リアルが忙しく、暫く、こちらでの投稿を休みにし、また、小説の描き方を忘れないために、うっかり二作目を描いてしまいました。
少しずつですが、こちらでの投稿を回復したいと思います。
それではACE66、どうぞ。
「もう一度問うぞ。お前達、ここで何をしている?」
「「……」」
突如として現れた勝に似た青年、黒崎レオンの問いかけに、秋乃とエリカの二人は黙り込む。
「聞こえなかったか?ここで何をしている?」
「ッ!」
二人の耳に届かなかったのか、レオンは再度、二人に問いかけるも、エリカが秋乃の前に立った。
「……そういう貴方こそ、何者ですか?」
「質問を質問で返すな。まぁ、何者かと問われれば、答えても構わないが……まずはこちらの問いに答えてもらおうか?」
溜め息混じりにレオンは問いかけるも、それを聞いたエリカは首を横に振った。
「悪いですが、私達がどこに居ようと、何をしようと、私達の勝手です。ましてや、見知らぬ人に答える義理はありません」
「答える気はない、か……まぁ、その返答はごもっともだがな……」
などと言いつつ、二人を見逃すわけがなく、レオンは目で二人を見、警戒する。
それを踏まえてか、エリカも秋乃の前に立ちつつ、次に動くレオンの行動に警戒する。
睨み合う二人。それが数秒経過した後、レオンは深い溜め息を吐いた。
「睨み合っても
そう言って、レオンは1枚のデュエマのカードを取り出し、二人に提案する。
それを見た秋乃は驚き、「デュエマの……カード……?」と、小さく呟いた。
対してエリカは驚きと同時に、心底、呆れていた。
「……貴方、ふざけているんですか?」
「大真面目だ!それでどうする?
「……やりましょう。相手は私がします」
レオンの問いかけに、エリカは即答で答えた。
「エリカ!?貴女、何を言ってるの!?」
それを聞いた秋乃は驚き、慌てて、エリカを停止させるように心頼む。
「大丈夫です、お嬢様。瞳の力がなくとも、デュエマはできます!なのでお嬢様、私を信じてください!今度こそ、お嬢様を守る
「エリカ……わかったわ。貴方を信じます!」
「話は決まったな?」
いつも間にか、デュエマ台がレオンの前に現れており、それを見たエリカはデュエマ台の前に立ち、デッキを取り出した。
それを見たレオンは自身もデッキを取り出し、互いにデッキを交換し、シャッフルとカットをした後、デッキを持ち主に返し、対戦の準備を進める。
準備を終えた後、レオンはエリカに声をかける。
「……それじゃ、いくぞ」
「ええ。いつでも……」
「「デュエマ・スタート!」」
──こうして世にも奇妙な
「俺は呪文、《ダーク・ライフ》を唱える。山札の上から2枚見て、1枚をマナ、1枚を墓地に置く。唱えた《ダーク・ライフ》は墓地へ……ターンエンド」
「私のターン……あまり使いたくありませんが、致し方がありません。呪文、《ヒートブレス・チャージャー》を唱えます!山札の上を見て……アーマードを持つ《クック・
「《ブルッチ》?なるほど。最近流行りの赤単アーマードか……」
互いに序盤はマナ加速、手札補充といったデッキを回すための下準備。
しかし、後攻であるレオンにとってはやや動きが遅い。
対して、先攻であるエリカは先程使ったカードに、やや毛嫌いしているのか、渋った表情で唱えたが、それでも動きは順調のようだ。
(速度で間に合うかどうかは不安だが、こちらはやれることをやるしかない)
「俺のターン。マナチャージして、《ライマー・ドルイド》を召喚する」
「?《ライマー・ドルイド》?ああ、
「……《ライマー・ドルイド》の出た時の効果で、山札の上から4枚見て、1枚をマナに置き、残り3枚を墓地へ。その後、自身の効果で、《ライマー・ドルイド》は墓地に置かれる。ターンエンド」
「……」
淡々とターンエンドを宣言するレオンを見て、秋乃は先程、レオンが墓地に置いたカードに不安を感じていた。
(エリカの方が優勢なのに、何故でしょうか?この感覚は……?)
不安。恐怖。そう言った、負の感情に近いものが秋乃の胸に刺さる。
それを知らないエリカは勢いよく、カードを引き、ターンを進める。
「私のターン!このターンで決めます!」
そう言って、手札から1枚、マナに置き、4枚のマナをタップした。
「まずは《クック・轟・ブルッチ》を召喚します!《ブルッチ》の効果で、次に使うアーマードのコストを6軽減!」
「来るか!はたして、《ボルシャック・ライダー》か、《ボルシャック・アークゼオス》か……まぁ、どちらにしても、こちらにとってはタダではすまないな……!」
「……彼ならどちらかを使いますが、断念ながら、私はそのどちらでもありません」
「何……?」
意外な発言にレオンは驚く。
そしてエリカは残り1枚のマナをタップし、デュエマ台に勢いよく、1枚のカードを叩きつけた。
「これが私の本来の切り札!《ボルバルザーク・