「──勝先輩、大丈夫でしょうか?」
──突然、特訓中に、
それを聞いてしまったのか、はたまた、聞こえてしまったのか、
「大丈夫よ、ひよりちゃん。アイツが負けるとしたら、
「そうですね。彼が負けるとしたら、運が悪い時ですね」
咲恋さんに続き、エリカがそう言うと、明星さんは小さく微笑みました。
「ふふ、そうですね。先輩が負けるとしたら、運が悪い時ですね!」
笑顔で明星さんがそう言うと、
「確かに。勝様が負ける
他に彼が負ける理由があるとすれば──
──いえ、これ以上は考えないでおきましょう。
これも、一つの仕事。
彼女としての立場もありますが、何より、焔財閥の娘として、どんなに小さな仕事でも、簡単な仕事でも、無理難題に押し付けられた仕事でも、完璧にこなしてみせましょう。
そう決心した後、わたくしは胸に手を当て、強く祈りました。
「なので、勝様。絶対に勝ってくださいね──」
「──大丈夫だよ、秋乃さん。どんなに絶望的でも、僕は最後まで、諦めないっ!!」
──シールド・トリガー!!
「シールド・トリガー!《閃光の守護者 ホーリー》!!その効果で、相手のクリーチャーをすべてタップっ!!」
「……ッ!?なんだと!?」
シールドから現れた光のクリーチャー、ホーリーによって、カレのクリーチャーはすべてタップされ、それを見たカレは驚き、「ターンエンド……」と、渋々、僕にターンを渡した。
「僕の……ターンっ!!」
勢いよく、カードを引き、僕は3枚のマナをタップさせた。
「もう一度、頼む!《ボルシャック・ガラワルド》!!」
「グオオォォォッー!!」
「ッ、またソイツか!いい加減、キツこいぞ!!」
炎の中から咆哮するガラワルドの姿にショウは悪態をつく。
──しかし、そんなカレに、僕は声をかけた。
「キツこい?そんなの当たり前だろ!」
「……!?」
「約束したんだ……もう二度と誰にも負けない!自分にも、結衣ちゃんにも!……だから、キツこくても、ガラが悪くても、立ち上がって……勝つって決めたんだっ!!」
『大丈夫だよ、■■ちゃん。ボクが何とかしてみせるから……」
「──ッ!?ウルサイ!ウルサイウルサイウルサーイ!」
「《ガラワルド》の効果で、《マロク》とバトルだっ!」
「エスケープは使わず、そのまま《マロク》を破壊する!」
「バトルに勝利したから、《ガラワルド》の効果で、カードを1枚ドロー!そして、《ガラワルド》で、シールドを攻撃──する時に、《ガラワルド》の効果と手札の《ドギラゴン
「なっ!?《ドギラゴン剣》だと!?」
僕が指示するよりも早く、ガラワルドはムサシ「弐天」とバトルし、そのままカードの姿になって、僕の元に戻り、僕は……勢いよく、召喚口上を叫んだ。
「
思いっきり、召喚口上を叫んだ後、僕の前に
「ドッ!ドギッ!ドギラゴンッ!!──ギャアアアァァァッー!!」
自身の名前を言った後、ドギラゴン剣はお叫びを上げた。
「……そ、そんな……ドギラゴン。お前まで、ボクを裏切るのか……!?」
──裏切る?いいや、それは違う。
「コイツは君の目を覚ますため……いや、僕を勝利に導くため、
「──ッ、ダマレ!ダマレダマレダマレェェッー!!」
「黙らない!!」
「ッ……!?」
「もう……終わらせよう。こんな悪夢から、目を覚ますんだっ!──《ドギラゴン剣》のファイナル革命を発動っ!手札から《
ボルシャック・ヴァルケリーが革命の力を
コイツの効果はかなり使いにくい。けど、今のこの盤面では、コイツの効果はかなり
その効果は──
「──《ヴァル・ボルシャック》の効果!自身以外のクリーチャーを2体まで選び、タップ、またはアンタップさせる!《ドギラゴン剣》をアンタップだっ!!」
「な、なんだと!?
これにより、攻撃中の《ドギラゴン剣》はまた攻撃でき、仮に《ハヤブサマル》のようなシノビが出ても、こっちの攻撃可能なクリーチャーは3体いる。
つまり──
「──この勝負は僕の勝ちだっ!!」
「ッ、そうはさせるか!ニンジャ・ストライクで、《ハヤブサマル》を場に出して、自身をブロッカーにして、《ドギラゴン剣》の攻撃をブロックだッ!」
「もう一度、《ドギラゴン剣》で攻撃っ!!」
ドギラゴン剣の長い刀が、ショウの残りのシールドをすべて
「……ッ!?そんな!?シールド・トリガーが……ガード・ストライクが1枚もないだと!?
「《ヴァル・ボルシャック》で攻撃する時、《輝く革命 ボルシャック・フレア》に革命チェンジっ!!」
「ッ!?そいつは……!?」
夢の世界で、ボルシャック・レイダーが新しい力に覚醒した姿、《輝く革命 ボルシャック・フレア》。
そのボルシャック・フレアの巨大なドリルがカレ──ショウを襲った。
「これで終わりだっ!《輝く革命 ボルシャック・フレア》で……ダイレクトアタックっ!!」
(そんな……ボクが、負ける?最強の力を得たボクが負ける……?)
「ありえない!あってはならないんだ!このボクが負けるワケには──」
──刹那。
カレが言い切るよりも前に、巨大なドリルがカレ──ショウを貫かず、カレの目の前で地面に穴を開け、その衝撃波で、ショウは吹き飛んだ。
ようやく、決着です。
ここまで長った……本当に。
……まぁ、後日談がまだありますが、気長にお待ちください。
それでは次回。また会いましょう。