デュエル・マスターズACE   作:リュウ・セイ

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決着です。


ACE24:決着、そして……。

 

 

 

「……このシールドにすべてをかける!来い、ひよりちゃん!」

「っ、いきます!先輩!《バトガイ銀河》で、T・ブレイクですっ!」

 

 5枚のシールドにすべてをかけた勝はひよりの最初の攻撃、《爆熱王DX バトガイ銀河》に備える。

 

「シールドチェック!トリガーは……」

 

 ブレイクされた3枚のシールドを勢いよく掴み、中を確認する勝。

 1枚でも良い。この状況を打開するトリガーが1枚でもあれば、と、勝はそう脳裏に願うも、トリガーはなかった。

 

「どうやら、トリガーはなかったみたいですね、先輩」

「っ!?」

 

 顔に出ていたのか、ひよりは勝の顔の表情を読み取り、そう思った。

 

「次、いきます!《永遠のリュウセイ・カイザー》で、W・ブレイク!」

「頼む、きてくれ……!」

 

 逆転を狙うことを強く祈り、勝は残り2枚のシールドを確認した。

 その中には、革命0トリガーを持った《ボルシャック・ドギラゴン》と、シールド・トリガーを持ったカードだった。

 

「きたっ!シールド・トリガー!呪文、《スーパー・スパーク》っ!効果で、ひよりちゃんのクリーチャーをすべて、タップっ!」

「っ、そんな……!」

 

 また止められた、と、ひよりはそう思った。

 あの時と同じ。勝と初めてデュエマをした時と、同じ状況だった。

 

「……ターンエンドです」

 

 渋々、ひよりは勝にターンを渡した。

 それと同時に、ひよりの後ろに浮かび上がっていた《超戦覇龍 ガイNEXT》がゆっくり消えていった。

 それを見た勝は瞳の色を、赤い紅色の炎から青に戻した。

 

「僕のターン、ドロー……」

 

 静かにカードを引き、勝はマナチャージせず、マナゾーンのカードを5枚タップした。

 

「もう一度、《モモキングRX》を召喚!効果で、手札を1枚捨てて、《ボルシャック・ドギラゴン》に進化!場に出た《ボルシャック・ドギラゴン》の効果で、《永遠のリュウセイ・カイザー》とバトル!破壊だ!」

「……っ!」

 

 ひよりの《永遠のリュウセイ・カイザー》の効果で、タップ状態で出た《ボルシャック・ドギラゴン》がバトルに勝った直後、《ボルシャック・ドギラゴン》がアンタップした。

 これは進化元の《王来英雄 モモキングRX》のシンカパワーの効果で、このクリーチャーの上に進化したクリーチャーがバトルに勝った時、アンタップする、という効果だ。

 よって、勝の《ボルシャック・ドギラゴン》がアンタップし、ひよりにダイレクトアタックができるのだ。

 

「……いくよ、ひよりちゃん」

「……はい」

 

「《ボルシャック・ドギラゴン》で、ダイレクトアタックっ!」

「……革命0トリガーはありません。私の負けです」

 

 勝者、勝。これにて、決勝戦に駒を進めたのは勝である。

 

 

 

「どうやら、私の心配は杞憂でしたね」

 

 そう言うと、秋乃はブラックキャットから出ようと足を動かす。

 それを見たエリカは最後まで見届けないのか、疑問に抱き、秋乃に問いかける。

 

「?最後まで、見届けないのですか?お嬢様?」

「ここまで来れば、勝つのは勝様に決まってますわ。結果がわかった試合を最後まで見る必要性がありますの?」

「ですが、デュエマは時の運。最後まで、誰が勝つのか、わからないものだと、私は思います」

「……」

 

 確かに。エリカの言葉には一理ある。そう思った秋乃は決勝戦まで、見届けようと思い、足を止めた。

 

 ──その時だ。

 

「キャアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァッー!」

 

「「!?」」

 

 突然、マリの叫び声が店内に響き、2人はマリのもとに駆け寄った。

 

 

 




次で決勝戦です。
長かった…実に長かった…。
ようやく、この作品の物語が次に進められます。

感想などありましたら、言ってください。
大変、励みになります。
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