ソードアートオンライン《scarlet swordman》 作:インフィニティ
保存日時:2014年08月04日(月) 20:17
「あん時は苦労したぜー、まったく」
俺は注文していたナポリタンを頬張り続ける
「でも、涼夜は結果的にβテスターみんなを助けたんだゾ」
「そうね、考えてやったわけじゃないんだろうけど」
詩織はコーラを詩乃はエスプレッソを飲んでいる。
なんか様になってんな詩乃…
「ま、まぁキバオウのやつにイラついたからだけどよ…。と、とりあえず俺たちは無事にレイドパーティーを組んで第一層ボス攻略に乗り出したんだ。」
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---------第一層迷宮区 20階
対した問題もなく
俺たちはフロアボスのいる
迷宮区最上階までくることができた。
そして今回のレイドリーダーであるディアベルがボス部屋の前に立ち床に剣を突き立てる。
「みんな!今日はついにこの第一層を突破する日だ!街では皆が俺たちの帰りを待っている!一人も死者を出さず、この奥にいるボスを倒すんだ!俺たちならできる!」
リーダーらしい演説を終え
最後にディアベルはこう締めくくった。
「勝とうぜ!」
その声に全員の士気が上がるのが目に見えてわかる。
そしてディアベルは大きな二枚扉に手をかけた。
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部屋は薄暗く空気が重かった。
おそらく奥にいるであろうコボルト王も見えない。
俺たちが廊下のような部屋の半ばまで差し掛かったとき、突然壁の松明に火がつき、部屋が明るく照らされる。
そして前を見ると…いた。
この第二層への扉を守護する
俺たちが倒すべき敵
《イルファング・ザ・コボルトロード》
「グオオオオオオオオッ」
コボルト王が立ち上がり斧とバックラーを手に取ると俺たちに向け咆哮を放とHPバーが四本現れ脇に守護兵《ルインコボルト・センチネル》が3体出現した。
そしてそれに応えるかのようにディアベルが己の剣を抜き叫んだ。
「攻撃開始ィィィィ!!!」
「うおおおおおおおお!!!」
タンク隊が咆哮をあげ突進していく。
俺もホルンカで手に入れた武器《アニールブレード》を抜き近くにいたセンチネルと戦うパーティーの援護に走る。
俺やキリトやアスナをはじめとする高レベルのプレイヤーは臨機応変に戦う言わば遊撃隊という役割を任されている。
パーティーの6人全員がレベル13を上回る高レベルプレイヤーであり更に遊撃に適した片手剣や短剣や曲刀の使い手なのだ。
「せあっ!」
足早に一匹目のセンチネルを片付けると再びリポップしたセンチネルのタゲを取りセンチネルの放つソードスキルをすべて弾き返す。
そして隙が生まれた瞬間センチネルの甲冑の首の部分にある隙間にソニックリープを放ち首を落とす。
コボルト王の方を見るとタンクのHPもイエローゾーンに陥いりつつもすぐ回復しPOTローテもしっかりしている。
ディアベルの指揮の賜物だろう。
HPも順調に削れて、もう最後の一本のイエローゾーンになっている。
コボルト王もバーサク状態となりソードスキルを連発しているがタンク達に弾かれ攻撃が通っていない。
もしこれでタルワールに持ち変えられても防ぎ切れるだろうと安心したその時。
コボルト王のHPバーが赤くなりコボルト王が咆哮でタンク達を退け手を後ろに回し次の獲物のタルワールを抜き…
「!?」
ちがう…あれはタルワールじゃない…。
あの錆びたような刀身に切っ先の牙のような形…あれは「カタナカテゴリの牙狼…だと!?βとちがう!」
俺が叫ぼうとおもったとき、ディアベルが一人で突っ込んでいくのが見えた。
おそらくボスの武器が見えていない。
「ディアベル!やめろ!!!スキルモーションを取るなァァァ!!!」
俺の叫びも虚しく、ディアベルはソードスキルを発動させコボルト王に突進していく。
ディアベルのソードスキルがコボルト王にあたろうかというその瞬間、ディアベルの体は弾き返され腕が吹き飛んでいた。
カタナスキルにはカウンタースキルがあったのだ。
ディアベルのHPバーはレッドゾーンになったところで止まるが、コボルト王がディアベルに追い打ちをかけようかとソードスキルを発動させている。
ここからでは間に合わない…
コボルト王がディアベルにとどめを刺そうとカタナを振り下ろした…がそのカタナはディアベルには届かず弾き返される。
そこにいたのはキリトだった。
「ディアベル大丈夫か!?」
ディアベルにポーションを飲ませて後ろに下がらせ剣を構える。
俺もそれに加わり他のβテスターやアスナも剣を構えボスに相対する。
「エギル!ディアベルを頼む!みんなは武器を構えていつでもスイッチできる準備を!」
とっさに俺が皆に指示を送り、少し遅れて「おうっ!」と皆の反応がかえってきた。
「スカーレット!カタナスキルはおぼえてるよな」
「あぁ!もちろん!」
カタナスキルは現在プレイヤースキルには存在しないが、9層にいたモンスターがカタナを使うモンスターだったからカタナスキル自体は知っていたのだ。
そしてあの厄介なカウンター技の対処方もな。
「みんな!さっきのやつの技はカウンター技だ!だけど側面と背面からの攻撃では発動しない!絶対にあいつの正面でスキルモーションを起こすな!タンクはあいつの正面でソードスキルのパリィを頼む!俺とキリトとアスナは側面背面から遊撃だ!いくぞ!」
「「「「了解!」」」」
各々武器を構え、俺達遊撃はコボルト王の攻撃を避け側面から脇腹にソードスキルを叩き込む。
「セアァ!」
コボルト王がカタナでなぎ払いにくるがキリトがこれを弾きアスナがスイッチで入り神速のリニアーを脇にお見舞いする。
「アスナ!スイッチ!」
アスナが飛び退き俺が滑り込む。
「おりゃ!3撃目!!」
スラントを起こした瞬間、コボルト王の双眼が獰猛に光った。
次の瞬間にはカタナが俺の脇腹を捉えていた。
「ごふっ!?」
痛覚は遮断されているものの衝撃で息が詰まる。
ソードスキルをモロに受け吹き飛ばされ、HPがイエローゾーンまで落ちてしまった。
ポーチにあるまずいポーションを一気飲みし、体勢を立て直すと次はコボルト王が俺をターゲットし、こちらに向かってくる。
幸い手放すことのなかった剣を握り構える。
コボルト王のHPは残りわずか。
あとソードスキル5、6発。
コボルト王が斬り込んでくるのを受け流し懐へ潜るとホリゾンタルを叩き込み離脱する。
次はコボルト王がソードスキルを起こし俺に襲いかかってくる。
しかし今度はキリトとアスナが後ろから特攻を…
「グオオオオオオオオ!!!」
完璧に死角のはず…そのはずなのにコボルト王が後ろを向きソードスキルを発動してしまったアスナとキリトを捉え、カタナが閃くと二人は後ろの石柱にふきとばされていた。
「ぐ…!?な、なんで…!?」
驚愕の声を漏らし立ち上がる二人のHPはレッドゾーン手前。
そこにコボルト王が追撃を加えようと《浮舟》で突進して行く…
まずいあれからのコンボを食らえばいくら二人でもHPが消し飛ぶ…!
とっさに《レイジスパイク》でコボルト王に肉薄し脇腹を斬り裂いてスキルを中断させる。
そしてキリトとアスナにポーションを飲ませ立ち上がりつつあるコボルト王は残っていたエギルのタンク隊が押さえ込んでいるが…長くはもたないだろう。
「アスナ、キリト、まだいけるか?」
ポーションが効きHPがグリーンに戻った二人は立ち上がり剣を構える
「もちろん、いくぞスカーレット」
「私もいく」
「よし、いくぞ!ソードスキルは死角からでもカウンターを受ける可能性が高い!ソードスキルは武器をはじいた時のみだ!」
「「了解」」
次に俺はコボルト王を止めているエギルたちを撤退させる
「エギル!A隊スイッチだ!」
「おう!かましてやれ!スカーレット!!!」
コボルト王が俺たち三人を捉え、《幻月》を発動させる
かなりうざいスキルだが…!
「キリト!下頼む!」
俺とキリトが同時に《スラント》を発動させる。
そして上段から振り下ろされるカタナが俺の剣と打ち合うと思ったその瞬間、カタナが翻りしたから俺の体めがけて飛んでくる…がそのカタナはキリトのスラントによって弾かれ、俺の空振りしたスラントはそのままコボルト王の腕を斬り裂いた。
コボルト王がスキル硬直に晒されたそのとき俺たち二人の間からアスナが飛び出し、神速のリニアーを顔面にぶちかます。
さらに僅かなスタンを食らったコボルト王の腹に次は俺のバーチカル、そしてキリトもバーチカルを叩き込み、コボルト王のHPが減るが僅かに1ドット残ってしまった。
しかし、キリトの剣が輝きを失うことなくV字に切りかえしコボルト王のHPを吹き飛ばしたのだ。
コボルト王は断末魔を上げその身をポリゴン片に変え爆散した。
次回 ビーター 《Beter》
どうもインフィニティです
原作を読み返しまして
自分に何が足りないのか模索しようとしましたところ、まず一つは周りの風景や状況をつたえきれてないというところですねー。
いやはや、小説とは難しい限りです。