後編は早めに投稿するのでしばしお待ちを……
ぶっちゃけ原作への侮辱じゃないかと悩みながら書いてます。
どのみち駄作だし、見る人はいないから良いか……()
反応次第でアニメを参考に続き出すかもしれない。
どのみち続かないッスね……
オルガ・イツカは前世の記憶を持っている。
そして、自分は死者であるはずだと自認している。
オルガ・イツカという人間の生は、ヒットマン達に撃たれたあの時終わりを迎えた筈だったのだ。
それなのに、どうしてだろうか?
自分はいつの間にか別の場所にいて、今のうのうと生きている。
団員達を守るのが団長、そう自分に言い聞かせ、家族たる皆にも伝えていたその言葉を反故にして一人、生き残っている。
それでも、何も分からぬまま再び死ぬのだけは嫌だった。
だから、オルガ・イツカは自分を拾ってくれた苺プロダクションの斎藤壱護に恩を返すために働いている。
書類仕事から現在、大人気アイドルグループ【B小町】のセンターを陣取る星野アイの護衛まで何でもこなしていた。
その大柄な体格と目付き、その雰囲気が護衛役には最適だったからだ。
そうして仕事をしている内に、オルガは気付いた。
この世界は少なくとも厄祭戦より前の世界、もしくは別の世界なのだと。
酒に弱いくせに酒に溺れたり、一時自殺しようかと血迷ったがオルガは周囲からのフォローの元、立ち直っていった。
そして、また護衛として、ついでに荷物持ちとして食材を買う星野アイの後ろに付いて不審者がいないか見張っている時、突然アイは崩れ落ちた。
「星野さん!?」
「だ、大丈夫!ちょっと立ち眩みしただけだから……」
というアイだが、顔は少し青褪めていてしかも吐きそうな顔をしている。
オルガはこういうときにどうすればいいのか分からない。
分からないがとにかく医者に見せなければならないと感じた。
だが、現代社会で生まれて成長した訳では無いオルガには救急車の呼び方なぞ知らぬし、肝心の携帯とて必要だからとそう多くない貯金を崩して買ったガラケーである。
よって、オルガは苺プロの社長の壱護に電話するという答えに至った。
後に、良い意味で知識がなくて良かったとオルガはそう振り返るがそれはさておき。
結果から言うと星野アイは妊娠していた。
流石にプライベートという物があるので、オルガとて彼女の家に入り込んでまで護衛をしたり、トイレまで付き添う、なんていうのは非常識である事は理解している。
その腹を見せられるまでは壱護から聞かされたアイドルのあるべき姿故にそんなまさか、と思っていたが実際に見せられると認めるしかなかった。
アイに父親を問えば黙秘。
父親不明、それ故に最初に疑われたのはオルガだった。
だが、オルガは女性とのそういう経験は皆無だし、そもそも女性への免疫が全く無い訳では無いが恋愛関係に関しては完全に初心である。
アイも違うと言ったので、ひとまずオルガは疑いが晴れた。
しかし、問題は既に膨れているそのお腹をどうするかであった。
社長である壱護は、即座に星野アイの体調不良による活動停止を発表したがそれでもアイドルオタクというのは面倒な人種が多い。
裏切られたと勘違いも甚だしい感情によって応援していたアイドルを殺す、火星のスラムで過酷な生活を強いられていたオルガにとって、そんな人の死に方は珍しく思えたがオルガとてこれから生まれてくるだろう新しい命と母親になるアイが殺されるなど御免である。
だが、アイのお腹を撫でるそんな姿が鉄華団の団長をしていた時のあの光景が思い浮かぶ。
アトラ・ミクスタ、オルガの相棒であり鉄華団のエース三日月・オーガスの子を孕んだ小柄な少女。
その彼女と姿が重なったのは必然とも言うべきか。
オルガは彼女を一層守り切ってみせると、意気込むのだった。
星野アイの妊娠が発覚してから数ヶ月。
更に大きくなったアイのお腹は、双子故に余計に大きく見えた。
入院し、医者の吾郎先生に色々と世話になりながらオルガは妊婦への対応の仕方などを学んだ。
オルガは無知なだけで頭は悪くない。
現代社会においては非常識な事もしばしばするオルガであるが、それでも周囲からのフォローでそういった部分は修正されている。
なんなら時に星野アイにも突っ込まれる時があるくらいだ。
まあ、それはさておき出産が近付き、オルガは書類仕事を手伝いながら子供が生まれたあとの事を彼なりに考えていた。
ライド達のように喋れるわけでも、自分で考えてくれる訳でもない赤ん坊。
本などを読み漁り、周囲、特に社長の壱護からは父親気分かよ!とツッコまれたりしたが。
だが、出産が始まり、終わればそんなことは一旦脇に置かれ新たな命の祝福をするのである。
だが、その日から担当医だった吾郎が行方不明となった。
オルガは探した。
義理堅いオルガは、彼の行方を探した。
アイの事情を知りつつ、それでもアイを嫌悪することもなく彼女と関わってくれたことに感謝していたから。
そして、オルガは吾郎の遺体を見つけた。
「吾郎さん……」
死んでから数日経っているせいか、吾郎の遺体は異臭に包まれていたがオルガにとってはかつて慣れしたしんだ臭い。
オルガは彼の遺体を抱えて彼を弔うと同時に、犯人を絶対に見つけ出すと誓ったのだった。
そして、双子との新生活が始まった。
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