軽く読んでもらえると、助かります。
「ふぅー、なんとか勝てた。ギリギリだったけど……」
「まさか、ガチンコ・ジャッジに負けるなんて……勝っていれば、俺にも勝機があったのに……」
「デュエマは時の運だよ。それがわかっただけでも良い経験だよ」
「はい……」
そう言って、勝と翔は先に集まっている咲恋とマリと想の3人と合流する。
「お2人とも、お疲れ様です」
「あ、ありがとうございます……」
「そっちもお疲れ様、マリちゃん……」
2人を出迎えてくれるマリに翔はややぎこちなく、返事を返す。
勝はマリに返事を返しつつも、暗い表情をしている咲恋に目をやり、マリに問いかける。
「……ねぇ、マリちゃん。咲恋ちゃん、どうしたの?」
「実は……」
「なんで、サガループがここにいるのよ。普通に考えて、非公認なんだから、ここはカジュアルなデッキを使うでしょ。どう考えても……頭、おかしいんじゃない?ループデッキ使いたいなら、1人回しか、CSで使いなさいよ。本当に本当に、信じられない。やっぱり、デュエマはくso──」
「咲恋ちゃん、ストップ!」
「──ハッ……!」
あまりにも見てられなかったので、これ以上言う咲恋に、勝は待ったをかけると、咲恋は我に返って、勝の方に視線を向ける。
「……あら、勝、何かしら?いや、それよりも、アンタは勝ったの?」
「勝ったよ、眼鏡君に……」
「そう……」
(やったわ!一回戦負けが私1人じゃないわ!これで待ってる間、八つ当た……じゃなくて、フリーして、時間を潰せるわ!)
咲恋の問いかけに、勝はそう答えると、咲恋は脳裏に、そう思い、密かに喜ぶのだった。
それを見て、勝は想とマリに勝ったのか、気になり、2人に問いかける。
「……因みに、早峰先輩は?」
「当然、勝ったに決まってるだろ?わかりきったことを一々聞くんじゃねぇよ……」
「はいはい。マリちゃんは?」
「なんとかデッキが回ったので、勝つことができました!」
「そうか。それなら良かった。後は……」
「ひよりちゃんだけね」
「──ただいま戻りましたぁッー!」
噂をすれば、ひよりは元気な声で、勝達のもとに戻っていた。
その表情はとても嬉しそうな顔をしていた。
勝ったのか、と、勝はそう思い、少し笑みを溢し、ひよりに声をかける。
「勝ったんだね、ひよりちゃん」
「っ!?なんでわかるんですか!?勝先輩!?」
「そりゃあ、あんだけ元気な声を出せば、誰だってわかるわよ」
「むぅ……せっかく勝ったのに、皆さんに驚かせようと思ったのに……」
いつも間にか、勝ったことが知られたひよりは驚き、咲恋はひよりの疑問にそう答える。
それを聞いて、ひよりは少し頬を膨らませて、そう言った。
「ごめんごめん。けど、すごいじゃないか!この調子なら、優勝できるんじゃない?」
「本当ですか!?」
「んなわけねぇだろ!オレ様に当たったら、テメエは即落ちだぁ!」
「そ、そうでした……けど、早峰先輩や勝先輩が相手でも、私、負けませんよっ!」
「私のこと、忘れてない?」
「勿論、マリちゃんが相手でも、負けません!」
元気に話すひよりに、勝は笑顔を浮かべる。
(良かった。いつもの元気なひよりちゃんだ……)
大会が始まるまで、ひよりはお店から離れていたが、秋乃の説得で、戻ってきて、大会に出てから、いつも通りに戻っていたひよりを見て、勝は安堵する。
「今から第二試合を始めまーす!参加者の人は座席についてくださーい!」
そう思った矢先、キャルの大きな声が響いた。
「呼ばれましたね」
「……じゃ、いくか」
「ですね!」
「……それじゃあ、咲恋ちゃん、眼鏡君、少し待っててね」
「こっちは気にしなくて良いから、アンタは次の試合に集中しなさい」
「……うん」
そう返事を返し、勝達は第二試合に備えた。
次は第二試合です。