神「オマエ転生さしてやるからちょっと頑張ってこい、ちなみにチートはナシじゃ」 俺「は?」   作:ND内

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閑話 バチバチ!女達の夜中間論争!

 

 Side- スマホロトム

 

 …やっぱり逃げられなかったロト。

 

 「ちょっとアンタ、面貸しなさいよ。」

 

 テント設営が終わり、夜までしばらくはマスターが「仕方ないが共同戦線だ。」と言って今日撮った動画を編集するためにオイラに協力してもらうと言う名目で、狂犬からしばらく守ってくれたロト。マスターがやらかしたこととは言え、しっかりフォローをくれたマスターを少し見直していたロト。

 

 動画の編集はとても手のかかるもので、すぐ終わるわけがないと思っていたロト。

 

 『あ?こんなの慣れだよ慣れ。手際は慣れで、魅せ方は知識と経験。』

 

 マスターはそう言って早くも動画を二部構成に分けて完成させて寝やがったロト。やっぱりマスターは軽くニンゲンを辞めてるロト。ニンゲンでもポケモンでもないロト。あんなの架空の作品に出てくる俺TUEEEE系のチート持ち主人公だロト。

 

 お陰様で現在、マスターがテントの外に明日の朝食用に設置したテーブルの上に乗せられているロト。

 

 マスター、見直したことを撤回するロト。性悪改め鬼畜マスターロト。

 

 テーブルに座ってるのはマスターを狂愛している狂犬イーブイと、マスターに惚れてるけど積極的になりきれないノエル、そしてノエルの手持ちの青いラルトス、確かラルちゃんロトね。

 

 …後椅子に座ってないけどテーブルの側でエビワラーが正座してるロト。お前も…逃げそびれたロトね。側でバチュルが見を案じ、てはおらず、また何か製作しているロト。あれは生粋ロトね。

 

 「っぶい!」

 

 …というわけで、オイラは今回、通訳だロト…。

 

 

 ーここからの会話は、ロトムの翻訳込みでお楽しみください。

 

 Side- エビワラー

 

 …今日だけは逃げ切らなければならなかった。

 我が主からそう距離を取りすぎず、尚且つ見つからない場所と高を括った場所で安心しきっていた私が馬鹿だった。

 

 すぐに狂王女に見つかってツタによるぐるぐる巻きキャリーである。

 

 そして私は地獄の修羅場を前に、正座させられている。

 

 お隣のバチュル殿は何も気にしていない様子でいつもの様に何かを糸で作っている。彼も本当に器用ですなぁ。

 

 「女狐!アンタ私のマサオに色目使って何様のつもり!?」

 

 卓上の聖戦(メインヒロイン戦争)が今、開戦してしまいました。

 ああ、ラルちゃん殿、同席させられ、おいたわしや…。

 

 「そ、そんな、私はマサオさんに命を救われてただ、好きになっただけです!!」

 

 おぉ…ノエル殿も昼のバチバチに限界だったのか、もうキッパリと爆弾投下してますなぁ…。

 

 「私が先に好きだったのよ!それをアンタ道端に倒れたフリをしてマサオの優しさに漬け込んだんでしょ!!」

 

 あぁ…イーブイ殿、その言いがかりは少々言い過ぎですぞ…。

 

 「フリじゃありませんし、漬け込んでもいません!!好きになったのは助けていただいた後です!!」

 

 もうノエル殿も意地ですねぇ…。

 

 「あら?じゃあいつ好きになったって言うの?私は運命の日に手当てしてもらってからずっと好きよ!好きで好きで仕方ないんだから!早く子づくりしたくて堪らないわ!!」

 

 イーブイ殿、僭越ながらポケモンとニンゲンではヤりませんしヤッても何も産まれませんぞ…。

 

 「オイラ、もうスリープモードに入りたいロト。」

 

 日中はいつもニヤニヤしているロトム殿も今回ばかりは胃が痛そうな苦悶の表情を浮かべてらっしゃる。何かと我が主を思いやる節も見受けられるので、私の中ではもうこの方も旅の一行として認めてはいますので、やはり心配になります。

 

 「うるっっさいわねアンタは!黙って通訳してなさい!!」

 

 「やってたロト…。」

 

 この暴君女犬(イーブイ)殿は本日も何時もの傍若無人ぶりで被害者を無事に増やし続けております…。正直一行の中にいられると私にもキツイものがあるのですが、我が主が嫌嫌言いながらも追い出さないので、皆もそれに異を唱えていないだけてございます。

 

 …はてさて、この地獄は後何時間で終わって頂けるのでしょうか…?

 私は虚しさの余りに夜空の月を見上げる。…私もそこそこ胃痛が来ました。ロトム殿、お揃いですね…。

 

 「あぁー!!うるせーよ!!!!安全が保障されてない野宿なんだぞ!!寝れる時があるなら全精力をもってしてでも寝ろ!!」

 

 テントから怒号が聞こえて卓上が一気に静まり返りました。流石は我が主。たったの一言で全てを治められるその強さ、私エビワラー、本日も貴方様を敬愛致します。

 

 「…今日はこの辺りよ!アンタ!次こそは覚悟しておきなさいよ!」

 

 「…私!負けません!!」

 

 おぉ!今夜は休戦となりそうです!寝られます!やりましたよ!!

 

 「ケッ!勝手に言っりゃ良いわ!」

 

 暴君女犬はテントに先に入って睡眠し始めた。

 

 「じゃあオイラも寝させてもらうロト〜。」

 

 ロトム殿もテントに入って恐らくスリープモードに入った。一番お疲れ様てございます。

 

 「はぁ…どうにかお話できないでしょうか…。」

 

 ノエル殿はため息をついてからテントに入った。貴方様もおいたわしや…。

 

 「(こ、怖かったです。すごく。)」

 

 ラルちゃん殿もそう言いながら静かにテントに入っていった。

 

 「…はぁ、私もようやく寝られます。」

 

 そう言って私は寝る前にバチュル殿の様子を確認した

 

 …立体物の前に平面画の糸画をやってらっしゃる…。

 

 「ブレないですなぁ…。」

 

 「こんな事で毎回ブレてみろ全臓器が幾らあっても生命活動がままならなくなるぞ。エビワラー、あんたの真面目は美しいが、過ぎた真面目は身を滅ぼすぞ。」

 

 「我が主の言葉ですね。」

 

 「あぁ、兄貴の言葉だ、よくわかったな。」

 

 そりゃわかりますよ。我が主の言葉はいずれも海の底のように深い言葉で散りばめられていますからね。

 

 「意味までは理解できないときもありますがね…。」

 

 「まぁ…それは俺もわかんねえ時多いし、これからだと思うぞ。…それより、」

 

 バチュル殿が息継ぎをして次の言葉に移った瞬間、物凄く機嫌の悪さを感じた。

 

 「あいつら、どこまでアホなんだ?」

 

 …海の一部が干上がるほどの爆弾発言かもしれないですね。

 

 「兄貴が俺らや他人を世話するのは俺らからしたら嬉しい事だけど、兄貴からしたら当たり前って感じだし、やましい恋心とかは一切なさそうだけどな。」

 

 …バチュル殿、私もそう思ってますがはっきり言いますなぁ…。

 

 「そこは私も同意です。私もそろそろ休みますね。バチュル殿もほどほどになさってください。」

 

 そう言って私はテントに戻った。

 …今日はとても疲れました。私はもう寝ます。

 

 

 Side- バチュル

 

 「おう、ありがとな。アンタのことは唯一わりかし兄貴の仲間として気に入ってるぜ。」

 

 …ぶっちゃけ兄貴とエビワラーと、後気に入ってはいないがロトムの奴以外の奴らは何のために旅に付いてきてんだ?

 

 …兄貴、早いうちにはっきり言ったほうがいいと思うけどなぁ。

 

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