元帝君の友人になった男の話   作:じーじー

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崩壊スターレイルやってました


踊るか、スカウトを受けるか、食事に行くか

 

 

ニィロウは、なんだか〔のほほん〕とした性格である。

 

「いっただっきまーす!」

 

今日も今日とてニィロウは食べる。

ちょっとのほほんとし過ぎかもしれないがそれも彼女の可愛さの一つだろう。

 

「うーん、次はどれにしようかな~」

 

いや、食べ過ぎだって。どんだけ食べるんだ。え?嘘だろ?もうスイーツ11個食べ終えたのか?一人で?もうこれ踊り子じゃなくて掃除機だろ。

 

「んー!おいしい…!」

 

あー、駄目だこれ。この可愛さを前に我々人類は無力だわ。たまんねぇわ。

キャラの待機モーションを一日ずっと見ながら休日を終えられるわ。

声も見た目も性格も全てにおいてニィロウに隙はないわ。

 

そんなニィロウが自宅に帰ると、とある男から手紙が届いていることに気付く。

 

「あ!シュウさんから手紙が届いてる!わぁ…!一緒に香水も送られて来てる!シュウさん元気かなぁ…。そうだ!明日から一週間休みだから、シュウさんの家に行こう!うん!すぐに準備しよーっと!」

 

ニィロウは…良く言えば行動力がある。決めたことはすぐに行動するタイプだ。

はーそれにしても可愛い、結婚しよ。

 

「サプライズってことで、シュウさん喜んでくれるかな!」

 

それはもはやサプライズの域を超えている。

残念ながら彼女にそう言ってあげる人は居なかったのであった。

 

 

『それでも私は踊り続けたい。応援してくれる人達を笑顔にしたいから。私を笑顔にしてくれたあの人のように!!』

 

 

ニィロウは人々のために踊り続ける。

自身の願いのために。

そんなニィロウの休息が始まろうとしていた。

 

 

 

 

_____________________

 

 

 

 

凝光と再会してからおよそ一週間が経った。

あの後、色々な調査が行われた結果…かなり鍾離への疑いも晴れてきた。

鍾離から聞いた話だが、なんでも凝光が近々鍾離と話をしたいらしい。

それも俺を挟んで。

 

『いや、なんで俺?』

と思ったが、鍾離曰く

『「鍾離様はあまり気にしてはおられませんが…その座から退いたとはいえ、やはり元岩神としての立場を考えると恐れ多いのだと思われます」と魈に言われてしまった』

とのことだ。

『確かに財布を持ち歩かないところ以外は岩王帝君の雰囲気が抜けきってないからな鍾離は』

と、納得してしまった。

 

さて、俺は今日から一週間は冒険者としての活動はお休みする。

というのも、凝光から鍾離との面談の件を依頼として出されてしまったのだが…その報酬金額が信じられないほどの量だったのだ。

 

その依頼を見てすぐさま、一部の人にしか教えていない法力を用いた通信機を使って凝光に連絡を取ってみたところ…。

『貴方は宝盗団の指名手配されているグループを何人も撃退、確保しているのよ。表彰されて目立つのが嫌だろうと思って、私なりに気を使ったの。ああ、それと。今度一緒に食事に行くから準備しておきなさい。言っておくけど、もう予約は取ってあるの。楽しみね。』

と言っていた。

 

いや、あのね。

天権と飯食いに行く方が目立つのよ。

また、その時に凝光から言われたのだが。

刻晴が俺のことを独自に調べ続けているらしい。

というのも、なんと俺を自分の部下にしたいのだとか。

ものすごく嫌だ。

七星のとこで仕事してたら俺は過労死してしまうわ。

現在は昼前。

とっとと刻晴に見つからないようにモンドにでも隠れとこうかなと考えていたタイミングでドアを叩く音がした。来客である。

「今出ます」そう言いつつも『誰だろうか』と思いながらドアを開ける。

最も誰が居るかを知っていれば、絶対に開けなかったであろうが。

 

「あー!シュウさん居た!良かったぁ…。久しぶりだねシュウさん!遊びに来たよ!…え?どうしたの?なんで扉を閉めるの!?ちょっと、シュウさん!?あーけーてーよー!」

 

思わずそっとドアを閉める俺。

幻覚だったかもしれないともう一度ドアを開ける。

 

「あら、貴方もこの男に用があるのね?私は刻晴、璃月七星の…え?七星って何かって?七星っていうのは璃月七星と呼ばれている…え?もっと簡単に?……この国の…そうね…この国の偉い人よ!」

 

な ん か 増 え て る。

あー、これ俺疲れてんだわ。これは一回昼寝しないと駄目だわ。そう思いドアを閉めようとする俺。

そのドアを〔ガッ!!!〕と手で押えて来る3人。

…ん?3人?一人増えてない?

 

「私も居るわよ?今度の外食の予定を決めておくのに通信機じゃ逃げられるでしょう?」

 

これはこれは、天権様までいらっしゃられましたか。

 

「シュウさん!遊びに来たよ!」

「逃さないんだから。絶対あなたのことを色々とおしえてもらうから覚悟しなさい!」

「私のオススメの店があるのよ。もちろん、聞くわよね?」

 

『あーこれ俺の休日終わったか?』

俺はそんなことを思いながら、ドアを渋々開けるのであった。




アルティメット不定期ではありますが投稿はしていこうかなと
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