タルコフ市のどこかで 作:N2020
KS-23M、それはタルコフ随一の害悪武器。
あまりにも凶悪過ぎる火力によって、20M以内は脚撃ちワンパンの射程距離という頭のおかしいショットガンである。その名前と性能から、つけられた名前はカス。いや、だって実際そうなんだから仕方ないじゃん。どんなアーマー着てようが
Kは少し悩んでいた。現在プラパーのトレーダーレベルはLL2。KS-23Mが交換できるんのはLL3からで、一度ロストしてしまえば再度入手することは困難になってしまう。
今持っているKS-23Mは2丁。それぞれ短小モデルのDrozdとノーマルタイプだ。残弾はStar弾17、Shrapnnel-10榴散弾25発。これを使用して、FACTORYでワンチャン狙ってみるかKは考えていた。
脳内
K(あくまの姿)「そのKS23Mを持っていけばスタッシュの消費にも成り上がりのチャンスも狙えるぜえ~?」
K(てんしの姿)「やめなさい。それでどれだけ苦しむものが生まれるか....」
K(ノーマル)「うるせぇ!スタッシュパンパンだから消したいし使ってみたいから俺は悪魔を選択するぞ!!」
.....どうやら自分の欲に正直だったようだ。さぁ、Kはその手にこの世から消されるべきである武器を背負って、FACTORYでワンチャンを狙うのであった。なお、あんだけもったいぶっていたのに装備はGsshだけである。こいつ馬鹿じゃねえの?
(Gate0湧きかぁ...オフィスでも行こうかなぁ?)
最初の湧きはGate0という湧きだった。戦うだけなら前回のCellers湧きやロング湧きなどが最適である。Gate0という湧きはその点激戦区のセラーズの反対であり、オフィスにも最速とは言えない微妙湧きの一つだと思っている。
ダダダダダダダダダダダンンダンアアンダダダン!!!!
(あっちはあんなに撃ってるのになぁ...)
少しうらやましそうな目でセラー方面を見ながら、とりあえずオフィス金庫部屋に突撃しようとするK。そう、実はKはオフィスキルがあと一キルで終わるので、オフィスでガン待ちして成り上がってやろう、ついでにタスクも終わらしてやると意気込んでいた。そのためにわざわざKSを持ち込んできたのだ。この悪魔め...
K「ちわーす3F来ましたばっばばあばあっ!?!?!」
通路に飛び出そうとした瞬間、対抗側から飛んでくる赤い曳光弾。そして見るからに
K「さいならー!!」
手前の扉に即入り即閉めで閉じこもり、ひとまずの安全を確保する。構造上金庫部屋は突っ込む側が不利なため、さすがに思いっきり入ってくるということはないだろう。その間に持ってかれた右腕の治療をし、態勢を整えたいところ。
CMSチョキチョキ、ピルピッピッ、カチンカチンカッチン、トルリ、ポチッ、ポチッ
IFAKマキマキマキマキ、プスッ
K「よっしゃいつでもいけるぞコラァ!?」
不意に扉が開く。即座に銃を構え、足を狙うK。だが見えた姿はガチムチではなく、ただの一般通過SCAV。どうやら3Fの銃声を聞きつけて追いすがってきたようだ。
K「ピネッ!」
唐突の対応なので胴撃ちしてしまったが、さすが全弾合計の威力が87x8の696ダメージを誇るShrappnel-10、スカブの胴体は哀れミンチよりもひでえや状態に変化する。そして即座に扉を閉め、少し漁りを開始する。救えない物欲の悪魔め...
K「おっ、フラバン....フラバン...せや!!」
ポケットからフラッシュを出し、また扉を開け投擲。白い閃光と同時に、KSを構え万歳突撃!!突撃!あるのみーー!!!!!
K「くたばれクソッたれがァ!?」
唐突に飛び出してくるゴリラマン。だがその前にKのKS-23から大口径散弾が放たれ、哀れガチムチは足から吹っ飛び爆散する。
(凶悪すぎぃ!?こりゃ確かにカスにもなりますわ...)
初めて自分の手で倒したガチムチの死体に興奮しながら手を付けると、そこには見たことのないような装備がゴロゴロと転がっていた。
LZsh+トルーパーマスク、まさかのTHOR ICフルアーマー、そしてピルグリム。そしてお目当ての武器はまさかのMCX。近距離向けの高レート高火力のコンパクトARである。
K「これを俺だけで倒したのかよ....帰ろ。」
開始時と比べて圧倒的に重くなった物理的重量と命を背負いながら、パルクール(笑)で2Fから飛び降りGate3へと帰路をたどる。一応反動制御が難しそうなMCXではなく、使い慣れたKSを握っていく。
K「SCAVちゃんは死んでもらおう。」
また哀れなSCAVが一体倒され、ついにGate3第一ゲート目前までくるK。だがしかし...
(なんかケツから撃たれた!?なんだ!?)
胴体が赤くなり、足も壊死して走れなくなる。Kはケチだから鎮痛は常時決めないのだ。馬鹿な男だ...KSなぞ使うからそうなる。恥を知れ恥を!!死ね!美味しい物資を握ったまま、稼ぎ0で死んでいけ!ショックを受けてくれ!今までKSに倒れたもののために!
K「馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前!!」
入ってくるであろう扉にエイムを合わせ、狙うは足。足音を検知したのち、到着時間を予想して発射!
K「オラァッ!!」
KSの巨大な主砲が発射され、瀕死にしたから最後のとどめを刺してやると言わんばかりに突入してきた巨漢の脚を一撃で粉砕、ぶっ倒れる。しかも見た目がまたしてもごつそうなPMCだ。赤い曳光弾を視認したということで、T-45M1あたりだったら軽装の代表みたいな装備で美味しくなかったのに...
K「扉閉めて、チェッ...うひょ~!!!!なんじゃこりゃあ!?フルカスのAKにGen4Full、白ウラチに入ってる弾は....わぁ....ぁ.....」
入ってる弾は現状タスク報酬か戦利品として回収するしかないPPBS イゴルニク。AKのフルオートで貫通62の弾丸を連射できるやべーいやつだ。それがマガジンの中に赤曳光弾と入っていたのでおそらくBTとPPBSを混合していたのだろう。いやしかし、流石KS、チート性能だ害悪だ。消えろ。
K「さよなら....さよなら....」
出血で頭が飛びながらも、無事にそのうまうま装備を持ち帰ることに成功したのであったとさ。チッ...