⬛︎の象徴   作:迷える黒狗

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原作開始
1話 プロローグ


 

 

 

 

 「さぁ、2人とも今日も張り切って行こうか」

 

 「よ、よろしくお願いします!」

 「今日こそ絶対ぶっ潰す!」

 

 まだ朝の太陽が登りきっていない早朝といって過言ではない浜辺に3人の少し小さな人影が派手に戦い合っている、緑髪とそばかすが特徴の少年と金髪頭で美形な少年対、白髪の少年という形で、特に金髪頭の少年は()()まで使って

 

 「吹き飛べ、白髪ァ!」

 「白髪(しらが)じゃないって、何度も言ってんだろうが!爆豪くん!」

 

 金髪美形の少年爆豪くんは、個性爆破を使って一直線に飛び、白髪少年の泣きっ面を拝もうと顔面狙って攻撃する。

 並の一般人なら一発koな攻撃を白髪少年は顔色一つ変えることなくどこ吹く風で避ける。

 

 「これも何度も言うけど君は攻撃が単調なんだよ!」

 

 と、同時に白髪少年はカウンターとして右手に持っているピコピコハンマーで力を()()()し、頭を叩く。

 ピコピコハンマーの音とは思えないバコッ!という音を鳴らして。

 爆豪くんが気絶し地面に突っ伏したときに、機会を伺っていた緑髪の少年が背後から、今引き出せる力を全部乗せるつもりで白髪少年に殴りかかる。

 

 「残念、惜しかったね♪」

 

 バコン!

 

 

 

 「おはよ、お二人さん」

 

 気絶させてしまった二人が起きるのを待っていると、体が動いたことに気付き声をかける。

 

 「今日も僕の勝ちだね、今日は二人に何させようかな〜」

 「っチ」

 

 罰ゲームをさせる為にニマニマ二人の顔を覗き込むと、相変わらずふたりともいつもの反応で、爆豪くんは心底面倒くさそうにに舌打ちし、緑髪の緑谷くんは今日は何があるのかとワクワクした感じでニコニコこっちを見ている。

 

 「いや〜、それにしてもふたりとも気絶してから、意識が回復するまでの時間がかなり短くなったね〜、これもすべて、この月宮 流星(つきみや りゅうせい)による熱い指導のおかげかな♪」

 「ほらほら、感謝してくれてもいいんだよ?」

 「はは……」 

 

 どうも二人には受けが悪かったのか、緑谷くんは苦笑いで、爆豪くんからは鳩尾拳が飛んでくる、まぁ勿論当たるつもりはないので避けたが。

 

「いや、てかホントに感謝状くらいは貰っては良いのではないだろうか、君たちを初めて見た時の仲の悪さは面白いくらいだったもん。」

「ケッ、1回腹を刺されるくらいの痛い目にでもあってこい」

 

 僕が真剣に悩み始めると緑谷くんは相変わらずの苦笑い、爆豪くんには呆れられた

 

「それで、今日は何すればいいんだよ」

「今日もいつも通りだよ、この浜辺のゴミを個性を使わずに綺麗にする、それを続けるだけ」

「よ、よし、頑張るぞ」

「フンッ、今日こそ全部片付けてやらぁ!」

「さあ、張り切っていこうか」

 

 そんなこんなで罰ゲーム兼訓練を初め競い続ける、昼休憩時に三人でお昼ごはんを食べていると不意に月宮の腰ポケットに収まっていた携帯がブーブーと、音を鳴らしながら振動している。

 

 ?わざわざ僕の携帯にかけてくるなんて珍しいな誰からだろうか、

 

 ポケットから携帯もといスマホを取り出し画面を見るとそこには、社長とでかでか上がっており姉の事務所の社長からかかってきたことが分かる。 

 

 「もひもひ、どうひまひた?社長さん」

 「もしもし、流星くんか!」

 「そうですよ〜、そんなに切羽詰まってどうしました?またねーちゃんがなんかやらかしたり?」

 「い、いまメールで現在地を送ったから至急そこへ来てくれ、待ってるぞ!」

 

 そう言い社長は電話をブッチするとその後すぐにメールに地図が送られてくる。

 

 産婦人科?………………社長のあの焦り具合、そして山奥にある産婦人科医院までの地図、これらの物件証拠から、おそらく、いやほぼ絶対姉が原因のなにかだろう、それも結構やばいやつ……姉の歳では、まだだいぶ早すぎるやつ。

 まあ、何にしろひとまずここに行ったら詳しいことが分かるだろうから早く行こうかな。

 

 「ふたりとも、申し訳ないけど急用ができちゃったから今日のところはこれで終わり、はい解散!」

 「「えぇ、、」」

 「じゃ、またね~」

 

 そう言い、月宮はまるで人間とは思えないほどの速度と跳躍力を使いこなしすぐ、緑谷たちから見て米粒サイズの大きさになった。

 

 

 

 

 

 社長からの電話を受けて、すぐに緑谷たちと別れた月宮は電車などの公共交通機関を使用せず、特殊な装備を使用し、目的地がある宮城まで高速で飛んできたが着いたときには完全に日が落ち夜の帳がおりていた。

 

 

 「っあ、社長〜と……お医者さん?」

 

 病院前に降り立った月宮は正面玄関から病院に入るとエントランスに居る社長を見つける話しかける

 

 「ああ、待っていたぞ、流星、それとこの人はアイの担当医さんだ」

 「ど〜も、……担当医ってことはやっぱりお姉ちゃんどこか体悪いの?」

 「あ、あのだな、そのアイがに、妊娠していて、アイに会ってもらおうと思ってだな」

 「あの、すみませんこの子は?」

 

 姉や社長がなぜここに居るのかを聞いていたら、横にいた担当医さんが僕が誰なのかを聞いてきた。

 

 「ああ、すみません、名乗り遅れました、血の繋がりはありませんが星野アイの弟の月宮流星と言います、僕の個性はウルトラマン因子ですよろしく、お兄さんのお名前は?」

 「僕は雨宮五郎です、ゴローって呼んでください、よろしくね流星くん」

 「ねえ、お兄さんお姉ちゃんの相手って誰か分かる」

 

 おそらく社長はお姉ちゃんの相手を知らないだろうから、担当医の五郎さんことゴロ=さんも知らないだろうが、一応聞くと返答が来る前うに僕の目が誰かの手によって覆い隠される。

 

 「だ〜れだ、」

 「はいはい、お姉ちゃんお姉ちゃん」

 「むー、社長流星が冷たい」

 「ああ、まあだるが「んなことより!」……」

 「相手は誰よ!誰」

 「えへへっ、内緒」 

 

 舌を出してウィンクする姉は非常にあざと可愛く、その姿は正しくアイドルで何をされても許してしまいそう。

 

 内緒かぁじゃあ仕方な

 「くない!」

 「流星くん気持ちは分かりますが少しうるさいです、ここは一応病院です」

 「あ、すみませんゴローさん」

 

 少し騒がしくしすぎてしまい、ゴローさんに注意されてしまいました。非常に申し訳ない

 

 「まあ、別になんでもいいし、相手は見つたら殴り飛ばすとして、この調子なら産むことになるんだろうけど、予定日はいつ頃になるんですかゴローさん。」

 「今20週辺りだからあと丁度20週くらいかな」

 「なるほどぉ、20週くらいであれくらいお腹出るもんなんですか?」

 「いや、彼女は双子ってのもあるね」

 「まじすか、一気に賑やかになりますねそれ、」

 「無事に生まれてくるといいんですけど、頼みますよ先生」

 「任せてくださいな、絶対守りますよ。」

 「そうだ、流星」

 

 ゴロー先生と話していると、社長が会話に入ってくる

 

 「どうしました社長?」

 「産まれるまで、できればその少しあとも、流星の家でアイを預かってもらってもいいか、そのほうがある程度は安全だろうし、マスコミも気づかないだろうから」

 「全然構いませんよ、ただ予定日の前後は社長夫妻も来ていただいてもいいですか?できる限りはがんばりますが急用ができる可能性があるので。」

 「それは勿論なんだが、流星お前ちゃんと休んでるのか?まだ10なんだからしっかり休まないと背が伸びないぞ、少しアイに監視させるからなお前がちゃんと休んでいるのか」

 「Haha、身長は今も成長中ですし、どちらかと言うと、僕が姉を監視する側でしょう」

 「ちょっと、流星それどーゆー意味?」

 「そのままの意味デスゾイ、お姉ちゃんは少し目を話すと大変な事になるんだから」

 「今日はまだなにか検査とかすることあるの?」

 「いえ、今日はひとまず帰っていただいて構いませんよ」

 「はーい、ひとまず帰るよ、お姉ちゃんに社長、ゴロー先生さようなら〜」

 「「またお願いします」」

 「はいさようなら、また1週間後来てくださいね、お大事に」

 

 さようならを、ゴローさんにして社長とお姉ちゃんが乗ってきた車に乗る。

 

 「ねぇ、お姉ちゃん」

 「んー?」

 

 僕はずっと気になっていたことを、お姉ちゃんに尋ねる。

 

 「子供産んでもアイドル続けるの?」

 

 アイは一瞬驚いたような顔をしてすぐ答えた。

 

 「ッフ、勿論、……私は母としての幸せもアイドルとしての幸せもどっちも欲しい、星野アイは欲張りなんだよ、それは近くで私を見ていた流星もよく分かるでしょ?」

 

 近くで見ていたという姉の言葉を聞いて、僕は少し嫌な気分になった、妊娠しているのも今日始めて知るほどに僕は何も見ていなかったのに、罪悪感とも言えない何かが僕の中でうごめいている気がする。

 

「……そうだね」

 

 小さな声で返答したから変に思われていないといいなとか思っていたら、重要なことを忘れていたことに気付く。

 

 「あ、そうだ社長」

 「ん?」

 「僕んちにお姉ちゃん連れていけないわ」

 「え゛」

 「僕んち今は静岡だし、学校も静岡だしね、毎週毎週宮崎に行くとなると負担とか色々あるでしょ、転校してもいいけどアイドルまた続けるなら関東圏にまた引っ越すでしょ、それなら結局社長の所にいた方がいいでしょお姉ちゃんにβを着けるからもしどうしようもない時はそれ使って呼んでよ」

 「………………」

 

 社長は悩んでいる様子だったが最終的には納得してくれた……と思う。

 

 

 

 

 

 

 

 なんだかんだであの日から月日が経って間もなくアイの出産予定日、僕は例にもれず、急用と言う名の任務が入りほぼ確定で立ち会えないことが決定しました。

内容はなんと、オールマイトさんの後方支援だって、……僕居るぅ?戦うのオールマイトだよ?日本、いや世界ナンバーワンって言ってもいい人だよ、そこにいくら後方支援だからってまだ中学生にもなってないガキにやらせるって何があったんだよ日本、そんなに人手不足なのか。

 

 「U()L()T()R()A()M()A()N()準備は完了しているか」

 「ええ、ホークスさん、僕はいつでもいいですよ」

 「了解、無理はするなよ」

 「ホークスさんもね」

 

 地下道と言える場所に人影が2つ、1つは赤い大きな翼を持つ男、ホークス、そして赤と銀が特徴な人型サイズの2本の角を持った、まるでロボットのような見た目のULTRAMANと呼ばれる月宮流星。

 

 「行くぞ!ULTRAMAN!」

 「はい!」

 

 

 

 

 

 

 ……この日から、ナンバーワンヒーロー平和の象徴と呼ばれる男、オールマイトには活動限界と呼ばれるものが発生した。




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