前編を通して、TS女性による『同性愛』に含まれる描写があります。
苦手な方は閲覧を控えるようお願い申し上げます。
登場人物紹介
<カミーユ・フォレスティエ>(本名不明)
本作の主人公。スパイファミリーの世界にTS転生した元現代日本人。なんやかんやで秘密警察になったかわいそうな奴。現在18歳。職場がブラック。
上司
秘密警察としてのカミーユの直属上司。部下はいろいろな意味で大切に扱うがそれはそれとして無茶ぶりはする。顔がこわい。
<ロメオ>(ユーリ・ブライア)
国家保安局に所属する新人秘密警察。超ド級のシスコン。今のところなにも知らない(20)。
―――――――――――――――――
ユーリ・ブライアは秘密警察である。
そして、重度のシスコンである。
かつては家族4人で平和に暮らしていたが、何の因果か父を亡くし母を亡くし両親はいなくなった。幼い彼は姉がどこからか稼いでくるお金を頼りにして生きてきたが、ユーリは姉が大好きでありそれが申し訳なくて悔しかった。
そんなこともあり、暴行盗聴脅迫拷問etc……東国内にはびこる不穏分子を狩るためならなんでもありの超法規組織、国家保安局<SSS>もとい秘密警察にユーリは所属することになった。
すべてはいとしい姉の住むこの国を守るため。
そのためならば、この手を汚すことすら厭わない。
彼は姉のためなら、比喩抜きになんだってする男だった。
―――だったのだが……。
「どうぞ、ユーリさん。朝ごはんできましたよ」
小麦がやきあがったいいにおいがユーリの胃をくすぐる。
顔を上げればテーブルには見栄えのよい健康的な朝食がならべられていて、どこか遠い目をしてそれを眺めていたユーリのことをまだ眠いのだろうと誤解したのか、目の前の美しい女は質のいいマグカップにコーヒーをそそいで差し出した。
「ありがとうございます」と、お礼を言って受け取ったコーヒーは眠気覚ましのためなのかすこし熱かった。
女はそんなユーリを見やってくすりと笑うと、自身もむかいの椅子に座り朝食を取り始めた。きつね色に焼きあがった食パンはかじるととても香ばしく、おいしかったが、ユーリは口の中に広がる味覚以上に罪悪感を感じていた。
その女性の名前はカミーユ・フォレスティエ。
作り物のようにととのった顔立ちとすらりと伸びた艶のある暗い茶髪が特徴のうつくしい女性。飛び級で上級基礎学校を卒業し、18歳と若年ながら内務省に所属しているエリート公務員。
彼女の評判は首都バーリントンに住む耳のいい人事担当者なら誰でも聞きつけているくらい優秀で、うわさだが国家保安局もスカウトをしたらしい(断られたそうだが)。とにかく、とにかくだ。
(なぜこんなことになってしまったんだ……)
ユーリ・ブライアは頭を抱えたくなる気持ちでいっぱいだった。
なぜ?
なぜ自分はそんな女性と<恋人>になることになったのか。
なぜ休日の朝をともにしているのか。どうしてこんなことになってしまったのか。異性としての好意があるわけでもなく、自分の正体すら明かしていないというのに。
彼女は自分が秘密警察であるということすら知らないのに、こうして一つ屋根の下で笑顔を向けてくる。ユーリはなんだか責められているような気分になってきたので、それをなんとか隠して取り繕わなければいけなかった。
あぁ、なぜ自分はこんなことをしているのか。自分自身ですら疑問に思う。ゆえに、そうとも、もう一度言わなければならない。
ユーリ・ブライアは秘密警察である。
そして、重度のシスコンである。
すべては愛しい姉の住むこの国を守るため。
そのためならば、なんだってやる。
しかし――――――
まさか<恋人>を作る羽目になるなどとは、さしものユーリも予想していなかったのだ。
―――――――――――――――――
0.<ロメオ>なんてわたしはきいていない
<カミーユ・フォレスティエ>はTS転生者である。
そして、東国<オスタニア>の秘密警察である。
かつて21世紀の日本でのほほんと暮らしていた男だったが、何の因果かSPYxFAMILYの世界に女として生れ落ちた。平和と惰眠をむさぼる2週目の人生をと思ったが、東国<オスタニア>と西国<ウェスタリス>の大冷戦時代に生まれたのが運の尽き。
いつのまにやら、暴行盗聴脅迫拷問etc…東国内にはびこるスパイや不穏分子を狩るためなら何でもありの超法規組織、国家保安局<SSS>もとい秘密警察に所属する羽目になってしまった。
そんなわたしは二つの顔を持っている。
ひとつは内務省職員としての表の顔。
若い女の身でありながら弱冠18歳でエリートコースへと足を踏み入れた、優秀で努力家な女性の顔。
もうひとつは秘密警察としての裏の顔。
どんな任務であろうと首を振らない、よく訓練されている忠実で優秀な女諜報員としての顔だ。
どちらの顔も東国政府の公務員であり、わたしは国家に忠誠をつくしすべてをささげてきた。死にかけたことも一度や二度じゃないし、心を揺さぶられたことも多い。けれどわたしは目的のためならばなんだってする女だった。
そう、わたしは…<カミーユ・フォレスティエ>は秘密警察としての任務を達成するためならどんな汚いことだってやる。
たとえ悪夢にうなされ幻聴にさいなまれて朝日が恐ろしくなるほどぼろぼろになっていたとしても、わたしは誰にも心のうちを悟らせてはならない。もしこの仕事に辟易しているなんて内心を漏らそうものならわたしは、<カミーユ・フォレスティエ>はすべてを失うことになるのだから。
人生の振り返りなどさておこう。それよりも考えなければならないことが差し迫っているのだから。
「もういちど説明をしてもらおう、カミーユ・フォレスティエ。――なぜ、そんなことになった?」
にらみつけるようなその視線を受けて、わたしは命の危機を感じていた。恐ろしい上司の前に直立不動でたちすくみ、質問の内容を反芻する。なぜこんなことになってしまったのか。それを説明するためには、少々遠回りをしなければならないだろう。
<カミーユ・フォレスティエ>は秘密警察である。
であるが、その特異性から正体を知っている人物は秘密警察の内部でもごく少数に限られている。
国家保安局の総局長、わたしの直属の上司、そしてその限られた部下たち。両の手の指に収まる程度だ。数多くの任務をこなしてきたが、秘密警察としての公権力が必要なときは彼らがかわりに行使する。わたしの正体は偏執的といえるまでに隠されているのだ。
国家保安局は東国にて強大な影響力を誇る政府機関のひとつである。
むごたらしい東西戦争にくるしんだ政治家と軍人たちにより、ある種のヒステリーとともに立ち上げられたこの組織は、国内外に潜む不穏分子を始末するためならば超法規的な措置を行える。いわゆる“特権”だ。
秘密警察としてスパイやテロリストを見つけ出すためならば、国民を監視しようが拷問しようがそれこそ殺そうが問題ない。目的に沿う限り、保安局員は何をしても許される立場にある。
人に何をしても罪に問われない治安維持組織がどれだけの力をもつかなど語るまでもないだろう。
そして“特権”はいつの時代も人を引きつける。
利己心にせよ愛国心にせよ、動機がなんであれ秘密警察になりたい人間は多かった。ゆえに、構成員は鍛え抜かれた軍人や権威ある家柄を持つ人物、あるいは優秀な成績を収めたエリートたちに集中していくこととなる。そして、国を動かすのはいつだってエリートたちだ。晴れて東国は秘密警察たちが国民を抑えつける監視国家になった。
ここで当然の疑問が出てくる。
ではいったい誰が秘密警察を見張るのか?
答えは誰も見張らない、だ。かつては内務省が見張ろうと組織を吸収しかけたこともあった。しかし西国のスパイやテロリストに悩まされる東国政府は秘密警察の自立性を保っている。
それがこそ危険性をはらんでいると、わたしの上司たちは考えているのだ。
あらためて言おう。<カミーユ・フォレスティエ>は秘密警察である。
本人のたゆまぬ努力と恐ろしくも有能な上司のおかげで、その正体は今日に至るまで誰にも知られていない。表の顔を完ぺきに作り上げ、誰にも疑われることなく生きている。そして、裏の顔では忠実な国家の犬として困難な任務に取り組んでいる。
そしてその任務とは、秘密警察内部が信用できなくなった場合の最終防衛ライン。
<カミーユ・フォレスティエ>とは、
ゆえに、秘密警察としてプロフェッショナルである<カミーユ・フォレスティエ>は、国家保安局にとって重要なカードの一枚足りうるのだ。
その前提をふまえたうえで、わたしは理由を考えた。そして、沈黙したままたたずむ上司に向かって、おそるおそる口を開いた。
「すみません…わたしは、表の顔をがんばりすぎてしまったんです」
ことの発端は一か月前にさかのぼる。
内務省で新人としての激務をおえた日の帰り道、街頭でたちの悪いナンパに絡まれた。まばらとはいえ人の目のある往来であるというのに、酒に酔ったガラの悪い若い男たちはわたしに詰め寄ってきた。容貌のととのった若い女なら誰でもいいといいたげに、むりやりに手籠めにしようと襲い掛かったのだ。
人の目もあり表の顔を傷つけるわけにもいかなかったわたしは、「やめてください!」と叫びながらただの小娘のように振る舞うほかなかった。そこにわりこんできたのが、外務省のバッジを身に着けた若い男だった。あっというまに暴漢を追い払ったその男は、とてもかたくなった笑顔でわたしに声をかけた。
「お怪我はありませんか?怖かったでしょう。そこのカフェで休んでいかれませんか」と。
わたしは頭を抱えたくなった。
変わらない日常のなかでとつぜんに訪れた危機的状況。そしてそれを助けてくれた顔がいい男。今の状況には覚えがあった。魅力的な異性が、何らかのきっかけを用いて標的に近づき知り合いになる。わたしもよく知るとある罠の第一段階。国家保安局の諜報員たちが用いる典型的な
わたしはほんっっっとうに頭を抱えたくなった。
あぁ、わたしの勘違いであってくれればよかったのに!
ただの職業病だと笑い飛ばせればよかったのに!わたしはその男が誰なのかわかってしまっていた。困ったことにその男は、たしかに、まぎれもなく、秘密警察だったのだ!!
わたしが
あぁ!なんということをしてくれたのだろう!
この男にわたしの正体を知られてしまえば、国家保安局内部にわたしが秘密警察であることがバレてしまう。わたしの上司たちの目的は台無しになり、<カミーユ・フォレスティエ>は存在しなくなる。辛酸をなめたあの日々が、なんのいわれもなく消し去られてしまうのだ!
「つまり…内務省は保安局に影響力を持つので…わたしは出世しそうだと思われてしまったので…がんばりすぎてしまったので…若いうちから
上司は頭をかかえた。そしてたっぷりと間をおいてから、こらえきれないと言ったふうに声をしぼりだす。
「…なにかヘマをして正体を疑われたのならまだしも」とつぶやいて眼鏡をはずし、
「情報源として魅力的すぎたからなどと」と椅子から立ち上がり、
「そんな
わたしは今までのことをわすれて思わず同情しそうになった。
いや、嘘である。いい気分だった。いや、これも嘘だ。まったく他人ごとではないからだ。わたしはどちらかというと泣きたかった。そうでなくとも表の顔を取り繕うのに必死だったというのに、なんということをしてくれたのだとむせび泣きたかった。
「すみません…ほんとうにすみません…あの、続けてもいいですか……」
そう、まだ何も終わっていない。回想にふたたび巻き戻ろう。
水面下の混沌とした状況を知らないその男は、硬直したわたしの姿を見て怖かったのだろうと思い込んだ。「大丈夫ですか」と手を差し伸べてきた。わたしは正体を守るために、表の顔を完ぺきに演じ切らなければいけないと理解した。裏の顔を知られてはいけないと理解した。もはややむを得ない状況にいることを理解した。
わたしはそのままたどたどしくお礼をいい、しおらしく手を引かれ、おとなしくカフェに連れ込まれた。そして目の前の男が<ロメオ>であると知りながら、ふたり仲良く席に座るにいたることになった。とにかく…とにかくだ。
つまり<カミーユ・フォレスティエ>は…わたしは当時、危機的状況にあったということだ。
(おおおおちつくのよ、カミーユ。わたしはなにもきづいていない。引けない状況にいるのよ!)
(どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう!)
震えそうになる手を必死に抑えながら、わたしはこの男について考える。
楽しむ余裕などまるでないといった視線をさまよわせ、正体を隠す気があるのかわからない尋問めいた切り口で会話をし、緊張で身体をこわばらせながらも、なんとかこちらを口説こうと必死になっている目の前の男について。
外務省の職員として勤務しているとうそぶきながらも、本当は一年前から秘密警察に引き抜かれているはずのこの男について。はじめての
そう、わたしはこの男を知っている。
ユーリ・ブライア。
国家保安局第三局に所属する、新人秘密警察。
最愛の姉であるヨル・ブライア以外にはまるで個人的興味のない
そして
いうまでもなく
わたしはほんとうに申し訳なくなった。
ユーリにこんなことをさせてしまって本当に申し訳なくなった。なぜ彼がやってきて、こうして必死に取り入ろうとしているのか、その原因に思い当ってしまったから。
(つ、都合のいい女になりすぎてしまった…)
そう、都合がよかったのだ。
裏の顔を隠すために作りあげられた<カミーユ・フォレスティエ>の表の顔は、容姿も能力もとびぬけて優秀な若い女性。そして愛国心と社会奉仕の念にみちあふれているとくれば、まさしく女諜報員として金の卵だ。のどから手が出るほど欲しい存在になっていたのだ。
にもかかわらずなびかなかったせいだ。
内務省に入ってしまったせいだ。そこでの働きがよすぎたのだ。つまりわたしのせいなのだ。ユーリがこんなことをしなければいけなくなったのは、たしかにわたしのせいでもあったのだ!
いやたしかにスカウトは断ったけども!(だってもう所属してるし!!)
その返礼にしてはすこしばかりパンチが効きすぎているんじゃないだろうか!?
そして目の前の<ロメオ>はとことん運が悪かった。
<カミーユ・フォレスティエ>を堕とせるのは、ユーリ・ブライアをおいてほかにないと周囲を誤解させてしまったのだから!
異例に若い20歳の保安局員。顔立ちも整っており人懐っこさもある。新人でありながらも仕事をなんでもこなす優秀さと執念強さを持っている。そして表の顔はいまだに外務省勤務であり、互いに愛国心をもって国家につくす人生を歩んでいるとなれば、もはや彼以外に人選はない。
もし<恋人>にうまく収まることになれば、内務省の機密情報を得られるようになるかもしれない。<カミーユ・フォレスティエ>は優秀であり、のちに大物になるのだとすれば、
ゆえにこその本気の人選。
火遊びでなく本気で将来を考えさせるための“
それにメリットは<ロメオ>にもある。
内務省でばりばりと仕事をこなす<カミーユ・フォレスティエ>は<恋人>の正体を疑う時間など持ち合わせていない。そしてお互いに国家機密をあつかう関係上、言えないことに踏み込んできたりもしない。外務省に所属していると偽っているユーリ・ブライアのカムフラージュ先としてはまさにぴったりだ。ユーリ本人がたとえ乗り気でなかったとしても、強いるだけの価値はあった。
つまり、国家保安局はすばらしい判断をしたのだ。
わたしが男に惚れることはないという前提にさえ目をつぶれば、すばらしい判断をしたのだ!
内務省の将来有望な新人に、保安局の将来有望な新人をあてがった。そして若いうちから取り入らせて効果が最大になったタイミングで裏切らせる。おいしい情報源をみつけた際のやって損はない“甘い罠”を、彼らは当然にしかけてきただけのこと。
つまり、つまりである。
国家保安局が情報源を見逃さない有能であったばかりに。
ユーリ・ブライアが優秀で条件をみたしていたばかりに。
<カミーユ・フォレスティエ>の表の顔が完ぺきすぎたがゆえに。
<カミーユ・フォレスティエ>の裏の顔が隠されていたばかりに。
わたしたちはこんな茶番を演じなければいけなくなったのだ!
「…カミーユさん?どうかしましたか?」
ついまじまじと顔を見つめたまま考え込んでしまった。
自分がなにかやらかして疑われたのではないかと焦ったユーリは、不安をにじませながらこちらをうかがってくる。
「あ、い、いいえ!? その、えーと…か、かっこいいお顔だなぁーと思いまして」
正体を知っていると勘づかれたくなくて焦ったわたしは、思わず適当なことを言う。
あぁ、<ロメオ>よ気が付かぬはあなたばかり。無茶ぶりに健気に答えようとする
((あぁ、どうしてこんなことになってしまったんだ……))
くしくも二頭の国家の犬は思考を一致させ、これからどうするべきか頭をまわす。
メリットとデメリットを脳内にぶちまけて、リスクとリターンをはかりに乗せる。どうすれば任務を達成できるか考える。どれだけやりたくなかったとしても、たとえそれが不本意でも、国家のためになら我を殺す。なぜならば、それが秘密警察というものだからだ。
そしてわたしは覚悟を決める。
たとえ自分の意志に反していても、たとえそれが無茶だったとしても、目的のためならばなんだってやる。それが、<カミーユ・フォレスティエ>の生き方だからだ。
(相手を騙すことがつらくても、トラウマを抉られたとしても、目的のためならばなんだってやる。わたしは、<カミーユ・フォレスティエ>なのだから)
そして<カミーユ・フォレスティエ>は―――――
「あの、ユーリさん……」
気まずい沈黙をやぶるように、<カミーユ・フォレスティエ>が声を出す。
ちらりとユーリの顔を盗みては顔を赤らめて、どこか躊躇をにじませながらもボールペンを取りだしコースターの上に走らせる。そして薄紅色に染まった顔でわかりやすく好意をしめしながら、おずおずと<恋人>にそれを差し出した。
「その…よかったら…またお会いしてくれませんか」
ユーリはどぎまぎとしながらそれを受け取った。そして、それに書かれた住所と電話番号をみて驚愕し、安堵する。目的が達成されたことに喜びをにじませながら、<恋人>にむかって返事をした。
「ぜひ、ボクでよろしければ」
そして互いが互いを騙しあい、秘密警察たちは<
<カミーユ・フォレスティエ>の目的は、<恋人>を演じてユーリを騙しつづけること。
ユーリ・ブライアの目的は、<恋人>を演じてカミーユを騙しつづけること。
ふたりは互いの正体を隠しながら、目的のために偽りの恋人関係を保つことになった。
これがわたしたちの第一遭遇。
18歳になった<カミーユ・フォレスティエ>と、<恋人>になったユーリ・ブライアのはじめての邂逅、
すなわち―――
わたしの
((――正体を漏らすわけにはいかない))
とりあえず、コーヒーはおごってもらった。
…そういうことがあったのだ。
「つまり…
「そういう…ことになりますね……」
震え声で終えた報告に帰ってきたのは、深い深いため息だけだった。
秘密警察のなかの秘密警察が秘密警察に秘密警察されて…秘密警察ってなんだよ(困惑)
<ロメオ>は産業スパイとかで今もふつうあるらしいです。
今回は仕掛けられるがわだけど仕掛けるがわのTSハニトラメス堕ちものぜったいえっちだから誰かかいて(他力本願寺)