デュエル・マスターズACE   作:リュウ・セイ

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覚醒とは?
それは皆が夢みる、アレです。
それでは、ACE23、どうぞ。


ACE23:ひより、覚醒。

 

 

 

「火のコマンドが出たので、《禁断》の封印を一つ、墓地に置きます!そして、《モルトNEXT》のマナ武装5、発動っ!超次元ゾーンから、ドラグハート・ウェポン、《爆銀王剣(ばくぎんおうけん) バトガイ刃斗(ハート)》を場に出して、《モルトNEXT》に装備します!」

 

 ひよりの超次元ゾーンから《爆銀王剣 バトガイ刃斗》が浮き上がり、そのまま《モルトNEXT》に装備された。

 

「《バトガイ刃斗》を装備したクリーチャーはスピードアタッカーを得ます!《モルトNEXT》で攻撃っ!この時、《バトガイ刃斗》の効果、発動します!山札の上を見て、それが進化ではないドラゴンなら、場に出せますっ!」

 

 ひよりの山札から捲られたのは、ひよりのお気に入りのカード、《雷龍 ヴァリヴァリウス》だった。

 

「──自分のターン中に自分のドラゴンが出たのが、最初でなければ、《バトガイ刃斗》を龍解できます!」

 

 ひよりは《爆銀王剣 バトガイ刃斗》を手に置いた。

 

「爆熱、銀河、王剣、《爆熱王(ばくねつおう)DX(デラックス) バトガイ銀河(ぎんが)》に、龍っ、解っ、ですっ!」

 

 そう高らかに、ひよりは《爆銀王剣 バトガイ刃斗》を《爆熱王DX バトガイ銀河》に裏返した。

 

「そして、《モルトNEXT》で、《モモキングNEX》に攻撃です!」

「っ、パワーは同じ……相打ちか……!けど、進化元の《モモキングRX》は場に残る!」

「それも破壊します!《ヴァリヴァリウス》で、《モモキングRX》に攻撃!攻撃時に、マジボンバー7、発動ですっ!山札を見て……ビンゴです!もう一度、《モルトNEXT》を場に出しますっ!」

「またぁっ!?」

 

 また《超戦龍覇 モルトNEXT》が出たことに、勝は驚き、げんなりする。

 それと同時に、火のコマンドが出たことで、ひよりは《禁断》の封印を1枚、墓地に置いた。

 

(しかも、このタイミングの《モルトNEXT》って、相当、やばい……!)

 

「《モルトNEXT》のマナ武装5で、超次元ゾーンから、今度はドラグハート・フォートレス、《闘将銀河城(とうしょうぎんがじょう) ハートバーン》を場に出します!

「あ……」

 

 終わった、と、勝は口には出さず、脳裏で、そう思った。

 

「そして、《ヴァリヴァリウス》で、《モモキングRX》とバトル、破壊です!」

 

 パワー11000の《雷龍 ヴァリヴァリウス》に、パワー6000の《王来英雄 モモキングRX》では、パワーで負け、あっさり破壊される。

 

「まだです!《ハートバーン》で、スピードアタッカーを得た、《モルトNEXT》で、《ボルシャック・ヒート・ドラゴン》を攻撃です!」

 

 今度は《ボルシャック・ヒート・ドラゴン》が破壊され、勝の場には、タマシード状態の《ボルシャック・フォース・ドラゴン》だけになった。

 

「──そして、攻撃の後、《モルトNEXT》の(ドラゴン)マナ武装5、発動ですっ!」

「……っ!」

 

 突如、ひよりのマナゾーンからドラゴンのお叫びが鳴った。

 

(ひよりちゃん、君はやっぱり、クリーチャーの声が聞こえているのか……?)

 

 ひよりのマナゾーンから、龍の咆哮を聞いて、勝は脳裏にそう思った。

 

「攻撃の後、《モルトNEXT》をアンタップっ!そして、ドラゴンがアンタップしたので、《ハートバーン》の龍解条件、達っ、成っ、ですっ!」

 

 そう叫ぶと、ひよりは《闘将銀河城 ハートバーン》を裏返した。

 

「──これが私の頂点に達した、覇道の龍っ!《超戦覇龍(ちょうせんはりゅう) ガイNEXT(ネクスト)》、龍っ、解っ、ですっ!」

「……っ!?」

 

 龍解した直後、ひよりの後ろから薄らと、《超戦覇龍 ガイNEXT》が浮かび上がり、お叫びをあげた。

 

「な、何っ!?」

「今の、ドラゴンの叫び声が、聞こえた、気がする……」

「は?何言ってんだよ?そんなこと、あるわけないだろ?」

「だ、だよなぁ……」

「いや、でも、それなら、今のは……?」

 

 突然の叫び声に、店内にいる誰かが驚き、客人の人達が動揺を隠せなかった。

 

 しかし、そんな中、勝はひよりと向き合い、デュエマに集中していた。

 

(今ので、確信した。ひよりちゃんは、真の決闘者(デュエリスト)だ……!)

 

 それは、漫画やアニメにしか存在しない空想の存在、空想の称号、それが真の決闘者(デュエリスト)だ。

 ひよりはその真の決闘者(デュエリスト)だと、勝はそう確信したのだ。

 

「先輩!行きます!《バトガイ銀河》で攻撃!攻撃する時、カードを引いて、手札から進化ではないドラゴンを1体、場に出します!出すのは、これです!《永遠(とわ)のリュウセイ・カイザー》を場に出します!火のコマンドが出たので、《禁断》の封印を一つ、外します!」

「っ、今度は《永遠リュウ》か!?」

 

 現れた《永遠のリュウセイ・カイザー》に、勝は悪態を吐きつつ、冷静に、この状況を打開する手を考える。

 

(今の僕の手札には、《ボルドギ》はない……だったら……!)

 

 突如、勝の瞳の色が青から赤く、紅色の炎に変わった。

 

「……このシールドにすべてをかける!来い、ひよりちゃん!」

「っ、いきます!先輩!」

 

 

 

「──っ!?」

「お嬢様?」

「……なんでもありませんわ」

 

(何も起こらなければ良いですが……)

 

 勝とひよりの対戦に、秋乃は密かに、胸騒ぎを感じた。

 

 

 

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