タルコフ市のどこかで 作:N2020
愛銃。まあ普通に意味は自分が好きな銃という意味なのだが、皆さんはそういうもの、あるだろうか?
タルコフをプレイしていると、たまたま手にした銃が意外と手に馴染んで...というものがある。
今回はタルコフ初めて一カ月にしてやっとまとも?な愛銃を手に入れたKのお話をしよう。
Kは悩んでいた。最近はどの銃を使ってもいまいち戦果が上がらないのだ。ため置きしていたM856A1を使ったADARを最近はコスパ装備として使用していたが、いまいち味気ない事や貫通とダメージ不足に物足りなさを感じていた。だからといってAP6.3を使う9mm系統はまだ流石にもったいないし、モシンは好きだが当たらない。
セミオートで、火力がある武器....そんなものが欲しいとKは切実に願っていた。そんな中、あるものが目に入る。
VPO-209アサルトカービン。タルコフでも2種しかない.366TKM弾を使用する銃で、いわゆる単発AKといわれるものである。性能面では精度も取り回しの良さも正直微妙といったところだが、この武器の凶悪さは使用弾薬である366TKMにある。
366TKMには4つほど弾薬の種類があるが、その中でも特段目立っているのがAP-Mという弾薬である。貫通42、ダメージ87という性能だけで見れば7.62x54mmRのPS弾にも匹敵するレベルの弾を一発500ルーブルという安価かつ購入制限も180発と緩めに運用できる。
K「そうだ...!!VPO使うか!!」
Kは早速カスタムをし始めた。普段Kはカスタムをしない、してもせいぜいサイト程度なのだが、今回ばかりは事情が違った。スタッシュにカスタマイズ部品がある程度余っていたので、それ同士をくっつけてみることにしたのだ。
まずダストカバーをレール付きのバスチオンに変更し、そこにすき家から帰る3.5x固定のトリマホークを載せ、ストックをUAS AKストックにする。そしてハンドガードをMOE AKM(シルバー)にし、RK-5フォアグリップを付けて最後にサプを付ければあら不思議、狙撃仕様のVPO-209の完成です。ちなみにマガジンは短い方の10連マグである。貫通40代の弾を10連マグでセミ連射できる...これもうSVDSだろ?
なお性能はこんな感じである。
エルゴノミクス:50、精度:2.96MOA、垂直反動116、水平反動228、重量4.9kg、見た目の良さベリーーグッド。
K「よし、君を今日からKSPA APというカスタム名にしよう。これから相棒になるように。」
KSPA APというカスタム名の由来は「コスパでAP弾使うからKOSPA AP」ということである。コスパの文字が違う?気にするな。
K「よっしゃ、じゃあ早速行ったろ!!」
KはWoodsを選択し、そのままレイドへと出た。狙撃をするならやっぱ森だろということで、Kは名無しのスナイパーになろうと意気込んでいた。後純粋に初めて使う366のAPに期待を抱いていたというのもあるだろう。
(ここは...車脱出村湧きかぁ。まカルト岩湧きよりいいな。)
Kにはシュタ狩りのタスクも出現していたため、せっかくならシュタ―マンも一緒に仕留めてやろうという魂胆である。馬鹿め、お前にボスが一人で倒せるわけなかろうに...
猪並みに猪突猛進し、一番手前の家へと向かう。ここは食料の湧きテーブルが非常に多く設定されており、まるでドン〇キホーテさながらの様相だ。いや、どちらかといえば〇ストコか?
腹が減っては戦はできぬという言葉通り、今回Kは食料の補充を忘れていた。そのため食料水分共に30くらいしか残量がなく、いつ行っちゃいけない方に逝くか分からないような状況なため現地調達が必須だったのだ。
K「リンゴジュース、クヴァーーース、コンデンスなミルク、ムンシャ...ムンシャ!?」
なんと初手から超高級品である、ムーンシャインといわれる密造酒を発見したK。簡単に言えばこの酒はタルコフ版ガチャことSCAVケースの石のようなものである。それぞれ要求されるものは違うのだが、その中でもこれは最高級に値するのだ。そのため価値が高くなっている。あとは
(よっしゃMREもあったからこれで補給できるぜ。)
戦場にもかかわらず袋に手を突っ込みボリボリと貪っていく。こんだけ手を突っ込んでたら塩分と油で手袋がだだ滑りしそうだが、特に何事もなく今度はアップルジュース(1L)を丸々飲み干す。お腹壊さない?大丈夫?
K「あ~食った食っ......??」
トットットットッ
(足音...!!)
咄嗟に後ろの物置小屋へと移動するも、どうするか悩むK。ここの構造的に出入り口は一か所しかなく、入ってくる場所は限られている。防戦有利な地形といえるが、Kの持っているVPOは3.5x固定スコープが付いていてなおかつ10連マグなため、接近戦には正直対応しずらい。そのため近寄られる前に排除する必要があるが、如何せんなんともしがたいというのが現状だ。
K「おっ?なんだこれ撃てそうだな....」
Kはたった一つ、壁の隙間から見えるとんでもなくいやらしい射線を見つけてしまう。そこにはまるでKの心のように狭く、初見では100%気づけないような射線だった。
(近づいてきた!)
どんどん近づいてくる足音に、リアルでもゲームでも手が震える。がしかし、それを抑えて侵入口を見続ける。そして見えたるは猛者の象徴白ウラチ。
(見逃した!だがまだだ、まだ機会はある...ここだ!!)
サプつけててもデカいVPOの銃声が響き渡り、ホアアアアアという声を出しながら倒れる。見るからにゴツイ装備で、まるでこのレイドに命かけてきた(実際にかけてる)かのような装備だ。
K「ソロだよな!?なぁソロだよな!?」
しばらく観察を続ける。後方に誰かいたらノーヘル運転のKは100%漁ってる途中に脳天ぶち抜かれてお陀仏だからだ。しかしいつまでたっても物音は聞こえない。一分もすれば、Kは物欲に駆り立てられ体を触っていた。
K「ひゃああーー!!うまうまうままま!!M1Aに、ウラチ、Korund-VM、Atacck2、弾は....M80....」
K「オホッ...」
総重量40kgをこえ、反対側のOutskirtsまで行くのは危険と判断、車脱出を決行しようとし、金を引き渡す。つい最近ドキュメントケースを交換し、金を持っていけるためだ。なお、これが初めてである。
K「そんじゃあ、ベイビー!!」
ブウウウウン......