星の子と鉄の散華   作:単眼駄猪介

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今まで貰ったことのないくらいの短期間の反応数でとりあえずエンジン全開で行くしかないんだよなぁ、これが!

タイトルから察せられる通り、生存ルートです。
皆様、お手元に石などがないようご確認ください(意味深)

それにしても異世界オルガも寂しくなったのう……
百年は持たせなきゃ(え、)




オルガ・ザ・コンテニュー

 

オルガ・イツカはフワフワとした感覚からずっしりとした感覚に戻る。

まるで、いや何度か体感した無重力の宇宙から重力のある地球に降り立った時のように。

 

「………俺、は…」

 

「オルガ!」

 

目を開ければ視界満面に広がるアクアとルビーの顔。

 

「よがっだぁぁ!」

 

「団長……!」

 

ルビーは泣きじゃくり、アクアは緊張していたのだろうか、糸が切れた人形のように椅子にガタンと座り込む。

 

「生きて……るのか」

 

オルガはその事実をまだ自覚できず、呆然とする。

双子に付き添っていたミヤコは、ドクターコールしていたがオルガは双子に問い掛ける。

 

「アクア!ルビー!アイは!ドームライブはどうなった!?」

 

彼の問いに双子は顔を一瞬相方に向けるが、すぐに二人は答えた。

 

「今、丁度やってるよ」

 

「ほら、そこに」

 

ルビーの指さした先には据え置きのテレビ。

その画面には、日本のアイドルといっても過言ではない星野アイが率いるB小町がドームでライブをしていた。

 

「ママ、最初は無理とかできないとか言ってたけど今、頑張ってライブしてるんだ」

 

「母さんに良い報告ができるよ、団長」

 

「あ、ああ……そうか……なら、良かった……」

 

ようやく、現実を理解し、オルガはそれを噛み締める。

 

「良がっだ……ッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後、リハビリの後退院となったオルガは星野アイと久しぶり……というには短いが再会を果たしていた。

 

「ご無事で何よりです、アイさん」

 

そう言うオルガだが、当人は何も答えず彼をハグする。

 

「……バカ」

 

とだけ言うアイに双子はニヤァとしている。

オルガはそんな彼女にあたふたとしつつ、アイドルがこんな公衆の場でやるなと言うがアイはそれでも構わずハグし続ける。

そこにいるという証を、しっかり確認するために。

 

 

さて、少し話はそれるがネット、メディア関わらずアイが襲われてそのボディガードが負傷した事件は世間に大きな話題を呼び寄せた。

やらせだの、嘘では?とかいう奴等も極少数いたがその説が長生きする筈もなく。

天才アイドル星野アイを死守した男の中の男として、オルガ・イツカは大きく話題になった。

悪性のファンはオルガを貶したり、オルガを嫉妬したりとマイナス方面の感情が主だったが心ある善性のファンは彼を褒め称えた。

現実と理想をしっかり分けることのできるファンは、アイの「愛している」や「大好き」の言葉は歌詞の一つだと理解しているし、そうでなくても彼女の輝く姿に惹かれたのだ。

ファンとして彼女を応援する事自体が誉である。

等という、侍じみたことを言う渋いお兄さんがいたりいなかったりとか。

とにかく、ネットの総評としてはアイを救った恩人であることには変わりはない。

故にメディアからの取材や、知る人物がオルガの写真を撮るのはまあ当たり前な反応であるだろう。

 

「団長さん!写真お願い!」

 

「ん?ああ…わかった」

 

双子の知り合いの子供を主にツーショットを求められたりと人気である。

この世界の平和な日々だ、そう思っていたオルガ。

だがアイツらもこの世界にいたら、と鉄華団の皆の事もまた思い出す。

そんな彼の思考を咎めるかのように、吹き飛ばされた。

 

「え?」

 

視界が目まぐるしく動く。

いや、自分が動いていているのか。

そこまで思考が動くと、すぐに痛みが足からやって来る。

 

「グゥァァァァァァッ!?」

 

そして全身にも大きな衝撃を与え、オルガの呼吸を一瞬止める。

 

「な、んで……!?」

 

あまりにも唐突、唐突過ぎた。

ただ理解できたのは、リョースケというオルガを刺した男と、アクアに似た男。

視界を動かすことはできず、目元や顔立ちも先程のダメージで霞んでいる。

痛みによる涙がこんなにも邪魔だとは思わず、激しく瞬く。

 

「……………」

 

「はっ!ひっ!ヒャハハ!」

 

リョースケのしてやったり、を体現するかのような笑い声と共にオルガの意識は消えゆくのだった…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぬぅあぁぁぁぁぁっ!?」

 

ネットミームになりそうな起き上がったオルガは、その直後に脇腹の鋭い痛みに顔を歪める。

 

「グッ……」

 

訳が分からない。

なんだ、あれは。

パニックになったオルガは思考が滅茶苦茶になっているのを自覚しながら、しかしその動揺を現すようにあっちこっちと目を向ける。

 

「「団長!」」

 

「オルガ君!?」

 

「オルガッ!」

 

そんな彼をハグで出迎えたのは壱護、アクア、ルビー。

見ていたミヤコは歓喜と驚愕の混じった顔で、喜ぶ。まあ、驚きの方が成分多めだが。

そして、彼等とは別に落ち着いている星野アイは静かに、しかし喜びの感情を堪えきれない様子でオルガに告げる。

 

 

 

 

「おはよう」

 

 

 

その言葉にオルガは呆然としつつ、しかし反射的に答えた。

 

 

 

 

「お、おはようございます…」

 

 

 

 





ぶっちゃけるとワイの純推しの子二次創作のネタの限界は近い……
すまないが、皆の票をくれ。

あ、岩とか石は投げないでね?()

他作品ブチ込んでもいい?良いよなぁ!?(悲鳴)

  • やってみせろよ、駄戦士!
  • ヤメロォ!モウヤメルンダッ!
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