「──革命0トリガーっ!!《ボルシャック・ドギラゴン》っ!!」
高らかに宣言した僕は《ボルシャック・ドギラゴン》を見て、山札の上を公開した。
「来た!《モモキングRX》!そのままバトルゾーンに出して、《ボルシャック・ドギラゴン》に重ねて進化!《RX》の効果で、手札を1枚捨てて、《ボルシャック・モモキングNEX》にスター進化っ!!」
さらに、《モモキングNEX》の効果を解決し、山札の上を捲る。
捲られたのは《ボルシャック・NEX》。
それを見た僕は次に《ボルシャック・NEX》の効果を解決した。
「《ボルシャック・NEX》の効果で、山札から《ワルキューレ・ルピア》を場に出す!」
「!?ドラゴンをブロッカーにするルピアか!?」
「それだけじゃありません!僕の場の、火のクリーチャーが4枚以上だから、《ボルシャック・フォース・ドラゴン》はタマシード状態からクリーチャーになる!」
これでブロッカーを持つドラゴンは4体。今の場なら、真さんの攻撃を防げるけど、《邪王門》を3枚唱えられたら、僕の負けだ。
──だから、ここからは完全にお祈りタイムだ!
「《ブラックゾーン》の攻撃を《ボルシャック・フォース・ドラゴン》でブロックっ!」
『ッ、真!《邪王門》は!?』
「……断念ながら、手元にはない。というか、今回はデッキに3枚しか入れていないからな。おまけに、マナと墓地に1枚ずつ見えている。何が言いたいかわかるか?」
『手札にはないんだな!わかった!なら、《ドキンダム》で場を減らせ!』
「言われるまでもない。《ドキンダムX》でダイレクトアタックッ!!」
「《ボルシャック・NEX》でブロックっ!」
「……ターンエンド」
なんとか、この危機を脱したけど、まだ油断はできない。
手札に《邪王門》がないのはわかったけど、敗北を回避する《
「だとしたら……ここが正念場か……」
正直、勝てる見込みは薄い。
──けど、もう、負けるわけにはいかないんだっ!!
「……僕のターン!ドロォォッー!!」
恐る恐る、引いたカードを覗き、僕は目を見開き、静かに驚いた。
何故なら、そのカードは見たことがないカードで、デッキに入れた覚えのないカードだからだ。
そして、何より、そのカードはどこか、《ボルシャック・レイダー》の姿に似ていた。
──このカードは一体!?
そう思った時、声が響いた。
『──このデュエマ、勝とうぜッ!!勝ッ!!』
「っ、わかった……!!」
そう返事を返した僕は迷わず、《ワルキューレ・ルピア》に手を置いた。
「《ワルキューレ・ルピア》で《ドキンダムX》に攻撃っ!──する時に、革命チェンジっ!!」
「何……!?」
「このタイミングで革命チェンジ!?」
「一体、なんのカードが出るのでしょうか?」
皆が驚いている中、僕はそのカードの名を口にした。
「──
刹那。周囲に熱き突風、もとい、熱風が吹き、そのカードがバトルゾーンに姿を現す。
その姿は《ボルシャック・レイダー》を
──そして、太陽の力を纏い、革命チェンジの力を得たボルシャック・レイダーの新たな姿、《輝く革命 ボルシャック・フレア》。それがこのカードの名前である。
「《ボルシャック・フレア》の効果!!自分のクリーチャーがはじめてバトルする時、必ずバトルに勝利するっ!!」
「なんだと!?」
いくら、パワーが99999ある《ドキンダムX》でも、“必ずバトルに勝利する”効果の前では無意味である。
一応、《一王二命三眼槍》があれば、敗北を回避できる。
「……《ドキンダムX》が場を離れたことにより、俺はゲームに敗北する」
だが、断念ながら、真の手札には《一王二命三眼槍》はなく、《ドキンダムX》の効果により、真は敗北した。
──よって、勝者は勝。
新たな切り札、《ボルシャック・フレア》を手にし、真とのデュエマに勝利したのだ。