月の災厄が転生して来るそうですよ!   作:おっくん

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皆さん、こんにちわ。投稿主のおっくんです。
早めに書いた方がいいだろうと書いてみました。
それとコメントをしていただいた方ありがとうございます。
いいことを教えてもらえて、うれしいです。
コメント待っていますから。どんどんしてくださいね

それでは、本編どうぞ!!



コミュニティについて白状するようですよ

「おい、どうした?ボーっとしてると胸とか脚とか揉むぞ?」

 

「え、きゃあ!」

 

いつの間にか背後に移動していた十六夜は黒ウサギの脇下から豊潤な胸に手を伸ばしていた。十六夜を押しのけて飛び退く黒ウサギは感動を忘れて叫ぶ。

 

「な、ば、貴方はお馬鹿です!?二百年守ってきた黒ウサギの貞操に傷をつけるつもりですか!?」

 

「二百年守ってきた貞操?うわ、超傷つけたい」

 

「お馬鹿!?いいえ、お馬鹿!!」

 

「ハァ、十六夜、蛇神どうするよ?生きているが」

 

「命まで取らねえよ、戦うのは楽しかったけど、殺すのは別段面白くもないしな。” 世界の果て ”にある滝を拝んだら箱庭に戻るさ」

 

「まあ十六夜がそういうならいいかな、黒ウサギ!蛇神からギフトもらってこいよ。試練じゃなく直接倒したから結構いいものくれると思うぞ。」

 

「わかりました」

 

黒ウサギにギフトを取りに行かせ、その間黒兎と十六夜は話をしていた。

 

「黒兎、黒ウサギの隠し事気づいているか?」

 

「ああ、箱庭に住んでいたからな。大体のことは知ってる。だから黒ウサギたちのコミュニティについては予想ができた。あと十六夜がコミュニティに属すのに拒否した時の黒ウサギの表情から確信した。どちらにしろ俺は黒ウサギのコミュニティに入るがな」

 

「ヤハハ、そうか。俺は黒ウサギの話を聞いて決めようかな」

 

「キャーキャー!見てくださいこんなに大きな水樹の苗をもらいましたよ!これがあればもうほかのコミュニティから水を買わなくて済みます」

 

「黒ウサギ、お前、コミュニティについて隠しているよな」

 

表情には出さなかったが、黒ウサギの動揺は激しかった。

 

「えっ…何のことでしょうか……」

 

「早く言った方がいいぞ。俺も十六夜ももうわかっている。まだ隠してると、どこかのコミュニティに行ってしまうぞ?それは黒ウサギにとって避けたいだろ」

 

「こ、黒兎さん。……話せば、協力していただけますか?」

 

「ああ、面白ければな」 「できる限りの協力はするつもりだ」

 

「わかりました。私たちのコミュニティについてお話します」

 

黒ウサギは座り、話し始めた。

 

「私たちのコミュニティには名乗るべき” 名 ”がありません。よって呼ばれるときは名前のないその他大勢、” ノーネーム ”という蔑称で称されます。」

 

「へえ……その他大勢扱いかよ、それで?」

 

「次に私たちのコミュニティの誇りである旗印もありません。旗印というのはコミュニティのテリトリーを占める大事な役目も担っています。」

 

「ふうん?それで?」

 

「” 名 ”と” 旗印 ”だけでなく中核をなす仲間たちは一人も残っていません。はっきり言うと、ゲームに参加できるだけのギフトを持っているのは百二十二人中黒ウサギとジン坊ちゃんだけで、あとは十歳以下の子供ばかりなのですヨ!」

 

「もう崖っぶちだな!」

 

「ホントですねー!」

 

(いや笑って返すことか。やばい状況なのに…まあ、確かに笑うことしかできないなそこまでいったら)

 

黒兎は、笑いながら返した黒ウサギに同情した。

 

「で、どうしてそうなったんだ?黒ウサギのコミュニティは託児所でもやっていんのか?」

 

「いえ、彼らの親もすべて奪われたのです。箱庭を襲う最大の天災―――” 魔王 ”によって」

 

” 魔王 ”―――その単語を聞いた途端、適当に相槌を打っていた十六夜が初めて声を上げる。

 

「ま……マオウ!?」

 

「ハァ」

 

その瞳はさながらショーウィンドウに飾られる新しい玩具を見た子供のように輝いていた。それを見た黒兎はため息をついた。

 

「魔王!なんだよそれ、魔王って超かっこいいじゃねえか!箱庭には魔王なんて素敵ネーミングで呼ばれている奴がいるのか!?」

 

「え、ええまあ。けど十六夜さんが思い描いている魔王とは差異があると……」

 

「そうなのか?けど魔王なんて名乗るんだから強大で凶悪で、全力で叩き潰しても誰からも咎められることのないような素敵に不敵にゲスイ奴なんだろ?」

 

「まあ……倒したら多方面から感謝される可能性はございます。倒せば条件次第で隷属させることも可能ですし」

 

「へえ」

 

「魔王というのは” 主催者権限(ホストマスター) ”という箱庭における特権階級を持つ修羅神仏で、彼らにギフトゲームを挑まれたが最後、誰も断ることはできません。私たちは” 主催者権限 ”を持つ魔王のゲームに強制参加させられ、コミュニティは……コミュニティとして活動していくために必要な全てを奪われました」

 

黒ウサギたちのコミュニティはその地位も名誉も仲間も、すべて奪われた。残されたのは空き地だらけとなった廃墟と子供たちだけである。

 

魔王として暴れていたことのある黒兎でさえ怒りがわいた。拳を握り、血が滴っていた。それに十六夜は気づいていたが、そのまま続けた。

 

「けど新しく作ったら駄目なのか?」

 

「そ、それは……か、可能です。ですが解明はコミュニティの完全解散を意味します。しかしそれではだめなのです!私たちは何よりも……仲間たちが帰ってくる場所を守りたいのですから……」

 

黒ウサギの言った、仲間の帰る場所を守りたい。という言葉に決意を感じた。

 

「私たちはコミュニティの名と旗印を取り戻して掲げたいのです。どうか我々に協力していただけないでしょうか?」

 

「……ふうん。魔王から誇りと仲間をねぇ。いいなそれ、面白そうだ。」

 

「きょ、協力していただけるのですか!!あ……こ、黒兎さんは?」

 

(最初に言った方がいいかな、俺が魔王だったっていうこと。黒ウサギが隠していたこと話してくれたし、話すか)

 

「黒ウサギ、聞きたいことがある」

 

「は、はい」

 

黒ウサギは緊張した。

 

「黒ウサギたちのコミュニティには、できる限り協力したいと思う。だが、俺は、この箱庭にいた頃、魔王として暴れたことがある。それでも俺を仲間としてコミュニティに受け入れてくれるか?」

 

黒ウサギは絶句した。優しい黒兎が魔王として暴れたことがある。そのことに驚いた。

 

(やはり受け入れてくれないか。魔王だと言えばそうなるよな)

 

黒兎は少し俯いた。黒ウサギは傷つけてしまったと思った。

 

「あの、えと……す、少し驚いただけですよ。それに、大丈夫です。魔王と呼ばれる者たちの中にはいい人がいることは黒ウサギは分かっていますから!!」

 

今度は黒兎が絶句した。黒兎が魔王であろうと受け入れてくれた。それが信じられなかった。

 

「ハハ、そうか。ありがとな。じゃあ俺も黒ウサギのコミュニティに入らせてもらうよ。できる限りのことはするから何でも言ってくれ!」

 

涙が出そうになったが笑い、そう返した。

 

「はい!!よろしくなのですよ!!」

 

「ヤハハ、黒兎。お前魔王だったのかよ。戦おうぜ。魔王とやらの力みせてくれや!!何でもしてくれるんだろ」

 

十六夜は黒兎が魔王だったと聞くと、ウズウズして止まらなかった。

 

「ハァ、言うと思ったよ。だけど、すまんな十六夜。俺は一度死んじまってほとんどギフトは残ってないんだ。だから大体魔王だったころの十分の一くらいしか力がでない」

 

「ちぇっ、楽しめると思ったのにな。そういえば黒ウサギたちのコミュニティが魔王によってすべて奪われたって聞いたとき、なぜ怒ってたんだ?お前も魔王だったんだろ?」

 

「見てたのか。黒ウサギたちを襲った魔王にな、そこまでやるかって思ったからだ。それより魔王だからってすぐ戦おうとするなよ。確かに十六夜は強いが、お前より強いやつはたくさんいる」

 

「そうでなくちゃ面白くねえぜ。ヤハハ」

 

「ハァ、十六夜も問題児だが飛鳥や耀は問題児でないと願いたいな。黒ウサギ」

 

「そ、そうですね。黒兎さんの言う通りです。それに十六夜さんも自重してください!!」

 

「出来たらな。ヤハハ」

 

(この調子だと胃が痛くなりそうだ。ハハ、こんなこと思うのはあいつの下で働いていたころ以来かな。久しぶりに会いたいな。白夜叉)

 

 

 

 

 




一話の長さどのくらいがいいんでしょうね。
長いでしょうか、短いでしょうか?

コメント待ってます。
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