ソードアートオンライン《scarlet swordman》   作:インフィニティ

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ご愛読してくださっていた読者の皆様。
更新が遅れ誠に申し訳ございませんでしたァァァァァ
では、久々で文章がめちゃくちゃかもしれませんが
ついに回想編《aincrad》が終わりを迎えようとしています。どうぞ!!!


緋色の魂《scarlet soul》

「、、と、これがリズとの出会いだな。」

俺は、背もたれに体重を預け上を見上げる。天井には名前は知らないおしゃれな建物によくあるプロペラのようなものがくるくると回っている。

ダイシーカフェのゆったりとした雰囲気につられまぶたが下りそうになるがそれをぐっとこらえる。時計を見ると今は夕方の五時だ。五時間であの城での二年間のほとんどを語れたのなら上々ではないかと勝手に自己満足する。

「へぇ、、、いつも思うけどあんた女の子からの第一印象、いつも《デリカシーがない》よね。」

詩乃は辛辣な言葉を浴びせてくる。

「好きでそうなってるわけじゃねえよ、、」

ふと詩織のほうを見ると、完全にまぶたが下りていた。

どうやらSAOもといALO一の情報屋でも睡魔には勝てなかったようだ。

「じゃあ涼夜、アインクラッドの最後を話してもらうわよ。」

「そうだな、それじゃあ話そう。初代アインクラッドの最後とその世界を誰よりも愛した男の最後を。75層攻略の時だ。」

 

______________________________

 

七十五層 迷宮区 ボス部屋前

 

「皆の者、いよいよ75層攻略戦だ。どうやらこのボス部屋は入れば離脱は不可、結晶も使えないこれだけでも相当厳しいがここはクォーターポイントだ、必ずボスの戦闘力自体もすさまじいものだろう。」

俺たち攻略組の先頭に立ち指揮をとるのは血盟騎士団団長。《神聖剣》のユニークスキルをもつヒースクリフ。

 

今回のレイドの中にはアスナやキリトはもちろん、クライン率いる風林火山やエギルの顔も見える。

おそらく今回の攻略は死者が出る、そんな予感がしてならないのだ。

そんな予感を斬り捨てるように俺は背中の紅の剣を抜いた。

 

「いくぞ!勝利をつかむため!!」

そういうと紅の騎士はボス部屋のドアを開けた。

 

 

 

 

 

戦いは凄惨なものだった。

 

今回のボス《スカルリーパー》はやはりクォーターポイントにふさわしい強さをもっており、その両手の鎌の一撃はもろに当たればVIT振りの壁プレイヤーですら一撃で葬り去る威力をもっていた。

俺も何度死にかけたかわからない。

一人、また一人と死神の鎌によって死んでいく。。。

このままではみんな死ぬ、、、

スカルリーパーのHPはまだ一本しか減っていない。

俺やキリトの動きがどんどん加速し、剣先がブレてくる。

俺、キリト、アスナの三人で相手の右の鎌を抑えつつスイッチしてソードスキルをぶちこんでいく。

ふと横を見るとヒースクリフと彼の率いる血盟騎士団員達が同じ戦術をとっていた。

驚くべきことに鎌を抑えているのはヒースクリフただ一人。

なんという防御力だ。後ろの団員には一撃たりとも漏れない。

「スカーレット!スイッチだ!」

キリトがそう叫び後ろに下がる、それと同時に俺が前に出て《バーチカル・スクエア》を死神の眉間にぶちこむ。

 

ほかのレイドメンバーが次々と死んでいく中、俺もすべては覚えていないが死にもの狂いで戦って気づけばボスはいなくなっていた。

しかもLAボーナスはどうやら俺がゲットしていたみたいだった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

みんな、憔悴しきって床に倒れこんでいた。

ただ一人をのぞいては

ヒースクリフは疲れの表情など一切見せずにほかのプレイヤーたちを見下ろしている。

この光景をみて俺はある一つの仮説にたどり着いた。

しかしこれが本当だとして俺はどうすればいい、、、

ふとキリトを見る。

キリトはまっすぐヒースクリフを見ていた。

次の瞬間キリトは《ソニックリープ》でヒースクリフに突っ込んだ。

さすがのヒースクリフもそれには反応できなかったのか、驚きの表情でこちらを向いたときにはキリトの剣がヒースクリフの胸元を、、、、貫かなかった。

キリトの剣はヒースクリフの体の一寸手前で見えない壁に阻まれそして紫色の警告ウィンドウが出現した。

《imotal object》、、、システム的不死。

本来ならばプレイヤーにはつくはずのない。

つまりこれは一つの事実を意味する。

ヒースクリフは一歩下がり微笑を浮かべた。

「どうして気づいたのか参考までに教えてくれるかね」

少し焦るとおもったのだがヒースクリフはなおも涼しい顔をしていた。

「75層のデュエルのとき、最後の一撃あんたはあまりにも速過ぎた。システムのオーバーアシストを使ったろ茅場!」

あたりが騒然とする。それもそうだ、プレイヤー中最強を誇るヒースクリフが実はゲームの製作者で俺たちを仮想世界の虜囚にした張本人茅場晶彦だったなんて。驚かないほうがどうかしている。

俺は剣をおさめ、二人の前に立った。

「やれやれ、キリトも気づいていたとはな。」

「おや、スカーレット君も気づいていたのかね」

俺は少しドヤ顔でヒースクリフを見た。

「他人のやっているRPGを見るほどつまんねーもんはねえだろ?だから俺は割と早い時期に茅場はプレイヤー側に紛れ込んでるとふんでいたのさ。な、アルゴ。」

 

すると開いたドアからアルゴと数人の俺のフレンドたちが歩いてきた。

「4分の3はおれっちの推理だけどナ」

 

「なるほど、素晴らしい推理だ。バレたものは仕方ないな。では少し早いが私は第100層にて君たちを待つとしようか。」

「な、、、!!」

ヒースクリフがウィンドウを操作しているとき、一人の血盟騎士団員が武器をかまえて近づいてきた。

「よくも、、、よくも俺たちの忠誠を!!!ぐっ、、!!!」

突然その団員は武器を落とし倒れこんだ.

HPバーに麻痺のデパフが表示されている。

ヒースクリフがシステムコマンドを使ったのだ。

俺とキリト以外のプレイヤーが全員麻痺していく.

「ふむ、少し早いが私は第百層の紅玉宮にて君たちを待つことにしよう。しかし、、、」

ヒースクリフの放つ異様な空気に俺とキリトは剣を握りしめる。

「君たちには私の正体を見破った報酬を与えねばならんな。」

ヒースクリフはウィンドウをなにやら操作している。

次の瞬間俺とキリトの前にオブジェクト生成のエフェクトが発生しキリトの前には黒と銀の二対の直剣。

俺の前には緋色の竜の装飾が施された片刃直剣が現れた。

そしてそれと同時にヒースクリフをエフェクトの光がつつんでいく。

光が消えた後には黒と赤のまがまがしい鎧を着た悪魔が立っていた。

「これがラスボスである私の姿だ。君たちに早めのお披露目をしよう。そしてここで私を倒せばゲームはクリアということにしようじゃないか。二対一とはいえプレイヤーとラスボスだ君たちに少々のハンデをやろう。キリト君の前にあるのは《銀翼の剣》と《漆黒の翼》どちらもこの先の99層のボスのラストアタックボーナスだ。そしてスカーレット君の前にある剣は、、、私のラストアタックボーナスである《紅玉竜剣》だ。」

目の前の魔王はその言葉だけを残し黒い盾と直剣を構える。

四段のHPバーが現れ、そしてボスのやつの名前がボスおなじみの定冠詞を添えられ表示される。

《The Heathcliff》。

それがこの浮遊城の王の名前。

そしてヒースクリフが魔王さながらの冷徹な声色と表情でつぶやく。

「さあ、剣士たちよ汝らの剣技を我に示せ」

俺とキリトは目の前の剣を手に取り自らの愛する者に目を向けおそらくこの世界で最後になるであろう言葉を放った。

「「現実世界で会おうぜ」」

 

 




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もう歓喜の極みですありがとうございます。
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