はぐれ悪魔討伐後、私はそのまま家に帰った。グレモリー先輩達は悪魔のお仕事がまだ残っているらしく、帰り道は一人だ。しかし、さっきから何かが着いてきてはいる。
「・・・なんか、食べに行くか。」
しかし小さな事は気にしない。さっきのはぐれ悪魔討伐でお給金も出たし食いまくろう。うん、そうしよう。
side???
『・・・』
少女はずっと見ていた。はぐれ悪魔にラーメンを投げつけた所から。白髪に褐色の肌、そしてカラスの様に真っ黒な翼。そして燃え盛る背中の炎。彼女もまた転生者ではあるがその記憶は既に無い。何故なら作られた存在だから。
少女に名は無い。名を告げられる前に廃棄処分となったから。彼女は教会勢力が秘密裏に進めている人工生物の最初の成果にして失敗作。実験名は『
『
天使とは本来、純白の如く真っ白な翼で天使としての象徴である輪っかを付けているが彼女は真逆の真っ黒な翼を持った。故にこの計画は頓挫し挙句の果てには廃棄されるはずだった。しかし、偶然にも彼女は脱出しこの駒王町へと流れ着いた。そして、見つけた。異形をも簡単に倒す
しかし接触はしない。聖を見ていれば更なる進化へと続くと思い込んでいるから。
???side
日本から遠く離れた名も無き島は陥没寸前だった。島は割れ研究施設と思わしき建物も粉々に破壊し尽くされている。
「き、貴様・・・!!我らが神がこんな所業を許」
「けっ!つまらねぇ・・・。」
男はまだ喋っていた研究員の頭を獲物である金棒で潰した。身長は2メートルを超えこめかみから生える二本のツノ。筋肉質でありながらもやや細身な体。男の名は『カイドウ』。彼もまた転生者だ。
「せっかく能力を貰ったとしても振るえるのは雑魚のみ。他神話に殴り込みに行こうにも必ず邪魔される・・・。あぁ、退屈だ・・・。」
金棒を背負い、瞬時に青い鱗を持つ龍となる。彼は海賊団を率いている訳では無く
生前、暴力の世界で成り上がった彼にとって強者とはご馳走なのだ。しかしそんな強者は中々まみえない故に強者という。彼もまた聖と出会う日は近い。