「うわあああああぁぁぁぁぁッ!?」
「!?勝様!?」
──次の瞬間、僕は叫び声を上げて、ベッドから起き上がった。
近くで看病していたマリちゃんが驚き、慌てて、僕に近寄って、僕の背中をさすった。
「はぁ……はぁ……マリ、ちゃん……?」
「大丈夫ですか、勝様?」
聞かれて、僕は一度、深呼吸をし、マリちゃんに「大丈夫……」と一言伝えた。
「本当に大丈夫ですか?だいぶうなされていたようですが……」
「……」
僕はマリちゃんの質問に答える前に周囲を見渡し、彼女にここがどこなのか、確認するため、問いかけた。
「マリちゃん、ここは……?」
「ここは道場の休憩室です。簡易ですが、勝様はここで寝かせてもらっていたんです……」
「そう、なんだ……」
マリちゃんの説明に、僕は納得し、ふっと、たまたま目に入った鏡に視点を向けた。
──すると、夢で見たボクが鏡の中に写った。
「──君はまだ友達ごっこを続けるの?」
「う、うわあああああぁぁぁぁぁッ!?」
「!?勝様!?」
僕は思わず、叫び声を上げ、マリちゃんがいるにも関わらず、枕を鏡に向けて投げ、そのままベッドから降りて、部屋を出た。
「きゃ!?」
部屋を出て、すぐ、誰かにぶつかった。
相手は──ひよりちゃんだ。
「いてて……先輩、急に部屋から出ないでくださいよー」
「ご、ごめん、ひより、ちゃ……」
ひよりちゃんに謝ろうとした一瞬。悪夢で見たひよりちゃんの姿が浮かんだ。
「う、うわあああああぁぁぁぁぁッ!?」
それを見た僕はまた叫び声を上げて、慌てて、ひよりちゃんから離れた。
「先輩!?」
「何事だ!?」
騒動に駆けつけて、真さんが来て、ひよりちゃんに問いかけた。
「それが先輩が突然、叫び声を上げて、それで……」
「まったく、面倒な……!」
そう言いながら、真さんは僕の腹を殴り、「うっ……」と、僕は呻き声を上げ、そのまま静かに気を失った。
──数時間後。
また目を覚ました僕はさっきと同じ場所で寝ていた。
僕はベッドから起き上がらず、目だけを動かし、横を見ると、マリちゃんとひよりちゃん、そして、秋乃さんとエリカさんの4人がいた。
「……」
「勝様!良かった、目を覚ましましたわ!」
「もー、先輩。急に叫び声を上げるからビックリしました!」
「……ごめん。ひよりちゃん……」
ひよりちゃんに謝罪した直後、扉からノックがかかり、マリちゃんが「どうぞ」と言った後、真さんが入ってきた。
「お、目が覚めたな、火野勝……」
「ええ、お陰様で……」
「そうか……それなら早速──今から俺とデュエマをするぞ?」
「……え?」
──何を言っているんだ?
「ちょっと貴方、いきなり何を!?」
「何って、決まっている。デュエマだ。お前達はデュエマ甲子園に向けて合宿に来ているのだろう?だったら、実戦あるのみだ……」
「だからって、こんないきなり……!」
「いいよ、秋乃さん……」
「!?勝様!?」
声を荒げる秋乃さんの姿を見て、僕はベッドから起き上がり、視点を真さんに向き直った。
「……真さん、あなたのデュエマ、受けます」
「そうか。それでこそ、火野勝だ……」
「その代わり、一つ、条件があります」
「?何だ?言ってみろ」
「……」
僕は一度、秋乃さんに視点を向け、すぐさま、真さんに向き直り、静かに口を開いた。
「──僕が勝ったら、僕は