神「オマエ転生さしてやるからちょっと頑張ってこい、ちなみにチートはナシじゃ」 俺「は?」   作:ND内

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 前回Zワザを使えるからとZクリスタルを持たせて息巻いてたマサオくん、どうやら使う機会がなかったようです。

 ちなみにシミュレーションバトル部門手持ち

 マルマイン HSぶっぱ 臆病 ひかりのねんど
 いばる でんじふゆう ひかりのかべ ちょうはつ

 トゲキッス C252 HS調整 残りD 控えめ こだわりスカーフ
 エアスラッシュ でんじは マジカルシャイン だいもんじ

 スターミー HC特化 残りS 控えめ たべのこし(前回描写無し)
 ちいさくなる ねっとう みがわり じこさいせい

 ゴルバット HD特化 残りB わんぱく しんかのきせき
 おいかぜ はねやすめ とんぼがえり さいみんじゅつ

 バクフーン CSぶっぱ 控えめ こだわりメガネ
 ふんか じんつうりき ソーラービーム もえつきる

 ベロベルト ASぶっぱ いじっぱり ノーマルZ
 だいばくはつ パワーウィップ ジャイロボール はたきおとす

 マサオくんが準備してたZワザ候補の控え、殺意高すぎワロタ。


第二十話 スポーツバトル部門! 勝ちたい気持ちと逃げたい気持ち?どっちもあるけど出るんだよ!

 

 さて、さてさて

 

 「スポーツバトル、ねぇ…。」

 

 死んでも出たくない。

 

 「マサオさん、今までスポーツは?」

 

 「ナツキ、多少はかじってたけどそんなガチ勢じゃないよ…。」

 

 「柔道も水泳もバスケもやってたフィジカルオバケなマサオがよく言ったものよね。」

 

 「ヒビナ、それ成長期終わった頃には何もやってなかったから。」

 

 やれる気がしない。

 

 「とっと?」

 

 …そうだな。 それはただの言い訳だよな。

 

 「大丈夫キョウヤ、とっとは負けないから。」

 

 『熱が入ったロトね。そろそろカメラ来るロト。今回はエビワラーも出るって聞いてるロトから誰かカメラ代わるロト。』

 

 「じゃあ私が行くわ!」

 

 「ありがとうヒビナ、頼むぜ!」

 

 弱気になるのは俺の悪い癖だ。そんな悪癖真正面から叩き折ってやる!

 

 俺はベンチに置いていたお面をつける。

 

 「よしお前ら、行くぞ。詰め込めるもんは全部詰めた。後はナイフもランプもカバンも関係ねえ、誰かさんの残した熱い想いを俺たちの眼差しでぶつけに行くぞ!!」

 

 「わらわらぁ!」

 

 「っぶい!」

 

 「チュルチュル!」

 

 みんなやる気だな!

 

 「ラピュタネタでゴリ押さないでくれる?」

 

 ヒビナにはバレた。

 

 「良いだろう…バルス以外でふざけたって、良いだろう?」

 

 『始まるロト』

 

 「お、じゃあ行ってくる!」

 

 「はぁ、また逃げられた…。」

 

 

 

 スポーツバトルは怪我などの危険性から参加者自体が限られるので少ない。

 

 つまり最初からトーナメントだ。

 

 一回戦の相手は…何?FN(ファイターネーム)ダルシム? なんかすげえ聞いたことある気がするんだけど。気の所為だよな?

 

 「ユーがカビおじ?ヨロシクネ。」

 

 「あっは…」

 

 振り返ると民族衣装みたいな格好をした前世で言うインドとかに住んでそうな細マッチョが立っていた。

 

 ダルシムって、そういうことね。

 

 「よろしくお願いします…。 …ヨガファイヤー?」

 

 「…?ナンノコトカワカリマセン、ガ、ヨロシクネ。」

 

 どうやら空似な別人のようだ。

 

 スポーツバトルは手持ちの二体のポケモンとトレーナーが一つになって戦い合う競技だ。細かいルールはたくさんあった、もうほんとに。

 

 だからわかりやすく言うと、同時に出せるポケモンは一体、つまりポケモン的にはシングルバトル、そこにトレーナー同士も割り込む。

 

 相手の手持ちポケモンが全滅するか、トレーナーがダウン後に10カウントで起き上がれなければ敗北である。

 

 判定たるものも存在はするが、今大会では判定ルールは適応されていないため割愛。

 

 「カビゴンおじさん選手 対 ダルシム選手! モンスターボールを構えて構えて! レディ!…ロック!」

 

 んで、何故かスポーツバトルは試合開始ではなく、レディロックである。

 …レディファイッとレッツロックを混ぜんなって。格ゲー渋滞してっから。

 

 「行くぞバチュル!」

 

 「チュルチュルゥ!!」

 

 いつにも増して燃えてるなぁ

 

 「GO! マフォクシー!」

 

 「フォクシィ!」

 

 やっぱヨガファイヤーじゃねえかダルシム!!

 

 リング上で睨み合う。初めて過ぎて勝手はわからんが、経験がない以上、相手の出方でしかないだろう。

 

 「マフォクシー! 『マジカルフレイム』!」

 

 ヨガファイヤー来た! マフォクシーはマフォクシーらしからぬポーズで杖を向け、こちらに歪んだ炎を放つ!

 

 「バチュル!炎はお前の得意分野ってのをわからせろ! 『クモのす』に『ミサイルばり』を仕込んで迎え撃て!」

 

 「チュルチュルゥ!」

 

 バチュルはマフォクシーの炎をクモのすで安全に囲んでから仕込んだミサイルばりでトラップ兼牽制を作り上げる。

 

 「シュッ!」

 

 「うわっ!」

 

 そうだ、このダルシムさんも来るんだから、俺も指示だけでうかうかはしてられない。

 

 「バチュル! その調子でトラップを頼む! トラップ識別コードは『ビアンカ』だ!頼んだぞバチュル!」

 

 「チュルチュル!」

 

 バチュルには伝えた。ならば俺は罠の完成を待ち、それまでひたすら対抗するのみ!

 

 

 

 Side - ダルシム

 

 ワタシの一回戦の相手は、最近動画で流行ってるともっぱらの噂のカビゴンおじさん、通称カビおじらしい。

 瞬く間にシミュレーションバトルを制した彼はスポーツバトルにまで参入してきたが、これはシミュレーションバトルとはもっぱらの別物。 妹の病を治す賞金のためにもここで負ける訳にはいかないのです。

 

 しかし、彼の戦い方はさっぱりわからない。

 

 私やマフォクシーの攻撃をいなしていたり、力を利用した戦い方を見る限り、恐らく何かしらの武術は学んでいたのでしょう。 しかし、それで攻めに来る気配が一切ないのです。

 

 全てにおいて『待ち、カウンター』の姿勢。これは一周回ってヒヤヒヤします。

 

 しかしそれだけでは私に勝てないどころか、何も倒せないことも事実。じっくりやれば勝てるでしょう!

 

 「バチュル!できたんだな!」

 

 「チュルチュル!」

 

 そして彼の手持ちのバチュル、一度も戦いに参加せず、一体何をしているのだ?さっぱりわからんが、放っておいても勝てる!

 

 「シュッ!」

 

 私は低姿勢ダッシュで彼に接近する。

 

 「鬼さんこちらにいらっしゃいな!」

 

 何を?大口でも叩いてるのか?

 

 「!?」

 

 そう思った次の瞬間には、私の身体は宙に浮いていた。

 

 

 

 Side - マサオ

 

 いや、助かった…。

 

 ダルシムのおっさんめちゃくちゃ脚速えから最初とか見切るので精一杯だったんだよ。

 

 ただそれも繰り返せばその行動にどう弱点が出てくるのかを知らせるパターンへと変化する。

 

 バチュルに仕掛けさせたトラップの起動地点に悪いがダルシムのおっさんを一本背負いさせてもらった。

 

 これでトラップコード『ビアンカ』起動だ。

 

 …ちなみにオシャレに言ってるが、このトラップの仕掛けは、見えない糸の絵をリング上に線で超細かく描画し、起動地点の貯めた炎が漏れ出て点火し、規則性の元ファイヤーしただけ。

 

 ちなみにその法則はコード名称毎に変わるから俺とバチュル以外にはわからない。

 

 …今回のコード『ビアンカ』も、俺がバチュルに仕込ませたイラストの一つ、『ドラゴンクエストⅤの天空の花嫁ビアンカ』のバストアップ画角の絵の通りこのリングに糸を張り巡らせた、そして点火して芸術にした。 だからコード『ビアンカ』だ。 安直だろ?

 

 しっかりドローン機材でも撮ってもらってるから上から見えてるビアンカのアートもきっちり撮れてるだろうよ。

 

 これが真の『芸術は爆発だ!』だよ

 

 俺とバチュルは線の位置を完璧に把握しているため、抜け道や回避位置を完璧に把握している。

 

 だけどこれを知らない相手はどうだ?

 

 ダルシムさんよ、起動地点ってのは。

 

 「一番、燃えるんだぜ!」

 

 「Ohhhhh!!!!」

 

 このトラップは死なない程度に継続燃焼した後に普通に消える。そんな普通の炎みたいに燃やし尽くすまで消えないなんて地獄はない。それは安全を期している。

 

 『…だ、ダルシム選手!ダウーン!! …カウント! 1!2!…』

 

 ジャッジの方がカウントを取っている。これで起き上がることはないだろう。 …ん?

 

 「負ける訳には、負ける訳にはいか、ぬのだ…。」

 

 …この人にも何か、譲れないものがあったんだろうな。聞けるなら後で聞くことにしよう。

 

 その根性に敬意を示す。ダルシムさん。

 

 『テーーーーン!! ノックアウトにより、カビゴンおじさんイズウィナー!』

 

 勝ったけども、残念ながら俺に策はまだまだ残ってるぜ。 優勝は譲らねえよ。




 ダルシム
 すごい某格ゲーのダルシムっぽいけど別人、本当にそれっぽいけど別人。
 妹の病を治療してもらう金額を稼ぐために様々な大会に赴いている。
 手持ちはエスパーポケモンが多い。今回はマフォクシーと出ていないがフーディンで参加していた。
 ちなみに妹のポケモンのコジョフーも同行している。

 フーディンがいる時点でお察しだが、友達の多い、陽の者である。 マサオ、泣かないで。(うるせえ!俺だって友達はいるわ!) 私がいるからね!マサオ! (ヒビナ筆)
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