デュエル・マスターズACE   作:リュウ・セイ

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ACE87:輝く革命──さぁ、リベンジマッチだっ!

 

 

 

 真さんに言われて、2時間の睡眠と食事をとった後、()は徹夜で組んだデッキを持って、外でバイクのメンテナンスをしている真さんと速水先輩の元に向かった。

 

 

「お?来たぜ、真」

「……裕也、こっちは任せた」

「あいよ」

 

 

 そう速水先輩が返事を返すと、真さんはバイクのメンテナンスを止めて、僕に振り向いた。

 

 

「……準備は良いな?」

「……はい。覚悟はできています」

 

 

 そう返事を返すと、真さんは僕に近づき、自分の手を僕の肩に置いた。

 

 

「そう(りき)むな。肩の力を抜け……お前はお前のデュエマをすれば良い」

「……ありがとうございます」

 

 

 そう返事を返すと、真さんは速水先輩の元に戻り、僕はその後をついていった。

 

 

「裕也、バイク(コイツ)の調子はどうだ?」

「問題ない!いつでも走れる!」

「そうか……では行くぞ、火野」

 

 

 そう言われて、僕は一度、深呼吸をし、気合を入れて、真さんに返事を返した。

 

 

「……はい!行きましょう!真さん!」

 

 

 

 ──さぁ、リベンジマッチだ!

 

 

 

 

 

「……来たね」

 

 

 真さんのバイクに乗せてもらい、僕は昨日会ったもう一人のボクがいる場所に行き、無事に辿(たど)り着くと、まるで待っていたかのように、もう一人のボクは僕達を出迎えてくれた。

 

 

 ……と言うか、少し身長伸びてない?

 

 

 出会って早々、僕はもう一人のボクの身長が伸びていることに気づき、今のカレは、僕と同じぐらいの身長に伸びていた。

 

 

「……さっさ、1日でそんなに身長が伸びるの?」

「あー、これね。いつも間にか伸びてた」

 

 

 伸びてたって、そんなファンタジーみたいなことある?

 

 ……まぁ、それはそうと。

 

 

「わざわざ、待っていてくれたの?」

「……フ、バカなこと、言わないでよ──」

 

「──っ!?」

 

 

 会って早々に、カレはボルメテウス・武者・ドラゴン「武偉」を呼び出し、僕達を睨んだ。

 

 

「君達を叩きのめすために、わざと待っていったのさ!」

「……」

 

 

 その(ひとみ)には、その言葉には、強い怒りがこもっていた。

 

 

 

 ──だが、同時に、どこか(かな)しい目をしていた。

 

 

 それを見た時、僕は自分が今、何をするべきか、理解した。

 

 

「……僕は昨日、キミに負けた。完膚(かんぷ)なきまでに叩きのめされた。けど、今は違う!僕はキミを……キミ達を止める!その上で、勝ってみせるっ!」

 

 

 そう決意すると、僕の後ろに、ボルシャック・フレアが姿を現した。

 

 それを見たカレは舌打ちをし、叫び声を上げた。

 

 

「やれるものなら、やってみろ!」

 

「ああ、やってやるさ!」

 

 

 その瞬間。僕達の周りに、炎が浮かび上がり、まるで、僕達を(かこ)むかのように、円状になって、その炎は僕達を囲んだ。

 

 だが、僕とカレは気にせず、後ろにいた真さんは僕から少し離れ、僕とカレは、互いにデッキを取り出した。

 

 

 ──そして、決闘の合図が開かれた。

 

 

「「真のデュエル・スタートッ!!」」

 

 

 

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