ソードアートオンライン《scarlet swordman》   作:インフィニティ

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龍夜さん
コメントありがとうございました。

では
赤鼻のトナカイです。


赤鼻のトナカイ

「いやー大変だったよ本当に〜」

俺はオムライスを食べながら思い出し疲れしていた。

 

「ほんと、涼夜って馬鹿よね。いろいろと」

詩乃がジト目でそうつぶやく。

 

「ほんと馬鹿だロ、にしし」

 

「うるせえ。」

 

「あだっ、い、イタイだロ!」

軽口を叩くアルゴにデコピンをお見舞いしスプーンをクルクル回す。

 

「そーだなー、次はクリスマスの話でもすっか。」

 

「クリスマス?なにがあったのよ」

 

「少し長くなるけどあれは…」

 

---------------

キリトside

 

 

「じゃあ、俺たちの恩人キリトさんにかんぱーい!!」

この少年はテツオ。

ギルド《月夜の黒猫団》のリーダーだ。

 

 

今俺は第10層タフトの酒場にいる。

 

今日の昼方、熟練度上げや素材集めを兼ねて最前線より少し下りた層のダンジョンに潜っていた。

 

するとモンスター数体に追い詰められているパーティーを見つけた。みたところパーティーの構成バランスも悪い

壁役ができる装備が一人しかおらずジリ貧状態で追い詰められていた。

 

俺は見捨てて死なれるのも気分が悪いのでリーダーであろうクォータースタッフ使いに声をかけた

「少し前、支えましょうか?」

 

男は一瞬驚いたが、すぐに礼を言い俺が壁役と変わったことでなんとかその場を切り抜けることができた。

そして今に至るわけである。

 

「キリトさん、失礼ですけどレベルはおいくつですか?」

 

リーダーの男、ケイタは俺に敬語で話しかける。

 

俺はしどろもどろしながら自分のHPバーの上に書かれているLv40という数字を一瞥した。

 

「に、25だよ」

本当のレベルを見れば俺がビーターであるとばれてしまう

だからここはこの人たちより少し高いであろうレベルを言った。

 

「すごい、俺たちとあんま変わらないのにソロですか!」

 

「敬語はやめてくれ、ソロっていっても効率は良くないんだ。一匹の敵を狙って狩るだけさ。囲まれたら終わりだよ」

 

 

「へぇ…じゃあさキリト、よかったら俺たちのギルドに入ってよ」

 

------------------

 

スカーレットside

 

俺は今、夜中の狩りにでている。

そしたらキリトをみつけた。

 

「おーいキリトー!」

 

キリトは一瞬びくっとしてこちらを向いた。

「あ、ああスカーレットか。」

 

「あぁ、久々だな…ってお前、ギルドに入ったのか!」

キリトのHPバーの横に新しく出来た三日月のギルドタグを見ておれは驚いた。

まさかキリトがギルドに入るなんて思わなかったからな。

 

 

「あ、あぁ…まぁな…」

少しキリトの様子がぎこちない。

 

「なんだぁ〜?見ないタグだな…中層か?なんでお前が中層プレイヤーのギルドなんかに?」

 

俺が問うとキリトは少し表情を固くしたがすぐに戻りはにかんで見せた。

「あぁ…いいギルドなんだ…」

そう言うとキリトは黙り込みしばらく考えるような仕草をしていたが

すぐに口を開いた。

 

「スカーレット…少し話を聞いてくれるか?」

 

 

キリトは全てを話した。

 

自分が偶然入ったダンジョンでそのギルドを助けたこと。

レベルや自分の素性を偽ったこと。

ビーターであると露見し、白い目で見られるのを恐れたこと。

 

「ふーん…キリト、俺がこういうことをいうのもなんだが、そいつはいただけねえな。嘘をつけば、いつかお前は大切なものを失うぞ。」

俺もなんでこんなことを言ったのかはわからない。

ただ、なんとなく。

嫌な予感がしたんだ。

 

---------------------24層迷宮区前

 

 

俺はクエストの都合で最前線より二層下の迷宮区に来ていた。

 

クエスト目標であるゴーレム100体討伐のためだ。

 

俺が休息のため安全地帯で休んでいると脇の通路を数人のパーティーが通るのが見えた。

「へぇ…俺と同じクエストかな?…ん?あれはキリト…?」

 

そのパーティーの中にキリトがいたのだ。

 

「じゃああれが黒猫団か…んー…少しつけてみるか。」

俺は嫌な予感がして後をつけることにした。

そして少しつけるとパーティーの一人が隠し部屋をみつけたようだった。

…おかしいな…あんなとこにあったか?

ふとマップを見るとそこは空白

ということは未踏破の隠しエリア…

このダンジョンは…トラップのグレードが上がっている…

 

「…っ!!!」

なにか首筋がぞわっとした俺はキリトたちが入ろうとしている部屋へ走り出した

キリトたちはもう入ってしまっていたが、おれは間一髪で仲間の一人が宝箱に手を掛ける前にキリトたちに追いついた。

「キリト!はぁ…はぁ…」

 

「スカーレット…!?なんでここに…」

キリトは俺を見て驚いている

他のメンバーはきょとんとしていた。

そのうちの一人。

短剣装備にどこか盗賊のようないでたちの少年はすぐに部屋の中にあった宝箱に手をかけた。

「さーお宝ご開帳〜」

 

「な、おい!やめろ!その宝箱は…!」

 

俺が言い切る前にその少年は宝箱を開けてしまった。

 

その瞬間けたたましいアラームが鳴り響き壁や床からモンスターがPOPし、一瞬にしてモンスターハウスと化した。

 

ドワーフやゴーレムが何体も現れ俺たちを囲む。

 

「ちっ!遅かったか!」

剣を抜き後ろのキリトたちに叫ぶ。

「おい!さっさと結晶を使え!!!」

 

「転移タフト!!!…転移タフト!

…しかし何も起こらなかった。

 

結晶無効化空間!?

まずい…

 

 

「くそ…うおおお!」

キリトが発狂して隠していた上位ソードスキルで敵を薙ぎ払うが

仲間が一人、また一人と爆散していく。

 

「くっ…!危ない!」

俺は一人囲まれていた女の子を助けモンスター共を一撃で葬る。

だが湧きが早い…このままじゃ…

 

「キリトォ!箱を破壊しろ!」

 

「アァァァ!」

キリトはソニックリープで箱を破壊残ったモンスターを片付けると俺が助けた女の子以外の仲間はもういなかった。

 

-------------

 

なんとか残った女の子サチを連れ俺たちは街へと戻って行った。

 

サチはひどく怯えて、俺たちとも口を聞こうとはしなかった。

そして、一人。買い物で出かけていたケイタが帰ってくるとキリトは全てを話した。

 

ケイタは 顔を絶望に染めキリトにこう言った。

「ビーターのお前が俺たちに関わる資格なんてなかったんだ。」

テツオはゴミを見るような目でキリトを見下ろしていた。

 

「おい、お前。まてよ。」

俺はテツオの肩をつかんだ。

 

「なんだよ!お前もビーターだろ!離せ!!!」

 

ビーターという言葉が俺の神経を逆撫でする。

「てめぇ、それが恩人であるキリトに対する態度か、今回お前の仲間が死んだのはキリトのせいでもなんでもねえ。キリトがいなけりゃお前らはずっと下層のダンジョンで全員死んでたはずだ。ちがうか?」

俺の言葉にケイタは表情を落とす。

 

「…わかってるんだ…そんなことは…。でも…」

ケイタは涙を流し崩れる

 

俺は次は肩を持ち優しく語りかける。

「キリトが嘘をついてお前たちに関わったのは事実だ、そりゃーあいつが悪い。けど…キリトは憧れたんだよ。お前たちみたいな暖かい心を持った仲間たちを。あいつはβテスターを守るため俺と一緒に犠牲になった。だから、ずっと独りだったんだ。」

 

「あ…あぁ…」

ケイタは涙をぬぐいながら嗚咽を漏らしている。

 

「俺たちは自分の意思でこのデスゲームにきたわけじゃない。でも、戦うからにはそれは自分の意思だ。フィールドに出て、モンスターと戦ってしんでしまったならそれは己の責任なんだ。これは辛いかもしれないが、お前たち二人は生きなきゃいけない。自殺なんかしたらそれこそ仲間たちに怒られっぞ?」

ケイタとサチを交互に見て俺は二人の肩を叩く。

そしてキリトの方へ向き

「さ、キリト。お前も言わなきゃなんねえことあんだろ。」

 

キリトはうつむき涙を流していたが頷き頭を上げた。

「二人とも…嘘をついていてすまなかった…ほんとに…くっ…」

嗚咽を抑えきれずまた崩れ泣き始めるキリト。

 

するとずっと口を閉ざしていたサチが口を開いた

「…私、もうやだよ…なんでデスゲームになっちゃったの?ササマル達は帰ってこないの?ねぇ…どうして…?」

虚ろな目に涙を溜めながら気のない声を上げる。

 

「…サチ…すまない…俺のせいで…」

キリトは余計に罪悪感を感じてしまったのかサチの前にひざまづいてずっと許しをこうていた。

 

「サチ…キリトにケイタ…。今日はもう遅い。帰ろう。」

俺は三人を連れ、宿屋に泊まった。

それぞれ別々の部屋に泊まらせて、今後の話は明日にすることになった。

 

三人とも仲間が目の前で死んでだいぶ精神がまいっている。

「そりゃ…三人ともまだ中学生だもんな…」

無理はない。

そんなことを考えながら夜は更けて行った

 

----------------------深夜

 

 

「---ット!スカーレット!!」

俺はキリトとケイタに叩き起こされ目を覚ました。

「どうしたんだ、二人とも。」

 

 

「サチが…どこにもいないんだ…!!」

 

「宿中探したのにいないんだよ!メッセージ飛ばそうにも届かないんだ!どうしよう…」

うろたえる二人に俺はまず落ち着けと言って、寝起きの頭を回転させる。

 

「んー…よし、追跡スキルを使って追いかけるか。」

 

追跡スキルとは索敵スキルの派生スキルであり、文字通りプレイヤーの足跡を追跡することができるのだ。

 

俺は宿を出て真っ暗な街で追跡スキルを発動させる。

すると宿から伸びていく足跡が映りそれが路地裏へと続いて行く。

 

足跡を追うと、地下水路の入り口に到達し、少し入ったところにサチはいた。

「…キリト、お前が行ってこい。」

 

「え、俺か…?でも…。」

 

 

「いいから行ってこい。」

 

 

「…わかった。」

キリトは水路の入り口に入りサチの少し離れたところに座った。

「サチ…。」

キリトが声をかけるとサチは目を丸くしてこちらをみた。

 

「どうしてここが…。」

 

 

「…追跡スキルっていうんだ。」

 

「そっか…やっぱ攻略組はすごいね…私じゃ…そこまで行けないよ…」

サチは遠くを見るような目で微笑む。

 

「…すまない。君達を守ると約束したのに…スカーレットがいなかったら…君ですら守れなかった…俺は無力だ…レベルがただ高いだけの脳なs…」

 

キリトの言葉を遮ったのはサチの唇だった。

しばらくのキスの後サチはキリトを強く抱きしめた。

「私ね…キリトが好き…キリトが大好き…だからそんなこと言わないで、キリトは強いよ。ありがとう…」

キリトもそれに応えるように強く抱きしめ

俺とケイタはただただ水路の入り口から見守っていた。

 

 

-----------------翌朝

 

深夜の出来事のせいもあるのか三人とも少し元気を取り戻していた。

「ケイタ、少しは落ち着いたか?」

宿のレストランで俺たちは朝食を食べていた。

 

「あぁ、スカーレットのおかげさ…キリト、ひどいこと言ってすまなかった。本当にごめんよ。」

ケイタの目がだんだん生きたそれになってきた気がする。

 

「いや、俺の方こそすまなかった。はやく、このゲームをクリアしないとな…」

 

「その意気だぜキリト。」

おれはキリトの背中を叩き喝をいれる。

 

「げほっ…あぁ…ありがと…」

キリトは微笑みながらパンをもさもさ食っている。

 

「ところでケイタとサチはどーすんだ?あんなことがあったんだ…フィールドにでるのは、おれはオススメしねえ。」

ケイタとサチはいつトラウマが蘇るかわからない。

だからフィールドにでるのは死の危険を伴ってしまうのだ。

 

「俺たちは…生産職に回ろうかと思うよ。」

そう言ったテツオの眼には少しだが光が灯ったように見えた。

 

「よし、じゃあいい武具屋を紹介するよ。がんばれ、二人とも。」

二人の肩をもち、にかっと笑う俺にふたりは少しぎこちないながらも笑顔を返してくれた。

 

二人の心の傷はまだ癒えたわけじゃない。

 

だけどいつか二人が心から笑える日が来るのを信じておれは戦い続けようと心に誓った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




なんかぐだったw
のちのち修正しようとおもいますw

ていうかキリサチフラグをたててしまったぁぁぁ!
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