ちょっと色々ありまして投稿が遅れました。
そして、今回短いです。すみません
それでは本編どうぞ
「コンコンッ」
ノーネームの歓迎会が終わり、真夜中に部屋をノックする音が響いた。
「黒兎さん!黒ウサギです。言われた通り来ましたよ」
黒ウサギは歓迎会の時に言われた通り黒兎の部屋に来ていた。
少し間があって、
「…いいぞ、入ってくれ」
黒兎の声が聞こえ、黒ウサギは黒兎の部屋に入った。
中には黒兎が部屋にある椅子に座って外の月を眺めていた。
「座ってくれ、黒ウサギ」
黒兎はもう一つある椅子を指差し、黒ウサギはそれに従い、椅子に座った。
「…それで、大事な話とはなんでしょうか?」
黒兎は黙り、下を向いている。
すこしして、覚悟を決めたみたいに顔を上げ、
「俺の過去についてだ」
「えっ?それは黒兎さんが昔魔王だったということですよね?その話は聞きましたが?」
「…俺の昔のことはそのくらいしか話してないし、知らないだろ?」
「はい、ですがあまり言いたくなければ言わなくていいのですよ。無理をしているように黒ウサギは見えます」
黒ウサギの予想は当たっていた。
レティシアに言われた通り黒兎について言わなければいけないが、黒兎はまだ迷っていた。
話していいのかと話さない方がいいのではないかと…
「いや、今言わないと、これからも言わないだろうと思うしな…今、俺について…すべてを話す…」
「…そうですか、わかりました」
黒ウサギはこれ以上言っても変わらないだろうと、話を聞くことにした。
黒兎は落ち着こうと目を閉じ、深呼吸をした。
そして、落ち着いたのか、ゆっくり目を開け、
「フゥ、どう話せばいいか……最初に言おうか……」
黒兎はまた窓の外の月を見た。
月に何かあるのかと黒ウサギも窓の外の月を見た。
しかし、そこにあるのはきれいな満月だった。
黒兎は窓から黒ウサギに視線を変え、黒兎が話を始めた。
「…まず、俺の昔の名前はツキカゲ…そして…黒ウサギ…お前と同じ月の兎だ」
「………えっ?こ、黒兎さん。黒ウサギの聞き間違いだったらすみません。い、今、月の兎だといったのですか?」
黒兎は黒ウサギの目を見ながら、たしかに頷いた。
唐突過ぎて黒ウサギは信じられなかった。
椅子から立ち上がり、
「ちょ、ちょっと待ってください!!黒ウサギは、月の兎たちはアジ=ダカーハと戦い、亡くなったと…」
「…ああ、俺もアジ=ダカーハと戦い、死んだ者の一人だ」
「ええっ!?そ、そんなこと…!」
ありえないと言おうとした時、黒ウサギは思い出した。
黒兎たちが初めて白夜叉と会ったとき、白夜叉は二百年なにをしていたと、それに黒兎は戦いで死んだと
アジ=ダカーハが襲ってきたのはおよそ二百年前、黒兎が死んだ時期と重なる。
「ほ、本当に月の兎だったのですか?」
それでも信じられなかった。死んで異世界に転生をし、箱庭に戻ってきた。そんな奇跡が起こるなんて信じられない。
「…まあ、信じられないよな…だが、俺が言ったことは事実だ。俺は月の兎だった。これがその証拠だ」
黒兎はギフトカードからペンダントを取出し、黒ウサギに渡した。
そこには月とウサギの柄が浮かんでいる。月の兎の旗印だ。裏にはツキカゲと名前が書かれている。
黒兎が昔月の兎である証明には十分なものだった。
すると黒ウサギは涙を浮かべ、黒兎に抱きつき、声を上げて泣いた。
「ど・ぐすっ、どうして、もっと早く言ってくれなかったんですか、すんっもっと早く箱庭に帰ってきてくれなかったのですか、ううっ」
「ごめんな、黒ウサギ」
黒兎は黒ウサギの頭に手を置くと、また黒ウサギは声をあげて泣き始めた。
黒兎は黒ウサギが泣き止むまで頭をなでていた。
1500文字足らずではやはり短いですね
次回はもう少し長くする予定ですのでよろしくお願いします。
投稿予定日は未定です
誤字報告・コメント待ってます。
それでは(^o^)ノシ