if-どうやらSCPと言うのになったらしい 作:YY:10-0-1-2
まさかの8番出口。ハマってしまったのだよ…YYが悪い!
という訳で今回の話はいま人気のゲーム『8番出口』のお話となります!
ー今回の設定ー
日本のとある駅の通路で異変が起きているとの情報がSCP財団の耳に入った。
調査のために何人かSCP財団のDクラス職員や機動部隊が入るも帰ってこなかった。
体の一部さえあれば再生する性質を利用できる優磨が派遣されたのだが…
『優磨君。大丈夫かい?』
「あぁ、もちろんだ」
俺はフルジップパーカーの中にあるポケットにナイフを仕込みながら質問に答える。
今回はSCP財団から『8番出口』なるものを調べて欲しいと言われ、その現場へと来た。
なんでも、人が消える駅の通路らしく、死んでしまっても、体の一部分さえあれば再生し、戻ってこれる性質を利用するのだと言う。
ぶちのめそうか?当たり前のように言ってるけど死ぬ時痛いんだぞ。痛覚ありなんだわクソッタレ。
ちなみに俺の左腕はもう無くなってます。利き手を聞かれたと思ったらそういう事か。財団には人の心がないようで何よりですわ。
『それでは調査を開始してくれ』
は〜めんどくさいが、ちゃっちゃと終わらせてしまおう。
そう思い、いざ8番出口へと入り込んだ。
■
8番出口へと入り込んだ。
見た感じ普通の通路だが…左側にポスターが5個、点字ブロックに右にはタバコのポスターに、ドアが3つほど。
そして、前からはシブめの顔立ちに、ややハゲ気味の中年のオッサンが。
……あ、博士の声が聞こえねぇ……ってことはインカム的なのが壊れたのか…。それか、違う次元に飛ばされたかだな。
…まぁ、進んでみないことには何もわからんな。
少し進み、曲がり角を2回ほど曲がってふと見る。
『1番出口』
…?なんだこれ。1番って書いてあるし。1番って言う
ご案内と書かれてある紙になにか書いてあるのに気づく。
…なるほど。これらを守ればいいのか?
先に進むと、先程通った通路に出た。あれらを守らなかったら戻ってくる…的なやつか?まぁいいな。異変を見つければいいんだよな?
「まずは…どこが変わるんだよ…」
ポスターの書いてることとか…ドアがないとかか?あとは…なんだ?
とにかくこの光景を覚えておくか。
……よし。OK。じゃあ行こうか。
1番出口に出る。
ポスターは変わってないし、ドアも3個あるな。他に変わってるところは…っと。
特に無さそうだったのでポスターをチラ見しながらそのまま通過しようとして……
「いや待ておい」
戻る。
そしてポスターの横にある紙をもう1回見る。目がふたつあって、防犯カメラ作動中とご丁寧に書いてある。
じっと見つめていると、目の中の瞳が横に動いた。
…これが異変ってやつか。害はなさそうだな。
「確か、引き返すんだったよな」
引き返すと、スマホを見ているオッサンが。この人もここに巻き込まれてしまったのだろうか?
…財団の指示無しで助けてもな…俺が何言われるかわからんけど。
「あの、すみません…」
オッサンに話しかけるも特に返事も帰ってこない。
もしかして、『
2番出口に出る。
特に変わったことはな………ダクトから黒い液体が零れているのを発見。
これは異変だよな?俺は引き返す。
3番出口。
「なるほどな、異変が起きてるか否かを見て、正解だったら増えていって8番出口で脱出ってことか」
まるでホラーゲームみたいな、いや、脱出ゲーム?
「さぁて、次は?」
特に変化なし……か。オッサンの顔がバクって無くなってるだけで………
すぐに引き返した。
■
5番まで来た。あと3回同じことをすれば良い。
「よし、注意して見よう……」
変わってる場所などがないかを1回見てから、2回見て、さらに念の為に3回目。
よし。変わってないな!
「じゃあ行くか!」
意気揚々と通路を駆け抜けて出たのは……
『0番出口』
……?
『0番出口』
……???
『0番出口』
もう1回、目をゴシゴシを拭いてから見る。
『0番出口』
…………。
「なるほど。
現象なので『
何が間違っていたのだろうか?
……ポスターちっちゃくね?いや、これが標準?もしかしてポスターでかくなってたりしてた?
「気付かねぇだろポスターの巨大化とか!!ふざけてんのか!!」
キレながらもう1回異変がないか、調べることにした。
■
5番出口。
やっと戻ってこれた……疲れた……。
「さて、気を取り直して行く……なんの音?」
まるで波打ってるような音がした。すると奥から赤い水が流れてきた。それも結構な勢いで。
「ちょっ!?!?」
勢いよく後ろを向いて逃げ出す。あれ呑まれたらさすがにまずいだろう。いや、死んでもいいんだけどね!?
ハァハァと息を整えながら出口の名前を見る。
6番だ。6番出口。
やっとここまで来た……。
「よし。行くか…」
すると双子の子供が。おっとまずいあれ異変だよな?近づいちゃいけないやつだよね?
……でも子供がこんなところにいるものか?
近づいて視線に入れた途端にこちらを向いた。
あ、絶対ダメなやつだ逃げるか。
そう思い、視線を外したのがまずかった。
「おわっ!?」
目の前に現れた双子の子供に驚き、目を閉じてしまった。すぐに目を開くと……
0番出口。
すぐにパーカーを脱ぎ捨て地面に叩き付ける。
「舐めんな畜生が!!!」
キレた。完全にキレた。ぜってぇ抜け出してやる……!
■
6番出口まで戻ってこれた。疲れはしたものの、そこまで大変ではなかったか?
まぁ、うん。それは良しとしよう……速く出てやる。
ドアノブの位置が真ん中に来ていた。これ異常だよな?よし。後ろ振り返って帰るぞ。
7番出口は楽だった。というか楽で仕方なかった。だって天井が蛍光灯ばっかなんだからな。
明るすぎて目が死ぬかと思ったが何とかなった。そしてついに来た。
「8番出口…ここを抜ければいいんだよな」
ポスターは?普通だな。ドアも無いわけじゃないし、ダクトも異変なし。オッサンも特に変わったところは無いし…!
よし勝った!!
「あ〜疲れた〜…」
そして奥へ進むと先程見た光景と同じ光景が広がっていた。
目をパチクリさせて出口の書かれている部分を見る。
0番出口
もう一回見て見ようか。
0番出口
「[
■
『あ〜、あ〜?』
「!! 優磨君!?大丈夫だった!?」
ソフィア博士が立ち上がり、すぐに機動部隊の人達に目を向け、保護するように促す。
インカムの向こうからはSCP-???-JP…優磨の笑い声が聞こえてきた。
ソフィア博士は冷や汗を垂らしながら「優磨君?」と再び聞く。
『ソフィア博士、しばらく休み貰っても良いっすか?』
「え、えぇ……何があったの?」
『何でも?ただ8番出口をぐるぐる回ってカミーユ精神崩壊しかけただけですよ』
「それやばくない?てかカミーユ?」
ソフィア博士がさらに冷や汗を垂らしながら何が起きたのかを優磨に聞いた。
8番出口の性質はぐるぐる回り、異変を見つけて引き返す。それを繰り返す。1番、2番と増えていき、8番で最後らしい。
8番出口にたどり着いても、通路に異変があった場合にはまた8番出口に戻ってくるらしい。
そして、異変がなく8番出口を抜ければクリア。つまり戻ってこれるらしい…
「なるほど…お疲れ様」
機動部隊に連れられ、目の前に来た優磨にコーヒーを出すソフィア博士。
「ちなみに、何回ループを繰り返したの?」
「分からんけど、50…いや、60回ぐらいは同じ通路を繰り返したかもしれない…」
ソフィア博士が顔を引き攣らせ、本当にお疲れ様と労いの言葉をかけた。
その後、グラス博士の心理鑑定が行われ、グラス博士がその場でメンタルケアをするほど精神が追い込まれていたのは…また別のお話。
1敗目:ポスターの巨大化に気づかなかった。
2敗目:双子の子供から視線を外してしまった。
3敗目:電光掲示板の裏側を見ていなかった。
ちなみに俺がミスった部分を参考にしています。何時間やったと思ってんだ!!(16敗)