ハリー・ポッター -Harry Must Die-   作:リョース

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二巻の「秘密の部屋」時点での変更点やら独自設定やらをまとめました。(遅い)
登場人物の中には私の脳内設定で挿絵がありますけれども、ご自身の想像を壊したくない方はどうぞ気にせずスルーしてください。


秘密の部屋・変更点

 

【原作との大きな変更点】

 ハードモードとするにあたって原作から変化した要素。

 場合によっては今後に大きく影響する部分もあるため表記。

 

 

・死ねばホグワーツ行かなくなるんじゃね?

  ドビーによる妨害が過激化。それによって不必要な怪我を負い、

  ハリーがドビーへ抱く感情が原作よりもマイナス方面へ。

・ウィーズリー家でのお泊りが消滅。

  よってノクターン横丁へも行かない。ボージンの店も行かない。

・九と四分の三番線へ行けないのはハリーだけ。

  フォード・アングリアの奪取イベントが消滅。アラゴグからの逃走手段が消滅。

・セドリックの登場が原作よりも早い。

  親しさもアップ。器が大きいのでハリーのように過激な女性でも受け入れられる。

・ロックハートのウザさがレベルアップ。

  ハッキリ言うとこれ自体に意味はまったくない。

・ハリーがセクハラ被害に遭うように。

  少しずつ女性としての魅力が出始めたので、仕方ない(?)。

・ホグワーツで流行る風邪の規模が原作よりも拡大。

  原因はヌンドゥのマギウィルスだったが、老衰死寸前のため弱体化していた。

・ハリーはポリジュース薬の制作に関わっていない。

  入院に次ぐ入院だったため仕方ない。

・マルフォイパパも強化。

  死喰い人として登場した場合、とんでもない強敵になる。

・空飛ぶ車がないため、アラゴグからの逃走が自力になる。

  『身体強化呪文』がなければ死んでいた。

・ハリーが原作よりなぞ解きをしていない。

  入院に次ぐ以下略。

・秘密の部屋の怪物にヌンドゥが追加。

  この時点では老衰している事など知らないため、絶望感がヤバい。

・ロンの杖が折れていないため、ロックハート戦が発生。

  怪物を斃した魔法戦士を倒す程度の力はあるため、そこそこ様になる戦闘だった。

・ヌンドゥ撃破。

  一戦だけでライフポイント尽きかけ。更にポケモンでいうどくどく状態。

・クィレル再登場。

  賢者の石ラスト時点のまま。そして戦闘の後、リドルの養分と化す。

・ジニーが片目喪失。

  ポンフリーが一晩で直してくれました。しかしメガネが必要なほどには視力が低下した。

・ハリーにバジリスクの視線が効かない。

  継承者だから、とバジリスクは説明しているが真偽は不明。

・バジリスク生存。

  蛇好きだから仕方ない。同時にゴドリックの剣未登場のため、ネビルが危険。

・ハリーからドビーへの好感度変化。

  ハリエットは原作ほど聖人じゃないので、苦手意識だけが残ってしまった。

 

 

【独自設定】

 深く考える必要はなく、だいたい語感の通り。

 細かい設定なんて考えてられっかよ! 前回の使い回しもあるよ!

 

 

魔力反応光

 杖先から飛び出る光のこと。魔法反応光とも言う。

 人体から生成された魔力が魔法として外気に触れる際に起きる反応。

 要するにだいたいの場合この光が当たれば、魔法が作用する。

 威力を拡散してスプレー状に射出するなど、術者の裁量でいくらか融通が利く。

 

魔法式(プログラム)

 何であろうと魔法を使う際には、プログラムをしっかり組んで発動する。

 杖の振り方、呪文の発声、原理を理解しているかどうかなど。

 これの組み方に問題があると、魔力暴走で不発になったり爆発したりする。

 

魔力枯渇

 読んで字の如く、体内で生成される魔力が不足に陥ること。

 この状態でも搾り取るように魔法を使うことはできるが、不快感や頭痛などが生じる。

 頻繁にこの状態になると、脳がリミッターを設けて突如魔法が使えなくなる症状が起きる。

 

魔法空間

 読んで時の如く、魔法で造られた空間のこと。

 中身がどこに繋がっているのか、この亜空間は一体何なのか、一切解明されていない。

 ハッキリ言って意味不明な不思議空間であるが、便利なので流通している。

 要するにゲームでいうアイテムポーチだとハリーは思っている。

 

 

 

【オリジナルスペル】

 ハードモードにするにあたって、呪文も追加。

 なお、原作で呪文が出なかっただけの魔法も一応オリジナルとして表記しておく。

 ハッキリ言ってしまうと『フリペンド・ランケア』が強すぎた気がする。

 けど多分闇の勢力から見たら児戯。

 

 

「マキシマム・ドー・ラムカン」(初出・17話)

・物体を支配下におく呪文、のつもりだった。ドラム缶と新車は爆発するもの。

 ロックハートの創作呪文。魔法式すら組まれていないため、失敗して当然。

 

「リマークス・ウォメレ、ナメクジ喰らえ」(初出・18話)

・ナメクジを吐く魔法。子供向けの簡単な攻撃呪文だが、結構厄介。

 元々魔法界にある呪文。簡単な魔法薬で癒えるが、ナメクジを一〇〇匹吐いても終わる。

 

「プロテゴ・オブリビエイト、忘却の膜よ、我を守れ」(初出・22話)

・忘却呪文を身にまとう魔法。生身相手には無敵を誇るが、強度は普通の盾の呪文程度。

 ロックハートの創作呪文。彼の人生の集大成といってもいい傑作。

 

「オルクス、見通せ」(初出・23話)

・目に魔力を集中させて遠見を可能とする魔法。

 元々魔法界にある呪文。一年生で習う基礎的な呪文。

 

「ソムヌス、眠れ」(初出・23話)

・睡魔を増幅させる魔法。当然ながら生物以外には効果がない。

 元々魔法界にある呪文。一年生で習う基礎的な呪文。

 

「ドロル・ドロル、苦悶せよ」(初出・23話)

・単純に苦痛のみを与える魔法。これをもとに《磔の呪文》が考案されたとされる。

 元々魔法界にある呪文。若干闇の魔術寄りな特性を持つ。

 

「シレンシオ・ミー、音喰らい」(初出・23話)

・動作により発生する音を消す魔法。中世フランスで排泄時の消音のため開発。

 元々魔法界にある呪文。昔は壺に用を足す時代だったので必須とされた。

 

「ランケア、突き刺せ」(初出・23話)

・刺突魔法。杖に硬質化した魔力を螺旋状に纏わせて、槍と化す呪文。

 元々魔法界にある呪文。魔力をランス状に固めて使い捨てることも可能。

 

「ディアグノーシス、全身診断」(初出・23話)

・自分の体調を確認する魔法。病巣の早期発見により魔法族の平均寿命が伸びた。

 1942年、アルバス・ダンブルドアが開発。

 

「モルブスサナーレ、病よ癒えよ」(初出・23話)

・軽い体調不良を治す魔法。寝不足や眩暈程度なら綺麗さっぱり。

 1975年、マダム・ポンフリーが開発。

 

「フェブリスサナーレ、熱冷まし」(初出・23話)

・風邪の症状を軽くする魔法。微熱程度ならば完治する。

 1971年、マダム・ポンフリーが開発。

 

「レウァーメン、鎮痛せよ」(初出・23話)

・痛覚をシャットアウトする魔法。痛みを感じなくなるため、少々危険。

 元々魔法界にある呪文。聖マンゴではなるべく使わないよう勧告している。

 

「ディキペイル、寄越せ」(初出・14話)

・《簒奪の呪文》。視覚情報内に在る指定したモノを奪う魔法。内臓や魔力なども可。

 1982年《許されざる呪文》に登録。暗黒時代、ベラトリックス・レストレンジが開発。

 

「フリペンド、撃て」(初出・ゲーム全作品)

・射撃呪文。死の呪文にお株を奪われる前は、ごく一般的な殺人の方法だった。

 元々魔法界にある呪文。ゲームでは主に学友や善良な市民に向けられる。

 

「フリペンド・ランケア、刺し穿て」(初出・24話)

・投槍呪文。刺突呪文と射撃呪文を合成した、貫通力に優れる魔力槍を射出する魔法。

 1992年、ハリエット・ポッターが開発。螺旋状に回転する事で殺傷力もあげている。

 

「アペィリオ、抉じ開けろ」(初出・24話)

・対象を無理矢理開く魔法。鍵に限らず、閉じられたものなら全て対象になる。

 トム・リドルの創作呪文。解錠呪文の改悪。普通に施錠された扉に使うと壊してしまう。

 

「プレヘンデレ、捕縛せよ」(初出・25話)

・対象を捕縛する魔法。対象周囲の捕縛できる何かが反応して対象を縛りつける。

 元々魔法界にある呪文。魔力反応光が極微弱なため気付かれにくく、実戦向き。

 

「セデム・ムータレ、寄生せよ」(初出・25話)

・《寄生の呪文》。対象を別のものに寄生させる魔法。

 元々魔法界にある呪文。埋め込む際には、たいてい無言呪文で使われる。

 

 

 

【大きな変更のある人物】

 彼らは基本設定はそのままに、生い立ちや性格に手が加えられています。

 前回紹介した人は概略のみ。

 

 

ハリー・ポッター (Harriet Lily Potter)

 本作の主人公。世界的大犯罪者ヴォルデモート卿に命を狙われるも唯一生き残る。

・女性として成長の兆しを見せ始めた。外見は、まだたいして去年と変化なし。

・ヌンドゥを倒すなど、普通の大人の魔法使い程度なら難なく勝てるレベル。

 

【挿絵表示】

 

 

ロン・ウィーズリー (Ronald Bilius "Ron" Weasley)

 ハリーの親友。ウィーズリー家の六男で、例に漏れず赤毛のっぽ。

 

ハーマイオニー・グレンジャー (Hermione Jean Granger)

 ハリーの親友。マグル出身。一年生時での主席。

 

ドラコ・マルフォイ (Draco Lucius Malfoy)

 ハリーと同学年の男子生徒。ハリーのライバル的存在。

 

ヨーコ (Yoko)

 本物語オリジナル。ホグワーツの屋敷しもべ妖精で、女性。

 グリフィンドール寮の女子寮清掃の担当。夫は蛇寮掃除担当のジョン。

・一般的な屋敷しもべ妖精としての役割を担う。ドビーはあまりにも逸脱しているので、彼女のよな屋識しもべも必要だと判断した。

 

ギルデロイ・ロックハート (Gilderoy Lockhart)

 二年目における、闇の魔術に対する防衛術の教授。ハンサム。

・原作と違ってハンサム魔法戦闘についてはそこそこ出来るようにハンサム。

・しかし末路は原作ハンサムと同じで、ハンサムに記憶を失ってハンサムでハンサムした。

 挿絵についてはハンサムにハンサムなハリーの所を御照覧あれ。

 

クィリナス・クィレル (Quirinus Quirrell)

 ホグワーツ教授。スキンヘッドに、ぼろぼろに崩れた肌と銀と赤の血液。

・前作から生き残り、再びハリーの前に立ちふさがる。復活怪人は雑魚になるの法則は当然ながら彼にも当てはまった。もはや人間という種族からは逸脱していたものの、ハリーにとって初めて殺した人物となった。

・二年生時は、リドルのために生徒たちの生命力を集めていた。風邪引きが多かったのは、彼によって体力が低下していたため。本人は自分のためだと最期まで思いこんでいたので、ある意味では幸せだったのかもしれない。

 

トム・リドル (Tom Marvolo Riddle)

 ハリーの仇敵。英国魔法界の歴史上最悪の犯罪者、になる少年。

 未来のヴォルデモート卿であり、学生時代の姿を記憶として残した《残滓》。

・原作と違ってかなり弾けた性格であり、外面はよくても家の中では独り言を叫びながら本を読んでいるような子供だった。残虐性も原作よりアップしており、ハリーを嬲り殺してダンブルドアの前にハリーの死体を放り込むつもりだった。

・最期は何かを悟ったような顔で死を迎えるも、どこか怯えた様子だった。

 




二巻時点での抜けた部分がありましたら(そこまで読んでる人いるのかしら)、どうぞご指摘ください。
まさかここまで遅くなってしまうとは……全ては描きにくいハンサムが居たから。俺は悪くねぇ! 絶対に許さねぇぞヴォルデモート!
とにかくHMDにおけるバランスブレイカーは『身体強化呪文』です。映画で光の玉になって戦っている謎演出をどう表現すべきかと思った結果、思い付きでこんなことになりました。これでもっとスタイリッシュに、もっと苛烈なアクションができます。やったねハリーちゃん!

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