デュエル・マスターズACE   作:リュウ・セイ

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ACE84:輝く革命──目覚めろ!太陽のボルシャックっ!!

 

 

 

「──革命0トリガーっ!!《ボルシャック・ドギラゴン》っ!!」

 

 

 高らかに宣言した僕は《ボルシャック・ドギラゴン》を見て、山札の上を公開した。

 

 

「来た!《モモキングRX》!そのままバトルゾーンに出して、《ボルシャック・ドギラゴン》に重ねて進化!《RX》の効果で、手札を1枚捨てて、《ボルシャック・モモキングNEX》にスター進化っ!!」

 

 さらに、《モモキングNEX》の効果を解決し、山札の上を捲る。

 捲られたのは《ボルシャック・NEX》。

 それを見た僕は次に《ボルシャック・NEX》の効果を解決した。

 

「《ボルシャック・NEX》の効果で、山札から《ワルキューレ・ルピア》を場に出す!」

 

「!?ドラゴンをブロッカーにするルピアか!?」

 

「それだけじゃありません!僕の場の、火のクリーチャーが4枚以上だから、《ボルシャック・フォース・ドラゴン》はタマシード状態からクリーチャーになる!」

 

 

 これでブロッカーを持つドラゴンは4体。今の場なら、真さんの攻撃を防げるけど、《邪王門》を3枚唱えられたら、僕の負けだ。

 

 

 ──だから、ここからは完全にお祈りタイムだ!

 

 

「《ブラックゾーン》の攻撃を《ボルシャック・フォース・ドラゴン》でブロックっ!」

 

『ッ、真!《邪王門》は!?』

 

「……断念ながら、手元にはない。というか、今回はデッキに3枚しか入れていないからな。おまけに、マナと墓地に1枚ずつ見えている。何が言いたいかわかるか?」

 

『手札にはないんだな!わかった!なら、《ドキンダム》で場を減らせ!』

 

「言われるまでもない。《ドキンダムX》でダイレクトアタックッ!!」

 

「《ボルシャック・NEX》でブロックっ!」

 

「……ターンエンド」

 

 

 なんとか、この危機を脱したけど、まだ油断はできない。

 手札に《邪王門》がないのはわかったけど、敗北を回避する《一王二命三眼槍(バラド・ヴィ・ナ・シューラ)》がある可能性がある。

 

 

「だとしたら……ここが正念場か……」

 

 正直、勝てる見込みは薄い。

 

 

 ──けど、もう、負けるわけにはいかないんだっ!!

 

 

「……僕のターン!ドロォォッー!!」

 

 

 最後の(ラスト)ターンとわかり、僕は気合を入れて、カードを引く。

 

 恐る恐る、引いたカードを覗き、僕は目を見開き、静かに驚いた。

 何故なら、そのカードは見たことがないカードで、デッキに入れた覚えのないカードだからだ。

 

 そして、何より、そのカードはどこか、《ボルシャック・レイダー》の姿に似ていた。

 

 

 ──このカードは一体!?

 

 

 そう思った時、声が響いた。

 

 

『──このデュエマ、勝とうぜッ!!勝ッ!!』

 

「っ、わかった……!!」

 

 

 そう返事を返した僕は迷わず、《ワルキューレ・ルピア》に手を置いた。

 

 

「《ワルキューレ・ルピア》で《ドキンダムX》に攻撃っ!──する時に、革命チェンジっ!!」

 

「何……!?」

 

「このタイミングで革命チェンジ!?」

「一体、なんのカードが出るのでしょうか?」

 

 

 皆が驚いている中、僕はそのカードの名を口にした。

 

 

「──(かがや)け!太陽のボルシャックっ!《輝く革命 ボルシャック・フレア》っ!!」

 

 

 刹那。周囲に熱き突風、もとい、熱風が吹き、そのカードがバトルゾーンに姿を現す。

 

 その姿は《ボルシャック・レイダー》を彷彿(ほうふつ)させる姿で、所々にドリルがあった。

 

 

 ──そして、太陽の力を纏い、革命チェンジの力を得たボルシャック・レイダーの新たな姿、《輝く革命 ボルシャック・フレア》。それがこのカードの名前である。

 

 

「《ボルシャック・フレア》の効果!!自分のクリーチャーがはじめてバトルする時、必ずバトルに勝利するっ!!」

 

「なんだと!?」

 

 

 いくら、パワーが99999ある《ドキンダムX》でも、“必ずバトルに勝利する”効果の前では無意味である。

 一応、《一王二命三眼槍》があれば、敗北を回避できる。

 

 

「……《ドキンダムX》が場を離れたことにより、俺はゲームに敗北する」

 

 

 だが、断念ながら、真の手札には《一王二命三眼槍》はなく、《ドキンダムX》の効果により、真は敗北した。

 

 

 ──よって、勝者は勝。

 

 新たな切り札、《ボルシャック・フレア》を手にし、真とのデュエマに勝利したのだ。

 

 

 

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