ソードアートオンライン《scarlet swordman》 作:インフィニティ
精進してまいります!
さて、今回。
ビーター路線回収に手間取りました上に素晴らしくぐだりました。
「んぐんぐ…いやぁー、苦戦したなー、一層は。あ、オムライス一つお願いします」
俺はナポリタンの最後の一巻きを食べ次はオムライスを注文する。
「あなた…よく食べるわね…あ、すいません。コーヒーおかわり。あとフレンチトーストで」
呆れ半分、関心半分といった感じで詩乃はエスプレッソを飲み干し、おかわりとフレンチトーストを注文する。
「にシシ、スー坊は食いしんぼうだしナ」
詩織はまだコーラをすすっている。
「うるせ、詩織。んで、このあとに一波乱あんだよなー。まあ、そんな大層な問題にゃーならんかったけどな。」
「よく言うヨ、死人が出てないからいいものを…」
アルゴが呆れ気味にこぼす。
「まあ、はなすよ。」
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主がいなくなった部屋はしんと静まりかえり、先ほどまでの死闘が嘘のようだった。
今回の死人はゼロ。
結果こそ見れば大喜びできるが、こんなものは奇跡だ。
実際、何人のHPがレッドゾーンに落ちたかわからない。
まあ、今はこの第一層突破を皆で祝うとしよう。
俺はエギルやキリト達と話し、一緒に第二層に登ることになった。
「おい待てやぁぁぁ!」
「!?」
聞き覚えのある怒鳴り声をあげたのは、先日俺と一悶着あったキバオウ。
「おい、スカーレットとか言うたか、勝利の余韻にひたってるとこ悪いけどなぁ、あんたらβテスター。やっぱ情報隠しとったんとちゃうか!?」
意味のわからないことを言うキバオウに俺は苛立ちを感じた。
「あんた、何言ってるんだ?俺たちがなんの情報を隠したって言うんだ!」
「ラストアタックボーナスや!!!」
ラストアタックボーナス。ボスにとどめの一撃を与えたものに与えられる一点物のユニーク品。
「それがどうした。」
まだわけがわからない。
「しらばっくれんなや!!!わいらビギナーがそれを知らんのいいことにβ上がり共だけでラストアタックとりあったんやろがい!!!」
言いがかりもいいところだ。
確かにアルゴの本にはラストアタックボーナスのことが記述されていない。
しかし…
「じゃあ聞くがな、お前があの時ボスと対峙していたとして、初見のカタナスキルを見切れたというのか?」
もっともな意見を言い、キバオウを黙らそうとするが。
「ぐ…関係ないやろがい!β上がりはやっぱ汚いわ!」
キバオウの言葉に
キバオウの隣にいたパーティーメンバーも吠える。
確か…リンドだったか。
「そうだ!βテスター共!」
「お前らいい加減に…!」
あることに気づいた。
なぜこいつら、知るはずのないラストアタックボーナスのことを知っているんだ。
どこから…
ふとキバオウの後ろを見ると、いた。
βテスターの一人が。
名前は確か…モルテだったか。
あいつだ、あいつが情報をキバオウたちに流しこの混乱を起こした。
キバオウはディアベルにつっかかり怒鳴り散らしている。
まずいな。この状況…
…少し考え俺はあるアイデアを思いついた。
だがこれをするとみんなの怒りは全て俺に向く。
殺されるかもしれない。
だが…やらなきゃβテスターみんなが危ない。
少し考え、俺は決心した。
「β上がり共はアイテムやらコルやら全部置いていk「くっはっはっはっはっは!」
「「!?」」
キバオウたちは一斉に俺の方を向いた。
そして俺はできる限り嗜虐的な笑みを浮かべて
できるだけ悪っぽく笑う。
「おいおい、あんたら。本当にディアベル達が自分の意思で情報を隠していたと思うのか?バカだろ。」
「な、なんやと!?」
「いいか、β上がりっていっても、たったの二ヶ月しかやってないんだぜ?そんなことしたってアドバンテージなんてたかが知れてるさ。いいか、そこにいるモルテ以外のやつには、俺が情報を与えた!そして言ったんだよ隠しておけってな。」
100%濃縮還元の大ボラを吹き俺は赤のフーデッドケープを見に纏った。
「だって、お前らビギナーにでけェ顔されたくねーもんよぉ」
一層笑みを深くしキバオウに笑いかける。
「だが感謝しろよ?お前ら俺がいなかったら死んでたぜ。」
事実なだけにキバオウたちは恨めしそうな顔で歯噛みする
「そ、そんなんチートやないか…チーターやん!そんなん!!」
叫び垂れるキバオウに続き
リンドが俺を指差し吠える
「そうだ!βのチーター…だからビーターだ!!!」
あたりのビギナー達が一様にざわざわし始める。
「ビーターか、いいなそれ。俺は今からビーターだ。これからは元テスターごときと一緒にしないでくれ。あ、二層は俺がアクティベートしてやるよ。来るなら初見のモンスターに殺される覚悟しろよ。」
そう言って俺は二層へ続くゲートへ歩き出した。
すると、キリトが俺のところまで走ってきた。
「おっと、俺も着いて行くぜ。俺も今からビーターだ。」
ラストアタックボーナスであろう黒いロングコートを羽織り俺と歩いていく。
「ちょっと待って」
不意に声がかかり俺たちが振り向くとアスナがいた。
「そこの赤い人、私の名前なんで知ってたの。」
「…視界の左上にHPバーがあるけどその上に書いてあるんだ。パーティーメンバーのもな。」
アスナは視線を動かしHPバーを凝視する。
「スカーレット…キリト?これがあなたたちの名前?」
「あぁ、俺がスカーレットっでこっちがキリト」
するとアスナはぷっと吹き出し
「なんだ、こんなところに書いてあったのね」
「あんたはつよい、ビギナーとは思えないほどにな。もし信頼できる人にギルドに誘われたら断るなよ。」
「じゃあ…あなたたちは…」
その言葉を無視してキリトは階段へ登っていった。
「んー…じゃーがんばれよアスナ!」
俺も一言言ってキリトを追いかけて行った。
あーぐだりました
βテスターは黙っときゃよかったんですよぉ(;ω;)