神「オマエ転生さしてやるからちょっと頑張ってこい、ちなみにチートはナシじゃ」 俺「は?」 作:ND内
今までのあらすじ!
やあ!僕、小暮マサオ21歳!ひょんな事から交通事故に巻き込まれ、コスパの良さを理由に神からの命令でポケモンの世界に年齢そのまま強制転生!文無しモン無しで森に落とされなんだかんだあり旅を始めることになり、その旅先の途中、道端で行き倒れのシスター服を着たどストレートにタイプの女の子を拾い上げ、ポリスメンをなんやかんやした後、宿で面倒を見てたら意外と意外!厄介事持ってるっぽい!…まあそんなこと置いといて、これからやることもないということなので、適当に仕事を与えつつ養おうと思います!←今ここだからね、っておい!痛い!噛むな駄犬!ジムも!ジムも行くから!!
「…それで、仕事の話をする前になんだが。」
「…はい。」
俺は神妙な面持ちでシスターさんに聞きたいことを聞く準備を整える。シスターさんも気圧されているのか固唾を飲んでいる。緊張しているのが見て取れる。
「名前がないのは呼びにくいから、どう呼んだら良いか教えてくれないか?」
そう、名前というものは同じ空間を共に過ごす上で究極に重要なコミュニケーションをサポートするのに不可欠なキーパーツである。
…忙しい居酒屋バイトとかで従業員が多いとね、『おい!』とか『お前!』とか言われてもマジわかんないし、アレは呼ばれる方も割と嫌なのよね。
つまり!名前は大事!
「…マサオ様に、決めて欲しいです。」
え…?
「名前を…ってこと?」
「…はいっ!」
あれ〜〜???いいの〜???
シスターさん相手だったら俺の無限のオタク知識から繰り出される『金髪っ子に付けたい名前全集』が火を吹くよ!?
「…じゃあ、候補挙げるから直感で選んでね。」
「…はい。」
是が非と言うなら仕方ない。そこまで言うなら出してやろう!
「ロール、エイリア、シエル、プレリー、アルエット、カガリ、セイラ、ラズリ、ヤミ、アルトリア、クリスタ、ルーシー、シノブ、イリーナ、セナ、アイズ、シェリル、フランドール、ウィンリィ、ナギ、ビアンカ、アリス、マシロ、ヤチヨ、ソーニャ、カチューシャ、アスカ、ミスズ、リーファ、プリン、ミレーユ、アンルシア、セーニャ、ベロニカ、ティナ、セリス、ノエル、ミリア、チェリッシュ、更に金髪は関係ないけどインデックスとかも…」
「ちょ、ちょっと待ってください!候補が多すぎて、わからなくなっちゃいます!!せめて5つ程に絞って頂けませんか?」
む!?これでもかなり絞ったつもりだったが、どうやらキャパオーバーか、5つに絞るとしたら…
ー数十分後
「セリス、アリス、アルエット、ラズリ、ノエル、この5択だ。これ以上は絞れない。俺の心が痛む。」
くっ…制限無しならリザとかリンとかサヤとかもっと色々言えたのに!!
金髪なら何でも出してるわけじゃないぞ。カテ○ナさんとかニ○とかその辺りのキャラ名は出してないからな!
「…ちなみにマサオ様のオススメは?」
「全部」
当たり前だ!オススメ出来ない名前など案に出すわけがない!
「この中だったら、ノエルですかね…。」
…そうか!ノエルを選んだか!!…同じ名前でもどうか料理の腕はまともでありますように、後盆踊りはしなくていいからね。合掌。
「わかった!これからよろしくな!ノエル!!」
「はい!よろしくお願いします!マサオ様!」
笑った。良いよノエル、かわいいよ!
…部屋の隅でエビワラーが鼻の下伸ばしてる。ムッツリめ。そして腰の
「あ、後、様は付けないで、お願いだから。」
俺は様付けで呼ばれるような人格者じゃない!後恥ずい!恥ずいから!!
「あっ、わかりました…。それではマサオさんとお呼びしてもよろしいでしょうか?」
「オッケー、ありがとう、助かるよ。」
一番ベストな着地点だと思う。それ以上近ければ遠慮が勝っちゃうだろうし、それより離れたら多分俺が恥ずい。
「そしたら同行することになるからな、体調の様子を見て3日ぐらいはここに泊まった方が良いか?」
流石に病み上がりのタイプの女の子をすぐに連れ回すなんて無神経さは俺でも持ち合わせていない。
「いえ!私はいつでも準備万端です!今からでもすぐに出れます!」
…それは流石に無理があるだろう。
その後、俺の休んでほしいと言う意見と折衷し、今日はゆっくり休み、明日の昼前に出発することにした。
「…それじゃ、今日は暫く休もうか。」
「はい…。」
未だにすぐに出発できないことを残念そうにしているが、すぐに出てもまたぶっ倒れたらここに戻ってくることになるからね?
「後、ずっとボールの中は可哀想だから、エビワラーの他の手持ちも出すけど、先に言っとくね、個性が強い奴らだから考えすぎないでね。」
「はい!わかりました!…私もパートナーの子を出しますね。」
「わかった。」
俺は俺の手持ち(主に
「チュルチュル〜。」
バチュルは俺がずっと会話していたノエルのことを芸術だと思ったのか、自慢の糸技を使い、ノエルの可愛らしい顔をいつもの糸で既に複写していた。良いぞ、わかっているじゃないか。
「っぶい!!」
イーブイの方はいつもより気性が荒い。どうしてこうも機嫌が悪いのか。薄々気づいているが敢えて俺はスルーし続けるぞ。
「ってお前、幾ら何でもそれだけは駄目だ。」
出てきて早々イーブイはノエルに噛みつこうとした。俺はともかくノエルは流石に駄目だ。駄目なことは駄目と教えるために厳しめな口調でイーブイの首根っこを掴んで俺の腕の中に収めた。
…あれ?大人しくなるの早すぎじゃね?
そう思い俺は腕の中の
…見たこともないぐらいの蕩けた表情で軽くアヘってた。
…なんだろう、この残念感。
「おい、イーブイ。」
「ぶい〜♪」
すこぶる機嫌が良いんだろうな。1秒に2回ぐらいの勢いで俺の腕にキスしてるよこいつ。
…もしかして嵌められた?
「おい、イーブイ。ここまでが作戦か?」
「ぶいい〜?」
この『なんのこと?』の様なクソあざと養殖天然フェイスッ!!こいつ…嵌めたな。
「はぁ、まぁ今日ぐらいは機嫌直しで良いか。」
これ以上機嫌を悪くするのも面倒だったのでもう
「想像以上に毛色が濃いですね…。」
「だろ?俺も強くそう思う。」
こんなに性格の濃いイーブイを見るのが初めてだったのか、ノエルは呆けている。
「私もそろそろ紹介しますね。出てきて大丈夫ですよ。ラルちゃん。」
ノエルが穏やかな声でそう言うと、水色の頭にオレンジがかったツノがチャームポイントの小さなポケモンを繰り出した。
「ほう、ラルトスか、色違いとは珍しいな。」
ラルトスはすぐにノエルの側にくっついた。後ろに隠れないだけ俺への感情はマシってことかな、知らないけど。
「ラルちゃんは珍しいってよく言われてました。あまり人前で見せるのは私は好きではありません…。」
…まぁ、色違いとかは人前に出し辛いのはわかる。おやであるトレーナーなら当然の思考だな。好機の目線に晒されたポケモンの心を守ることが難しくなるだろうからな。
「まあそうだろうな。それで良いと思う。ラルちゃん、俺はマサオだ。よろしくな。」
ラルトスは無言で頷いた後、俺の方を向き、数秒後にぷるぷると震えだした。
「どうした?大丈夫か?」
「ラルちゃん!?すみません!私のラルちゃんは特殊な子で、特性のシンクロが強過ぎて、相手の内の強い感情が
…なるほどな。
「ラルちゃん、怒らないから言ってみて、…見たんだね?」
ラルトスのラルちゃんは怯えた様子で恐る恐る頷く。恐らく見えてしまったんだろう。こんな子に見せていいような景色ではない。
「ラルちゃん、悪いことは言わないからこの事に関してはあまり考えたり関わったりしちゃいけないよ。」
俺から言える最大限の助言をして、ラルちゃんを宥めた。
…そうか、見ちゃったら辛いよな。見せちゃってごめんな。
「俺は大丈夫だから、よろしくね、ラルちゃん。」
ラルちゃんはオロオロしながらも一息入れ直した後に頷いて、落ち着いた。
「ぶい?」
俺の腕の中の
…まぁ実際このくらい呑気な方が俺としても気兼ねないから良いか…。
そう思いながら日が暮れていく。
これからやることも仲間も色々増える。
…それなりに頑張らないとな。
ラルトス(ラルちゃん)♀
性格 おくびょう 特性 シンクロ
TIPS 色違いの青いラルトス。普段はノエル以外には懐かない。今回もマサオの目の前まで普通に出てこれた時点でまずレアケースである。しかし、通常の個体よりも強力なシンクロを持つ個体な為、人の感情を読み取る際、人の内の辛い記憶を垣間見てしまうことがある。ラルちゃんからすれば優しい雰囲気のマサオを見て、好感を持って接しに行ったら通常では耐えられない負の記憶を見てしまい、上げて落とされた気分である。ちなみに垣間見たマサオの記憶はなるべく思い出さないことにした。
ラルちゃんで青いが、グ○に乗ってるジ○ンの軍人ラ○バ・○ルとは無関係。