「
その姿はまるで、《ボルシャック・
アビス・レボリューション第2弾、『
「ッ、何だ?そのボルシャックは……!?」
突然、現れたボルシャック・ガラワルドを見て、もう一人のボク──ショウは驚き、動揺した。
それを見た僕は、このカードを知らないのか?と、一瞬、脳裏で疑問に思ったが、すぐさま、その思考を放棄し、デュエマに集中した。
「《ガラワルド》が出た時、相手のクリーチャーとバトルできる!《ボルメテウス・武者・ドラゴン「武偉」》とバトルだっ!!」
「ッ、強制バトル効果だと!?」
僕の説明に、カレはまた驚き、動揺した。
だが、僕は気にせず、ガラワルドにカレの切り札、ボルメテウス・武者・ドラゴン「武偉」と戦うように指示を出した。
「行け、ガラワルドっ!!」
「迎え撃て、武者・ドラゴンッ!!」
「ギャオオォォン!!」
「グオオォォンッ!!」
拳と刀。それぞれ得意な武器を構えて戦う2体のドラゴン。
だが、純粋な
──そして、ショウの切り札、ボルメテウス・武者・ドラゴン「武偉」は無惨に散った。
「──ッ、武者・ドラゴン!?」
その光景に、ショウは自身の切り札、ボルメテウス・武者・ドラゴン「武偉」が破壊されることに驚いた。
「バトルに勝利した《ガラワルド》の効果で、僕は山札からカードを1枚ドロー!」
そんな中、勝はバトルに勝利した《ガラワルド》の効果を解決し、山札からカードを引いた。
「まさか、オレの切り札、《ボルメテウス・武者・ドラゴン「武偉」》を倒すとはな……だが、その程度の戦略、計算のうちだッ!!」
「これで終わらないよ!《ガラワルド》はスピードアタッカーで、攻撃時に相手のクリーチャーとバトルできる!《ガラワルド》でシールドに攻撃して、《マロク》とバトルっ!!」
僕の指示に、ガラワルドはマロクに突撃するも、突然、ショウのシールドが1つ、マロクの前に移動し、ガラワルドの拳を
何故?と思ったけど、その理由はカレの口から、すぐに理解した。
「《マロク》のエスケープを発動ッ!シールドを1枚、手札に加えて、《マロク》を場に残す!」
「っ、エスケープを持っていたのか……!!」
だから、フォース・ドラゴンは首を振っていたのか!!
「だけど、バトルには勝利してる!よって、《ガラワルド》の効果で、カードを1枚ドロー!──そして、《ガラワルド》で、
「くれてやるよ!シールドなんて……!」
そう言って、カレは4つある内の2つの
「──だが、タダではやらん!代償は払ってもらう!──シールド・トリガー!!呪文、《
「っ、《大和ザンゲキ剣》!?」
突然、シールドの中からボルシャック・
その後、幻影として現れた大和・ドラゴンは粒子となって消えた。
「なっ!?ガラワルドが破壊された!?」
まさか、パワーが9000もあるガラワルドが破壊されるとは思わなかった。が、すぐに冷静になって、状況を整理した。
今の呪文はツインパクトカードになった《ボルシャック・大和・ドラゴン》の呪文面、《大和ザンゲキ剣》だ。
本来は相手のパワー4000以下のクリーチャーを1体破壊する効果だけど、自分の場にドラゴンがあれば、パワー4000以下のかわり、パワー12000以下まで、相手のクリーチャーを1体破壊できるのだ。
そして、カレの場にはドラゴンはいない。
いるのはドラゴンを持たないクリーチャーの《マロク》と、エンジェル・コマンドとアーマード・サムライを持つクロスギアの《タイショウ・アームズ》と、アーマード・サムライとアーマード・ドラゴンを持つクロスギアの《リュウジン・ドスファング》の3枚のみ。
──ん?“ドラゴンを持つクロスギア”?
「っ、そうか、《リュウジン・ドスファング》か!」
「そうだ。この呪文、《大和ザンゲキ剣》は何も“クリーチャーでなければならない”わけではない。タマシード、あるいはクロスギアなど、場に“ドラゴンを持つカード”がオレの場にあれば、相手のパワー12000以下のクリーチャーを破壊できるのだ」
なるほど。それなら、パワー9000の《ガラワルド》を破壊できるのも納得だ。
そこまで考えた後、僕は再度、自分の場を見て、これ以上、攻撃できるクリーチャーがいないことを確認し、「僕はこれでターンエンド……」と、言って、カレにターンを渡した。
「オレのターン。ターンのはじめに、《マロク》の効果を起動。自身がクロスされている時、サムライ・メクレイド5を発動!《タキオン・アーマー》を場に出し、この効果で場に出したのがクロスギアなら、《マロク》にタダでクロスできる!」
場にいる《マロク》の効果を解決した後、カレはカードを引き、手札を1枚、マナに置いて、考える仕草をとる。
そして、考えた後。カレは行動に移した。
「……《タキオン・アーマー》のコスト軽減で、3枚目の《タキオン・アーマー》を1マナで場に出し、その2枚のコスト軽減で、3マナで《ヴァルキリアス・武者・ムサシ「
「っ……!!」.
慣れた手つきで、カレはカードを素早く捌いていった。
「《ムサシ「弐天」》の効果で、お前の《クック・轟・ブルッチ》を破壊!その後、カードを4枚ドロー!」
「っ、《轟・ブルッチ》が……!!」
カレの《ムサシ「弐天」》は自分の火のエレメントの数分、相手のエレメントを1つ破壊でき、さらに、自分の光のエレメントの数分、カードを引ける。
よって、その効果で、こちらの《轟・ブルッチ》が破壊され、カレはカードを4枚引いた。
「……」
そして、カレは一度、深呼吸をし、目を鋭くして、僕を睨んだ。
「……さて、前座はここまでだ。ここから先は、貴様を全力で潰させてもらうぞッ!!」