タルコフ市のどこかで 作:N2020
ブラッドハウンドという新ボスをご存じか?一体一体の強さはそこまでなものの、統率の取れた行動と圧倒的強装備のごり押しにより、数多のPMCを屠ってきたレイダーのような生物である。
おそらくもうすぐワイプ、その前のイベントの一環であろうこの機会に、ブラッドハウンドにまつわるKの話をしよう。
K「なになに?新ボス実装?あ~、だかたさっきショアに行ったときやたら美味しいSCAVの死体があったのか。」
Kはwikiを見ていた。あと3分でSCAV出撃が可能となっており、せっかくだから待って行ってからPMC行くかと考えており、その間はwikiを見ていたのだ。そして、タルコフに新しいボス、ブラッドハウンドが実装されたという情報を嗅ぎつけたのである。
コメントを見ると、「RSASS持ってた」「M62撃ってきた」「昔のラボレイダー並みの装備で、
Kは思わずそれを見て、待っていたSCAV出撃を中断してまで速攻でPMCに変更、湧き場所のあるWoodsとShorelineに突撃することにした。
(レイダーくらいだろ?SCAVでも行けるんだから余裕余裕。)
だがKは勘違いをしていた。ブラッドハウンドはそこまで甘くないこと。SCAVとは違い、猶予時間はない事。そして、自分の戦闘能力の弱さを。生還率23%の、脅威の底辺力を。そして、ブラハ狩りを考えるのは、みな同じだったことを。
K「ショアにタスクもあるし、ADARに856A1にサプ...それに
K「出撃!!」
1回目のショアライン。
湧きはリゾート東棟最速湧き。だが今回はリゾートに用事はないので、そのままスルーして一直線に発電所へと向かう。.....ところで、上手い人がお互いの湧き場所が近い場所に生まれた場合、どうすると思う?
答えは簡単、そいつの通るであろう道を先回りして監視する。背後から撃たれるリスクを避けるために。
(お、戦車乗ってる橋があったからあと少しババババぁ!?)
一瞬にして全身がズタボロになるK。出血もおまけで起こしており、腹が壊死したためヒーヒー言っていることから、敵に位置ももろバレである。
K「お、終わった....足も壊れたから走れないし...咄嗟に茂みに伏せたはいいけど...」
カランカランカラン...
K「/(^o^)\」
次の瞬間、飛んできたF1グレにより体ごと粉砕されたのでした。
死因:グレネードによる爆殺。PMCによるもの。
2回目のチャレンジ。ワイプ前だから少し贅沢するかということで、フルカスのAKS-74UにBT弾を詰め、カラウンドアーマーに黒ウラチと大分いい装備でカスタムスにやってきた。
そう、ブラッドハウンドはショアラインだけでなくカスタムスにも湧くのだ。もちろん母なる森ことWoodsにもスポーンする。だが、ネッ友曰く、
『Woodsは大分面倒くさいからやめといたほうがいい。大人しくカスタムに行け。』
というありがたいアドバイスをもらったので、その中でも明るく仕留めやすいらしい新建設湧きのブラハを仕留めてうまうまする魂胆であった。
K「うへへ、結構いい装備してきてんだ。少しくらいいい思いしないと気が済まないぜ。」
今回はボート脱出湧き。最速であるオールドガスステーション湧きよりは遅いが、それでもまあ準速程度で新建設につける。良かったなお前、赤倉庫湧きじゃなくて。赤倉庫だったら何もできずに下手したら出オチしてたぞ。
(有刺鉄線が頭にかかって痛いぜ...だがここから入室だ。)
旧建設横の割れ壁から新エリア側へと入室し、電車側から新建設へと行こうとするK。しかし、あとちょっとというところで、聞きなれない声が聞こえてきた。
ゴッドダムンサマーイット!!xxxx!!!
グラナータ!!
K「ブラハ来た!グレも来た退避ーー!!」
ドゴオンという爆発。少し負傷するが、まあ全身がちょっと黄色になったくらいにすんだ。普通もしくはうまいプレイヤーだったら同じくグレネードで牽制ののちプロピタルをブスリしてから反撃に映るのだろうが、この攻撃にビビり散らかした低級下級ゴミプレイヤーのKは、電車下の陰キャポジに引きこもってブルブル震えることになってしまった。ああ、これだから成長しないのだろう。
(落ち着け、落ち着くんだ...どうするんだ...)
ダダダダダダン!!!
(なんか来たぁ!!)
どうやらオルガス湧きから別PMCも介入してきたようだ。というわけでPMCvsKvsまたしても何も知らないブラハさんの勝負ということになる。だが、一番最初にブラハのタゲをとったのはKである。必然的に、Kがブラハからの攻撃を集中されるわけで。
K「まって足音いっぱい来たんだけどファイアー!!」
ちなみにだが、Kは変なところで金をケチったので30連マグである。大体4人ほど突っ込んできたのだが、伏せていて頭への射線が確保できない上アーマーがやけに固く、一人取り逃がしそのまま...
(リロード間に合わへん!!)
(あべし!)
死因:弾切れで仕留めきれずヘッドショットをもらう。
3回目。似たような装備で出撃したものの...
K「撃たれ過ぎた...回復ないなっ....ブラハが詰めてきた...」
(ゴバア!?)
死因:射線管理を怠ったことにより回復切れで死亡。
4回目、ADARを携行しまたしてもショアラインへ。しかし...
K「お、ブラハいるじゃん!発電所のスナスカやるタスクもあるし」バシュ
(ええ...)
スナスカに一撃でヘッショを決められ死亡。嘘だよな?
そうして何度もデスを繰り返し、14回目になったところか。
今回のKははWet Job-Part1を終わらせるために、SCAVをとにかく殺そうとしていた。あと一キルなのである。だがそれを終わらせるために積み重ねてきた死骸は数知れず、もう最終処分場が埋まるんじゃないかというほどの死を繰り返してきた。
そのためKの装備はかなり軽装である。いつもお世話になっている6B5-15アーマーリグにM32ヘッドセットノーヘル、ADARに倍率固定3.5xスコープに安いNT-4サプレッサー(M856A1)の倒しても旨味が無さすぎる装備だ。もちろんガチムチを逆に倒せた場合は100%利益が取れる。
K「ガスステにSCAVが湧くことあるから見に行くかな...」
今回はRoad to Customsよりちょい下くらいの湧き。水力発電所のスナスカを最初は狙っていたが、ブラハ狩りに巻き込まれて死亡率があまりにも高すぎたので、辺境のスナイパーを狩りに行くことにしたのだ。ブラハ狩りは基本的にガチムチが多いので、巻き添えにされたらお陀仏である。
K「埠頭に来たが...あれ?まさか...」
Kの目に映るは5人ほどの団体で行動している人。ただしPMCのフルパというわけではなく、NPCの集まりだ。
そう、勘のいい人はもう気付いているだろうが、ブラッドハウンドだ。見れば白ウラチやバスチオンといった通常SCAVが装備していない、それこそレイダー級の装備をしている。武器もパッと見えたのは黒MDRにMP5SDといったかなりの強武器が揃っている。そして、彼らの装備している弾薬は、よく見るブルーチップやBCP FMJなどという貧弱なゴミ弾薬ではなく、M62、M80、AP6.3といった凶悪弾が詰まっている。
(856A1じゃあいつらの頭は抜けない...顔を狙うんだ顔を、バイザーはないんだ!)
パシュン! パシュン! パシュパシュン! パシュン!
少し手が震えながらも、3人ほどは顔面をぶち抜きそのまま仕留めたK。だが一回弾かれてしまい、そしてKの胸には緑色の手痛い曳光弾が飛んできた。
K「いったあ!?伏せて回復!」
余り散らかしているIFAKで腕にお注射を撃ち胸のダメージを回復し(?)、再度立ち上がり射撃。またしてもメットに弾かれるも、今度は反撃を受けることなく無事に、ブラハを、討伐成功!!
(....あっさりしてんなあ、あんなに苦戦したのに。ま、うまうまできることには変わりなし!!)
そうして得られた戦利品は、黒MDR(M62がマガジンx3)、MP7A2(FMJ SXが30連x4)、HHS-1(黒)、M80が80個、AP6.3が120個、ウラチにバスチオン、そしてまさかのクラス6Hexgrid。これにTrooper 35がついてきている。もう正直あまりにも美味しすぎてゲロ吐きそうなレベルなのだが、実はKには一つ問題を抱えていた。
それは、その吐くものもないほど、腹の中が空っぽだったこと。要は、空腹ゲージが0だったことだ。
(なんか視界がグラつくな?なんで...あっ...)
幸いなことに、出口はトンネルだったのでそこまで遠くはなかった。だが、大体重量57kgほどの荷物を背負いながら遮蔽物も何もないところを走れない状態で進むというのはリスクがあるにもほどがある。
(頼むから誰も狙ってくれるなよ....!!)
残念ながら脱出カウントは進み、そのまま脱出できたとさ...