にカーネリアをにらむレイナーレだが…

 

「えぇ…だって…」

 

バサァ!

 

「私、"6枚羽"だもの」

 

そう言いながら一対だった翼に加え、4枚の翼が背中から出てくる。

 

「なっ!?」

 

「上級堕天使!!」

 

リアス達は警戒を強くし、レイナーレは信じれらないものを見るような眼をカーネリアに向ける。

 

「ふふ、大丈夫よ。今回の事は私、暇潰し程度にしか思ってないの。何よりもあなた達を騙すのが楽しかったし」

 

クスクスと笑いながらカーネリアはレイナーレの表情を見て楽しむ。

 

「ま、どっちにしろ…アザゼルならアンタのやり方を気に入るはずもないし…ほら、彼って神器研究者だから」

 

「っ!!? あの方を知ってるの!?」

 

「ま、一回会ったことはあるわよ。私は全然興味なかったけど…」

 

そう言うと面白くなくなってきたのか…

 

「そうね。私、あの坊やの所にでも行こうかしらね。面白そうな子だったし…」

 

翼を羽ばたかせて飛び立とうとする。

 

「待ちなさい!」

 

リアスがそれを止めようとしたが…

 

「レイナーレの処分は任せるわ。それと、私は悪魔には特に興味ないから邪魔はしないわ。じゃあね」

 

それを最期にカーネリアはその場から姿を消した。

 

その後、レイナーレはイッセーに助けを求めるが、それをイッセーは涙ながらに拒否。

リアスの逆鱗に触れて消滅してしまった。

残った神器は、リアスの持っていたもう一つの僧侶の駒と一緒にアーシアの遺体へと入り、アーシアを悪魔として転生させた。

 

そして、もう一つ。

イッセーの神器は13個あるという『神滅具(ロンギヌス)』の一つ『赤龍帝の篭手(ブーステッド・ギア)』であることが判明した。

 

後日、そのような経緯からイッセーに使用された兵士の駒の数も8個全て消費されていたこともわかった。

つまり、リアス・グレモリーの兵士はイッセーただ1人ということである。

また、アーシアも駒王学園へと編入することになった。

 

 

 

だが、あの戦いで姿を消したカーネリアはというと…

 

「久しぶりね、坊や」

 

「あなたは…」

 

忍の前に姿を現していた。

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