輝け!らいとあっぷ短編集   作:五代ユウスケ

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以前Twitterでちょろっと告知していた話になります。


出演:神瀬よわ、他数名


神瀬よわは集中したい

 時刻は午前9時、神瀬(かみせ)よわはパソコンと向き合っていた。

 

よわ「今日は特に予定無いし…作業を進めておこう」

 

 そう呟いた後、部屋にはキーボードのタイプ音とマウスのクリック音以外の物音はしなくなった。

 

 

 

 作業開始から30分後。

 

よわ「……」

 

ほにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

よわ「!?」

 

 突然の悲鳴に驚くよわ。一旦作業を中断し、声の出所へ向かう。

 

ドタドタドタドタドタ!

 

 声がしたと思われる部屋からは激しい物音が聞こえる。よわはドアをノックし開けた。

 

よわ「…みぷちゃん、どうしたの?」

 

みぷ「あぁ、よわ先輩!おはようございます!実は今日、朝から用事があるのに寝坊しちゃって…!!」

 

 部屋の中では、同居人である甘苺(あまい)みぷが慌てながら身支度をしていた。

 

よわ「アラームは?」

 

みぷ「セットし忘れてましたぁ…ってヤバい、そろそろ出なきゃ間に合わない!!」

 

 時計を確認し、みぷは更に慌てる。なんとか身支度を終えて、部屋を出た。

 

よわ「行ってらっしゃい…気をつけてね」

 

みぷ「はいぃ!行ってきますぅぅ!!」

 

 終始慌ただしかったみぷを、よわは手を振って見送った。

 

 

 

よわ「…ふぅ…」

 

 みぷを見送った後、よわは部屋に戻り、作業を再開した。その数分後。

 

~~♪

 

 机に置いていたスマートフォンが着信音を鳴らす。よわは作業を中断し、スマートフォンを手に取って相手を確認した後、応答した。

 

よわ「はい」

 

アイリス「あ、おはよう神瀬~」

 

 通話の相手はアイリス・ルセンだった。

 

よわ「おはようございます。どうかしましたか?」

 

アイリス「えっとね、予定が無かったらこの後一緒にお買い物でもどうかな~って思って」

 

よわ「…いいですよ」

 

 アイリスの誘いに、よわは少し考えたが、折角の誘いを断るわけにもいかないと思い、承諾した。

 

アイリス「あ、何かやることあった?」

 

よわ「いえ…作業をしていただけです。別に急ぎじゃないので、大丈夫です。準備ができたら行きますね」

 

アイリス「そう…じゃあ、今から言う場所に集合ね。場所は…」

 

よわ「…わかりました。じゃあ、後で会いましょう」

 

アイリス「はーい。よろしくね~」

 

 通話を終えた後、よわは作業内容を一時保存し、外出の準備をした。

 

よわ「あ、みぷちゃん鍵持ってたっけ…まぁ、大丈夫か」

 

 自分より先に出た同居人の心配をしたが、大丈夫だと思い、玄関を施錠して集合場所に向かった。

 

 

 

 5時間後、アイリスとの買い物を楽しんだよわは、上機嫌で帰宅した。

 

よわ「ふぅ…若干振り回された気はするけど、楽しかった。色々見て回れたし、お昼も美味しかったし」

 

 満足感に浸っていたよわだったが、切り替えて作業の続きに取り掛かった。その数分後。

 

ピンポーン!

 

 来客を告げるインターホンが鳴った。待たせるわけにもいかないため、よわはやむを得ず作業を中断した。

 

よわ「誰だろう…?はーい」

 

ねむ「よわちゃん、やっほー」

 

よわ「あ、ねむさん…」

 

 玄関のドアを開けると、そこには桃園(ももぞの)ねむが立っていた。

 

よわ「今日はオフですか?」

 

ねむ「うん。それで折角だからクッキー焼いたんだけどね、作り過ぎちゃったからお裾分けに来たんだ」

 

よわ「わぁ…ありがとうございます…!」

 

 目を輝かせて、ねむからクッキーが入った袋を受け取る。

 

ねむ「ごめんね、急に押しかけちゃって」

 

よわ「いえ、大丈夫です」

 

ねむ「じゃあ、長居するのもアレだし、そろそろ行くね」

 

よわ「はい。わざわざありがとうございました」

 

ねむ「またね~」

 

 ねむを笑顔で見送った後、よわは自室に戻り、作業を再開した。作業を進めながら、ねむから頂いたクッキーを口に運ぶ。

 

よわ「美味しい…」

 

 クッキーに舌鼓を打ち、作業を進めていく。その時だった。

 

ピンポーン!

 

 再びインターホンが鳴った。よわは仕方なく作業を中断し、玄関に向かった。

 

よわ「今度は誰だろう…?はーい」

 

みる「やぁやぁ神瀬」

 

 ドアを開けるとそこには、宵夢(よいゆめ)みるが立っていた。

 

よわ「みるさん…どうかしましたか?」

 

みる「んー?いや~たまたま近くに来たから寄っただけ」

 

よわ「…用が無いなら帰ってください…」

 

 作業に集中したいタイミングで中断が相次ぎ、よわは少しイライラしていた。

 

みる「あれ?何かやってた?」

 

よわ「作業です…急ぎではないですけど進めておきたかったので」

 

みる「ふーん。手伝おうか?」

 

よわ「いえ、結構です」

 

みる「即答しなくてもいいじゃないかー」

 

よわ「いや本当に大丈夫なので…」

 

みる「そこをなんとか~」

 

よわ「むー…仕方ない…」

 

みる「お?」

 

よわ「まゆさんに連絡して引き取ってもらいます」

 

みる「わー!やめろー!!」

 

 天使(よわ)悪魔(みる)のやり取りは、同居人(みぷ)が帰ってくるまで続いたという。

 

みぷ「…何してるのこの先輩達…」

 

 

終わり




結局作業には集中できなかったよわちゃんなのでした…。

それでは、また次の更新でお会いしましょう。
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