これは架空のお話
このお話で起こることは決して起こりる事はない
そう、
そうなのだ
そう…信じたい
日本都内にあるとある1軒屋の2階、小さな窓から木漏れ日が部屋を照らす…ー
その部屋はとても薄暗く、その木漏れ日と机を照らすラストだけが唯一の灯りである
そしてその部屋に声が鳴り響く
電話相手 あのさぁ…君何度言ったらわかるの?
電話している男 …
こんな非現実的な内容の漫画受け入れられるわけないじゃない…
電話している男 …
今この日本は!怪物の出現やそれに伴う異常気象に、突然発明された新エネルギーによる人型兵器とか!色々起こってて!突然怪物によって死ぬかもしれないこの現実によって現実主義化が加速してて!
こんな突然現れた等身大ヒーローが怪獣を倒す漫画とか!非現実的過ぎるだろぉ?!
わかったら現実的な漫画を持ってきてくれよ…
電話している男 …そもそもあの人型
電話相手それじゃ頼んだよぉ平峯君……
ツーツー…
平峯 ………………
平峯 巨大ヒーローにしたら不謹慎 等身大ヒーローにしたら非現実的…どうすりゃいいんだよ…
電話していた男…漫画家平峯は深くため息をついた…
平峰 …コンビニ行くかぁ
てんとーんてんとーん!
いらっしゃいませ~
平峰 …おにぎりでも買うか
あのっ!
平峰 …え?
少年 平峰先生ですか!
平峰 えっえっ…そ、そうだけど君は?
少年 やっぱり!あの漫画誌の賞に作品を乗っけてた!平峰先生!
平峰 あ、ぁぁ…
少年 僕、平峰先生のファンなんです!
平峰 な、なるほど
一回賞でもうちょっと枠に載っただけでファンって…え?
少年 他にはない非現実的な漫画、面白かったです!
少年 特にあの“カラスの頭をした黒い体毛の龍“はカッコよかったです!
平峰 …なるほど
少年 よかったら、サインくれませんか!
平峰 い、いいけど
少年はそれを聞いて笑顔を浮かべるとサイン紙とマジックを出した
平峰は一応練習していた自分のサインをそのサイン紙に書き、少年に渡した
思わぬところで練習の成果が出た
少年 ありがとうございます!
そう言って、少年は商品を購入しコンビニの外に出ていった
平峰は困惑と共に出ていく少年を見つめ、商品を購入しコンビニの外に出ると…
一台の黒い車 近くにいる少年 それと話すボディーガード的な見た目の女性
女性 行きましょう、星塚さん
少年 …あぁ
女性 …くれぐれも、自分の身分をひけらかさないでくださいね…?
その女性の問に少年…星塚は冷たい声で答える、先程平峰と話していた元気な年相応の声とは真反対の、大人のような冷たい声で
星塚 …君達は僕の生活を阻害しない約束だろう?
女性 …それは、そうですが
星塚 行くぞ
女性 わかりました
偶然にも、それを聞いてしまった平峰は
もしかして…とんでもない坊っちゃんや大物と話してた…?
と冷や汗を書いた
次の日
平峰はスマホを、その中で開かれているニュース記事を見ている
平峰 そういえばこの読切新聞社って相当ブラックなんだっけなぁ…信憑性はあるんだけど
この前隣町の港町で、働いている唯一の読者であり友人が上司へのグチとともに話してくれた
政府は、他国からの人型兵器Popeパイロット開示要請により、初のパイロット公開となりました
パイロットの意志により匿名となりますが
そのパイロットがこちらです
…そのパイロットとされる写真には
昨日話した、星塚と呼ばれていた少年の写真が乗っていた
え
そう平峰が呟いた瞬間
ビビビビビビビビビビビビビビビビビビ!!!!!!!!!
Mアラート発令!
Mアラート発令!
アラートが激しく鳴り響く
街の方からも
ビビビビビビビビビビ!と各地でアラートが鳴り響く音が聞こえる
そして次に聞こえるのは慌てて家から出る音やすぐさま走り始める音
怪物出現警報…Mアラート…?!
画面には隣町の港町の港で怪物が出現したとの通報
それを見た瞬間、先程までの戸惑いの感情は消え失せ
不思議なほど冷静に、平峰は最低限の物を持ち
指定された避難所へ駆け出した
たったったったったった…
避難所へと走るさなか、持ったままのスマホに映るのはアラート発令画面、発令画面の下には生中継で映される怪物と怪物の位置情報
平峰は怪物の見た目をはっきりと見る
“『カラスのような頭をし』“
“後ろを『黒い体毛』に覆われた長い首に“
“生気のない悲しいとも怒りともとれる白い目“
“翼膜以外を『黒い毛』に覆われた長い翼“
そのような見た目をした『巨大な龍』
それを見た平峰は、その瞬間は何も思わなかった
そして
ゴオオオオオオオオオオオ!!!
突然鼓膜が破れるかと思う轟音が上から鳴り響く
空には近未来的な見た目をした白い人型ロボットが
ブースターを吹かし、巨大なライフル片手に空を飛んでいた
こちらコードネームSTAR LIGHT
間もなく怪獣ジュエリット出現地点に到達する
こちらHQ、STAR LIGHT了解
ウェポンLIFULL使用を許可します
こちらSTAR LIGHT、了解
そうこう連絡しているうちにまもなく到着地点が見えてくる
…え?
キロ…ロロロロロ…キロロロ……ロロ!
そこには、カラスの龍がいた
…こ、こちら、STAR LIGHT…ジュエリット確認……
…大丈夫ですかSTAR LIGHT?
精神状態に動揺が見られますが
…理由は任務後に話します、コードネームSTAR LIGHT、ジュエリット確認、戦闘開始する
カラスの龍は、執拗に読切者の支社を壊し、突き、破壊して、勝ち誇るようにキロロロロロと鳴き声をあげ…
キロロ……ロロロロロロォ!
こちらに気付き、威嚇する
どうなってるんだ?あればどうみても……
…
こちらは手に持った戦車砲の改造品巨大ライフルを発砲する
ドガガガガガガ!
ガンッ!ドンッガン!
残り滓が街の車や自販機を破壊する
グシャバヂャァァ!!!
一周回って爽快な肉を割く音を体から響かせたジュエリットは
キ…ロオオオオ…?!
と悲鳴を上げる…
増槽パージ!
バシュ!
人型ロボット、POPEは腰後ろについた増槽を投棄、増槽はビルを破壊しながら街に落ち…
バシュウウウウ!ボゴぉン!
POPEはライフルのマガジンを交換しながら、ジュエリットへ勢いよく着地と同時に蹴った
キロォォォ?!
ひゅおおおおおお!!!
ボチヤァァァン!
派手に水しぶきを上げて海へ落下するジュエリット
ジュエリットを蹴り飛ばしたあと、POPEは
ゆっくりとライフルを前に構え、備える
すぅー…
こぉー…
すぅー…
こぉー…
自分の息の音がはっきりと聞こえる
1
2
3
…一秒がゆっくりに感じる
そして…
すぅ…
こぉ…
!!
キィイイイロロロロロロオオオオオオオオ!!!!!!!!
落下したときより激しく水柱を上げ、怪獣ジュエリットは、天高く舞った!
ぶっ……ボオオオオオオオオオオオオオ!!!!
POPEもそれに合わせブースターを点火し空に飛ぶ
ドガガガガガガ!
ひゅううーー!!
キロロロロ!
POPEがまず後ろを取り、ライフルを連射する
ジュエリットは体を捻り、上手いこと射撃を交わし続ける
ジュエリットは急に、真後ろに旋回し
ホオォォオ!
!?
横を通るようにPOPEと接近し
左腕をPOPEの体に叩きつけ…
ひゅおおおおおおおおおお!!!!!!
ドガガガガガァァァン!
そのまま、降下し地面に激突させた!
POPEの体はパイロットにも衝撃を与えながら激突地点からガガガガと音を立て摩擦を起こし、火花を散らしながらライフルを放り出し後ろにふっ飛ばされる
カッ!ボォオオ!
ふっ飛ばされ、また激突する前に左腕のブースターを点火する
それにより体をびっくり返し、そのまま足、体とブースターを点火し空に舞い戻る
POPEは戦い方を変えジュエリットに真正面から挑む
キロロロロロロロロロロ!
3D格闘戦闘を滞空しながら繰り広げるPOPEとジュエリット
3dな空を活かし相手の下に回避し攻撃を試みたり
障害物のないことを活かし自由に動き回り相手を翻弄したりする
そして
右脚で蹴りを放つPOPE
それを上に向かって回避するジュエリット
…そしてPOPEは左腕を
自分の頭の上の後ろにやり
そのまま回避でこっちに来たジュエリットの頭に真正面からパンチをお見舞いした!
キロロロロ?!
ドゴォォォ!
怯んだ隙をのがさずジュエリットの長い尻尾を鷲掴みにし
自分の前に体を持ってこさせ
そのまま首を鷲掴みに体に膝蹴りを入れ
脇腹に首をやったかと思うと
そのままジュエリットの体をひっぱり、
ボギィぃ!
ギロロロロロロロ……?!?!
と背骨を折った!
そしてそのまま…
ブオンブオンブオンブオンブオンブオン!
ギィロォォォォオ?!
ジャイアントスイングをかまし
ギ…
ボォォォン!
そのまま海に投げ捨てた!
ロォォォォォォォォォォォォ
ボチャァァァァン!
そして
こちらHQ、STAR LIGHTへ
太陽光砲を使用してください
…了解
………カチッ
エネルギー充填70
80
90
100
115%
発射
背中の太陽光パネルに集められた太陽光を
光線へと変え
そのまま敵を焼き尽くすシステム
『POPE』
キュウイイイイン…
ズドォォォォン!
ドパァァァん!
じゅうゔううヴヴヴぅぅ!
POPEはそのままジュエリットの体を貫き“終了“させ
そのまま一瞬当たった海の場所を干からびさせ
熱量の変化で海の生物を“終了“させた
…ジュエリット停止確認
STAR LIGHT、帰還します
その戦いの映像を平峰含む大量の市民は避難所から一部、見ていた
主に怪獣ジュエリットが蹴りで海にふっとばされた所までである
それ以降は放送規制で見られていない
平峰 …コイツって…!
翌日
平峰は荷物を纏め、何かを待つようにいつでも外に出れる状態で家にいた
ピンポーンう
チャイムがなる
平峰 …今出ます
ガチャ
ドアを開けるとそこには、いかにも屈強そうな黒服の男達が3人、外には待機している黒い車も見える
黒服 ご同行願えます
平峰 来るのはなんとなくわかってました…行きます
そして平峰はそのまま黒い車に入れられ、輸送されていった
そして平峰は、警察署に連れてこられ
カツ丼食う部屋に入れられた
しかし応対するのは警察ではなく自分を連れてきた黒服とは別の黒服
黒服 えー、平峰さん
平峰 はい
黒服 こちら、昨日出現した怪獣の写真です
平峰 …はい
黒服 見覚えありますね?
見覚えがあるというか…
“『カラスのような頭をし』“
“後ろを『黒い体毛』に覆われた長い首に“
“生気のない悲しいとも怒りともとれる白い目“
“翼膜以外を『黒い毛』に覆われた長い翼“
そのような見た目をした“『巨大な龍』“
平峰 …なんで僕の漫画に出てるキャラが…?
黒服 それに関しては“局“が調査中です
黒服 平峰さん、この見た目の怪獣出現に関して心当たりなどは?
平峰 特にないですね、自分も見たとき驚ました
黒服 そうですか…
その後20分ほど身の潔白を正面するための話し合いが行われた
黒服 えー…わかりました、平峰さんが関わっているということは無さそうですね
平峰 はい
黒服 では、本日はお帰りいただいて大丈夫ですよ
ソレを聞き立ち上がる平峰
それを止めるようにかかる声
黒服 後
黒服 今回の取り調べの内容などは、口外しないでください、そして今後5ヶ月ほど、巨大キャラの創作を控えてください
平峰 ……………わかりました
そう返し、家に帰った
…家に帰りSNSを見てみる
『これあの漫画のキャラじゃね?』
『やっぱり非現実的な創作は禁止にしたほうがいいよね』
『不謹慎杉でワロタ』
『現実万歳!非現実はク ソ!』
…
『漫画誌は巨大キャラの創作を禁止すべき!!!』
……
『この平峰って漫画家、イカ れてね?』
『平峰はもう漫画書くな』
ァ…ァア…
『ク ソ峰w』
『平峰責任取らんの?マジふざけんな』
ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!
ドバッん!
はぁ…はぁ…はぁ…
気がつくとスマホを投げ捨てていた
…
ピンロロロロロロロロ
ピンロロロロロロロロ
!
電話の着信がなる
…もしも
電話相手 ふざけんなぁぁぁ!
?!
電話相手 あんたのせいで!あんたのせいで!
電話相手 あの子は…あの子はァ!
電話相手 ふざけんな!ふざけんな!もう漫画かけねぇように腕を折っ
…
〘着信拒否〙
…さっきの人…
アイツの…母親?
アイツ…死んだのか
俺…のせいなのか…?
………………………………
………………………………
………………………………
………………………………
………………………………
とことことことこ
がちゃ…ギィ…
とことことことこ
とことことことこ
青信号です…ぽっぽー
とことことことこ
とことことことこ
とことことことこ
とことことことこ
とことことことこ
とことことことこ
とことことことこ
ァァ
とこ…とこ…とこ…
俺のせいじゃない
…とこ………ウィーン……デパート初春へようこそ…とこ…とこ…
カチッ…
この腐った社会は
ごおおおおおおおお
10階です
結局
かっかっかっ…
がちゃ……
上っ面の最初と
ひょおおおおおおおおお…
かん…かん…かん…
結果しか見ない
かん…かん…かん…かん…かん…
その人に何があったか
どんな思いをしたか
かん…かん…かん…
何もわからないのに
ふおおおおおおおおおおおおお…
すぐに
かっ…
罵倒し
否定し
人の心を折ってくる
それに責任も罪悪感も感じちゃいない
…
人の不幸に社会は
初めて誰かの犠牲で真剣に目を向ける
つり橋効果
大きさ厄災があり初めて
人は団結する
POPEのパイロット、コードネームSTAR LIGHT…星塚は平峰の書いた唯一の作品が好きだった
空想はこの世で珍しく
蔑まされるが
それを気にせず公開した
その内容は
どこからともなく現れる怪獣に
異星より来た巨大な黒い最強の戦士が立ち向かい
人の過ちを正し
世直しするという物語
それはパイロットとしてしか扱われず
自由等無かった星塚にとって唯一の希望だった
ビビビビビビビビビビビビビビビビビビ!!!!!!!!!
Mアラート発令!
Mアラート発令!
ビビビビビビビビビビビビビビビビビビ!!!!!!!!!
繰り返します、Mアラート発令!
Mアラート発令!
怪獣を都内…区に確認!
POPEは直ちに出撃せよ!
怪獣にコードネーム付与!
この腐った社会に…
子供を戦わせるような社会に…
それぞれの生活を無視してその場しのぎを続け罵倒し反対するだけの目を背けている社会に…
世界最強の厄災を見せてやろうじゃないか
コードネーム…Kilo!
ぁ…ぁぁぁあ…ぁぁ…
長官!STAR LIGHTが出撃拒否を!
コードネームSTAR LIGHT!どうした!
それは首都を一瞬のうちに火の海へと変えた
次に隣の県に一瞬で移動しそこに治療不可の疫病をばらまいた
次に島国から向こうの大陸に向けて光線を放った
街が何個も消え
光線を放ったほうの反対側で光線が島国で観測された
怪獣はなぜ産まれるか
それは社会から産まれる
この社会が個人を傷つけ続ける限り
絶望は終らなく
そしてその絶望から死が生まれて
そして…
そこから、怪獣が生まれて
それに人は絶望し
怪獣から死が生まれて
目を向けることに絶望する人も生まれて
そして死が生まれて怪獣が産まれる
コレが怪獣の正体
人が目を向けて来たことの象徴であり証拠
怪獣が無くなることはないだろう
あるとしたなら
人が、消える時だ
そして世界に黒き戦士の声が響いた
ここまで読んでいただきありがとうございます!